2024-06-26

ひまそらあかね氏の批判を書いたら反応が返ってきてて困惑しながら再批判している話

困惑している。

「ひまそらあかね氏の公約を真っ向から批判してみる」を書いて、一日ぐらい全く動いてなかったので「まあそんなもんだよね」と思っていたら、

昨日突然なんか反応が色々来た。

さらには、ひまそら氏ご本人まで意見ツイートしている。

しかも口の悪さは2段階減で、である

https://x.com/himasoraakane/status/1805466811674280183

正直なところ、再度言及するのは味を占めている感というか骨しゃぶり感というかがあり、反応するかどうかは迷ったのだが、

こちらの理解不足であった点、さらに疑問の生じた点などあるので、改めて言及していきたい。

なお、今回は政策note記事(https://note.com/hima_kuuhaku/n/n00a0ba9943d1)に加えてXの投稿もサッと眺めたが、

やはり他の場所言及している可能性はある。そこはご容赦いただきたい。

①公金チューチューをなくす

これについては、予算決議の時点で公金不正が無くなるように食い止める、という主張と思っていたが、

補助金受領不正手続きがあった場合返還を求める、という対応を強化する内容のようである

そして、その実現のための具体案が「チェックルームとチェックルールを作」るという内容と受け取った。

ここは私が誤解していた部分である

かに、暇空氏はColaboの件で領収書が揃っていないことを指摘している。

それに鑑みれば、現状の補助金不正手続きへのチェック体制は不十分と言えるかもしれない。

そして、それを是正すべきというのは私も同意する部分である

だが、現状でチェックが全く行われていないかというと、そうではない。

各種補助金手続きについては、各種補助金担当部署管理しており、不備・不正等がないかについても

その担当部署確認・指摘している。

各種補助金については、その担当部署の方が詳しく、内容の精査も可能だと思われる。

新たにチェック専門の部署を作ることはどれほど有益なのだろうか。

また、現状でチェックが不十分になっている要因についても一考する余地がある。

仮にその要因に「都職員モラルの低下」があるとするならば、たとえチェックルームを作ったところで

チェックルームのモラルを維持できず、結局チェックは十分に行われないであろう。

各部署が多忙でチェックにリソースが割けないのであれば、その部署人員を増やすことで解決可能である

不正が野放しである状態は、新たな枠組みを作ることでキレイ解決、といった類の問題では無いであろう。

既存ルールの中で当該問題解決しうるという点は、ひまそら氏も同じ見解であると思われるので、

問題の要因を踏まえて「抜本的」な解決をお願いしたい。

なおこれは揚げ足取りであるが「チェックルーム」の設置には東京都組織条例改正必要と思われる。

ひまそら氏が提示している方法では、「議会を通」さないのは難しいだろう。

東京都デジタルで楽しませる

まずクーポン用途について。

これはひまそら氏が根本的な勘違いをしていると思われる。

全ての経済政策には曲りなりにも意図がある。例えばコロナ禍の旅行支援飲食業支援は分かりやすい。

いわば災害のような不可避的な要因で、収益が得られない業種に対する補助が目的であった。

それでは、ひまそら氏が案として提示する用途限定クーポンはどうか。

「バズのため」というのは何なのだろうか。

これが「普及のため」などであればまだわかる。例えばマイナンバーカードは適正な利用が広がれば

国として非常に有益であることから、その普及のためにマイナポイント支給していた。

しかし、例として挙がっているのは「ファミレス」や「映画である。そして「バズのため」にクーポンを発行するとしている。

ファミレスメニューが人気になること、一映画が大きなヒット作となることがあれば、

かに経済活性化・税収増加の一因にはなるであろう。

だが、それらが「バズ」るのは政策効果なのだろうか?

「バズ」は都政によって生み出され得るものであろうか?

仮に生み出せたとして、都が主導して生み出すべきものなのであろうか?

用途限定したクーポンについて、その本質は「特定業種の業者への根拠なき補助金であると思われる。

どれだけひまそら氏が透明性を確保し、どれだけ分野を広げたところで、

その対象業種の選定に合理性が無ければ「趣味血税を使うな」の声は免れないであろう。

政治的繋がりがあること」が悪なのではなく、「無駄税金を使うこと」が悪なのである

そのため、私は前回に用途限定しないクーポン提案した。

ただ、ひまそら氏の「普段取らない行動もおのずから選択できるような設計施策」は非常にいい発想であると思う。

それを取り込むとするならば、用途限定は外したうえで、

同一ブランドまたは同一事業者経営する店での複数回利用を制限してはどうか。

こうすれば先述の恣意性を緩和でき、また長期的には普段取らない行動を促す効果が期待できる。

癒着」については、クーポン対象業者選定段階での、ひまそら氏以外の「癒着」についての疑問であった。

ひまそら氏が独断業者選定を行うことはまさか無いと思うので、どのように行う予定であったのかを尋ねたかった。

癒着」が無いことを示すのは、いわゆる悪魔の証明であるため、それを絶対に起こさないのは極めて難しい。

ひまそら氏は「透明化が一番の対策」としているが、それがなかなか難しい。

例えば、文書の残らない談合での口利きがあったとして、どう「透明化」するのか?

都でのアプリ内製化については、他に優れたプラットフォームがある現状において私は不要と考えるが

東京都がすることに意味がある」という主張は一理あると思う。

ただしこの政策において、ひまそら氏のアプリ設計運用知識が活きる場所は、

知事として行うべき職務の中には無いと思われる。

これは以前に述べた通り、アプリ設計運営知事職務では無いためである

これも揚げ足取りだが、「深く施策を見ることができる」と意見ツイート内にあったが

これは問題のある発言である知事施策執行する側であり、見られる側である

この手の誤りは政治家としては致命傷になりかねない。

慎重な言葉遣いをお願いしたい。


ひまそら氏の意見ツイートに対する所感は以上である

ついでに、いろいろと反応いただいた件についても取り上げたい。

なお、反応については要約して軽めの語尾にしている。

・代案出せよ

この指摘は一般的には詭弁である

問題存在→②解決策の提示→③解決策の問題の指摘→④代案出せ

上記の流れの④は、②で問題が発生していることを否定できていない。

ただし、代案が無ければ「思いつく限りでは②の解決策が①を解決する最良策である」は間違いではないし、

②の抱える問題が①の問題放置するほどに大きいか、という比較検討になる。

今回でいえば、「公金チューチュー」は無くすべきであるし、都民への還元策はあってもいいと思う。

何より、外からワーワー指摘するのは簡単だが、実際に作り上げるのは難しいものである

そこで、今回は①の問題所在について触れつつ、一部代案も提示した。

代案を提示せず批判に終始している箇所は、公約から文言を無くしてしまった方がいいのではないかと思っている。

・ひまそら氏って当選する気ないか意味なくね?

これは私はひまそら氏ではないために、なんとも言えない問題

ただ、立候補して政策を立てている以上は、それについて一考する価値はある。

加えて、支持者が手放しで称賛しているのを見て「いやいや……」と思ったため記事を出した。

公約の実現可能性を言ったら現職もそうじゃね?

その通りかもしれない。が、ひまそら氏はそれを批判しており、約束は守ると公言しているため

実現可能性について疑問がある点は指摘すべきだろう。

そもそも、「現職が公約実現してないから他の人もいい」にはならない。公職選挙法違反関連と同じ。

・こうやって取り上げるのがひまそら氏の利になるからそっとしといて

これについては賛同しかねる。

もし、この記事政策ブラッシュアップの一助となり、それによってひまそら氏の票が増えるのであれば

それはそれで悪くないことであると考える。

私はひまそら氏の支持者ではないが、アンチでもない。政策が良くなった上で票が増える分には何も問題ないと思う。

加えて、ぶっちゃけた話、この記事にそんなに価値は無い。利にもならない。

この記事を読む層、リンクを見る層、ひまそら氏の意見ツイートを見てキャーステキとなる層はごくわずであることは自覚すべきである

少なくとも、ひまそら氏が選挙戦を戦うにあたって取り込まなければならない層は見ない。

その上でなんでこの記事を書いているかと聞かれたら、自己満足しか言いようがない。

・暇空氏がオンブズマンから門前払い食らったのは知ってて書いてる?

知っている。「オンズブズブマン」というパワーワード誕生したのを忘れはしない。

オンブズマンにも問題があり得るが、これは調査される側である知事が口出しする内容ではない。

ただし重ねてになるが、この辺りの補助金の実績報告後の調査という点は、ひまそら氏は公約としては織り込んでいないと解釈している。

すなわち、補助金の実績報告時にしっかりチェックをする、という仕組み作りを目指しているようである

この点、支持層でも誤解している方はいらっしゃるのではないだろうか。

ネタマジレスするな

ヘイトスピーチ……

先ほども書いたが、あくま自己満足である

自分で「真っ向から」って言っちゃう

それはご指摘の通り。お恥ずかしい。

・ひまそら氏の人格否定したい左翼アンチ

人格否定はしていないと思う。「口が悪い」は言ったが、これは支持層共通見解なのではないだろうか。

他にもアイコンの件など思うところはあるが、可能な限り政策に関連するところに話をとどめたつもりである

以上である

ひまそら氏の性格からして、セルフ二番煎じである記事をどれだけ誰かがひまそら氏に見せたとしても、

ひまそら氏がタッチすることはないと思われる。

しろ、過度の提示は逆にブロック材料になり得る。

したがって凸は控えることを推奨したうえで、この記事を締めたい。

  • これ暇に見せるなよ!?絶対見せるなよ!?

  • ひまそら氏にとっては、虚偽の情報で不当にラベリングしたがる連中よりも、 真摯に批判してくる人の意見のほうが大切だし、相手に知られていない事実があれば伝えて疑問を解消する...

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