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2023-08-27

クラスズメの幼虫がキモすぎる

この時期に山に行くとフクラスズメという超絶キモい毛虫(ガの幼虫)が大量発生していることが多い。頭と臀部?はオレンジ、胴体は黒がベースだが、そこにグロテスクしか言いようがない文様がびっしりある。

これの幼虫は4月中旬から12月上旬にかけて目にするが、特に多いのが8月末~10月頭ごろ。

 

彼らは食草であるカラムシなどを、個体差こそあれ1日に50㎠(7cm四方)のペースで食いつくす。

カラムシの葉のサイズは大きくなったもので10cm~15cm程度と言われている。仮に13cm四方(面積にして169㎠)と仮定すると、彼らは3日強で葉っぱ一枚を平らげることになる。

そして幼虫である期間はおおむね2週間程度である。つまり1匹の幼虫が孵化してからさなぎになるまでカラムシの葉っぱが3枚以上食われてしま計算となる。

そういう虫が一株に何十、いや何百何千もいるのである市街地にちょこんとあるカラムシの群生程度はあっという間に食いつくししまうのは火を見るよりも明らかだ。

実際に彼らが食いつくし10月なのに枝だけになったカラムシなどの跡を見かけたことが何度かある(パッと思い出したのだと天草上島・二弁当峠のすぐ近くにあったカラムシの群生/2007年10月14日正午過ぎの話)。

他の木や草がまだ緑色の葉をつけるなか、カラムシだけが葉が一枚もない茎だけの無残な姿をさらしているのである。そのざまは周囲から浮いていて異様である

 

そして食い尽くした後は何千何万ものクラスズメの幼虫が周囲を徘徊する。グロテスクな姿態の虫が数千匹単位で蠢いているのだ。

なんかあの道やけに黒いな~アスファルト新しくしたのかな~と思って近づいたら、道路一面をフクラスズメの幼虫が埋め尽くしているのである。彼らは住宅など建物内にまでお構いなしで押し寄せてくる。

彼らは動きも気持ち悪い。頭部を挙げてヘドバンみたいな威嚇はするわ、口から緑色の液体は吐くわ、移動するにも尺取り虫を何十倍気持ち悪くした挙動をするわで、もはや動くブラクラ状態である

彼らは踏みつぶされると緑色の体液を周囲にまき散らす。死ぬ時まで周囲を呪詛するとか下手なホラー映画幽霊クリーチャーより何万倍も怖い。チープな幽霊ときで気絶していたフレッド長官に見せたらショック死しそう

 

彼らはガチの山奥や都心部にはほぼ出現しない。ただ、それ以外の野山~中山間地域~近郊都市にならどこにでも出没する。生息域も日本全域である北海道だろうが沖縄だろうがこの国にいる以上逃げ場はない。

それどこから朝鮮半島ユーラシア東部中国とかロシア沿海州)にも生息している。韓国でも2000年代とある地方都市で突如大量発生してニュースになったほどだ。

関東でいえば八王子町田・’(相模原市橋本横須賀などの近郊都市中心部近くにまで出没し、カラムシを食いつくしては周囲に災厄をまき散らすのだ。(相模原市の)橋本駅より東に1km程度離れた住宅街に大量発生した話もある。

彼らはドクガやイラガのように毒は持っていないことや、アメリカシロヒトリやヨトウガのように農作物(※)や管理されている街路樹などに出没しないため行政駆除対象になることは少ない。

ただ、精神的に攻撃を仕掛けてくるのがフクラスズメの幼虫である。彼らの精神攻撃を受けたくないので、9月前後には絶対に山などに近づかないようにしている。

 

余談だが、フクラ「スズメ」という名前だがスズメガの仲間ではない。スズメガの幼虫は臀部に上向きの突起があるイモムシ型だが、フクラスズメにはそれがないし毛虫だ。彼らはヤガの仲間である

 

(※)1970年代後半の某年に福島農業研究施設クワの葉を食害していたという報告もある。ただ、彼らにとってはよっぽど餌がないと食べないレベルゲテモノ?扱いのため、害虫認識されることはほぼない。

2022-02-11

家庭菜園

倒れた猿 https://note.com/itakuratoshiyuki/n/n9e7a6e7430f9 を読んで家庭菜園をしてた時のことを思い出した。

数年前、転勤が決まり、小さい子連れながら東京都からとある地方都市引っ越した。

それまで首都圏から出て住んだことがなかったので不安半分、でも小さい子連れで外出するといつもピリピリと気を張っていなければいけなかった都心生活に疲れ果てていたので、地方だったらのんびりしてるかなと希望を持ちつつの異動だった。

うちが引っ越した先は日本でも下位5位以内に入る人口が少ない県で、まず引っ越した先の家でトイレを流したら床に水漏れしたのにびっくり。(大家さんに言ったらさすがにその日の夕方業者が来て直していった)

引っ越した先は集合住宅は猫のたまり場で、猫の糞尿がそこらかしこにされてるのに誰も気にしてない様子なのにびっくり。(もちろんにおいがきつい。これは退去するときまで変わらなかった)

道を歩いてる人が全然いないし自転車の人すらほとんど見かけないのにびっくり。(みんな車でしか移動しない)

方言もきつく言葉もわからないことも多々あり、あらゆるところでカルチャーショックを受け、都会から着てきた服は地元スーパーではカラフルで洗練されすぎていて目立ちすぎるのに気付いたころにはなんとか地元コミュニティに溶け込もうと必死になった。(子連れじゃなかったらまた違う認識だったのかもしれない)

いつしか地味で無難な服ばかり着るようになり、言葉も聞き真似でイントネーションを合わせ、ついでに月500円で地元農家さんに畑を借りることにした。(今考えると形から入っていこうとしていたのかもしれない)

さて、畑は20平米ぐらいの大きさで、どーんと土と雑草で覆われた畑だった。

好きなものを作っていいんだと思っても何を作っていいのかわからない。というかどうしたらいいのかわからない。

からないのでまず家庭菜園の本を買った。揃えなきゃいけないもの、土をどうしたらいいのか、種や苗をどうやって植えるのか。土を鍬でめっちゃ耕した。(筋肉痛になった)苦土石灰をまいた。わからないながらもマルチングシートで畑を覆った。(これはめちゃくちゃ大事だったと後でわかる)

ホームセンターに行って苗を色々見た。時は春。失敗しなさそうなトマトキュウリピーマンナスオクラサツマイモの苗を買った。植えて毎日様子を見に行った。

暑くなるにつれてどんどん苗は大きくなっていった。すくすくと育っていく苗を見るのはいものだった。花がつくとうれしかったし、花が枯れた後に小さな実がついているを見るのが楽しみになった。

畑を往復してるのに使ってた車があっという間に中も外も土で汚れた。農家の人がみんなハイジェットに乗る理由がわかった。そして害虫雑草被害の大変さを身をもって知ることになる。

まず害虫。都会で生活していたので最初芋虫にいちいち怯えていた。よく見かけたのはタバコガスズメガ、ヨトウガの幼虫だろうか。見つけたらとって中身が見えないように葉っぱをかぶてふんづけるようにしていた。

こいつらマジで滅茶苦茶葉っぱや実を食っていく。オルトランをまくことでだいぶ減ったけどそれでもしぶといのが割とついている。

最初は怯えていたけれどそのうちにせっかく一生懸命育てた作物が無残にも食べられていくのに憎しみを覚えるようになった。じきに見つけたら即はさみでチョキンスタイルに変更になった。緑の中身が出てくるのにも慣れた。彼らに慈悲は無用と考えるようになった。

虫はほかにもいろいろついて、アブラムシウリハムシニジュウヤホシテントウにも本当に悩まされた。ちょっと葉が茂ってるところに踏み込むと、うわっとウリハムシ200匹ぐらい飛び立つスタイルが続いた。殺虫剤はまかなかったので羽虫系は最後までどうにもできなかった。

そして雑草マルチングシートの重要性がわかる。ちょっと隙間があればあっという間に雑草がはびこってくるし、雑草には害虫つくし通路なんてあっという間に荒地化してしまう。

ナメクジにもいろんなものをよく食べられた。ハナムグリなどの甲虫類にも。蝶は卵を産み付けられるので害虫だし、自分の味方だと感じる虫はカマキリテントウムシだけになった。虫ではないけど土蜘蛛も強い味方だった。

そんなでもそれなりの収穫物を得ながら試行錯誤を続け、冬には大根ニンジン白菜などを収穫し、2年目の夏に向けては季節野菜のほかにスイカメロンというなかなか難しそうな果実を作ることにした。

美味しいもの人間も好きだけれど虫や動物も大好き。それまでの乏しい経験から果実なんて修羅の道だろうと思いつつ万全を尽くして苗を植え、手をかけて育て育てた。

スイカの実ってなりたては小さいスイカで本当にかわいい。ぷっくりしたスイカの実を害獣に食べられないように一つ一つにネットをかけ、地面の湿気で腐らないように実の下にトレイを置いた。陽があたらないと皮が黄色くなるらしいのでスイカの実の向きを太陽に当たるように毎日ちょっとずつ調整した。

米のとぎ汁をあげると甘くなるとのうわさも聞き、家からとぎ汁を持って行ってかけた。緑色の実がだんだん大きくなっていくのが楽しみで仕方なかった。

そんなスイカの実が20cmぐらいに大きくなったころのある日。事件がおきた。

無残にもあちこちの実が割られ、食い散らかされたスイカ畑。

食べられ方から犯人がわかった。カラスだ。ネットの隙間から鋭いくちばしでつついて突き崩したのだ。

中の実はちゃんと赤くてみずみずしくて、蟻がいっぱい行列を作っている。きっと甘いんだろうなと思った。

しかったけどやられた実は廃棄するしかなかった。残された数少ない実をさらに食べにくいように葉っぱで隠し、ネットをかけ、障害物を置き、カラス除けも設置した。

猟銃所持許可されてたらマジで付近を飛び回ってるカラスを仕留めてたかもしれない。

それぐらい憎かった。

農家の人たちはこんな思いをしながら作物を育ててるんだろうという一端がすごくよくわかった出来事だった。

そこから自分生活を脅かす動物害獣として割り切れるスキルが身についた気がする。

ちなみに当県ではアライグマ害獣としてメジャー動物です。サルよりも見た目はかわいいと思うんだがやっぱり自分は割り切って対応してしまうかもしれない。

2017-02-06

Nikeとあるシューズ

ナイキ ハイパーヴェノム ファントム III ダイナミックフィット FG とか言うのの広告が偶に目に入ってくるのだがイモムシに見えて仕方ない。

どっかで見たカラーなのだ名前が出てこないので画像検索したらGoogle先生アゲハ幼虫かスズメガ幼虫が近いのでは?とおっしゃる。ふと思いついて他のシューズ検索かけてみると、やはり今回のNikeカラーテーマイモムシと判明した。苦手な人が多いモノをテーマにするってどうなんだろ?

2010-09-25

スズメガ

庭のブドウの木に、スズメガの幼虫。

どんな種類の虫なのか確かめるために、先程グーグル画像検索色々やってましたが、半ばグロ画像展覧会状態w

さーて捕殺するか……

 
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