はてなキーワード: 赤い悪魔とは
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
---|---|---|---|---|
00 | 93 | 23455 | 252.2 | 61 |
01 | 67 | 14143 | 211.1 | 47 |
02 | 43 | 4724 | 109.9 | 60 |
03 | 22 | 3029 | 137.7 | 76.5 |
04 | 11 | 1149 | 104.5 | 32 |
05 | 8 | 398 | 49.8 | 46.5 |
06 | 18 | 3940 | 218.9 | 54 |
07 | 28 | 5744 | 205.1 | 60 |
08 | 39 | 6432 | 164.9 | 78 |
09 | 55 | 7548 | 137.2 | 60 |
10 | 62 | 8232 | 132.8 | 78 |
11 | 46 | 12941 | 281.3 | 57 |
12 | 93 | 10069 | 108.3 | 52 |
13 | 92 | 7449 | 81.0 | 36.5 |
14 | 67 | 11837 | 176.7 | 40 |
15 | 106 | 8187 | 77.2 | 39 |
16 | 103 | 13835 | 134.3 | 37 |
17 | 97 | 10531 | 108.6 | 27 |
18 | 60 | 7618 | 127.0 | 48 |
19 | 75 | 9133 | 121.8 | 66 |
20 | 104 | 10849 | 104.3 | 46 |
21 | 68 | 5813 | 85.5 | 45.5 |
22 | 79 | 9436 | 119.4 | 47 |
23 | 62 | 10018 | 161.6 | 55 |
1日 | 1498 | 206510 | 137.9 | 48 |
祝辞(33), 赤い悪魔(12), 上野千鶴子(40), 悦び(3), 総長(4), スピーチ(33), 平成30年度(4), 入学式(17), NAND(3), 嘆願(3), icsFiles(3), component(3), afieldfile(3), 東京大学(20), 東大生(27), 法学部(13), 東大(49), 診察(6), 頭が悪い(10), 性差別(7), 公正(5), 報わ(7), 権限(8), 入学(15), ロリ(11), ヘイトスピーチ(8), 絶賛(9), 医学部(9), 合格(12), 自分語り(6), 各種(6), PM(16), 統計(16), ヤクザ(9), ブサイク(9), 男子(13), 数学(11), 文系(9), AM(12), ジェンダー(8)
■平成31年度東京大学学部入学式祝辞は名文か /20190413013400(16), ■ネットの「サイゼリヤは美味い」みたいな風潮 /20190412104456(15), ■バカにされたので増田で吐き出す /20190412195859(14), ■現役東大生だが上野千鶴子の祝辞はゴミだと思う /20190413114026(11), ■日本語がおかしい /20190413004658(10), ■数学の言葉の意味が理解できない /20190411221341(10), ■フィクションにおける人物の歯並びが気になる。 /20190411233827(9), ■今のTwitter治安悪すぎ&Twitter民の民度低すぎ /20190413171247(7), ■野菜はめんどくさいんだよ /20190411194500(7), ■権限を持つと人は偉そうになってしまう /20190411195215(7), ■財布がパンパンになる理由 /20190411125708(7), ■俺にも遂に猫型ロボットがきた。 /20190413005221(6), ■ /20190413163739(6), ■女性差別を語る奴 /20190413201945(5), ■フェミニストは環境が同等なら男女に能力差はないと本気で信じてる? /20190413120020(5), ■上野千鶴子の祝辞を絶賛する流れがどうしても腑に落ちないので書いておく /20190413062427(5), ■何が何でも上野千鶴子スピーチを悪いものにしようとする人たち /20190413190447(4), ■上野千鶴子の祝辞が素晴らしいという話だけど /20190413201014(4), ■異性に私物を貸す行為 /20190412025023(4), ■育成要素はゲーム性を阻害する /20190413205815(4), ■映画館のマナー /20190413000029(4)
6169764(2759)
ギャン泣きである。AFCの決勝トーナメント進出が嬉しいからではない。いや、そりゃーめでたい。めでたいけど、何はなくとも今日は香川のゴールに感動したのである。見てますかクロップ、シンジはやりました。
私がサッカーに興味を持ったのは2010年南アWCからで、今の主力選手たちがいわゆるルーキーたちのころだった。内田さんは顔だけアイドル枠でSONYのCMもあいまって「見せてくれ内田()」とか言われて笑われてたし、ちょうど長友が活躍し始めて「なんだアイツ!?」って言われ始めた頃だったし、っていうかそもそも川口とかいたし。川口って私が小学生でJリーグ発祥したころから代表にいた気がするけどあいつは何者なんだ。そんでもってその頃、香川さんはまだ代表ではなかった。
ただ、この2010年は香川さんが輝き出した年でもあった。ドルトムントへの移籍がこの年だったんだもの。
2010-2012は、ドルトムントにとっても香川さんにとっても黄金期。でも私、この当時は香川さんに興味なかった。いやドルトムントは応援してたんだけど、香川さん個人にはあんまり興味がなかったのだ。そもそもドルトムントを応援してたのだって、一緒にサッカー見る友達がシャルカーだから「じゃあ私はドルトムントにしよう~」みたいなノリだったし。その後大好きになったけど。
そんな流れもあって、まあ香川真司というプレイヤーにはあんまし興味を持っていなかった。ハマって二年目ぐらいまでは、まずサッカーの流れを把握することで精一杯だったし。最初はサッカーって何人でやるのかも知らないままワールドカップ見てたレベルだったからね。
ようやくなんとなくサッカーの流れを理解して、選手ひとりひとりに想いを馳せるレベルになったころには香川さんはドルトムントの人ではなくなっていた。そう、2013年マンチェスター・ユナイテッドへの移籍である。香川真司個人へのスポンサーになりたかったのに、大人の事情でKAGOMEさんがマンチェスター・ユナイテッドのスポンサーを務めることになってしまった悲しい事件が起こった年でもある。まあKAGOMEもマンUもイメージカラーが赤だからいいだろ。
好きなチーム・ドルトムントでえらく活躍してくれてたはずの香川さんは、マンUに行ってえらく泥沼にはまっていった。バイエルンキラーと呼ばれたあの天才はどこへやら、なんかよくわからん使い方をされてよくわからんダメ出しをされてよくわからんまま公園でひたすらクロスの練習をする毎日である。来る日も来る日もクロスクロスクロス。「シンジは他のことがうまいんだからクロスはしょうがないよぉ」とか言ってくれてたクロップとはさよならしてしまったので、ひたすらモイーズの言うこと聞いてクロスの特訓である。おいおい話が違う、俺を中心にしたチームを作るから来てくれってジイさんが言ってたから渡英したんだぜ?と裁判起こしてもいいだろってぐらい冷遇される。かつてかわいがった選手があんまりにもあんまりな扱いを受けてるからって、別リーグのクロップがわざわざ「シンジは本当は出来る子だもん><」とか涙ながらにコメント出したレベルである。
超のつくビッグクラブでボロッボロにされる香川さんは、まあ当然代表でもいいパフォーマンスはできない。もうあれイップスだろやめてやれよ、ていうかあからさまにadidasの都合で背番号10を背負わせるのやめてやれ、その番号は本田に背負わせてやれ!明らかに本田のほうが10番の仕事をしている!確実に香川のプレッシャーになってるもん10番! というファンの心もむなしく、香川さんはもう自分探しの旅に出たほうがいいだろって状態のままマンUと日本代表10番を往復。見ているこっちの胃が痛くなる一年半だった。ブラジルワールドカップについてはもう触れてはいけない黒歴史だ。
さて驚きの2014年、ボロボロになって先も見えない自分も見えないサッカーボールも見えない状態の香川さんは古巣・ドルトムントに帰ることになる。ドルトムントはもう大喜びである。号外新聞とか出しちゃう。王の帰還だの放蕩息子の帰宅だの、ロードオブザリングなんだか単なるdisなんだかわからん歓迎ぶりで、香川さんもささくれどころかゴビ砂漠ぐらい荒れ果てた心をちょっと癒しつつ帰独。
ただ、あったかいおうちに帰ってきたからそのままいいプレーに繋がるぜ~なんて甘い話があるわけもなく。「ええ~シンジ帰ってくるならもうシンジを中心にしたチーム作るよ!俺は赤い悪魔とは違うよ!」という浮かれポンチなコメントを実現させたユルゲン・クロップを持ってしても香川さんの「自分ってなんだっけ病」は治らないままだった。っていうか環境もよくなかった。自分たちのサッカー教の教祖である本田さんとその筆頭信者・長友さんが近すぎた。物理的に。マイブラザーとか呼んでる場合ではない。今の香川さんに必要なのは小笠原病(鹿島)である。
自分が何者かもわからないまま自分のサッカーを探しているせいで香川さんはボロボロ、ついでに香川さんのせいではないけどドルトムントもボロボロ、日本代表だってボロボロ、どこを見てもボロボロ。王の帰還とか持て囃してくれたドイツの新聞は「コイツいるとチームの空気が悪くなるわ」とかdisってくる。空気読まないことに定評のある内田篤人から「救ってやりたい奴がいる」とか言われちゃう。槙野からはもんじゃ焼きの約束すっぽかされて待ちぼうけ喰らわされちゃう。
そんなぼろぼろな香川さんが、ちょっと気分転換でもしといでよ~とばかりに送り出されたAFC。狙い的には、下位相手に無双して自信を取り戻してもらおうという目論見があった人も多いんじゃなかろうか。
ところが幕を開けてみると、なんでか香川さんは初戦で2アシストとかしちゃってる。結果的には3得点に絡んじゃったりしてる。続くイラク戦でも、めっちゃ頑張ってるのはすっごい伝わってくるけどアシストが多いのである。エースアシストかってぐらいアシストしてる。
違うんや…アシストは大事だ、大事だけど私はお前にゴールを決めて欲しいんや…!と祈り続けて9日め、ついにその日はやってきた。そう、ゴールだ。後半に入ってきた武藤から繋がって、香川真司AFC初ゴール。アギーレジャパンでの初得点。川島はゴール捨ててまで疾走してきて香川を祝う。お前はゴールを守れ。
下位相手に1ゴール決めただけだろ、って意見もあるだろう。つーかもっと決めろよって思われてると思う。ゴールは決めたけど内容あんまよくなかったね、って意見だってたくさんある。
でも、はからずもマンチェスター・ユナイテッド移籍という泥沼時期から香川真司を見守り続ける形になってしまった私にとって、このゴールは本当に本当に眩しいものだったのだ。「よかった、よかったネェ…!!!」という一言以外に言葉が出ないわけですよ。
ゴールした瞬間に私の脳裏をよぎったのは、内田さんの「救ってやりたい奴がいる」っていう一言だったし、「シンジは何も損なわれてない」と香川さんを信じ続けてるクロップの言葉だった。すっ飛んできた清武の姿でもう涙腺は崩壊。えらいこっちゃ。試合が終わったわけでもないのに大号泣。
次にあたるUAEとは中二日の調整になるので大変だと思うけど、今日の感覚を忘れないうちにまたゴールを決めてほしいわけです。日本代表を応援してるのはもちろん、自分がこんなに香川真司を応援しているだなんて夢にも思わなかった。びっくりしたわ。彼のサッカー人生で一番輝かしかった時代と、一番どん底だった時代を両方見てしまったので思い入れがとんでもないことになっている。どうか彼が自分探しの旅を終えて、サッカーを楽しめる道へ帰ってきてくれますように。