自分は高校中退して数年して大検とって専門なんぞいって、学歴社会的には底辺以下の生活をしてきた人間です。
40が見えてきた現在は幸いおそらく同年代の人間の平均に比べて大きな年収もありまして幸せに暮らしています。
が、学校やめたときとか将来が決まらなくてふらふらしていた時期はやはり世間に強く非難されましたし、否定されました。
そういう時期に一番強く否定し軽蔑してきたのは誰かと申しますと、
http://anond.hatelabo.jp/20141012034537
こういう、いわゆる「大学に行って普通の就職を目指す方々」だったわけですよ。
彼らの世界観では、まさに上の記事に書かれているように、「高校を卒業し大学に通い新卒で就職するのが人間としての最低限」なわけですから、その最低以下の自分はすさまじい侮蔑と否定をされました。いや、そのことそのものを話したいわけじゃないです。自分は今割と不満のない生活なので。
何が話したいかといいますと、就職失敗して精神的な地獄にいる人は、「今まで自分がクズだとバカにしてた人間に自分自身が仲間入りしたこと」が苦痛なのではないですか? ということがいいたいのです。
自分の立場や経験から言いますと、大学卒業で新卒採用に引っかからなくても別段たいした問題がないように思います。人生で言えばまだ始まったばかりだし、どうとでもなるだろうとしか思いません。自分より恵まれたスタートだと思いますし侮蔑なんてしませんし、人それぞれだろうと思います。そんなことよりも、自分が自分を軽蔑していることのほうがよほど問題だろうと思います。
レールから外れた人に冷たい社会、なんて言いますが、レールから外れて「こんな社会は冷たい、狂っている」と叫ぶ人は、自分の経験上、必ずそのレール社会で恩恵を受けていて途中で失ったひとなのです。そういう人は、恩恵のあった時点では「この社会で文句はない」「レールから外れたやつはそいつがクズ」とうそぶいていました。上の記事の増田さんも無批判に高校を出て無批判に大学に行って無批判に就職活動をしてた段階では、「そこからあぶれた人を救う社会運動」などしてなかったわけです。
いま大学生の人は「高校を卒業し大学に通い新卒で就職するのが人間としての最低限」などと思わぬ方がいいです。その最低限以下で暮らしている人は日本にもいますし、仕事で諸外国に行くと、むしろそういう人間のほうが大半だと気が付きます。つまりその価値観では世界人口の過半数を侮蔑して生きることになります。そうはいっても国内は大学と新卒雇用が正義という環境なのだし外国は関係ないだろ――と思うかもしれません。でもそれはまさに学生的な思考で、日本のことだけ考えて社会人をできる時代は、もうそろそろ終わりだと自分は思います。国際政治がどうこうとかじゃなく、市井で生きるただの普通の労働者としてでさえ、雇用競争や物価などで世界を肌で感じる時代になったという意味です。
そもそも、そういう外部の環境(今回の場合は新卒就職を取り巻く環境)を内面化して信仰したあげく、それに落伍した地獄を感じているわけですから、外部の環境を無批判に内面化する危険性にそろそろ気が付いてもいいはずです。
運っていうけど、
大企業には高学歴の人が横滑りで入るようにできてるんだよね・・・
“コミュ力至上主義”に異議あり! 優れたリーダーが皆「内向的」な理由が明らかに
これ面白いんだけど、内向的だった歴史上の偉人の名前をいくら上げても
所詮は「そういう特別な能力のある人だから許された」で済まされてしまい
例を挙げるなら黙々とプログラム組んでる人とか惣菜詰めてる人にしないといけないんだけど
今はそういう単純で地道な仕事程、現場の人間と上手くやってく外向性が求められるってのが問題なんだと思うよ
集団に適応するも何もない、声のでかいやつに目をつえられると終い
いじめをするやつが100%クソなんだけど周りは子供時以上にいじめられる側になりたくないのとストレス発散で加担するよ、自分の生活にもろかかわってくる
お前の中のホワイトカラーは一体どういうもんなの???