はてなキーワード: 電子カルテとは
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120426-00000156-yom-bus_all
でも色々調べてたので、普通の人が薬剤師について疑問に思うことについてまとめてみる。
「薬剤師って薬つめて渡すだけじゃないの?」
調剤薬局の薬剤師は主にそれが仕事です。しかし、ただ薬をつめて渡すわけではなく、医師が処方を間違えていないかチェックします。
また、飲み薬ならつめるだけですが、軟膏だったり液薬だった場合はしっかり計算して、正しい順序で作ります。
「処方のチェックなんて簡単じゃないの?」
簡単です、と言いたいところですが、全然簡単じゃありません。
医師は自分の専門領域を見る方が多いですが、薬剤師は全ての処方箋を扱います。
すべての領域の薬の飲み合わせを把握していることが求められます。
といっても全てを把握することは難しいので日々勉強です。
最近は電子カルテなので医師が処方する際に、処方がおかしい場合はエラーになることが多いので、少しは楽になってきました。
普通に買える薬については、飲み合わせのチェックを積極的にしていないので、あまり意味は無いかもしれません。
でも給料は新卒で年棒600万(なぜか年俸表記)というところもあったりして薬剤師的には嬉しい所。
大手のドラッグストアでエリアマネージャーとかになれば1000万超えるらしいです。
「薬剤師の数って飽和するって聞いたけど?」
記事のグラフにもありますが、受験者数も2年のブランクで減りました。
しかし、薬科大学が乱立したので、いずれ合格者数過去最高になることも時間の問題です。
それでも飽和するとは思えません。
増えた仕事を箇条書してみました。
●薬局
・薬の種類(先発品、後発品)の選択
・薬の飲み方を患者さんの家に行って説明
・老人ホームの薬の用意
●病院
ほんとに簡単にしか書いてませんが、とりあえずしなくてはならないことが増えました。
また、就職先は薬局、病院、製薬企業の他に、公務員があります。
ちなみに薬剤師の地方公務員の倍率はかなり低いので狙い目です。
長々と書いてきて疲れてしまいました。
ちなみに職業薬剤師ではありませんので、回答に限界があります。
薬剤師はいらないって仰る人たちが多いですが、結構頑張ってるのでそんなこと言わないでほしいところ。
■追記
こちらの方ですが、twitterの方でも薬剤師を毛嫌いしている発言がとても多い人でしたので、
自分としてはあまり信用してほしくない方です。おそらく、この方の病院の薬剤師がよっぽどダメだったのでしょうか。
実習の経験ですが、疑義照会義務は積極的に行っていますよ。実習でも遠慮なく行っていました。
病院ですが、しっかり患者さんの体の機能を考えた上での投与量の疑義照会もしていました。
食品衛生は薬剤師とはまた別分野じゃね? 上の方は医師だろうし、下の方は検査系か栄養系か農学の食品系かその辺の人の仕事では。」
私の友達は薬剤師公務員として就職して食品系の検査を行なっていますよ。
あまり検査系や栄養系の方もいるのでしょうが、自分がそこまで詳しくないのでお答えできかねます。
って登録販売者も知らんのか。
身内がドラッグ勤務だが聞いた事ねーぞ。それガセか、怪しい所じゃないの?
つかドラッグの薬剤師って法律満たす為だけに雇ってる訳で、実務上は薬剤師の知識や経験なんて要らないから
一部の管理職候補以外は製薬会社定年後の再就職ジジイだの主婦だのをパートで使ってる。
そりゃ普通のパートよりは時給高いけど、一般的な正社員と比べたら別に高くない。
仕事が激増しようと雇う人数はそう簡単に増えないよ。単に激務になるだけ。
病院なんてどこも経営大変なんだから(公立なら赤字で当たり前だし)、余計な人件費は出せない。
もし人件費余ってたら医師や看護師に回す(まあ、これらは金出しても求人難だけどさ)。それ以外は削れるだけ削る。
薬剤師はまだ法律で雇わなければならない人数決まってるからマシな方だけど、そのぎりぎり人数以上に雇える潤ってる病院はあまり無いだろうね。
登録販売士は知っていますが、販売できるのは2類までですよね。リアップとか登録販売士では売れませんし。
1類医薬品を販売しないドラッグストアだったら本当にいらないかもしれません。
ドラッグは小売としての職能が求められるので高いというのはあると思います。
2010年になった。
彼を亡くして半年近くが経っていたものの、もちろん彼の事を考えない日など1日もなかった。
その時の私は、大きな問題を抱えていた。
私は心臓病で、ペースメーカーを入れていた。その電池が既に切れている状態だった。
電池が切れてもバックアップで3ヶ月は動き続けることができるものの、
設定は初期値にリセットされるため体調は悪く、また、完全に電池がなくなってしまえば突然死の危険もあった。
電池が切れていることは、もちろん知っていた。
でもその時の私は、とにかく目の前の面倒な事や嫌な事から逃げようとしていた。
だから電池の問題も後回しにして、考えないようにしていた。
しかしいよいよ電池が完全になくなろうとしていた。
私の心臓の状態から言えば、電池が完全になくなるということは死を意味していた。
でも、電池を交換する手術を受ける気にはならなかった。
死にたい、と思っていたわけではない。彼を亡くしてからも、後を追おうとは考えなかった。
でも、積極的に生きたいとは全く思っていなかった。
通っていた病院の、循環器の師長が私に言った。
このままだと、本当に危険なのよ?どうなるか分かってるでしょ?
ねぇ、お付き合いしてる人とかいないの?その人も、悲しむ事になるのよ?
どんな言葉も響かなかった。悲しむ人は、もういなくなってしまった。
それから数日後、彼が夢に出てきた。亡くなってから一度も出てきた事はなかった。
彼は、ただ微笑んでいた。何も話さなかった。手を伸ばして、追いかけようとして、目が覚めた。
結局その後、私は手術を受けるために入院した。
しかし入院したその日、主治医から思ってもいなかったことを告げられた。
ペースメーカーと心臓を繋いでいるリードがだめになっている可能性があるけど、開けてみないとわからない。
だめになっていた場合、今入っているリードはそのままにして、新しいものを新たに入れる。
そんな話は全く聞いていなかった。外来で検査を受けた時にも言われなかった。
リードはずっと使えるものではなく、いつかだめになるかもしれないのは知っていた。
でも、使えるかどうか、開けてみないと分からないというのは知らなかった。
ペースメーカーを入れたその日から、体内に異物が入っているという違和感を、
ずっと抱えて生きていた。自分の胸部XPを直視することもできなかった。
仕事で行った病院で、たまたまペースメーカーを入れた人の胸部XPを見てしまい、ひどい吐き気に襲われたこともあった。
私は手術を拒否して、同意書を書かなかった。
このまま退院させて欲しいと言った。もちろんだめだと言われた。
そんなわがままな患者に、ついに循環器科の一番偉い先生まで出てきた。
先生、というより、威勢のいいおばあちゃんだった。
旦那さんと離婚して、女手ひとつで医師を続けながら娘を育てた事。
その娘も今は医師をしているということ。高速道路で事故を起こし、死にかけた事。
それを聞いて私も、少し自分の話をした。
大学2年になる直前に意識消失発作で倒れ、ペースメーカーを入れた事。
大学を休学しなければいけなくなったこと。手術の後遺症の事。両親に理解されなかったこと。
その事を、人に話したのは初めてだった。
一通り自分の身の上話をして、私の話を聞いて、先生は病室を出て行った。
もしもリードが使えなくなっていたら、古いリードを抜去できる病院に転院する。
その病院には既に受け入れの体制を整えておいてもらっている。
自宅からは遠かったものの、循環器が有名だったその病院は良いはずだと思っていた。
でも、検査の度に嫌な思いをさせられていた。患者の事なんて全く考えていない対応だった。
そんな話を彼にしたら、こんな事を言われた。
嫌な思いをして通い続ける事ないよ。別の病院探そ。
その後、彼を助手席に乗せて家の近所を走っている時、ある病院を見つけた。
最近の病院って、スタバとかタリーズとか入ってるよね。仕事中の息抜きにいいよねw
あの病院、いいんじゃない?綺麗だし、確かあそこはウチの電子カルテ入ってないよw
その後彼はその病院の事について調べてくれた。
神奈川県内では一番ペースメーカーの症例数も多く、評判のいい病院だった。
その後、私はその病院に通うようになった。
そしてその2日後、私は手術を受けた。
結局リードはそのまま使える事が分かり、3時間程度で無事手術は終わった。
手術が終わった後、あのおばあちゃん先生が私に言った。
あんた、よく頑張ったよ。頑張ったから、神様が味方してくれたんだよ。
先生は「神様」と言ったけど、私は彼が助けてくれたんだと思った。
入社当初は会社を辞めたいばかり言っていたが、彼のあの言葉によって
この仕事を続けられるところまで続けてみようという気持ちになった。
嫌になって途中で諦めて投げ出すのだけはやめようと思った。
ただ、入社して5年目という区切りの年に、これから先どんな仕事をしていきたいか
ちゃんと考えようと思った。このまま電子カルテを作りたいかどうか。
これからの1年、どんなに辛くても全力で仕事をしよう、と決めた。
全力でやって、そのまま続けたいと思ったら残る。思えなかったら、別の道を探す。
復帰後すぐに、かなり大きな仕事が入ってきた。
当時27歳のひよっこSEには重すぎた。
でも、これだけはやり遂げないといけないと自分に言い聞かせた。
そのプロジェクトの定例の会議は福岡で行われたため、毎週金曜日に福岡に行っていた。
でもあの時のように、彼との事を思い出して押し潰されそうになることはなかった。
1年前のように現実逃避から仕事に打ち込むのではなく、自分の目標のために仕事をした。
入浴中も睡眠中もけっして外さない指輪に、ID番号を掘り込んでおいて、
津波で薬や処方箋がながされてしまっても、その患者がどの薬を使っていたのかわかる。
身内の連絡先なども関連付けておけば、ボケや痴呆や記憶喪失になった時でも
専門機関がその個人を特定することが出来る。
あるいは、専用のサイトを設けずとも、極小サイズのQRコードを掘り込むのでもいい。
(デジカメのマクロ撮影で拡大するなり、顕微鏡の類が必要かもしれないけど)
緊急時の生命維持に必要な最低限の情報を指輪に刻み込んでおくというのを徹底しよう。
・指紋だと、個人情報流出になりやすい。
・皮下埋め込みのRFIDは、逆に知らぬ間に盗まれやすそうだし、異物に抵抗がある人も多そう