安倍首相が記者会見で度々プロンプターを使用していることが、度々非難されている。
これだけきくと「なぜ文明の利器を使用するのが悪いのか!不当な非難だ!」と思われるかもしれない。
しかし、このプロンプターを使って記者会見を開いている姿が、まさに安倍総理らしいポーズなので非難されるのだと思う。
そう、安倍総理及びその政権の基本方針はこの「ちゃんと頑張っているポーズをとること」だからだ。
この非常時に記者会見を開き、如何にも今伝えるべきことを国民に向かって堂々と話してゆく。
「安倍はしっかりと仕事をしている」と思われるようなその姿こそがまさにプロンプターごしに話す姿に象徴しているところだ。
これが示すものは「立派に仕事しているアピール」だけではない、
記者会見という場においても、予め決まった原稿を読み、事前に示し合わせた質問を取り上げ、事前に用意した質問への回答をただただ読んでゆく。
総理自らの言葉ではなく、誰かの書いた原稿を、わざわざ人を集めて読んでゆく。
しかもその内容には、今後の金融政策や国民生活への補償などの話はなく、ただひたすらに、自粛しろ、あと2週間が山場だ、などなど身の少ない言葉ばかり。その空虚な無策を延々話してゆく、その姿が今まさに批判されている安倍政権の姿そのものだと言える。
例の演説はアナウンサー並みに流暢に喋れてたら批判されなかったと思うよ 原稿を読みながら喋るなら、そのくらいのクオリティは求められるよね