そんときは自分だけがセーフになるようなマジカルな理論を強弁するだけだよ
もう既に
「ブクマカは卑怯、なぜなら本人がいない場所で陰口を叩いているに等しいから」
「なお自分も増田にいない誰かのことを増田で罵倒しているが、これは陰口ではないのでセーフ」
って主張してるし
誰かや何かを褒めるってことや、何かに満足するっていうことは、弱点を晒すことだから。
ネットの書き込みでもリアルの評論家でも、作品を気難しくダメだししてる限りは審美眼の厳しい人というイメージを安全に保てるけど、
○○は好きだというのを明かしちゃったら「偉そうなこと言ってて、○○で満足するなんて底が割れたな」みたいに叩かれやすくなる。
恋愛話だって、好みのタイプを明かしちゃうと「へえ~、お前ああいうのが好みなんだ(ニヤニヤ)」とされやすい。
実際にあったかはわからないけどCP違いを過度に叩いたりとかいう風評が腐女子にあるでしょ。
前話:http://anond.hatelabo.jp/20161211080009
第1話:http://anond.hatelabo.jp/20160131184041
月曜日の朝、俺は4日ぶりに普段通りの時間に起き出した。いつものように、リビングで母さんがコーヒーを飲んでいた。
「お腹すいてるでしょう」
左手にコーヒーカップを持ったまま、母さんはコンロに手をかけた。
「風邪は良くなった?」
風邪なんかじゃなかった。ただ、学校に行くのが辛くて、学校であったことを話すのが怖くて、体調が悪いふりをしていたんだ。
「母さん、」
「ん?」
母さんは何でもないようにそう返事をしながら、白い平らなお皿に、三角形のフレンチトーストを2枚載せて、テーブルに持ってきてくれた。
「みんな俺が犯人だと思ってるんだ」
フレンチトーストを見つめながら、俺は声を絞り出した。
「犯人って、何の?」
「ケンジが隠したって疑われてるのね」
「最初は俺はやってないと思った。俺はただ、隠された上履きを見つけただけだと思った」
「でも、今は?」
母さんが優しく問いかけた。俺は心のどこかでは、今でも自分は潔白だと思っていた。
「夢を見たんだ」
「そう。どんな夢だった?」
「そんなの、ただの夢じゃない」
確かにあれは夢だ。でも、
「思い出せないから、夢で見たことが本当の記憶かもしれないって思ってるのね」
俺は黙って頷いた。
「そうね、お母さんはあなたがそんなことするの想像できないわ。でも、もし本当に自分がやったと思うなら……」
もし、俺がやったんだったら、怖いことだ。俺は陰湿で、変態で、嘘つきで、自分がやったんじゃないと都合よく思い込んで、タカヒロを怒鳴って追い返してしまうような、ひどいやつだ。だから、そんなこと考えたくなかった。
「謝っちゃえば良いじゃない」
気が抜けるほどシンプルに、母さんはそういった。
「大したことじゃないのよ、上履き隠しなんて。あなたはまだ小学3年生なんだから」
「小学生の男の子は時々そういうことをするのよ。あなたは少し大人びている方だから、お母さんも驚いたわ、でもね、」
手が止まった。
「お母さん、少し安心したのよ」
背中が急に軽くなった気がした。俺は、母さんを心配させるとばかり思っていたから。
「あなたは小さい頃から大人しくて、本当に手がかからない子で、お母さん、すごく助かったのよ。うちには、落書きの跡とかないでしょう、あなたが生まれてから、一度もリフォームしてないのよ」
母さんは昔を思い出しているようだった。
「あなたくらいの年の男の子なら、高価なものを壊したり、お友達をいじめたり、おもちゃやゲームを友達と取り合って喧嘩したり、女の子をからかって泣かせたりするものなのよ。でもあなたは一度もそういうことしたことがなかった」
だから、と母さんは続けた。
母さんはそう言って、二杯目であろうコーヒーをカップに注いだ。
「母さんは、俺がやったと思う?」
「そんなこと、お母さんにはわからないわよ。本当のことを知っているのは、あなたの心だけでしょう?」
「まだ、わからないんだ」
「そうね」
少しのカップを見つめた後、母さんは俺に向き直った。
夫婦の実家両方近いので正月ははしごである。いつも無難に一升瓶ぶら提げていくばかりではつまらないかと思い、このところお取り寄せグルメをいろいろ眺めてるんだが美味しそうなものがたくさんある。
贈答となると自宅用には買わないようなものが選択肢に入ってくるので普段より浮かれた気持ちになって楽しい。義両親はこれが好きそうかとか実家ではこういうの喜ぶかとか考えながら。
しかし美味しそうなものと思ってもお持たせ狙いっぽくなると品がないかも知れんとかいろいろ悩んでしまってなかなか決まらない。みなさんどういったものを選んでいるんだろう。お知恵を拝借したい。ジャンルだけでも商品名でも構わないので、良かったら教えて欲しい。