はてなキーワード: 京都サンガFCとは
オレオレFCが今季本拠地でリーグ戦初黒星を喫した。ホーム3連戦最後の試合で京都サンガFCに0-3。前節まで16位相手に大敗した。
前節からDF奈良田、MF村松、鈴木亮が復帰するなど、先発3人を入れ替えたオレオレFCは、前半から相手の高いプレスに苦戦。同18分、PA内でDF岩田のハンドを犯したとして、PKを取られ、先制点を献上した。
1点を追う後半はボールを支配し、ゴールに迫るも決定力を欠き、同28分にはカウンターから失点し0-2。さらにロスタイムにもカウンター相手FWに決められ、3点目を許した。野河田彰信監督は「本拠地のサポーターに申し訳ない試合ですね。今日は力をなかなか発揮させてもらえんかった。攻守ともに完敗やな」と振り返った。
試合終了を告げる笛が鳴り響き、選手たちはピッチでがっくりとうなだれた。本拠地3連戦最後の試合は、今季のリーグ戦初黒星となった。主将のMF鈴木潤は「悔しいし、ロイブルファミリアをガッカリさせて申し訳ないです。ずっと負けてる相手に今日こそ勝つつもりだったけど、また僕達の弱さが出てしまった」と昨年10月から京都には3連敗となり、悔しさをにじませた。
リーグ戦は残り10試合になった。次節は26日、アウェイで首位・横浜FMと対戦する。鈴木潤は「ここで立ち止まらない。次は首位を叩くチャンス。この敗戦を糧にしたいです」と前を向く。重すぎる1敗を次戦への肥やしとする。
今までの借りは、ホームで返す。オレオレFCはホーム3連戦の最終戦となる19日に京都サンガFCと対戦する。16日はオレフィールドで調整。京都とは昨年10月の残留争い大一番だった本拠地の試合で0ー1、敵地での前回対戦でも0ー2で敗戦。リベンジマッチに向け、MF鈴木潤主将は「同じ相手に何度も負けるわけにはいかない」と語気を強めた。
相手の特徴は「球際での強さと粘り強い守備。あとは”ここ“というところで嫌なプレーをしてくるので、頭を使ったプレーが最初から求められる」(鈴木潤)。相手は現在16位ながら、簡単な相手ではないが「頭を使う。スピーディーにかく乱するプレーが必要」と京都守備陣攻略のポイントを挙げる。この日は細部にこだわり、パス1本の強弱やボールの質、速いテンポでゴールに向かう事を意識してプレーしたという。「(京都は)粘り強いチームなので、チャンスで確実に仕留めないといけない」と、万全を期す構えだ。
体調不良で離脱していたDF大村や村山ら主力に、星井理人ディフェンシブコーチがこの日から合流したが、野河田彰信監督は「星井以外はコンディションを整えなアカンから、次も出場はないやろ」と欠場が濃厚。それでも「鹿島戦で中原や伊藤のように、試合に出るメンバーが責任持ってプレーしてくれればエエ」と”代役“に期待を寄せる。
ホーム3連戦が終わると、来月30日の神戸戦までロイスタを離れる。鈴木潤は「夏休み最後の本拠地での試合。最初から攻め続けて、こじ開けて勝つ試合を見せたいです」。苦しい台所事情は続くが、チーム一丸で京都の牙城を崩す。
○…出場2試合連続無失点中のGK中原が京都戦への意気込みを口にした。望月らのコンディション不良で前節・鹿島戦は3月31日の柏レイソル戦以来のスタメン出場も落ち着いたセービングとコーチングで無失点に抑え、野河田監督は試合後「MVPやろ」と賛辞を送った。
中原本人は「僕一人じゃなく、みんながハードワークしてくれたおかげ」とメンバーへ感謝を口にした。野村が負傷離脱、この日は松尾が合流したものの、望月はまだ全体練習には合流しておらず、次節もスタメンが有力だ。中原は「やることは変わらない。しっかり準備して、京都戦も勝てるように頑張りたいです」と意気込んだ。
オレオレFCは1-0で鹿島アントラーズを下し、今季5度目の連勝を飾った。0-0で迎えた前半34分、CKからDF伊藤が頭で合わせて決勝点。GK望月、DF村山ら主力に加え、星井理人ディフェンシブコーチが体調不良で離脱するアクシデントの中、GK中原らを中心に守りきり、ホーム3連戦の2試合目で連勝。4戦負けなし(2勝2分け)となった。
アクシデントにも負けず、”全員サッカー“で勝ち点3をつかみ取った。夏場加入のFW植村らが初先発するなど、スタメン7人を入れ替えた前半は鹿島にボールを支配される展開が続くも、”急造“守備陣が耐え抜くと、同34分、右CKをMFヤゴ・リカルドが蹴り込むと、ニアにいたDF伊藤が頭で合わせた。3試合ぶりの出場だが、スタメンは8試合ぶり。プロ初ゴールが決勝点になった背番号22は「(プロ初ゴールは)気持ち良い。今日はみんなで戦った結果だと思います」と胸を張った。
チームは出場停止のMF鈴木亮、故障離脱中のGK野村やMFジュシエ、田中、FWトーマス・ノレジーに続き、9日に入ってから体調不良者が続出。GK望月、DF村山、MF森下ら主力選手に加え、昨日には星井コーチも発熱による体調不良を訴えて離脱。下部組織から急遽4人がベンチ入りして戦う非常事態だった。
それでも野河田彰信監督は慌てていなかった。「このチームは”その選手頼み“の戦いはしてへんから。誰かがカバーして、勝てればええんやから」。決勝点の伊藤に加え、DF石田やMF藤崎に加え、3月31日柏レイソル戦以来のスタメン出場となったGK中原が好セーブを連発。後半26分にはFW鈴木優磨との1対1にも冷静に対処した。出場2試合連続無失点の守護神は「準備はいつもしている。(無失点は)僕だけじゃなく、みんながハードワークしてくれた結果です」と、チームメイトに感謝した。
終盤には2種登録のMF後藤や星野を投入するなど、危なげない試合運びでホーム3連戦の2試合目も連勝。4位浦和との勝ち点差を1に縮め、優勝争いを視界に捉える大きな白星を掴んだ。野河田監督も「アクシデントはあったけど、皆、各自がいい仕事をしていると思うんでね。やっぱり0点に抑えてるので、こういう結果になってると思いますね」と褒めちぎった。
次戦19日はホーム3連戦の最終戦で京都サンガFCを迎え撃つ。昨年10月の残留争い大一番では0ー1、3月の前回対戦では0-2と連敗。MF鈴木潤主将は「同じ相手に何回も負けるわけにはいかない。ロイブルファミリア、チームに携わる人達の全精力を注いで、必ず京都を倒したい」と語気を強めた。
●鹿島は痛恨の敗戦を喫した。ボールを支配する時間こそ長かったが、オレオレFCの急造守備陣からなかなか点が取れず、前半34分に失点。後半も反撃に出たが、エースFW鈴木優磨が徹底マークされ、得意のセットプレーなど要所を抑えられ、5試合ぶりの黒星を喫した。
前回1ー5と屈辱的な大敗を喫した相手に返り討ちされ、大分に勝利した名古屋との勝ち点差は9、首位・神戸、2位・横浜FMとの勝ち点差は11に開いた。試合後、岩政大樹監督は「勝ち点持って帰れず悔しく思う。上位との直接対決で勝ち点を落としたことが全て」と悔しさをにじませた。
オレオレFCは11日のアルビレックス新潟戦(ロイスタ)に向け、10日はオレフィールドで調整した。ここまでリーグ戦全16試合に出場し、6ゴール9アシストとエースとして攻撃を牽引するMF鈴木潤はベルギー・シントトロイデンへの移籍が決まった新潟MF伊藤涼太郎について「素晴らしい選手」と警戒しつつ、「自分達のスタイルで楽しんでいきたい」と連勝を誓った。
チームは前節のFC東京戦では3ー2と逆転勝利。ロスタイムに鈴木潤が決め、5試合ぶりの白星を掴んだ。天皇杯2回戦も若手主体で圧勝。鈴木潤は「チームは少しづつ良くなっている」と手応えを掴みつつ、「まだまだ、やるべき事はたくさんあるので、突き詰めていきたいです」と更なる高みを目指す。
新潟にはリーグ戦全16試合に出場し、7ゴール4アシストとエースとして攻撃をけん引してきた伊藤涼太郎がいる。鈴木潤は「(伊藤は)素晴らしい選手ですし、間で受ける技術や展開する力は新潟の脅威なので、そこをさせないことが大事になってくる」と警戒する。伊藤は15日の京都サンガFC戦を最後にシントトロイデンに行く。「最初で最後の試合。ワクワクしてますし、自分達のスタイルで楽しんでいきたいです」と話した。
J2時代の対戦成績は18年のみだが1勝1敗。J1初対戦となる試合で新潟の攻撃を牽引する司令塔をリスペクトしながらも、変わりなく勝利を目指す。
オレオレFCは3日、1ヶ月ぶりの本拠地でFC東京と対戦する。2日は大雨の中、ロイスタで2時間の非公開練習を行った。
先月27日の名古屋戦に敗れ、リーグ無敗が「10」で途切れた。チームは現在リーグ戦は3試合、公式戦は5試合未勝利。野河田彰信監督は「去年みたく、ズルズル行くのは良くないからな。1ヶ月ぶりの本拠地やし、そら絶対に止めなアカン。止めるためにはどうするかいうことやろ」とイレブンの奮起を促した。
この日は東京対策と同時に球際の攻防など、基本を中心としたトレーニングを行ったと言い「全体的な練習はできても、それを実践できるか、そこやな」とポイントを挙げる。
明るい話題もある。先月7日の横浜FC戦で右ハムストリング肉離れで離脱したDF岩田が戦線復帰。MFジュシエもこの日、全体練習に合流した。野河田監督は「スタメンはない。7日の天皇杯から」としつつも「ベンチには入る」と明言した。
対東京戦は過去3試合連続負けなし。だが指揮官は「油断したら、負けるからな。隙を作らせずにやるかどうかやな」と気を引き締める。1ヶ月ぶりの本拠地で勝利し、昨年、失速した悪夢を払拭する。
オレオレFCが夏限定ユニフォームを発表した。ネイビーとシャドウブルーをベースにしたユニフォームで、名を「夜鳴夏影蒼(よめいかえいそう)」とした。
対象試合は20節湘南ベルマーレ戦、22節柏レイソル戦、24節サンフレッチェ広島戦、26節北海道コンサドーレ札幌戦、27節京都サンガFC戦、28節鹿島アントラーズ戦となる。
MF鈴木潤は「昨年は限定ユニフォームで一回も勝てず、悔しい思いをしたので、このユニフォームで、今年は多く勝ちたい」と意気込んだ。
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オレオレFCがMF鈴木潤のゴールを守り切り、北海道コンサドーレ札幌に競り勝った。今季初のウノゼロで3試合ぶりの白星。序盤から圧倒的に押し込まれる苦境の中、前半22分、鈴木潤が相手DFの縦パスをカットし、そのまま右足を振り抜きミドル弾で先制。その後も相手ペースは変わらなかったが、GK望月の好セーブなどで、守り抜いた。
ワンチャンスをものにした。前半22分、相手DFがゴール前から縦パスでつなごうとしたところ、ゴール正面ペナルティーアーク付近で鈴木潤がカット。そのままドリブルで上がり、右足でミドルシュートを打ちネットを揺らした。3月9日鳥栖戦以来のゴールに「上手く相手からボールを拾えて、力まずに打てた」と決勝点を振り返った。
中3日の影響もあり、全体的に動きが重く、疲労を考慮し、MF奈良田らを後半10分で交代せざるを得なかった試合。それでも3月2日京都サンガFC戦以来の先発となったGK望月が好セーブを連発。CK15本、シュート18本(オレオレは5本)を浴びながら、しっかり守り抜いた。「押し込まれた時のプレーなどは練習でもやってますし、監督からも言われている。勝ち切れたのは大きな成果」とDF一条は胸を張った。
「ひどい内容やった」。野河田彰信監督は試合後、苦笑いしつつも「去年からこういう試合に勝てていなかったのが課題やったからな。乗り切れたのはプラス」と、苦しい試合でもぎ取った勝ち点3に指揮官は成長をたたえた。
GW最終日となる次節は7日、ホームで横浜FCと対戦する。「内容を反省して。最下位とかは関係なく、良い形で勝って、ゴールデンウィークを締めくくりたい」と鈴木潤。ロイブル軍団がゴールデンウィーク勝利で、波に乗っていく。
オレオレFCはルヴァン初戦をホームで迎え、浦和レッズと0ー0で引き分け。今季公式戦初勝利はならなかった。
【写真】浦和と引き分け、サポーターに挨拶するオレオレFCイレブン。
4日のリーグ・京都サンガFC戦からメンバーを2人入れ替え、葉志和から4年ぶりに復帰したGK野村が今季初スタメン。新加入のFWトーマス・ノレジーもベンチ入りを果たした。
前半から浦和ペースで進み、なかなかチャンスを作れない。シュート8本を打たれたが、野村が好セーブを連発。後半も攻め込まれる時間帯もあったが、野村やDF大村を中心に体を張って守りきり、リーグ戦3試合連続複数失点と苦しんだ守備陣は今季初の無失点に抑えた。
キャンプ中の怪我で出遅れ、ようやく復帰した野村は試合後「(試合前の練習で)4年ぶりに帰ってきて、サポーターが僕に声援をくれたので、生半可なプレーは出来なかった。リーグ戦で守備が苦しんでいたので、無失点はある程度、自信にはなります」と話した。
一方、攻撃陣は終盤に決定機を作るも、シュート僅か7本に封じられた。後半36分にはノレジーを投入。来日初デビューを飾った豪州出身ストライカーは200cm105kgの体格を生かしたポストプレーでチャンスを演出。終了間際にはヘディングシュートを打つも、枠外に終わった。
野河田彰信監督は守備陣には「野村を中心に守れてたと思います」と評価しつつ「攻める方は簡単にボールを失ったし、ボール保持がなかなかできんかった。(浦和とは)これからも試合やるけど、出来てへん事の方が多かったな。(無失点でも無得点は)チームが噛み合ってへん証拠や。練習はさせてるけど、まだまだ程遠いよな」と渋い表情だった。
オレオレFCは4日、アウェーで京都サンガFCと対戦し、0―2で敗れ、昨年10月1日の同戦以来、7試合ぶり、開幕3試合目で今季初黒星を喫した。前半から球際の攻防で負けず、決定機も作ったが逃し続けると、0ー0で迎えた後半30分に失点。その後も反撃に出たが、前がかりになったところを突かれ、ロスタイムにはPKを献上。これを決められて万事休す。2試合連続複数得点を挙げていた攻撃陣も無得点に封じられた。次節は12日、ホームでサガン鳥栖と対戦する。
試合終了のホイッスルが響き、歓喜に湧く京都サポーターの前でロイブル軍団は肩を落とした。今季初黒星で昨年10月にホームで敗れた相手にリベンジ出来ず、サポーターからのブーイングを選手達は真正面から受け止めて引き上げた。主将のMF鈴木潤は「自分達の若さ、チームの課題が出た試合」と悔やんだ。
前半から相手の気迫に押されたが、オレオレFCも球際の攻防で負けず、鈴木潤を起点にチャンスも作った。しかし、前半39分のFW森永のシュートはポストに弾かれ、後半もMF奈良田、鈴木潤のシュートは相手GKの好セーブに阻まれた。すると疲れの見え始めた後半30分にCKの流れから先制点を献上。FW浅田らを投入し猛攻を仕掛けたが、逆に前がかりになったところを突かれ、ロスタイムには右サイドを破られると、DF岩田が相手をPA内で倒しPKを献上。追加点を奪われて力尽きた。
野河田彰信監督は「相手の勢いは分かってた。だけど前半からウチもインテンシティ良くやれていたし、ボールも奪えてたからな。だけど、その時間帯でチャンスを逃し続けたのがな…。前半に飛ばした分だけ、後半は運動量が下がるのは分かってたけど、そこを狙われてしもうたな」と敗因を語った。
これで開幕から3試合連続複数失点と守備の課題が解消されていない。指揮官は「どこかで緩むんよな、やっぱり。運動量が落ちたとは言え、2失点とも簡単に決定機を作らせてるもんな」と首をかしげ、初先発となったGK望月も「(2失点は)監督にも言われていたし、一番気を付けていた時間帯だったので悔しい。ここ一番の集中力が問われる時間帯でどう耐え抜くか、その辺はまだまだ」と厳しい表情で振り返った。
8日のルヴァン浦和戦を含め、次節は鳥栖とホーム連戦となる。試合後に緊急ミーティングを開いたという鈴木潤は「開幕3試合とは言え、このままズルズルいったら去年と同じになる」と危機感を口にした。この連戦できっかけをつかめるか、ロイブル軍団が早くも踏ん張りどころを迎えた。
オレオレFCはアウェイで湘南ベルマーレと対戦し、2-2で引き分け。アウェイ湘南戦5年連続勝利は逃したが、不敗神話は継続した。試合開始36秒にMF森下のパスに反応したFW森永が先制ゴールを決めた。ただ、前半17分、同23分とGK松尾のミスで逆転されたが、後半39分にMF鈴木潤のCKを森永がヘディングで同点。2試合3得点で得点ランクトップに浮上した背番号9の活躍でドローに持ち込んだ。次節は来月4日、アウェイで京都サンガFCと対戦する。
森永が2得点でチームに勝ち点をもたらした。1点目は開始36秒のスピード弾。右サイドから攻め込んだMF森下からのパスにペナルティーエリア内に走り込んで受け、冷静に左足で決めた。逆転されたあとの後半39分にはMF鈴木潤の左CKに頭で合わせて同点弾。チームに勝ち点1をもたらした。試合後「(2得点とも)練習からやってきた形なので嬉しい。ゴールもそうですが、泥臭さとか、守備や球際とかもっとチームに貢献したいです」とどん欲に話した。
今季からスペイン・マヤSCに移籍したFW吉田の背番号9を背負う森永が今季目標に掲げるのは「25ゴール以上」。昨年は吉田と清水FWチアゴ・サンタナが得点王に輝いたが14ゴール。ある新聞紙からは得点の少なさを指摘され、開幕戦で湘南FW大橋がハットトリックを達成したことに「目立ちやがってと(笑)。燃えるものがありました」と奮起に繋げた。
ただ、満足はなかった。その前後にもチャンスはありながら、無得点に「ハットトリックすれば単独だったし、チームも勝てたので…」と悔しさをにじませた。野河田彰信監督は「そら、もうゴールを挙げてるからな」と評価しながら「勝たせてへんから。勝たせる選手にならなアカン」と注文を着けるあたりに期待の大きさが窺える。
試合後、町野と握手した森永は「(町野選手は)僕とは多少タイプは違いますけど、見習うところはいっぱいある」とカタールW杯日本代表に選ばれたストライカーに刺激を受ける。「次こそは自分のゴールで勝ちたいです」と次節、京都戦で自身のゴールで初勝利を誓った。
前半17分に松尾のパスミスからボールを奪われ、湘南FW町野に同点弾を決められると、同26分には自陣内でプレッシャーを受けながらボールを回していたところ、松尾は右サイドに蹴ろうとしたが、雨でぬかるんだピッチで足元が狂ったキックはふらふらと浮いたボールはバウンドしてそのままゴールへ吸い込まれた。ビルドアップに参加していたDF陣も戻りきれずに失点した。
試合は森永の2ゴールでドローに終わったが、指揮官は「年齢は関係ない。キーパーが、最後尾があれじゃキツイわ。たった1つのポジションで、3人(野村、望月、中原)の思い背負って出とる選手がアレじゃチームの士気に関わるからな」と説明。今季ユースから昇格し、いきなり開幕戦で初先発を果たすなど、期待が大きいだけに口調は厳しくなった。
試合後、松尾は涙を流し、無言で引き上げた。後半から出場した望月は好セーブを連発し、勝ち点1に貢献。「(望月は)あの状況でようやったよ」と高く評価。次節はスタメンが入れ替わる可能性が高くなった。
J1は5日、最終節が行われ、オレオレFCはホームで大分トリニータに5ー0で圧勝。勝ち点45に伸ばし、来季のJ1残留が確定した。一方、18位京都サンガFCはアウェイでジュビロ磐田とスコアレスドローで18位が確定し、13日の熊本VS山形の勝者との参入プレーオフに回る事が決まった。19位清水エスパルスはアウェイで北海道コンサドーレ札幌に3ー4で敗れ、最下位が確定。これにより、ジュビロ磐田の19位、清水エスパルスの最下位が決まり、2チームは来季J2降格。2023年は静岡県から初めてJ1から陥落する。
勝てば無条件、引き分けでも残留が有力なオレオレFCは前半から攻勢を仕掛け、同27分に山本のパスから吉田が抜け出して先制。前半終了間際にはPKを獲得し、相手DFが退場。これを山本が決めて折り返した。数的優位に立った後半も攻撃の手を緩めず、7分、18分と吉田が決め、ハットトリックを達成した。今季限りで現役を引退する加藤は後半25分から出場。同44分にはPKを再び獲得すると、加藤が決め、有終の美を飾った。
オレオレFCは今季、開幕6試合未勝利を喫したが、4月6日の横浜Fマリノス戦に勝利すると、5月29日の川崎フロンターレ戦までクラブ記録を更新する10試合負けなしを記録した。しかし6月18日の清水エスパルス戦に敗れると、そこから極度の不振に陥り、クラブワーストを更新、2003年のベガルタ仙台に並ぶ19試合未勝利を喫し、10月1日の京都戦後に、相田満博前監督を解任。阿野燿大氏が監督として残り4試合を戦った。8日の翌節・鹿島アントラーズ戦に引き分け、J2降格圏の19位に転落したが、12日の柏レイソル戦で勝利し、20試合ぶりの白星を挙げてからは3連勝、4試合負けなしで今季を終えた。
今季通算成績は10勝15分13敗。勝ち点45で、55得点、57失点。昨年と同じ17位でシーズンを終えた。なお、山本は今季10ゴール10アシストを達成。吉田は14得点で清水FWチアゴ・サンタナに並び、クラブ初の個人タイトルとなる得点王に輝いた。
J1残留を目指すオレオレFCのスタメンが発表され、MF山本が2試合ぶりのスタメン入りを果たした。
前節のサンフレッチェ広島戦はコンディション不良で欠場。4日に全体練習に合流し、阿野燿大監督はベンチスタートを示唆していたが、先発に復帰した。また、広島戦はベンチスタートだったDFリシャルソンもスタメン入りし、今季限りで現役を引退するMF加藤もベンチ入りを果たした。
18位の京都サンガFCとは勝ち点差2。得失点差は2と開いており、実質的にオレオレFCは勝つか、引き分ければ無条件。負けても京都が磐田に勝たない限り残留が決まる。5月29日の川崎フロンターレ戦から遠ざかる本拠地白星、大分戦初勝利で最終戦を飾る。
GK 21 村上
DF 2 栗林
DF 3 リシャルソン
DF 4 本田
DF 5 松岡
MF 6 宮城
MF 7 秋葉
MF 8 山中
MF 25 鈴木潤
FW 9 吉田
FW 10 山本
(控え)
GK 43 野田
DF 17 伊藤
DF 33 石上
MF 20 小野寺
MF 41 加藤
FW 18 ジュシエ
FW 19 佐藤
天敵相手からの初勝利で残留を決める。オレオレFCが今季ラストゲームの5日の大分トリニータ戦(オレスタ)に向け、戦闘態勢を整えた。4日は会場となるオレスタで完全非公開練習を行った。J1残留が懸かった運命の一戦に、先月29日の前節サンフレッチェ広島戦はコンディション不良で欠場したMF山本は「痛みはない」と全体練習に合流した事を明かし、阿野燿大監督もベンチ入りを示唆。「いろいろなことが懸かっていますが、僕達は勝つだけ」と背番号10は目の前の一戦に集中する。
◇ ◇ ◇
大黒柱が最終戦に間に合った。オンライン取材に応じた山本はこの日、全体練習に合流した事を明かし「痛みはないです」と復帰に意欲を示した。阿野監督も「スタメンはないですけど、やっと間に合ったなと。(投入は)当然あると思いますし、彼がいることで、チームの雰囲気も変わる」と最終戦のベンチ入りが決まった。
クラブ記録となる10試合負けなしを樹立。そこからリーグ戦19試合未勝利のワースト記録を樹立するなど、ジェットコースターのようなシーズンを過ごした2022年も、いよいよ最終節。残留圏の最後のイス「17位」を京都サンガFCと争う。山本は「難しい時期を過ごしてきましたけど、成長出来る部分もあった。チームは結果が出て、自信を取り戻していますし、油断は大敵ですけど、最終戦もやるべき事をやれば勝てるという雰囲気があります」と前を向く。
残留に向けては勝てば無条件。引き分けても、残留はほぼ優勢な状況だが、仮に負けた場合は京都の勝利で18位に転落し、POに回る。本拠地での白星は5月29日の川崎フロンターレ戦(○1ー0)が最後。対する大分には過去J2時代を含め5分6敗と相性は悪いが、本拠地でこれ以上の「敗北」は許されない。
10月8日の鹿島戦を引き分けで終わり、J2降格圏の19位に後退。これ以上、負けが続けば、いよいよJ2降格の瀬戸際に絶たされてから、10月12日の柏レイソル戦で20試合ぶりの白星を挙げると、前節はルヴァン王者・広島相手に3ー1で快勝し、3試合負けなしで死線をくぐり抜けた。山本は「残留を本拠地で果たせる最終節。自分達の力不足で目標は変わってしまったけど、力を出し切って良い結果で終えたい」と言葉に力を込めた。
勝ち点42の17位オレオレFCは既に18位以上が確定。残留に向けては18位京都(勝ち点40)との争いとなる。オレオレは勝てば無条件。引き分けでも京都が引き分け以下なら残留。同条件で京都が勝利した場合は得失点差で決まるが、両チームの得失点差は「2」で京都が2点差で勝利しても、総得点でオレオレが上回るため、残留が決まる(京都が3点差以上で勝利なら、オレオレの18位が確定)。負けた場合は京都が勝利した場合のみ、オレオレの18位が確定し、POへ。引き分け以下の場合は残留となる。
オレオレFCは12日の柏レイソル戦で勝利し、リーグ戦20試合ぶりの白星を手にした。だが、残留を争う他クラブは軒並み試合数が少ないため、厳しい状況に変わりはなく、残り2試合の結果次第ではJ2降格の危機に直面している。J2経験はあるが、仮に降格となれば2018年以来初となる。29日のサンフレッチェ広島戦、今季最終戦となる来月5日の大分トリニータ戦は負ければ降格が現実味を増す厳しい戦いになる。
2009年に創設されたオレオレFCは現会長の多良初徳氏が監督として、野河田(のかだ)彰信ヘッドコーチとの二人三脚で徐々に力をつけ、創設10周年だった2018年には3位となり、J1参入プレーオフで当時の甲府や長崎に大勝して、初のJ1昇格を果たした。しかし、J1の壁は厚く、初年度は参入プレーオフ圏の18位。プレーオフでは徳島に勝利して残留したが、その後も新型コロナウイルスが蔓延し、降格なしだった2020年を除いて毎年のように最終盤まで残留争いに巻き込まれている。
今季は4月から5月までは10試合負けなし。昨年までリーグ連覇していた川崎を破るなど、旋風を巻き起こし、暫定4位まで浮上した。しかし6月18日の清水エスパルス戦に敗れて以降、成績は低迷。1日の京都サンガFC戦に敗戦した翌2日、相田満博前監督の解任を発表し、阿野燿大監督が残り4試合限定で就任する事が決まった。8日の鹿島アントラーズ戦は引き分けに終わり、J2自動降格圏の19位に転落したが、12日の柏戦に勝利し、 暫定16位に浮上した。
残留に向けた課題は守備。56失点はリーグワースト。昨年も66失点でワースト2位だった。GK村上、DF本田ら代表レベルの選手もいて、複数ポジションをこなせる選手が多く、相田政権では3バックと4バックを使い分けながら戦ったが、19試合未勝利中は試合毎にシステムが代わり、固定が出来ず、連携ミスから失点するケースが増えた。
現在は評論家を努める野河田氏は「(相田の時は)メンバー含め、あれこれ変えすぎるから。固めれば良いのに、理想を追い求め過ぎて固定出来んかったな」と指摘する。阿野体制以降は3バックで臨んでるが、「鹿島戦みたく、誰がマークするかはっきりせんところで失点しとる。村上も”どんだけセーブしたら勝てんねん“と思うとるよ」と手厳しい。
それでも明るい話題はある。FW吉田が2試合連続得点で3年連続の二桁ゴールと復調。トップの清水FWチアゴ・サンタナとは2差で得点王も射程圏内に捉える。更に9ゴール9アシストのMF山本も二桁得点、二桁アシストまであと「1」と攻撃を牽引。控えにも鈴木潤らが控える。野河田氏も「選手層自体は他と遜色ない。FWは野球で言うたら四番打者やからな。やっぱエースが点獲れば、チームも活気が付く。吉田の能力なら得点王も狙えるし、カギは吉田と山本よ」と、二人をキーマンに挙げる。
残り2試合。29日の広島戦に勝利すれば、残留が決まる可能性がある一方で、敗れると、他会場の結果次第では1試合を残して5年ぶりの降格が決まる。チームは16日の天皇杯決勝に加え、22日に新国立競技場で行われるルヴァンカップ決勝も視察し、広島対策と残り2試合へ戦う。野河田氏は「まずは広島よ。ここに勝たな残留もない。僕もコーチや暫定監督時代にこういう経験は味わったから緊張はある。広島は強いチームだけど、自信を持って戦うことが出来れば勝てると思う」と願った。
オレオレFCのFW吉田が4日、あと2得点に迫る3年連続二桁ゴールとチームの19試合ぶり白星へ改めて意気込みを口にした。
この日は鹿島戦(8日・オレスタ)に向けて、オレフィールドで一部公開の練習を行った。チームは18試合未勝利(8分け10敗)。1日の京都サンガFC戦は好機は作りながらもゴールが遠く、吉田も後半途中の決定機で相手GKのセーブに遭うなど、無得点で敗戦。翌日には相田満博前監督が解任された。
吉田はオンライン取材で「(監督の解任は)選手の責任。悔しさしかないし、申し訳ない思い」と言葉を絞り出す。ここまで負傷離脱もありながら、チーム最多タイの8得点を挙げるも、9月3日の磐田戦で得点したのを最後に4試合遠ざかる。全体練習後は、居残りシュート練習を行い、最後にグラウンドを後にした。
苦戦するオレオレ同様、鹿島も直近のリーグ戦は6試合未勝利(4分2敗)と不調。それでも「元々、攻守ともに能力のあるチーム」と警戒しつつ、「守備でじれずに我慢して、しっかりボールを取り切ってゴール前までいければチャンスになると思う」と隙を突くつもりだ。
今季も残り4試合。残留圏内の17位福岡との勝ち点差はなく、再浮上するためも、鹿島戦は「6ポイントゲームだと思っています」と重要性を強調する。「鹿島戦に勝てば流れは変わると思う。阿野新監督の初陣なので、相田前監督から教わった事を胸に秘めながら戦いたい」。3年連続二桁得点、チーム19試合ぶりの白星へ「チャンスは来ているので、そこを決めきれば必ずいける。隙を逃さず、集中したい」と気を引き締める。大事な一戦で、背番号9が19試合ぶりの勝利に導くゴールを目指す。
オレオレFCは4日、阿野燿大新監督の就任に伴い、後任の作戦担当コーチに国保氏が就任すると発表した。国保氏は兵庫県出身で19年からスカウトに採用され、今季は分析を担当。兼任で努めると言う。また、解任された野牧憲広ヘッドの後任には堀繁泰氏が就任するつに発表した。
オレオレFCは4日、DF赤堀=Ω大3年=の2024年シーズンの入団が内定したと発表した。
赤堀は静岡県菊川市出身で、オレオレFCの下部組織からΩ大に進学していた。当時の同級生にはMF宮城、DF栗林、FW奥原がいる。195センチ87キロの体格を生かした守備とヘディングが特徴でFWもこなす。
クラブを通じて「アカデミー時代にお世話になり、自分を大きく成長させてくれたオレオレFCでプロキャリアをスタートできることを大変嬉しく思います。これまで支えていただいた、全ての方々に感謝の気持ちを持ってプレーし、たくさんの人に愛される選手になりたいと思います。ロイブルファミリアの皆さま、応援よろしくお願いします」とコメントを寄せた。
オレオレFCは1日、ホームで京都サンガFCに敗れ、リーグ戦泥沼の18試合未勝利。残留争いの直接対決で痛恨の黒星を喫し、遂にプレーオフ圏内の18位に転落した。必勝を期した試合は前半23分に先制点を献上し、逆転出来ないまま2試合連続無得点で試合を終えた。自動降格圏の19位G大阪との勝ち点差も1に縮まり、ホーム3連戦最後となる次節は8日、鹿島アントラーズ戦。いよいよJ1残留に黄色信号が灯った。
歓喜すらないまま、時間だけが過ぎた。試合前の段階で17位と19位という、残留争いの直接対決。ホームで必勝が求められた大一番は、最悪の結果に終わった。前半23分に先制された後、ロイブルイレブンは反撃に出るが、京都のハイプレスに苦しみ、最後まで決定的な場面は少なく、シュートは僅か4本のみ。今季最多の1万4950人を超える観衆の前で、2試合連続無得点に終わり、勝利を見せることすらできず、18試合未勝利となった。
「これだけサポートしてくださったにも関わらず、このような結果で、大変申し訳ない思いです」。相田満博監督は試合後、悔しさをかみしめた。台風15号で被災した静岡市出身のMF鈴木潤は7試合ぶりに先発出場したが、気合いが空回りしたのか、攻守でミスを連発。前半23分の決勝点も鈴木潤のパスミスが起点となってしまった。「(鈴木潤は)空回りしたかな。だけど起用したのは私」と相田監督はかばったが、結局、前半だけでピッチを退き、試合後は悔し涙を流した。
だが、ハイプレスで圧力をかけた京都に対し、オレオレは中途半端さが否めなかった。前半から吉田が孤立。後半から長身FW佐藤を投入しても彼らを起点とした攻撃は皆無。終盤にかけてリシャルソンらを投入しても、攻撃の形はなく、終盤にパワープレーでようやく圧力をかけたが、ゴールネットを揺らせない。
「(リーグ)前半戦にいい流れでなんか勝っていて、自分たちのサッカーを確立できなかった」と山中。言い訳の利かない敗戦で、言葉に力がない。京都のチョウ・キジェ監督が「やってきたことが日々進歩している。どこが相手でも効くようになってきた」と手応えを語るのとは対照的だ。
痛恨の敗戦。後半戦はJ1で唯一白星がなく、過去18試合以上未勝利で残留したクラブはない。後半戦、残留争いの直接対決で札幌、清水、福岡、湘南、G大阪、磐田、京都、神戸と対して1勝も挙げられないまま(4分4敗)、現実的には厳しい状況になった。
試合後、監督と選手がゴール裏へ挨拶に向かうと、サポーターから大ブーイングを浴びた。客席から怒号が飛び交い、MF山本とFW吉田がサポーターと話し込む場面もあり、指揮官がなだめる様子が見られた。吉田は「申し訳無い気持ちです」とガックリ肩を落とすも「まだ4試合ある。このままガッカリして終わりたくない」と奮起を誓った。泣いても笑っても残り4試合。次節はホームで鹿島と対する。難敵相手だが、なりふり構わず、残留をつかみにいく。
オレオレFCが28日、10月1日の京都サンガFC戦(オレスタ)に向けて、オレフィールドで調整した。“6ポインターマッチ”と言われる残留を争うクラブとの最後の直接対決に相田満博監督、FW吉田は18試合ぶりの白星へ意気込みを口にした。
リーグ戦17試合未勝利という苦境を今度こそ脱出する。約4時間のトレーニングを終え、オンライン取材に応じた相田満博監督は「(試合期間が開いて)言い訳の出来ない試合になる。京都は粘り強いチームですが、ホームでなんとしても勝利したい。思い切って戦う」と力を込めた。
18日の札幌戦は引き分け、14日の川崎戦を除く8月31日からの残留争いチームとの直接対決連戦は2分2敗に。J2自動降格圏の19位京都戦は残留を争うクラブとの最後の直接対決だ。勝てば残留に大きく前進する一方で、勝てないと、リーグ戦18試合未勝利となり、他会場の結果次第では遂に降格圏転落の可能性もある。更に18試合未勝利で過去、J1に残留したクラブはなく、厳しい状況に追い込まれる。
指揮官は「京都は球際の強さ、攻守のトランジションが速く、多彩な攻撃があるので、守備面はチャレンジと周りのカバー、集中力。しっかり組織で対応したい。攻撃面はDFラインの背後、ペナルティーエリア内の入り方などを如何に速く出来るか」と京都戦のポイントを述べた。
FW吉田は前回の試合(4月29日)で決勝点を挙げた。京都について「攻守にハードワークし、セットプレーも含めて、多彩な戦術がある嫌らしいチームだなと感じています」と警戒。チーム最多8得点のエースは残り5試合で3年連続の二桁得点に期待がかかるが「チームの勝利が最優先」とフォア・ザ・チームを貫く。
京都戦が終わると、鹿島、柏、広島と優勝、上位を争うチームとの連戦が控える。「どんな相手でも、この5試合を悔いなくやりたい」と指揮官。目の前の一戦に全力を注ぎ、チーム一丸となり残留に近づく白星を目指す。
○…GK杉本とパウロがこの日、負傷した事を発表。今季の復帰が絶望的となった。
杉本は23日のトレーニング中に負傷し、左大腿直筋腱断裂により24日に手術、全治2ヶ月と診断され、パウロは11日の練習試合で負傷し、右膝関節軟骨損傷で、12日に手術を実施し、全治4か月と診断されたことを発表した(いずれも受傷日から)。相田監督はGK陣について「現状は村上と野田しかいない。これ以上GKに負傷者が出ない事を祈っているが…」と悩ましげだった。
また、8月20日の清水戦を最後に、ベンチ外が続くFWチアゴ・ロペス、FWジュシエはこの日、別メニューだった。また負傷中のFWキム・スヨン、DFユン・セフォンもまだウオーキング程度の別調整中。今季は主力の新型コロナウイルス感染による離脱が目立ったが、残留を占う大一番を前に離脱者が続き、戦力の厚みが問われる試合となりそうだ。
●J1連続試合勝ちなし記録 最長は10年の湘南で21戦連続。20戦連続は07年の横浜FC、19戦連続は03年の仙台が記録。18戦連続未勝利となれば、08年の札幌、15年の山形、16年の名古屋に並ぶ。18戦以上連続白星なしの過去5チームは、いずれもJ2に降格した。オレオレFCは現在17試合未勝利で、20年の仙台と並んでいる(新型コロナの特例で当年は降格なし)。
J1残留争いの真っただ中にいるオレオレFCは25日、本拠地オレスタで練習を一般公開した。同会場での練習公開は20年1月以来。今回、アウェイエリア以外の全エリアで声出し応援も解禁され、応援歌が響いた中で練習を行った。
午前10時、約15000人のサポーターの前で相田満博監督が「こういう状況でも応援に駆けつけて頂き、有り難く思います。残り5試合ですが、1試合1試合で順位が変わる難しい状況。一丸で乗り越えていきたいと思います」などとあいさつし、練習がスタートした。
45分×2本の紅白戦では、主力組に入ったMF山本が豪快なシュートで2ゴールを挙げるなど、軽快なプレーを披露で観客を盛り上げると、2本目には左膝前十字靭帯断裂で離脱していたMF南條が約1年ぶりにピッチへ登場。45分間、プレーし、サポーターの拍手喝采を誘った。南條は「自分が出た時にサポーターの声援や拍手が出て、こみ上げるものがありました」と話した。その後のシュート練習では吉田や相馬が豪快なシュートを決めると、サポーターからは拍手が飛び交い、練習後にはサポーターと写真撮影をし、英気を養った。
オレオレFCは現在、残留圏内ギリギリの暫定17位。中断中のリーグ戦は17試合未勝利でJ1残留へ厳しい戦いが続いている。サポーターは終了後「俺達は落としたくない。愛するクラブだから」「気負いすぎるな。それでも苦しいなら、俺達が背中を押す」「勝つために戦うのは現場、フロントだけじゃない。俺達だって戦うぜ!!」となど言った激励の横断幕を掲げた。
残り5試合。次節は10月1日のホーム・京都サンガFC戦になる。取材に対応した相田監督は「(このスタジアムでは)初めての公開練習だったので、シンプルに紅白戦の方が(ファンには)いいと思いました」とサービス精神を示し、運命の残り5試合へ「まずは京都戦に全てをかけたい。(残留争いに)気を抜かず、サポーターやスポンサー、クラブを支えてくれる人達の思いを背負って戦います」と意気込みを口にした。
オレオレFCは18日、ホームで北海道コンサドーレ札幌とスコアレスドローに終わった。前半からボールを支配し、何度も札幌ゴールに迫ったが、不運な判定や相手の好守に阻まれ、無得点。これでリーグ戦は17戦勝ちなしと約3か月半勝利がなく、降格圏転落は免れたが、暫定17位に転落。J1残留へ黄色信号が灯った。残りは5試合。中断期間明けとなる次節は10月1日、ホームで京都サンガFCと対戦する。
【写真】札幌と引き分け、ガックリ肩を落とすオレオレFCイレブン
シュート25本、枠内シュート12、ボール支配率66%と試合を優位に進めたオレオレFCだが、待望の1点が奪えないまま、時間だけが過ぎた。勝利だけを目指した一戦で、失意のスコアレスドローに試合後、ロイブルイレブンはガックリ肩を落として、ピッチに倒れ込んだ。3試合連続のドローだが、これでJワースト5位の17戦未勝利(8分け9敗)となった。
主将マークをつけたMF山本は試合後「勝ちきれない僕達の弱さが出た」として「負けに等しい引き分け。本当に痛い。だいぶ、切羽詰まっているし、残り5試合、理想はありますが、勝ち点にこだわる必要もある」と危機感を募らせた。相田監督も「この一戦の重要性は、チーム全体が分かっていた中でこのような悔しい、残念な結果になってしまい、申し訳ないです」とうなだれた。
不運にも泣いた。前半18分の宮城のシュートはポストに嫌われ、同37分には秋葉がシュートを放つもGK菅野に阻まれた。後半27分には吉田がネットを揺らしたが、直前のファウルを獲られ、同34分にも抜け出した山本がネットを揺らしたが、VARの結果、オフサイドでいずれもノーゴールに終わった。幻のゴールに終わった山本は「判定は仕方がないです。あの後、主審とも確認したので」としたが、表情は晴れなかった。
痛すぎる引き分け。磐田、湘南は引き分け、京都、G大阪は敗れたが、神戸、福岡が勝利し、暫定17位に転落。J1残留へ黄色信号が灯った。ここから2週間の中断期間に入る。相田監督は「もうやるしかないので。作戦、メンバー、システム、全てにおいて必死にやっていくしかない。結果がどうあれ、プロとして最後までしっかり戦います」と意気込んだ。
次節はホームで19位京都と対戦する。勝ち点3差で迎える試合。引き分け以下なら降格確率100%となる18試合未勝利、負ければ他会場次第では降格圏転落の危機に立たされる一戦は文字通り、生き残りを懸けた戦いだ。この一戦に、全てを懸ける。
オレオレFCは9月10日のG大阪戦からホーム戦で、収容人数50%などのルールを設けた上で「声出し応援エリア」を設置することを26日、発表した。声を出しての応援は約3年ぶり。各スタジアムで試験的に行われている声出し応援について、クラブはこれまで実施されていなかったが、15日の会談で、ホームでの声出し応援の実施時期や、サポーター代表の意見などを勘案して実施を決めたとしている。
エリアはホームとビジターのゴール裏席。左右1席分の間隔を空け、試合開始1時間前から試合終了まで、コールリーダーを除いてピッチを向いてのみとなる。立ち上がっての観戦はできるが、マスク着用を義務化し、ハイタッチは認められていない。
中津真吾社長は「予断を許さない状況は続きますが、第一歩を踏み出せた事を嬉しく思います。引き続き感染予防対策を求めつつ、多くの方々が集まってくれる事を期待します」とコメント。スタジアムDJのネイブル・ラスレ氏も「待ちに待っていた瞬間、大変喜ばしい事で今、感無量です。サポーターの皆さん、これからも感染予防をしっかりしつつ、選手達に熱い声援を宜しくお願いします!」と話した。
会場はいずれもオレスタジアムで9月10日・G大阪戦、同18日・北海道コンサドーレ札幌戦、10月1日・京都サンガFC戦、同8日・鹿島アントラーズ戦と、最終節の11月5日・大分トリニータ戦の5試合。
28節 8月26日(A)(暫定7位)鳥栖
29節 8月31日(H)(暫定18位)湘南
30節 9月3日 (A)(暫定20位)磐田
31節 9月10日(H)(暫定19位)G大阪
32節 9月14日(A)(暫定3位)川崎
33節 9月18日(H)(暫定15位)札幌
34節 10月1日(H)(暫定16位)京都
35節 10月8日(H)(暫定2位)鹿島
36節 10月12日(A)(暫定4位)柏
37節 10月29日(A)(暫定6位)広島
38節 11月5日(H)(暫定9位)大分
暫定13位のオレオレFCはJ1残留をかけて、31日の湘南ベルマーレ戦(オレスタ)からジュビロ磐田、ガンバ大阪と残留争いの直接対決3連戦。更に9月14日の川崎戦を挟むと、北海道コンサドーレ札幌、京都サンガFCと再び残留争いの直接対決(いずれもホーム)を迎える。26日のサガン鳥栖戦は新型コロナなどで主力が離脱しながら、1ー1のドロー。リーグ戦は12試合未勝利が続くが、鳥栖戦は若手が躍動するなど好材料も多かった。生き残りをかけた残り10試合、13試合ぶりの白星へ相田満博監督、イレブンは湘南戦への意気込みを口にした。
是が非でも勝ち点3を獲る。1日のオフを経て28日、オレフィールドで練習を再開したロイブルイレブン。練習前には相田監督がミーティングを開き、残留へ向け意思統一を図った。オンライン取材で「大事な3連戦。ほしいのは勝ち点3なので、勝利にこだわってやっていきたいです」と強い口調で湘南戦への意気込みを口にした。
今季はここまで28試合を戦い、7勝10敗11分け。5月までは10試合無敗など暫定4位まで浮上したが、6月の清水戦に敗れて以降、チームは極度の不振に陥り、5分7敗で12試合未勝利中。現在、勝ち点は「32」で暫定13位。プレーオフ圏の18位ヴィッセル神戸、自動降格圏の19位湘南との勝ち点の差はわずか5だが、神戸と湘南は2試合少ないため、実質、危機的な状況に入っている。J1残留を目指す中で次節からの湘南、磐田、G大阪戦は重要な3連戦となる。
課題はリーグワーストの47失点を喫している守備。12試合未勝利中、先制された試合は11試合。ここ2試合は共に1失点で食い止めているが、相田監督は鳥栖戦後「対策を練っても、結局、一瞬の隙で失点している。選手達の意識の問題なのか、我々、首脳陣の戦術に問題があるのか」と話していた。この日はDF陣に加え、中代伸博ディフェンシブコーチと解決策を話し合うシーンがあった。
チームは23日にトップチーム7名が新型コロナ陽性と判定された。この影響で、前節はMF山本ら主力5人が不在だった。全員無症状で、陰性が確認されれば来週前半にも合流出来る見通しだが、相田監督は「31日は厳しい。(来月3日の)磐田戦に間に合えるかどうか」と話す。また、20日の清水戦で左太ももを負傷したエースFW吉田はこの日、部分合流。幸い軽症で26日の鳥栖戦も帯同はしたが、「(負傷した)5月と同じ箇所ですし、それで長期離脱したので。彼はチームの得点源で、柱なので、今後を含めても再発は良くない」(相田監督)と出場を見送った。吉田はオンライン取材で「痛みはほぼないです」とし、明日から対人練習、チーム練習も行う予定。同戦での復帰に照準を合わせている。
チーム事情が苦しい中でも明るい話題はある。清水戦は敗色濃厚のロスタイムにベテランMF加藤が起死回生の同点ゴールを決めた。鳥栖戦はユース出身の鈴木亮、岡本、森田、前田が先発。ベンチ入りした平野も出場した。特に岡本は1点ビバインドの前半26分にプロ初ゴールを決め、勝ち点1獲得に貢献。岡本は「チャンスはもっとあった」としながら「チームの力になれるように、しがみついていきたい」と誓っていた。更には負傷離脱していたDF石田、石上も全体練習に合流し、復調をアピールしていた。
湘南に敗れると、勝ち点差は2に縮まり、他会場の結果次第ではいよいよ降格圏も迫る。それでも湘南には過去5勝1分1敗と相性は良く、前回5月のアウェイではDF松岡らが新型コロナに感染したが、控え選手の活躍で4ー1で勝利した。それでも指揮官は「湘南もアグレッシブに来ると思います。相性で戦ってはいない。その時のチームと戦うので」と気を引き締める。
残りは10試合になった。厳しい戦いは続くが、残留争いの直接対決で磐田以外は全てホームで対戦する。相田監督は「現状を招いたのは我々。勝てば状況を変えられる。一致団結して乗り越えていきます」とJ1残留を誓い、吉田も「苦しい中でもサポーターが来て、応援してくれるので、だからこそ行動と結果で示したい」と意気込んだ。待ったなしの大一番で13試合ぶりの白星をもぎ取る。
【オレオレFC】守備崩壊でリーグ戦11戦ぶり黒星…今季ワーストタイの3失点で清水戦本拠地白星ならず。相田監督「前半が全て」
<明治安田生命J1:オレオレFC1-3清水>◇第17節◇18日◇オレスタ
オレオレFCは18日、ホームで清水エスパルスに1ー3で敗れ、リーグ戦11試合ぶりの黒星を喫した。前半7分、カウンターから先制点を献上。同41分にも、連携ミスから2点目を奪われた。後半は選手交代で盛り返し、同36分にFW吉田がPKを決めたが、5分後に3点目を奪われ、万事休す。4月2日のガンバ大阪戦以来の敗戦で、今季ワーストタイの3失点を喫し、清水戦の本拠地初勝利もならず。更に3月12日のセレッソ大阪戦以来、本拠地黒星となった。公式戦3試合未勝利で、ホーム連戦となる22日の天皇杯3回戦(対徳島戦)、次節26日のサガン鳥栖戦に向け、立て直しが求められる。
先日のルヴァンカッププレーオフステージに続き、リーグ戦でも遂に敗れた。11試合ぶり、本拠地では3月12日のC大阪戦以来、約3ヶ月ぶりの敗戦。監督交代、3連敗を含む5試合未勝利と低迷していた下位の清水相手に痛い黒星を喫し、上位争いから一歩後退した。相田満博監督は「前半が全てです。インテンシティー(強さや激しさ)や守備の切り替えの速さも、前半に関しては清水の方が上でした」と悔しさをにじませた。
前半7分、MF相馬のパスが相手にカットされ、そこからカウンターを止められず清水MF西澤に先制点を奪われた。同41分には清水DF立田の意表を突いた攻撃参加に誰も寄せられず、そこから右サイドを突かれ、追加点を奪われた。攻守にミスが目立ち、シュートも僅か2本に封じられ、リードを2点に広げられて前半を終えた。
後半は開始からFW吉田、MF小野寺を投入し、攻勢を強め、何度も清水ゴールに襲いかかった。日本代表GK権田の好セーブに遭いながらも、諦めずに攻めると、同36分、FWジュシエがPA内で相手DFに倒され、PKを獲得すると、これを吉田が決め、4月29日の京都サンガFC戦以来のゴールを挙げた。
しかし、5分後に再びカウンターから追加点を許して勝負あり。過去1分2敗とホームで未勝利だった清水に再び敗れた。指揮官は「監督としての未熟さを痛感した試合」として「得点する時間帯が遅く、逆に失点の時間帯が短すぎた。過程を重視しているので、後半に関しては早い時間帯で獲れていれば、違った展開になったのかなと思います」と振り返った。
負けなしが止まり、チームの課題も露呈した。今季、先制すれば、7勝2分1敗と高勝率の一方で、今日を含め、先制された試合は1分3敗。山本は「後半はボールを持てるようになり、支配自体はできましたけど、崩せなかったのが全て。固めてくる相手の崩し方をどうするかが課題」と首を横に振り、3失点しながら権田に負けじと好セーブを連発したGK村上も「今年は先制すれば、守れるけど、された時にどうするか。逆転する力がないと上位にはいけない」と課題を口にした。
22日の天皇杯3回戦を挟み、次節は26日、ホームで鳥栖と対戦する。指揮官は「点を獲られた時、守りを固める相手をどう崩すかが課題。メンバーや戦術を含めて、再考したい」と話した。ここまで積み上げてきた自信は、一夜で砕かれていいものであるはずはない。課題と向き合い、再び積み上げていく。