はてなキーワード: PATMとは
これを書こうと思ったきっかけは、人気記事にあがっていたこの記事
「会社で臭いと言われるのだがどうしていいかわからない」https://anond.hatelabo.jp/20180918135609
似たような症状で悩んでいる人がいることを少しでもわかって欲しい。
この症状の改善策を見つけたい。
この症状で一番辛いことは、生きているだけで他人に迷惑をかけることである。
あまりにも私の経験と一致するところがあり、何か情報を得られないかとこれを書いている。
私も全く似た症状で数年悩んでいる。
臭いと言われ、咳払いをされる。
臭いと言う人もいるし、臭くないと言う人もいる。
私と同じ空間にいる人は、喉にたんが絡みよく咳払いをする。
喉にたんが絡み咳払いするのなんて誰だってするよ、と思うだろうが、私の行く先行く先で異常と思うほどに反応される。
統合失調症ではないかと思われるかもしれないが、今まで普通に生きてきたので統合失調症ではないと思う。
よく分からないことは、
・私のことを臭いと言う人と臭くないと言う人が極端に分かれていること(臭いを感じる人と感じない人がいること)
・私がいるだけで周りの人に刺激(私の場合は、周囲の人への喉への違和感)を与えてしまうこと
この症状になった心当たりは、
・長期的な過度のストレスを感じていた
である。
臭くないと言う人は、病院の先生、健康診断の先生、今の親しい友人
臭いと言う人もいるし、臭くないと言う人もいる。臭いと言う人は本気で臭いと思っているし、臭くないと言ってくる人と話をしていても本当に臭いを感じていないように見える。
「会社で臭いと言われるのだがどうしていいかわからない」のコメント欄を見て思うことは、この症状を経験した人でないとこの症状をありえるはずがないと思ったり、会社からのパワハラだと言ってしまうのも無理がないところである。この症状を経験している私自身こんなことが本当にあるのかと思っているのだから。
ここで、PATMと呼ばれる症状を紹介したい。
「PATMとは、一緒にいる自分以外の人がくしゃみやのどの違和感を訴え、まるで自分がアレルゲン(アレルギー症状を引き起こす原因)のようになって周囲の人に影響を及ぼす症状です。つまり本人に異常は無いのに、周りの人がアレルギー症状のようなものを訴えるようになるのです。本人が自分の体臭に敏感になり発覚することもありますが、それ以外には自覚症状が出ないためなかなか気が付くこともありません。」(引用)
このPATMは、2018/3/6の世界仰天ニュースでも放送されている。
http://www.ntv.co.jp/gyoten/backnumber/article/20180306_03.html
私がこの日記を書こうと思うきっかけになった日記「会社で臭いと言われるのだがどうしていいかわからない」のコメント欄にもPATMではないかと指摘がなされている。
私はずっとこの症状に悩まされていて、このPATMと名付けられた症状が世の中の一部の人に起きていることを理解した時、この症状で悩んでいるのは私だけではないんだと気持ちが楽になったことを覚えている。それまでは、この症状は私だけのもので一生治るものではないし、一生他人には理解されることはないと思っていたから。
PATMは、今まで精神的なものだと思われることが多かったようだが、今年発表された論文
( 皮膚ガス測定および鼻腔内微生物検査に基づくPATMに関する考察 https://www.jstage.jst.go.jp/article/siej/21/1/21_19/_article/-char/ja )
によると、被験者の皮膚ガスからトルエンやキシレンなどの化学物質が基準値より極めて高い量検出されており、精神的なものではないことが明らかになっている。
また皮膚ガスを測定した人の中では基準値の100倍近い化学物質が検出された方がいるようだ。
私の今の現状は、この症状を治したくて病院へ行っても症状を認識してもらえないため、治療することが出来ていない。
自分でも、洗濯をより注意したり、歯磨きを注意してしたり、食生活を改善したり、睡眠を多くとったり、ストレスを貯めないように生きている。
なにより辛いことは、この症状を理解してもらえないことである。
同じ空間にいる人にアレルギー反応を起こさせてしまい、病院に行ってもあなたは普通だと言われ治したくても治せない状況にいる。
会社のようなストレスのかかるところにいると臭いを発し、ストレスがかからないところだと臭いを発さないのかもしれない。
なぜこんなにも臭いと言う人と臭くないと言う人が分かれるのか理解できない。
これだけ気を使っていても、私に対して臭いと平気で罵ってくる人がいる。
会社以外は外に出られなくなった。会社にすら行けなくなったらもうおしまいだと思っている。
休みの日は家にこもり、人混みをさけ、会社に行くときも交通機関を使うのをやめた。
こんな状況じゃ何もすることができない。
何か新しいことを始めたいと思ってもすべて足かせになる。
自分がいるだけで周りの人に辛い思いをさせているのかと思うと本当に辛い。
生活保護を受けようと思ったって、医者にすら理解されないのにどう説明したらいいのか。
今はいいけどこれがずっと続くと思うと長くは続かないと思う。
これを読んでこんなこと本当にあるのかと思う人も多いと思う。
何より、生きてるだけで他人に対して迷惑をかけてしまうのが本当に辛い。
何か発展があるのなら、身バレ覚悟で東京の代々木公園に時間を決めて座り、この日記を読んでもらった人に通りかかってもらって理解してもらえたらなと考えている。
追記 09/25 8:25
PATMについてダイヤモンドオンラインで紹介されていました。PATMについて化学的に研究されている先生の記事になります。
https://diamond.jp/articles/-/157697
「シックハウス症候群の時は15年以上かかった。皮膚ガスがアレルギー様症状を誘発するかどうかを精査する必要があり、皮膚表面に棲む常在菌の関係も調べたい。その後、仮説が正しければ、なぜ体内から化学物質が出てくるのかといった医学的な研究が要る。そのためにはまず、PATMに興味を持ってくれる研究者を集めるのが初めの一歩になる」(抜粋)
追記 09/25 16:03
私と逆の立場の人の投稿を見つけた。2014年の投稿。私は何らかの関連性があるのではないかと考えている。
http://q.hatena.ne.jp/1393263179
職場に化学物質過敏症の人が何名かいます。その人達だけは、ある特定の人が出社している間、咳やのどの痛み、目の痛みが発症し、その人が不在のときは症状が起こらない状況が続いています。状況からアレルゲンがその人であることは明らかなのですが、相関関係を立証できないため、会社に環境改善を訴えても取り合ってもらえません。立証できないのに注意をすることでモラハラだと訴訟を起こされるリスクを徹底して避けているようです。実際に医師からアレルギー症状や喘息と診断されている人がいるのにも拘らずです。このような場合は、今の医学や法律では、理解されることの少ない、化学物質過敏症の人が泣き寝入りするしかないのでしょうか。(投稿全体を抜粋)
追記 09/25 22:40
たくさんの方から読まれており、改めて調べ誤解されたくないことを書いておきたい。
PATMと臭いについて多く書いたが、PATM(People Allergic to me)は、名前の通り、周囲の人にまるで自分がアレルゲン(アレルギー症状を引き起こす原因)のようになって周囲の人に影響を及ぼす症状である。
PATM = 臭いと感じる人、感じない人がいる臭いを発する症状ではないこと、そしてPATM自体が臭いを伴うものではないことを書いておきたい。
実際に診療されている先生のサイトを見ると、PATMの人の中には、それとは別に異常な体臭を伴う場合もあるようだ。(出典 https://www.konishi-clinic.com/symptoms/patm.html)
私はこれなのかもしれない。
臭いに関して多く取り上げられているように感じるが、PATMの問題は周囲の人にアレルギー反応を起こさせてしまうところである。
この日記は私が経験したことを書いたものであり、PATMについては実際に研究されていてる先生の記事、診療されている先生が書かれているページを見ていただきたい。
臭い人に対してわざと咳払いをするなどのコメントがあるが、私の経験では、それとは違い我慢したくてもできないように咳き込むのである。
同じ空間にいる人に臭いと思われているか、思われてないかは口に出してもらわないと分からないが、咳き込み辛そうにしているのは分かる。
この日はすごい反応される、この日は全然反応されない、この日は普段と同じだ。
何が違うのだろうと考えたりするがよく分からない。
体調と同じで何かが関係しているのだろう。
私が一貫して言いたいことは、私がいると周囲にアレルギー反応を起こさせてしまうことである。
PATMの症状を訴える人の皮膚から皮膚ガスとしてシックハウス症候群(症状は、目がチカチカする、鼻水、のどの乾燥、吐き気、頭痛、湿疹など)の原因とされている物質が基準値より極めて高い量検出されており、それと同じ症状が周囲で起こっているのであれば、何もない訳がないというのが私の本心である。(出典 https://diamond.jp/articles/-/157697?page=2)
この原因を究明しようと研究されている方がいる。
私も検査などできることをやっていきたい。
2013年5月に以下のエントリーを書いて、ネットで少しだけ話題になりました。
http://anond.hatelabo.jp/20130529233811
まだその頃の僕はPATMという体質に悩みはじめたばかりで精神的に参っていて
今も参っていることには変わりないですが、少なくともあの頃に比べたらいろいろと
受け入れられるようにもなりました。
あれから4年が経ちますがまだ僕はその悩みと戦っており、その過程でネットで同じ悩みを持つ
多くの人たちとネットで交流することができ、日本人だけでなく多くは海外の様々な国に住む人と
この体質で唯一よかったと思っている点は同じ悩みを持つ人と国籍を問わずコミュニケーションできたこと。
それが一番大きいことだと思います。
PATMというこの体質はお医者様に診てもらっても精神科に行かれては?と指摘されてしまい全く
相手にされないため、正直今のところ根本的な治療法がわからず続いてきました。
2013年に話題になった当初も統合失調症とネットで書かれたり精神病と言われたりするなど
そんな中、東海大学の教授がPATMに関して室内環境学会という場でPATMに関することを発表
してくださることになって本当にうれしく思っています。
https://confit.atlas.jp/guide/event/siej2017/top
29年度大会プログラムを見るとPATMに関することを発表してくださるのがわかりました。
PATMとは何かについては僕が三年前に書いたエントリーを見ていただければと思います。
http://anond.hatelabo.jp/20130529233811
4年ほど前からPATMに悩まされてきましたが、それをネットで悩みを打ち明けたところ見事に否定されまくりました。
非常につらかったのを覚えていますが、まあ信じてもらえなくて仕方ないとは思っていました。
そうして月日がたち、今もまだ悩み続けていますが、ついにPATMが中国のニュース番組で報道されたようです。
http://www.chinanews.com/shipin/2016/06-26/news654074.shtml
23歳の男性が突然周りの人次々に喘息の症状が出るようになり、調べてみたらPATMという病気かもしれないとの
ことだった。
http://anond.hatelabo.jp/20130529233811
だいぶ前に書いたエントリー、被害妄想だという意見が大変多かった。
いまだに問題は解決してなくて周りの人を咳き込ませてしまうものが体から出ている。
どきどき、自分ののどに粉か砂が付着したような感覚になることがあって咳をしたくなることがある。
あれからもう3年近くたつわけだけど、まだ解決してなくて本当につらい。死にたくなる。
みんなから精神障害だと思われたり被害妄想だと思われることほどつらいものはない。
そうこうしていたら同じ悩みを抱えた人から人力はてな検索に書かれた質問が目に留まった。
http://q.hatena.ne.jp/1393263179
内容を見ると咳をしている側の意見が書かれていて正しくPATMの影響を受ける側の意見だなと思った。
いままで咳をする側の意見というのはなかなか見られず、証言として出てくることはなかったけれど、
このような書き込みがある以上、PATMはあると言ってもおかしくはない。
インターネット上でいくらありますと言っても信じてもらえないことはよくわかったけれど、
咳をする側の意見が出たことで今後、この体質の究明につながるといいなと願っている
参考