今日、取引先にゆとりと打合せに行ったら、
見たことのない若い女性がいた。
担当者に打合せ前の軽い話で聞いてみたら、今年入った新人とのこと。
「女性なのに気が利かなくってねぇ、まいったよ。ゆとり世代って、みんなこーなんすかね、はは。」
そのゆとりが会議室にやってきて、お茶を配ってくれた。
「おい、ゆとり、お茶冷たいの無いの?」
担当者が暑いお茶を出されて、新人女性に怒っていた。
「ゆとり!、この資料コピーして、5部!」
「ゆとり!、打合せに入って、議事つくって!」
「ゆとり!、今の話、聞いててわかってんの?」
「ゆとり!、コピー一部だけ変だよ!」
担当はごく当たり前に新人女性をゆとりと呼んで使っていた。
その担当がトイレで席を外した時に、うちのゆとりがぼそっとつぶやいてきた。
『ゆとり!、ゆとり!、ってはんぱねーっすね、ここ。』
「聞こえるって、静かにしとけ。」
その「ゆとり!」が会話に気がついたのか、こちらに向かって歩いてきた。
「ご挨拶がおそくなりました、増田ゆかりと申します。」
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