この文章はすごく長いです。ひまな時に読んでください。
わたしの小さい頃はインターネットなんてありませんでした。なので私は漫画を読んだりゲームをしたりして遊んでいました。それに比べて今の子供はとても幸せだなと思います。漫画やゲームに加えて、LINEで友達と会話し放題、ホームページは見放題、とてもうらやましいです。私がインターネットにはじめてつないだのは15歳の頃です。その頃は電話をかけてインターネットにつなげるため、接続している時間の分お金がかかりました。電話代を払う親に申し訳なくて、Yahooを開いただけですぐにやめました。インターネットで友だちと話すなんて当然できませんでした。繰り返しますが現代の子供がうらやましいです。
こんな便利なインターネットですが危険なこともあります。ミスをして、犯罪に巻き込まれたり、他人にけなされたり、恥ずかしい思いをしたり……私はそのような人を多く見てきました。こんなインターネットの世界ですが、所詮は人間が作った社会です。気をつけてほしいことはたくさんありますが、それらはあなたのお父さん、お母さん、先生から習うこととほとんど変わりありません。
外を出歩ければ交通事故にあうからといって、家にずっと引きこもっているのは間違いです。インターネットには悪い人がたくさんいますが、それは現実社会でも同じです。安全なインターネット生活を送るため、私はこれら6つのことを皆さんに伝えたいと思います。
いかがでしょうか。たった6つです。それでは始めます。
あなたも友達とけんかして、「ばか」だの「デブ」だの悪口をいうこともあるでしょう。それらは周りに誰もいなければ、誰にもわかりません。「○○君が、『バカ』って言った!!」と声を荒げても、ICレコーダーやスマートフォンで記録していない限り証拠はありません。
しかしインターネットは違います。あなたのメール、facebookやLINEに書き込んだ内容、ダウンロードした音楽など全て記録されています。携帯電話でもパソコンでも一緒です。
普通の人はその記録をみることはできませんが、警察は犯罪の疑いのある場合、見ることができます。また、ネット上の悪い人はその記録を見ようとして一生懸命になっています。インターネット業界の人は記録を見られないように必死で頑張っていますが、それでも悪い人に見られる場合があります。絶対に安全とはいえないのです。
あなたはLINEやFacebook, Twitterで悪口を書いたりしていないでしょうか。変なソフトをダウンロードしてないでしょうか。それらは全て記録されています。悪口をかいた記事を消しても無駄です。書いた記録は残りますし、消されたブログを見る方法があります。これはだれでも使えますし、別に犯罪ではありません。もしくは誰かが保存しているかもしれません。
学校やお家でネットしている時、i-フィルターというのを見たことがありますか?これは有名なソフトでみなさんに有害なソフトを見せないようにしています。このソフトを使えばお父さん、お母さん、先生がみなさんのネット利用状況を把握できます。Twitter, LINEであれば暗号化しているので書き込み内容は見られませんが、それでも何時間見たかとかは分かります。裏サイト、Yahooの検索など暗号化していない場合は何を書いたのか分かるかもしれません。
どうせ記録に残るなら、悪口ではなくもっと価値のある発言をしようとは思いませんか?
本当のことだからみんなに伝えたいと思うかもしれません。しかし社会には通用しません。本当のことでも名誉毀損罪(めいよきそん、他の人をばかにすること)は適用されます。もしみんなに伝えたいと思うならば、罪に問われるのを覚悟して伝えなければいけないのです。罪に問われなかったとしても、誰かを傷つけたりするかもしれません。送信ボタンを押す前に一度深呼吸して、内容を確認した方がいいです。
警察は人のものを盗んだり、人を傷つけたりした人を捕まえています。そして裁判を経て、場合によっては牢屋に入れたりします。そうやって世の中に悪いことをするひとを減らそうと努力しています。しかし警察も「悪いことをした人」を捕まえることはできても、「悪いことをしそうな人」を捕まえることができません。それは「悪いことをしそうな人」は別に何も悪くないからです。
パソコン、あるいはスマートフォンにはウイルスバスター、ノートンなどさまざまなウイルス対策ソフトが入っています。人によってはこのソフトを入れているから何をしても大丈夫だという人もいます。危険なことをどんどんしてもいいと考える人がいます。
大間違いです。警察の例で言うならば、ウイルス対策ソフトは「被害にあった人」のデータを集めて、「悪いことをした人」への対策をします。つまり、ウイルス対策ソフトは「最初に被害にあう人」を守ることはできません。また、「悪いことをしそうな人」へは何もすることができません。
あなたがその「最初に被害にあう人」になるかどうかは誰にもわかりません。世の中には交通事故に絶対合わない方法はありません。道路を渡るときにどんなに気をつけていても、車が自分に突っ込んでくればどうしようもないからです。だからといってあなたが信号無視をしてももっと危なくなるだけです。危険だと「分かっているなら」それはしないほうがいいのです。
大人は言います。「世の中にうまい話はあるわけがない」と。私はちょっと違う意見です。私は「世の中にうまい話はある、それは話をする人にいいことがあるからだ。」と考えています。
有料で売られているソフトを無料で配っている人があります。あるいはテレビ番組をYouTubeでみんなに見てもらいたいという人がいます。その人たちはどうしてそのようなことをするのでしょうか。
それはお金のためです。売っているものをただでくれるとなれば、だれでもよろこんで飛びつくに決まっています。彼らはそのようにして人を集めて、ウェブサイトに貼ってある広告でお金を稼いでいます。YouTubeでも再生数に応じてお金をもらうことが可能になりました。ヒカキンはそのようにしてお金を稼いでいます。
勘違いしないで欲しいのは、決まりさえ守れば無料のソフトを配ることには問題ないということです。有料のソフトを無料で配るのが良くないのです。また、悪い人はコンピュータウイルスを仕込むかもしれません。それはウイルス対策ソフトで防げないかもしれないのは2で説明したとおりです。
また、インターネットでお金を稼ぐことがけして悪いわけではありません。テレビ局に許可を得ず、勝手にYouTubeにアップするからダメなのです。ヒカキンは自分で作った動画を自分でアップしているので何の問題もありません。
テレビは無料で放送しているから、YouTubeでみんなに見てもらおうとするのは問題ないと思うかもしれません。しかし、それを決める権利はあなたにはありません。それは番組を制作したテレビ局が決めることです。
テレビ局はテレビ番組中にCMを入れることで、他の会社からお金をもらっています。最近はテレビ以外にも楽しいことがあるので、みんなはテレビを見なくなりました。なのでテレビ局がお金を稼ぐことは、昔と比べて難しくなりました。YouTubeに番組をアップしてお金を稼げるならばテレビ局はとっくにそうしています。彼らはいろいろお金の計算をして、アップしない判断をしているのです。テレビ番組はテレビ局のものであなたに番組をどうするか判断する権利はないのです。
ここまで読んでくれてありがとうございます。いくつか悪いことを紹介したましたが、それでもあなたはその悪いことを続けるかもしれません。
それはどうしようもありません。あなたとわたしは結局他人です。教えることはできても、悪いことをできないようにすることはできません。あなたを牢屋に一生閉じ込めればできることですが、そのようなことは私もあなたの父母も望んでいません。
深夜車がまったく通らない道路で信号無視することは法律違反です。しかし、実際に信号無視をするかどうかは個人が判断することです。誰もみんながやっているから、車が通らないからというのは言いわけであって、してもいい理由にはなりません。
重要なのは信号無視にしてもネットの悪口にしても「悪いと理解した上で」やって欲しいということです。知らなかったでは済まされないですし、遅いのです。大人ですら「悪いと理解した上で」やってる人は少ないです。
これまで散々「〜するな」と「危ない」とか言い続けてきまし。でもみなさんがネット上で何かするのが間違っているのではないか、とビビってしまうのは私の望むところではありません。
ニコニコ動画、Youtubeなどでどこからかとってきた音楽をそのまま使って動画をつくりアップするのはダメですが、自分で演奏した動画、その演奏に歌をつけた動画、初音ミクに曲を歌わせた動画は問題ありません。
学校の授業で動画などをつくることもあるでしょう。著作権法には教育目的であれば必要な分だけコピーすることができるとされています。有料ソフトをコピーするとかはダメです。例えば音楽を使いたいのであれば「誰の何という曲」という項目をきちんと表示してください。
ちなみに誰にもみせなければ漫画、映画、アニメ、音楽を好きに使って動画を作ることが出来ます。これは犯罪ではありません………誰にもみせなければですよ。
あなたは今お父さんやお母さんと一緒に暮らしていることでしょう。時にはケンカもするかもしれません。「お父さんはどうして僕の気持ちが分かってくれないんだろう。」と恨むこともあると思います。「お母さんは考え方が古い」とバカにすることもあるでしょう。
世の中の常識は時代が進むにつれて変わります。つまり今悪いと思われていることが、悪くなるかもしれません。5で「演奏した動画は問題ない」と書きましたが、これは「現時点」の話です。いろんな大人が話し合ってこのようなところに落ち着きました。
現代はあまりに世の中には著作権法その他の決まり事を無視しています。それは誰にも止められません。しかし、それは「今は」悪いことであるとまず認識して欲しいと思います。そしてみなさんがおとなになった時に法律や常識を変えるよう運動すべきです。インターネットは特別な世界ではありません。人間社会のうえに成り立っている社会です。ただ情報の共有コストがほぼ0なのです。
未来においては、今の常識は通用しないかもしれません。いままで気をつけたほうがいいことを書いて来ましたが、それでもどうなるか分かりません。一般、有名人問わず過去にやった犯罪をネットに書き込み、「炎上」するのはよくありますが、アメリカの大統領だってそのくらいの告白はします。このような欲求は人類共通のようです。
常識が変わるかどうかは未来になってみないとわかりません。それでも大人は変わらないもののために、今あなた方にいろんなことを教えているのです。
この文章はわたしの友達があまりにインターネットで危険なことをしているため、それを諌めるために書きました。世の中には初心者向けにインターネットセキュリティについて書かれた文章が山ほどあります。しかし、それらのほとんどすべてが技術論に偏っていました。しかし著作権だのフィッシングだのと言う前にもっと大切なことがあるのでは無いでしょうか。
インターネットの世界も技術の進歩が早く、いろんなことがどんどん変わっています。CDに入っている歌を無料でダウンロードして聞くことが、かならずしも著作権法違反であるとは言えない世の中です。何がだめで、何がよいのかというのも徐々に変わっています。信頼出来るドメインはどう判定するのか、2chまとめサイトは著作権法違法なのか、画像の転載はいいのか、短縮URLサービスは信じられるのか、
世の中は人を信じなければ渡っていけません。しかしどのような人、どのようなことを信じるのかは我々先達の教育にかかっています。そして結果どのようにするかは個人の判断に任されています。結果的に教えは間違っているかもしれません、しかしだからといって教えるのを放棄したのでは傷つく人が増えるだけです。教師か反面教師かは時代が決めることではないでしょうか。
小学校高学年程度にわかる文章のつもりで書きました。そのため「転び公妨」とか「ハッカーとクラッカーの違い」とか「ウイルス対策ソフトのヒューリスティック機能」とかいうツッコミはなしでお願いします。
他にも児童ポルノの問題など書ききれませんが、とりあえず6つだけで終わります。
現在Twitterのハッシュタグ #すけろく において、多人数による個人への執拗な誹謗中傷が行われています。 https://twitter.com/search?q=%23%E3%81%99%E3%81%91%E3%82%8D%E3%81%8F&src=typd 実態はこのリンク...
増田に辿り着いた時点でもう手遅れでしょ