おてんばですのね!
安倍首相が記者会見で度々プロンプターを使用していることが、度々非難されている。
これだけきくと「なぜ文明の利器を使用するのが悪いのか!不当な非難だ!」と思われるかもしれない。
しかし、このプロンプターを使って記者会見を開いている姿が、まさに安倍総理らしいポーズなので非難されるのだと思う。
そう、安倍総理及びその政権の基本方針はこの「ちゃんと頑張っているポーズをとること」だからだ。
この非常時に記者会見を開き、如何にも今伝えるべきことを国民に向かって堂々と話してゆく。
「安倍はしっかりと仕事をしている」と思われるようなその姿こそがまさにプロンプターごしに話す姿に象徴しているところだ。
これが示すものは「立派に仕事しているアピール」だけではない、
記者会見という場においても、予め決まった原稿を読み、事前に示し合わせた質問を取り上げ、事前に用意した質問への回答をただただ読んでゆく。
総理自らの言葉ではなく、誰かの書いた原稿を、わざわざ人を集めて読んでゆく。
しかもその内容には、今後の金融政策や国民生活への補償などの話はなく、ただひたすらに、自粛しろ、あと2週間が山場だ、などなど身の少ない言葉ばかり。その空虚な無策を延々話してゆく、その姿が今まさに批判されている安倍政権の姿そのものだと言える。
要するにハッテンバに行きたいってことか?
で、これはどうすれば出来るんだ?
少なくともマスクはしてないし、手洗いは前と変わってねえや、俺は
まずは「どうしてこれで良いとおもったのか」の聞き取りでしょ
ボダは30超えると治る
・想定ゴールと締め切りとをはっきりくっきり提示
・スタートからゴールに到達するまでのマイルストーンをはっきりくっきり提示
・マイルストーン間を進めるプロセスをはっきりくっきり提示(それを何時間でやらないといけないかも提示)
・しばらくは一緒に並走する。
こんな感じ?
今回の危機的状況はとんでもなく興味深い事例となっている。政府、自治体、企業、さまざまな社会構成群および個人が迅速な検討・判断を要求される事態だ。そんなこと滅多にない。震災であっても、多くの判断は国に任された。戦争が起きたとしても企業単位個人単位でできることは限られている。こんな面白い事態はなかなかない。
しかも事態は時間依存で刻々と変化している。人の大きな移動に制限がかかり、行動に制限がかかり、商業活動にも制約が生まれた。全世界的に一様に降りかかるこの事態は任意の集合の賢さを推し量るには非常に良い機会である。あくまで、絶対の正解は存在しない。感染者数などの結果も知性を反映するものではない。我々各個人が観測しうるのはそこの各検討・判断に知性や理性が存在するかどうかである。
意義は何か。
人間集団の賢さを見るのは単純に知的活動として楽しい。将来性を見極めることもできる。
皆にもこの楽しさを感じてほしい。