はてなキーワード: サンタとは
ひゃくまんえん。
マジかよ。正社員なってから初めてもらったよ一度にひゃくまんなんてカネ。
まあ税金とか引かれたから手取りは80万とかだし、うち何割かはボーナスの顔してるけど実体は未払い残業代なんだけど。
今期ウチの部署は赤字回復に奔走したけど回復できてなくて、他部署がえらい儲かったからもらえちゃったヤツなんだけど。
まあでもボーナスだ。
実質カネ稼げてないけどボーナスは入った。
クソギャグか?
カネもらえて嬉しいはずなのにイライラする。
細かいストレスと一緒に貯めてきたコツコツ貯金がカスのように思える。
贅沢したら吹き飛ぶ額なのは重々承知してるからパーッと使う気にもなれない。
生殺与奪の権を半分くらい騙し取られてる感がある。
それが今年のクリスマスの思い出。
今年もやってきた性の6時間。
辛い。
ケンタッキー食って、シャンメリー飲んで、ケーキ食って、次の日の朝にワクワクしながら寝たもんだ。ゲームが欲しくてさ、ポケモン頼んだんだよ。そしたら、ポケモンと一緒に脳トレのソフトがついてきてさ、結局数える程しか遊ばなかったなぁって。ポケモンの方はずっと遊んでて、夜更かしして親に何回も怒られたなぁって。懐かしいな。
だけどさ、今考えたら親ってすげえんだよな。
結婚して子供作って家持って、子供にうまいもん食わせたり、ポケモンと一緒に脳トレ買ったり、今の俺にそんなことできる未来なんて見えねえよ。親父すげえよ。尊敬するし羨ましい。
高校受験の時はさ、クリスマスは塾で夜まで友達と勉強してさ、ワイワイ楽しくやってたよ。
なんか、青春って感じがしてた頃だ。お互いに得意なことを教えあってさ、俺はそこそこ成績いい方だったから周りからもそれなりに慕われててんだよ。この辺りまでは女友達もいたんだけどなぁ。
あいつら今何やってるんだろうな。
普通に彼女作って、楽しいクリスマスを過ごしてるのかな。もしかしたら、もう子供持ってるやつもいるのかな。それか今作ってるのか。俺はどこで道間違えたんだろうな。中学の時はさ、ネタでクリぼっちクリぼっち言ってたけど、今となってはそんな余裕もねえよ。
高校に上がって、気づいたら孤立してて、終わり頃にちょっと回復したけどそれでもダメで、大学行ったらいろんなことが一気に変わって。
でも孤立してるのは変わらないままで。
俺以外にもこういう奴がいるってのはわかってるんだけどさ、でもやっぱり上の方を見ちゃうんだ。そしたら何か大きな壁を一人で感じて、ただ辛くなって泣きたくても泣けない。
俺もまだ若い方っていうのはわかってるんだけどさ、今でも女の人と事務的な会話以外で話すことなんてほとんどないし、話したとしてもすぐ終わっちゃうし、このままだと本当に一人のまま死んでいくのかなって。
親父は簡単そうに手に入れたけど、俺には無理そうだよ。
俺が子供の頃。
「言う事を聞かない子はクリスマスプレゼントはもらえないんだよ、代わりに木の枝をもらうんだよ」って母親がずっと言っていた。だから俺はできるだけ良い子でいることを努めていた。
そして迎えたクリスマスの朝。枕元を見ると、大きな紙袋が置いてある。大きな袋?おかしい。俺が頼んだのはゲームソフトだったから、こんなに大きな袋であるわけがない。
恐る恐る中を見ると、中にはなんと大量の木の枝が詰められていた。俺は思わずワッと泣いてしまった。うろたえる母親。しかし中をよく見ると、手紙が入っていた。サンタからの手紙だ。
「いつもお母さんにわがままをいって困らせている◯◯くん。今回はとくべつに木の枝といっしょにプレゼントをあげるけど、言うことを聞かないと来年はないよ」
えっプレゼントあるの?よく見ると、袋のそこにゲームソフトが入っていた。助かった。俺は泣くのをやめた。母親は「よかったね。これからは言うことを聞こうね」と言った。俺は言うことを聞くことを誓った。
次の年のクリスマス。ドキドキして目を開ける。木の枝はなく、欲しいゲームソフトだけが枕元にあった。良かった。俺はサンタに認められたのだ。
しかし今思うと、あれは母親が紙袋に自分で木の枝を集めて入れたんだなって思う。その意図や姿を想像すると、ちょっとひどいなと思った。そういえば枝にも見覚えがあるぞ、そうだ、庭に生えてる木の枝だった。全く気づかなかった。
だからこの前母親にこのことを問いただした。「あれ、そんなこともあったっけ。全く覚えていない」ひどい話だ。覚えてないけど、ごめんとは言ってくれた。許すしかない。
知らん間にワイだけバチバチのカソリック教徒(両親は浄土真宗)になった結果、
クリスマスは毎年保育園でクリスマスミサ→クリスマス会のコースで埋まっている。
高校に上がってからは主催者側の一員としてボランティアで保育園の子や卒業生をもてなす側で参加。
飯を準備したり、リスト作ってプレゼントを買いに行ったりする。