はてなキーワード: 駆除対象とは
優先的な駆除対象なんだが?
この時期に山に行くとフクラスズメという超絶キモい毛虫(ガの幼虫)が大量発生していることが多い。頭と臀部?はオレンジ、胴体は黒がベースだが、そこにグロテスクとしか言いようがない文様がびっしりある。
これの幼虫は4月中旬から12月上旬にかけて目にするが、特に多いのが8月末~10月頭ごろ。
彼らは食草であるカラムシなどを、個体差こそあれ1日に50㎠(7cm四方)のペースで食いつくす。
カラムシの葉のサイズは大きくなったもので10cm~15cm程度と言われている。仮に13cm四方(面積にして169㎠)と仮定すると、彼らは3日強で葉っぱ一枚を平らげることになる。
そして幼虫である期間はおおむね2週間程度である。つまり1匹の幼虫が孵化してからさなぎになるまでカラムシの葉っぱが3枚以上食われてしまう計算となる。
そういう虫が一株に何十、いや何百何千もいるのである。市街地にちょこんとあるカラムシの群生程度はあっという間に食いつくしてしまうのは火を見るよりも明らかだ。
実際に彼らが食いつくし、10月なのに枝だけになったカラムシなどの跡を見かけたことが何度かある(パッと思い出したのだと天草上島・二弁当峠のすぐ近くにあったカラムシの群生/2007年10月14日正午過ぎの話)。
他の木や草がまだ緑色の葉をつけるなか、カラムシだけが葉が一枚もない茎だけの無残な姿をさらしているのである。そのざまは周囲から浮いていて異様である。
そして食い尽くした後は何千何万ものフクラスズメの幼虫が周囲を徘徊する。グロテスクな姿態の虫が数千匹単位で蠢いているのだ。
なんかあの道やけに黒いな~アスファルト新しくしたのかな~と思って近づいたら、道路一面をフクラスズメの幼虫が埋め尽くしているのである。彼らは住宅など建物内にまでお構いなしで押し寄せてくる。
彼らは動きも気持ち悪い。頭部を挙げてヘドバンみたいな威嚇はするわ、口から緑色の液体は吐くわ、移動するにも尺取り虫を何十倍も気持ち悪くした挙動をするわで、もはや動くブラクラ状態である。
彼らは踏みつぶされると緑色の体液を周囲にまき散らす。死ぬ時まで周囲を呪詛するとか下手なホラー映画の幽霊やクリーチャーより何万倍も怖い。チープな幽霊ごときで気絶していたフレッド長官に見せたらショック死しそう
彼らはガチの山奥や都心部にはほぼ出現しない。ただ、それ以外の野山~中山間地域~近郊都市にならどこにでも出没する。生息域も日本全域である。北海道だろうが沖縄だろうがこの国にいる以上逃げ場はない。
それどこから朝鮮半島やユーラシア東部(中国とかロシア沿海州)にも生息している。韓国でも2000年代にとある地方都市で突如大量発生してニュースになったほどだ。
関東でいえば八王子・町田・’(相模原市)橋本・横須賀などの近郊都市の中心部近くにまで出没し、カラムシを食いつくしては周囲に災厄をまき散らすのだ。(相模原市の)橋本駅より東に1km程度離れた住宅街に大量発生した話もある。
彼らはドクガやイラガのように毒は持っていないことや、アメリカシロヒトリやヨトウガのように農作物(※)や管理されている街路樹などに出没しないため行政の駆除対象になることは少ない。
ただ、精神的に攻撃を仕掛けてくるのがフクラスズメの幼虫である。彼らの精神攻撃を受けたくないので、9月前後には絶対に山などに近づかないようにしている。
余談だが、フクラ「スズメ」という名前だがスズメガの仲間ではない。スズメガの幼虫は臀部に上向きの突起があるイモムシ型だが、フクラスズメにはそれがないし毛虫だ。彼らはヤガの仲間である。
(※)1970年代後半の某年に福島の農業研究施設でクワの葉を食害していたという報告もある。ただ、彼らにとってはよっぽど餌がないと食べないレベルのゲテモノ?扱いのため、害虫と認識されることはほぼない。
それって幼稚なやつが社会問題の解決よりも自分の感情的嫌悪の解消を優先してるだけじゃん
駆除対象害獣のアライグマが怪我してたら可哀想だから助けて上げてと喚く女子供と一緒
社会全体の利益や優先度や重要度を考えずに自分の不快感が解消されることしか考えてない自己中
所詮虚構でしかない深夜アニメの表現を狩るよりも現実の理系や管理職や政治家の女の割合を増やす方法を考えて実戦していく方がはるかに社会にとって有益なのに、
現実に対してなにもしたくない怠け者は概念的なものを攻撃するだけで自分が社会貢献していると思いたがる
おまえ本気で女性蔑視されない現実を作りたいと思ってなんじゃないの?
いつまでも弱い立場に居座って文句言ってられるだけの楽なポジション取りたいだけなんじゃないの?
考課に下駄履かせてもらって同期の男より優先的に希望の仕事を回してもらってるのに転勤する旦那についていくので会社辞めますとか言ってくるんじゃねえよ
同年代の男より地位も給料もあるような女が夫優先で積み上げてきたキャリアを自ら手放したりするから女の地位が向上せんのだろう
深夜アニメの主人公が女児のおっぱい揉んだとかくっそしょーもないことで吹き上がってないでもっと真剣に現実の女の地位向上について考えろよ
夫婦別姓だとかいうまえにべつに夫が妻の姓になっても構わんのだろ?っていってみろよ
夫婦別姓なんてほとんどの夫婦が夫の姓を選択させられている現実から逃げてるだけじゃねえか
妻の姓を選ぶ夫が5割になる社会をどうして目指せないのか?
「気になったんだが、ムカイさんはどういう経緯でこの部署のリーダーに?」
イントネーションが独特だが、「タントウ」ってのは俺たちを部署に案内した“あの担当者”のことを言っているのだろうか。
「それって、あの暗そうな人?」
「えーと、活力がないというか、覇気がないというか……」
「ここの社員は皆そうだろう」
どうも、ここで働いている人間は、そのタントウみたいなのばかりのようだ。
『AIムール』は「AIが人間向けのサービスを如何に助けるか」という理念で設立されたようだが、この会社自体はむしろ逆だ。
ひたすら横でAIの作業を見せつけられ、己の職場での必要性を問いたくなってしまうような環境。
職場体験で来た俺たちですら精神が磨耗するのだから、ここの正社員は尚更だろう。
「あのタントウさんもクビになるか、自ら退職するか、時間の問題じゃないっすか」
俺はそれを軽く窘めようとするが、今回はタイナイまで話に追従してきた。
「実際、『AIムール』の方針自体、遠まわしに彼らを辞めさせようとしている節があるよね」
「おいおい、滅多なこと言うもんじゃない」
「いや、そこまで破天荒な話でもなかろう」
更にはウサクまで乗っかってきた。
皆どうしたっていうんだ。
「ウサク、何一緒に頷いているんだよ。お前、AIが人間の仕事を奪うとかいう言説には懐疑的だったじゃないか」
「別に全面的に否定していたわけじゃない。経済における自然淘汰として、そういう側面もあること自体は事実だからな」
「そうっすよ。機械に仕事を奪われるような人間は、その程度しかできないってことの裏返し」
それはAIやアンドロイドの優秀さを誉めるというよりは、人間の不甲斐なさを腐しているようだった。
思っていた以上に、『AIムール』は短期間で彼らを疲弊させ、価値観を侵食したらしい。
「人材は最も買い叩けないものでありながら、不安定で繊細だ。経営者目線で考えれば、それがコストに見合わないとなったときに彼らは金食い虫とみなされ駆除対象にもなりうる」
「AIは文句を言わないし、個人的な理由で転職したり、トラブって炎上の火種を作るリスクもないもんね」
俺はあわててフォローしようとする。
カジマたちの主張する内容がマズいからというよりは、“今この場で語っている”ということを危惧していた。
「待て待て、そうは言ってもエラーによるミスとかはあるだろ?」
「それはヒトだって同じじゃん。むしろAIは予測と対策が可能な分、ヒューマンエラーより扱いが楽だよ」
言ってることは側面的には事実だし、俺もそれ自体は否定できないからだ。
「なにより、人間にやったらブラック企業まっしぐらな行為も、AI相手なら驚きの白さなのが大きいっすよね」
そして力及ばず、いよいよカジマが口を滑らしてしまう。
俺は歪む口元を左手で覆い隠した。
仲間内の会話として、やや明け透けにモノを言っているだけなのだろう。
だが、この話の輪の中に“当事者”が居るってことを、もう少し考慮すべきだ。
「さっきから聞いていたが、どういう意味だ。なぜ人間にやったらブラックなのに、ワレワレ相手ならホワイトなんだ?」
とうとうムカイさんが口を開く。
さあ、七面倒くさいことになってきたぞ。
動物愛護法44条では以下のようになっている。
4 前三項において「愛護動物」とは、次の各号に掲げる動物をいう。
一 牛、馬、豚、めん羊、山羊、犬、猫、いえうさぎ、鶏、いえばと及びあひる
二 前号に掲げるものを除くほか、人が占有している動物で哺乳類、鳥類又は爬は虫類に属するもの
これをわかりやすくまとめると以下のようになる。
まず、愛護法44条4の一で指定されている、最高ランク愛護動物(仮称)。
こいつらはたとえ人間に管理されていないノラでも殺しちゃいけない、最強の特権階級。
・牛さん ・馬さん ・豚さん ・めん羊さん ・山羊さん
・いえばとさん ・あひるさん
こいつらは人に管理されているペットとか家畜なら守らなきゃいけないが、
ノラだったら殺していい。
例:
動物愛護法で指定されていない、ノラだろうが人のペットだろうが
いくら殺してもいい、動物愛護法では無視されている「殺してもいい命」。
【ゴミ】
例:
・カエル ・イモリ ・金魚などの観賞魚 ・カブトムシ ・バッタなど
ガイドが罪罰メーターの説明をしている間、兄貴は何も言わず話を聞いている。
時おり何かを言いたそうに口がもごもごしていたが、ある程度は話を聞いてからにするようだ。
「このメーターの素晴らしい点は、罪と罰の性質やベクトルが違っても計算してくれることなんだ。暴力という罪に対して、罰金や、社会的制裁でもいいわけ」
ガイドが一通り話を終えた。
兄貴は罪罰メーターの効果に驚くわけでもなく、ただ静かにキトゥンを撫でているだけだった。
「ふーん、つまり罪と罰を正確に測るための装置ってわけか。ならキトゥンには使えないな。こいつの躾くらいには、使えなくもないと思ったが」
「え、測れないの?」
俺は兄貴がなぜそう思ったのか分からなかったので、理由を聞いてみた。
「そりゃあ、罪だとか罰だとかってのは人間の尺度で決められたものだろ。それを動物を測れるわけがない」
うーん、そうなのか。
言われてみればそんな気もする。
「いや、動物も測れるよ」
何だか雲行きが怪しくなってきたぞ。
「このメーターは目的こそ罪と罰の計測だけど、その原理は因果の計測なんだよ。これまでの行動と結果を多側面的に記号化しているんだ。だから他種の生物だって計測することは可能さ」
「いや、測れたらマズいだろ。それってつまり、人間たちの尺度で動物を裁くことを良しとするってことだぞ」
「何を当たり前のことを言っているんだ。ボクのような未来の人間だけではなく、この時代の人たちもそうしているじゃないか。キミ達も外来種が原生生物を脅かしていたら、その外来種の方を殺すだろう? それって、つまり人間たちの尺度で他種を裁くのを認めているってことじゃないか」
表情が歪んだことを隠すため、咄嗟にやってしまう兄貴のクセだ。
だけど兄貴の眉の角度は明らかに上がっているのが分かるし、その理由も明らかだった。
兄貴の飼っている猫、キトゥンはジパングキャットという外来種だ。
ジパングキャットは、この国では絶滅危惧種である魚が好物なため、駆除対象に入っている。
数年前、俺や兄貴のいた学童の仲間たちの間で、このジパングキャットをめぐって一悶着あった。
または人間の勝手な感情を押し付けて、猫を優先して守ることは良いことなのか。
兄貴は最初の内は飼うのに反対で、俺が駄々をこねてもそれは変わらなかった。
そんな兄貴がどういう理由で心変わりしたのか、尋ねたことがある。
返ってきた答えはこうだった。
「猫を生かそうが殺そうが人間のエゴだというなら、自分の心に従ってより良いエゴを選ぶまでさ」
そんな兄貴にとって、ガイドの言うことは十分に理解できるものだった。
だけど、いや、だからこそ。