今回の危機的状況はとんでもなく興味深い事例となっている。政府、自治体、企業、さまざまな社会構成群および個人が迅速な検討・判断を要求される事態だ。そんなこと滅多にない。震災であっても、多くの判断は国に任された。戦争が起きたとしても企業単位個人単位でできることは限られている。こんな面白い事態はなかなかない。
しかも事態は時間依存で刻々と変化している。人の大きな移動に制限がかかり、行動に制限がかかり、商業活動にも制約が生まれた。全世界的に一様に降りかかるこの事態は任意の集合の賢さを推し量るには非常に良い機会である。あくまで、絶対の正解は存在しない。感染者数などの結果も知性を反映するものではない。我々各個人が観測しうるのはそこの各検討・判断に知性や理性が存在するかどうかである。
意義は何か。
人間集団の賢さを見るのは単純に知的活動として楽しい。将来性を見極めることもできる。
皆にもこの楽しさを感じてほしい。
少なくともマスクはしてないし、手洗いは前と変わってねえや、俺は