2022-09-28

[]来月1日、ホーム京都戦へ 相田監督「思い切って戦う」残留争い最後直接対決で18試合ぶり白星

 オレオレFC28日、10月1日京都サンガFC戦(オレスタ)に向けて、オレフィールドで調整した。“6ポインターマッチ”と言われる残留を争うクラブとの最後直接対決相田満監督FW吉田は18試合ぶりの白星へ意気込みを口にした。

 リーグ戦17試合勝利という苦境を今度こそ脱出する。約4時間トレーニングを終え、オンライン取材に応じた相田満監督は「(試合期間が開いて)言い訳の出来ない試合になる。京都は粘り強いチームですが、ホームでなんとしても勝利したい。思い切って戦う」と力を込めた。

 18日の札幌戦は引き分け、14日の川崎戦を除く8月31日から残留争いチームとの直接対決連戦は2分2敗に。J2自動降格圏の19位京都戦は残留を争うクラブとの最後直接対決だ。勝てば残留に大きく前進する一方で、勝てないと、リーグ戦18試合勝利となり、他会場の結果次第では遂に降格圏転落の可能性もある。更に18試合勝利過去、J1に残留したクラブはなく、厳しい状況に追い込まれる。

 指揮官は「京都は球際の強さ、攻守のトランジションが速く、多彩な攻撃があるので、守備面はチャレンジと周りのカバー集中力。しっかり組織対応したい。攻撃面はDFラインの背後、ペナルティーエリア内の入り方などを如何に速く出来るか」と京都戦のポイントを述べた。

 FW吉田は前回の試合(4月29日)で決勝点を挙げた。京都について「攻守にハードワークし、セットプレーも含めて、多彩な戦術がある嫌らしいチームだなと感じています」と警戒。チーム最多8得点エースは残り5試合で3年連続の二桁得点に期待がかかるが「チームの勝利が最優先」とフォア・ザ・チームを貫く。

 京都戦が終わると、鹿島、柏、広島と優勝、上位を争うチームとの連戦が控える。「どんな相手でも、この5試合を悔いなくやりたい」と指揮官。目の前の一戦に全力を注ぎ、チーム一丸となり残留に近づく白星を目指す。

 ○…GK杉本パウロがこの日、負傷した事を発表。今季の復帰が絶望的となった。

 杉本23日のトレーニング中に負傷し、左大腿直筋腱断裂により24日に手術、全治2ヶ月と診断され、パウロ11日の練習試合で負傷し、右膝関節軟骨損傷で、12日に手術を実施し、全治4か月と診断されたことを発表した(いずれも受傷日から)。相田監督GK陣について「現状は村上野田しかいない。これ以上GKに負傷者が出ない事を祈っているが…」と悩ましげだった。

 また、8月20日清水戦を最後に、ベンチ外が続くFWチアゴロペスFWジュシエはこの日、別メニューだった。また負傷中のFWキム・スヨンDFユン・セフォンもまだウオーキング程度の別調整中。今季は主力の新型コロナウイルス感染による離脱が目立ったが、残留を占う大一番を前に離脱者が続き、戦力の厚みが問われる試合となりそうだ。

 ●J1連続試合勝ちなし記録 最長は10年の湘南で21戦連続20連続は07年の横浜FC、19戦連続は03年の仙台が記録。18戦連続勝利となれば、08年の札幌、15年の山形、16年の名古屋に並ぶ。18戦以上連続白星なしの過去5チームは、いずれもJ2に降格した。オレオレFC現在17試合勝利で、20年の仙台と並んでいる(新型コロナの特例で当年は降格なし)。

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