「社会問題化」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 社会問題化とは

2013-09-06

ブラック企業 もはや放置はできない

 自社の利益のために若者使い捨てる「ブラック企業」が社会問題化する中、厚生労働省は初の実態調査を始めた。悪質な企業あぶり出すのはもちろん、根絶する対策を一刻も早く示すべきだ。

 「半人前なんだから死ぬ気で働け」「給料を払う価値がない」-。ブラック企業の特徴は、就職難につけ込み、正社員として若者を大量に採用低賃金長時間労働を強いる。ほしい人材だけ残し、他は自主退職に追い込んで次々と部品のように使い捨てる。将来あるはずの若者たちは職を失うばかりか、うつ病過労死自殺で夢を閉じているのである

 外食産業アパレル業の有名企業からIT、大学職員などすでに社会の奥深くまで蝕(むしば)んでおり、病巣を放置したままだと、やがて国全体の雇用環境劣化して「ブラック社会」になりかねない。なぜならブラック企業の多くは業界で一、二を争う好業績で影響力が大きいこと、また経済界低賃金の非正規を拡大させたことが若者に「正社員になれるなら」とブラック企業に向かわせた面があり、雇用環境の悪化が背景だからだ。

 厚労省の実態調査は、全国の労働基準監督署などに寄せられた苦情を基に、離職率が極端に高いなど若者の「使い捨て」が疑われる企業を対象にする。その数は約四千社に上るという。

 過剰な時間外労働サービス残業賃金不払い残業)の有無、過労死などの前例などを調べ、重大な法令違反が確認されれば送検したり、社名を公表する予定という。遅きに失した感もあるが、実態を徹底的に調べてほしい。

 問題は実効性ある対策が打ち出せるかだ。ブラック企業が暗躍してきたのは、計算ずくで法令違反スレスレの手口だからである労働基準法など法令に詳しくない若者を相手に「辞めさせる」のではなく「辞めたいと思わせ自己都合の形で退職に追い込む」のだ。

 対抗するには「離職率が基準を二度上回ったら求人できないようにする」といった罰則の法制化や、継続的な立ち入り調査、就活生に法令を周知させるなど省庁を超えた取り組みが必要だ。

 希望に満ちて社会に船出したのに、人格を否定するように使い捨てられる若者たちの姿は痛ましすぎる。家族の無念さも察するにあまりある。若者犠牲にした好業績を平然と誇る厚顔経営者が少なくない。そんな不条理放置したままの社会明日はない。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2013090602000152.html

 

新聞サイトの記事ってすぐ閲覧出来なくなるからブクマ代わりに転載

2013-08-20

http://anond.hatelabo.jp/20130820143630

じゃぁ、仮に最低の番組だと知りながら、視聴率が取れるからと言う理由で、

番組内容を知っていて、公告を出稿した場合スポンサー責任はないの? そんなわけないだろ。

 

知らなかったのならともかく、たんなる個人の見解の相違レベル誤報ならともかく、

社会問題化するような内容やデマ風説の流布などを知りながら、公告を出稿したら、そら出稿した責任があるだろ。

2013-08-10

http://anond.hatelabo.jp/20130809115823

地方と都会とか、低学歴高学歴かいう括りもあるけど、それぞれ一様じゃないんだよなぁという感想を持った。

元増田の人は私と同世代のようであるが、大卒以上/高卒以下でそれを括っていたけど、私の同級生とか見ると

大学出るのは2割くらいかな。元増田学校よりも進学者のものは多かったと思う。

中学100人クラス20人位は大学高専など大学に準ずるレベル高等教育は受けてたと思う。

だけど、その20人のうち、首都圏に行くのは2~3人、地方の国公立に進学は5人くらい。

残りはいわゆる地元名前書けば入れそうな大学に入る人だったな。そういう人はいわゆるここで言う「低学歴」の人と思考はそんなに変わらんように映った。

から大卒高卒かで区別することの妥当性は俺は無いんじゃないかなぁと思う。

地方だと、いわゆる早慶や、その下のマーチとか言われるような大都市圏の有名私大に行くためには、学力だけじゃなく

両親の経済力というハードルクリアしなきゃないというのが問題で、もちろんバイトなどを頑張って自力で行くという選択肢はあるだろうけど

それやっちゃう学業がやっぱり中途半端になってしまうし、本末転倒になりそうではある。

学費以外の生活コストを考えると、国公立だろうが私立だろうが東京関西大学に行けるだけで、地方にとってはすごい事だと思うわ。

自分も両親から私大だろうが国公立だろうが都会はダメという約束で、高校地域進学校に進学した。

親父は大学行きたかったが行けなかったらしく、経済的には余裕はなかったが、それでも私にはそれなりの大学に入って欲しいと思ってたらしい。

成績はそれなりをキープしてたので、3年時に担任から関西東京の有名私大(今大河ドラマになってるとこと、マーチのRなところ)の指定校推薦に行かないかと誘われた。

早慶マーチなどこういう有名私大指定校推薦が全て揃っていたが、埋まるのは半分くらい。

早稲田政経は流石に人気だが、年によっては慶應指定校推薦応募者がいなくて、

教師が慌てて成績優秀者に声をかける(0だと取り消されかねない)が、経済事情からなかなか行く奴は現れない

という現状があったりする。

かくいう私も担任からも親に色々説得してもらったが、結局うちの経済力ではかなわず

地元じゃない田舎公立大学で4年間勉強した。

んでも、田舎の国公立って、入試難易度の割りには元増田が書いてるような意識の高い感じの人ってあんまり多くないと思う。

東京もっと入るのが簡単な大学のほうがそういう人が多いように自分には映った。

「壁を超える」には、学歴とか頭の良さじゃなく、多様な人材が集まる場所学業仕事をする機会が必要なんだろうと思う。

そして、都会で何不自由ない良い家庭環境に育つと、意識せずともそうじゃない人と交わる機会が減る。

日本はいろんな階層があるということを知らなければならないのは、アイスのショーケースに入ってるような奴もそうだが、

いわゆる「高学歴」な人の方なんじゃないかなと思ってる。

前者も後者もお互いのこと知らなすぎるけど、前者は教えてもわかるか自信ないし。まずは後者の方々に認識してもらったほうが

社会問題化やすくていいかなとか思う。

2013-08-09

最悪のブラックバイト新聞奨学生

ブラックバイト:横行 正社員減り、学生悲鳴 契約無視シフト試験前も休めず 中京大教授、500人調査

http://mainichi.jp/area/news/20130808ddh041100012000c.html

この記事を読んで、真っ先に思い浮かんだのが新聞奨学生だ。

http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/141/syuh/s141012.htm

 しかし、各社の奨学生募集パンフレットに表示された労働条件がそのまま守られていることはほとんどない。即ち新聞奨学生も専業の労働と同様、朝三時頃からの朝刊配達、夕方四時からの夕刊配達に加え、深夜に及ぶ集金業務、そのほか古紙回収、部数拡張等の業務を課せられている。その上奨学生日中学校に通うことが前提である分、その労働生活は専業の新聞販売労働者にくらべても過酷である。また、休日出勤常態化給与の遅配・欠配、健康診断実施しないなどの労働基準法違反労働安全衛生法違反の実態も専業労働者と同様である新聞奨学生は、奨学生をやめると奨学資金を一括返済しなければならないため、奨学生をやめたくてもやめられない。このような状況で、学業放棄おいやられる学生が発生している。

借金による拘束で廃業の自由もなく、新聞配達のために学業就職活動に支障をきたし、最悪のケースでは過労死した例もある。

マスコミが行なっている事業なので社会問題化することはまずないだろうが、「新聞社はどの口でワタミを批判するのか」とすら思えてくる。

この質問主意書に対する政府答弁も凄い。

http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/141/touh/t141012.htm

 労働基準法第十七条は、使用者が前借金その他労働することを条件とする前貸の債権賃金とを相殺することを禁止している。

 新聞奨学生使用者である新聞販売店の事業主と労働契約を締結するものであって、新聞社等は当該学生使用者には当たらないこと、また、奨学資金に係る債権賃金とを相殺するものではないことから新聞社等が、その系列新聞販売店で一定期間働くことを条件に新聞奨学生授業料等に相当する額を奨学資金として貸し付け、当該奨学生があらかじめ定められた期間働くことなしに当該新聞販売店を退職した場合おいてその全部又は一部の返済を請求したとしても、御指摘の前借金相殺の禁止を規定する労働基準法第十七条には違反しないものと考える。

使用者債権者が別であれば、前借金相殺には当たらないそうだ。人身売買やりたい放題じゃないか

このロジックだと「金融業者が系列風俗店で働くことを条件に女性に金を貸し付け、女性風俗店を退店したら一括返済を求める」ような事例でも、労働基準法には違反しないことになる。

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