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2012-01-02

http://anond.hatelabo.jp/20120102215331

> 「君の若い力で会社を変えてくれ」とかい言葉に騙されずに海外に出て自分の力を試せ。

> でかい会社に自浄能力はない。

OK.

では、次のクエスチョンが浮かぶ。その前に前提の話をする。

いわゆる社畜日本企業特有のもの、と指摘されがちだが、ゴールドマン・サックスマッキンゼーでは激務中の激務のはずだ。

霞が関GS、Mckといったエリートが集まるところは、朝9時から朝5時まで働く不思議なところだ。

海外残業がない」という命題があったとして、

その命題を唱える海外勤務経験者が日本で言うこところの一般職勤務だとしたら、日本総合職海外一般職比較していることになる。

かい会社に自浄能力はない。そう、グーグル官僚主義的になってきたという。HPIBMの真似事をしようとしてグダグダだ。

もちろん、オリンパス大王製紙東京電力は3社だけの企業文化ではなく、日本企業全部に当てはまっているものの、事件として顕在化していないだけに見える。

かい企業は、海外MBA派遣が多かった。が、海外MBA帰りは日本企業に歓迎されなかったと聞く。

日本アメリカ流のマネジメント適用できなかったというわけだ。

閑話休題、次なるクエスチョン

『「クリエイティブ人材として期待された人間」が行き場を失っている状態』は日本特有なのか。

そうでないとすれば、

海外に行け』のその行き先は?たとえば、シリコンバレーベンチャー

とにかく、海外に行けばいいもんじゃないと思う。だって海外にも大企業病はあるもの。かといって、中小企業はぶっ潰れかねないもの

(本来なら丁寧語で書くべきだが、書き言葉にて思考展開する私にとって、丁寧語に変換することは私の思考を妨げるので書き言葉にて失礼。)

2011-09-08

http://anond.hatelabo.jp/20110908173303

そんなの挙げなくても明らかだと思ってたんだけど

エライ(とされている)職業:基本的に頭脳労働者のが偉い。医者弁護士などの士行。大学教員や有名企業研究開発などの専門職官僚政治家。有名企業の幹部候補。あとはグローバル有名企業(ゴールドマンとかモルスタみたいな金融系、マッキンゼーみたいなとこ、GoogleMS,GEやP&Gなんかも偉いことになってる)。

2011-08-17

http://anond.hatelabo.jp/20110817163718

正にそう。

俺なんて大企業つっても所詮国内金融機関だし。

ゴールドマンとかマッキンゼーみたいな会社になるとさらにヤバい。

マジで大学教授の息子とか親族みんな医者とか大企業の重役の息子とか、そんなんばっか。

(ちなみに孫正義の娘はゴールドマンらしい。今はどうなってるのか知らんけど)

官僚世界はあんま良く知らないけど同じようなもんだと思う。

でもってその上には鳩山みたいな超絶スーパー坊ちゃんいるからなあ。

現実的な政策なんて絶対無理だと思う。

2011-05-25

http://anond.hatelabo.jp/20110525002129

医者がみんな生死に関わる判断するわけじゃないし、そういうのって例えば手術中の瞬発的な判断力とかのが確率的には効いてくると思うけど、それは必ずしも頭の良し悪しとは関係ないと思う。頭良くてもそういうの弱い人はいっぱいいる。

要領悪い系だと、医学部出たけどマッキンゼーコンサルやってます、みたいなキャリアパスは苦しいだろうねえ。でも医者ならいくらでも生きる道はあると思う。

俺は医者とかまったく興味無かった理学部卒だけど、大人になって医者が良い仕事だと言われる理由(金以外)の一つがわかってきた。

要するに、圧倒的に社会に役立ってるんだよね。世の中の普通仕事って実は8割くらいは存在する意味の無いような仕事なんだけど、医者はそれがない。

存在意味の無い仕事やってると、他人に勝つとか、自己満足とか、そういうものを拠り所にするしか自己を保つ手段が無くなってくる。

医者はそういうのが無くて、ペーパーテスト出世競争で負けても、仕事自体は明らかに人の役に立ってるわけで、その使命感だけでもかなり生きていけると思うんだよね。

2011-02-10

http://anond.hatelabo.jp/20110208224137

マッキンゼー医師免許持ってるコンサルタントいたと思う。

あと俺が前にいた金融系の会社にも(歯科)医師免許持ってるコンサルいた。

VCとかPIあたりにもいるだろうと思う。

もうちょっとカタギな線でも製薬会社とか行っても重宝がられるんじゃないか

周りからは「負け組乙wwwwwww」みたいな感じで言われるかも知らんけど、まぁ関係ないだろ。

2010-06-08

http://anond.hatelabo.jp/20100607214034

すげー残酷事実だけどさ、もう平等学歴主義社会の時代は終わったんだよ。

これからキーファクターになるのは家柄。もう少し平たく言うと親の経済力

この傾向は加速するばかりで今のところとまる気配はないよ。

もちろん君の世代にもその力は存分に働いているよ。

東大出て大企業に行ったならわかると思うけど、周りはそれなりにいいとこのお坊ちゃんばかりだろ?

社会はそういう流れになっちゃってるんだよ。これは個人の力では絶対に逆らえない流れ。

マッキンゼーとか受けたことある?あいつら小学校から学歴書かせるんだぜwww金持ち専用の名門小学校出身者だとプラス得点wwww

俺もしょっぱい家出身だからさ。

こっから逆転するには起業でもして一発当てるしか無いと思うよ。マジで

そういう意味ではhttp://anond.hatelabo.jp/20100608002306この増田の言う方法もかなり良いと思うよ。

たまたま一人だけ偏差値70レベルで頭良かったとしても、脈々と受け継がれた家柄の力には絶対勝てないよ。

2010-05-04

起業に失敗した話を書くよ

正確には、起業とはいえないんだけどさ。読む人が読むとわかっちゃう確立高いけど、まあ、バレても俺が恥をかくだけなので。いざとなったら、知らんぷりすればいいかな。

僕の前職は、アメリカの某社の仕事だった。その会社自身がフリーダムすぎる社風で、上司に恵まれてすごい楽しかったし、自分も思った事を実行する事が実績になるという状態だった。でも、リーマンショックで一部人員削減上司にはvery high qualityと評価されつつ、首切りにあった。

そんで、日本就職活動をするものの、フリーダムな感じが抜けきれず、数ヶ月経っても決まらないままだったので、「一人で仕事する環境を作るしかないのかな」と思って、意に染まぬまま独立するという感じになった。それを知人に伝えたところ、ある人を紹介された。その人は一流企業の営業を長く勤めた人で、その会社が嫌になって先日辞めたという人。

で、その人と一緒に活動するものの、半年以上経っても一円にもならず。最後には別れて、今俺はフリーター貯金なんかとっくになくって、借金で食べている。月いくらという返済に追われ、余裕なんか全くない状態。

細かく書くと問題もあるので、ここで得られた教訓(?)をいくつかピックアップする。

泥臭いこともやろう

失敗の最大の原因は泥臭い事を避けた事だと思っている。営業先はそれほど多くなかったし、泥営業を避けていた。どんな仕事だって、最初肉体労働的に仕事をしたり、営業をしたりするはずだよ。奇麗な仕事だけなんてあり得ない。意図的に例を出すけど、Googleだって、最初検索エンジンライセンスを売るのに苦労していた。それでYahooに拾われて、やっと今のGoogleがある。自分Googleを目指した訳じゃないけど、Google創業者よりも優れてない人間Googleよりも苦労せずに儲かる訳がない。

実ははてなだって、コンシューマーだけでは収益が上がらずに http://www.hatena.ne.jp/help/business ビジネスはてなってのをやっていた過去がある。近藤さん最初受託的な仕事をいやがっていたけど、れいこんさんに説得されてやっていたんじゃなかったっけ(ほかの話とごっちゃにしているかも)。

お客よりも頭いい必要はない、少なくとも、それは武器ではない

特に僕に特殊な領域の経験があったので、それを最初売りにしていたけど、マッチングが悪かったのか、その経験は活かせる場所が見つからなかった。お客さんがついて来れないのだ。新しいものを提供するにしたって、お客さんにとってわかるものを提供するのが正しい。自分がいくら頭が良くっても、相手から乞われるようなコンサル事業でもない限り、大してお金にならない。真面目で誠意があることは価値になっても、お客さんの理解を越えてはダメ

また例を出すと、GoogleYahoo検索エンジンは、バカでも使える。創業者と同じ頭脳を持ってなくても十分利用できる。それが大事

能力よりも性格

これは特殊な事例かもしれないけど、実は、僕は年上すぎる人がいると、萎縮してしまう。自分で言うのもなんだけど、人の上に立つ方が能力を発揮できる。自分で背負って指示を出す方が得意(そういう実績もある)。普通に見れば「一流企業の営業+アメリカ帰りの特殊技能の持ち主」って、ゴールデンコンビのように見えるけど、実際はその萎縮が解けなくて、参ってしまった。もしかしたら、僕ではなくて、平凡でも他の人と組んだ方が、その人はうまくいったかもしれない。そう思うと、性格というか、相性って大事だなと思う。

もうちょっとポジティブアドバイス

念のため言うと、これは起業ブームに水を差したいわけじゃない。どちらかと言えば、応援したい。だからこそ、僕と同じ轍は踏んでほしくない。有力なコアコンピタンスを持つのも大事だけど、それと同じくらい「お金を稼ぐ」ことも大事。自分の知っている若手社長がいるんだけど、彼の会社は、自社製品は売れてないけど受託的に仕事して食っている。それで会社を少しずつ大きくして、最近は自社製品を売る営業も雇ったらしい。正直、彼は見た目は頼りなさそうで、頭脳だってお世辞にもすごいとは言えない。でも、誠意で頑張って支持を得て、普通の人よりも楽しそうな生活をしている。

起業しても、一年、二年の間に全ての夢を叶える必要はない。どちらかと言えば、起業最初数年は「夢を叶える資金集めをする時期」と割り切った方が良い。そうすれば、起業した価値があるというもの。夢を叶えるのは、それからでも遅くはない。

追記:

はてブで200越えしたぜ、イヤッホー

どうなるかと思っていたけど、なんとなく書いてくれた人のコメントを見て、応援コメントもあって、少し元気になった。どうもありがとう。心から感謝します。

再起云々はまぁ、無料で出来るとあるプロジェクト(?)をやっている。これは金目当てじゃなくて、自分立ち位置確立するためのもの。どうなるかは、もちろん未知数。やらないよりはマシという状態。

どうも、みなさん、ありがとう。こんなダメ記事でも、誰かの役に立てているなら、嬉しいです。

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ごめん、もうちょっとだけ。

「頭がいいのは武器にならない」といったけど、「バカの振りをする」ってのは、少し違う。

頭がいいのが役に立つのは、組織内でミッションや問題がある程度明確になって、実行、解決する必要がある時。例えば、サーバーの速度が遅くて、ボトルネックを見つけてそれを解消する時とかは、当然腕っこきのエンジニアが必要になる。でも、お客さんの前で「うちにはすごい技術者がいるんですよ」っていっても意味はない。そういうことをしても、感心はされるけどお金にはならないし、得てして「奥が深い症候群」になりがち。自分の失敗もそこにある。

実は、この部分、DeNA南場智子の受け売りでもあったりする。彼女MBA持ちのコンサル上がりなんだけど、「コンサルの時は頭のいい振りをしていたけど、社長になったら何の役にも立たない」という趣旨のことを言っていたりする(出典を忘れた)。最近も、ブログで「私はマッキンゼーに10年以上在籍し、ひとさまの事業に「べきだ」を連発してアドバイスするうちに、自分もやればできる錯覚に陥って起業し、とんでもない失敗をフルコースでやらかして4年間も赤字をぶっこいた。」と言っている。 http://ameblo.jp/nambadena/entry-10056108610.html

なので、「バカの振りをする」必要はないけど、頭が良いとうことを活かす場所は間違えない方がいい。良くある大学教授ビジネスの失敗もほぼ同じ理屈だと思う。もし、頭のいい人と組みたいと思ったら、雇用関係を作り、指揮系統を明確にすること。パートナーにすると、その人の頭の良さに惑わされてしまうんじゃないかな。

ま、そんなところです。

2010-03-31

ttp://www.playing-engineer.com/?p=1946

普段、日本経済についてなんて書かない。というのも、俺がイチバン嫌いなデキの悪い評論家居酒屋にいーっぱいいる)みたいなもんだからだ。

ただ、最近、なにか見えた。。。気がする。以下、羅列。

日本GDPで3位になったが、下落は間違いなく続く。

トヨタバッシングされたのは、トヨタのピークは過ぎたということ。

みんな忙しそうなふりをしているが、労働生産性世界19位。

アメリカ医療保険制度改革法案が下院をとおったらしい。アメリカ人価値観がかわりつつある。

金融バブルははじけ、金融マンがどうほざこうが、デリバティブとかジャンクボンドなんてものは、「信用おけない」モノであるという常識ができた。

ドルポンドはあまりの借金のため、浮上はむつかしい。ハイパーインフレしかない。それは日本借金も同じ。1ドル60円も不思議じゃない。

資本主義をよく見ると、談合こそが正義であり競争なんて世の中が壊れていくだけである。

派遣切りリストラ、要するに経営している人間は最後まで責任を取らなくていいようにできている。つまり、倒産への危機感を本当はもっていない。

製造業は働いても働いても儲からないようにできている。人件費の問題だけじゃなく、原材料を中国企業に押さえこまれている。オイルショックならぬ、レアメタルショックが起きるのは時間の問題。

日本では起業ということについて、知られていない。起業するなら、会社辞めろだの、VCに金借りろだの、上場しろだの、ウソばかりで本当に儲ける普通の方法の話が知られていない。これまで、みんなお金サラリーとしてもらうものだと洗脳されてきたが、おかしいと思い始めている。

英語は絶対に上達させないことに国は決めているようだ。

外国人資本、人を受け入れることは絶対にしない。すでに世界的には異様なくらい外国人がいない国である。一種の鎖国状態が続く。

日本政府予算収入の半分は借金で、補助金をバラまく。

インターネットは元気で、意外なことに日本上陸したアメリカ企業はあまりうまくいってない。アマゾンセールスフォースアップル、それ以外どこだよ?

マンガあいかわらず世界中流行っている。

マンガ家が今みたいに苦しんでいるのは、手塚治虫格安仕事を請けたことで、安いレートに決まってしまったことが原因らしい。つまり日本では不当に安いのである。

いまだに「欧米を見習え」論を見かける。絶対に「中国シンガポールを見習え」とはいわない。ホンネは次。

2chではアジア人をバカにする書き込みが増加している。あせりを感じる。

儲からない会社が惰性的に人を採用しようとし、でかい人件費が払えないでいる。

こうやって眺めていて思うことは、日本の製造系はほとんどがダメになると思われる。戦略なきリストラと値下げ競争への参加は企業生命を縮めることに貢献している。いつも書いているように、「なぜ、その事業が儲かるか?」について考えている人は少ない。生き残るのは、職人芸かノウハウ(人)を蓄積した会社だけ。

ただし、内情がボロボロで清算したほうがいいとわかるのは、今のオーナーサラリーマン経営者が退陣してからだし、もっと日本政府貧乏になり、公共事業補助金で食っている産業をあきらめる時なので、あと、5年はかかりそう。

ちょっと前までのマッキンゼーボストンコンサルみたいな「欧米流の考え方が世界一賢い」という価値観は崩壊した。外資系戦略コンサルという事業は終わったと思う。その根底は徹底した個人主義と合理性にあった。しかし、アメリカ人自身が医療保険などで、「イデオロギーよりも生命」という価値観を持ち始めた。

一方で、日本で売るもの(ほとんどが情報)を作り、海外に向かって売ることが大きなビジネスに育つと思われる。それは、iPhoneアプリ製作や、ちょっとしたマンガのように大企業が手を出せないニッチ分野が数多く育つだろう。

逆に巨大な投資が必要なものは、あいかわらずアメリカからだろう。日本企業にどこまで投資体力があるのかわからない。

今でこそ株価こそ安いが第一次産業が復活するだろう。世界的に人口は増えており、高級食材需要は伸びる。農業も同様だ。日本農業規制されているのは、あまりの高生産性によるのだ。ちょっと仕事すると、どかんと余る。大規模農家が増える。

中国金持ちステータス日本に別荘を買いあさっている現実はすでに起きている。リゾートとしてはとてもいい国らしい。なにしろ、売られていない多くの自然が残っているし。

2010-01-13

http://anond.hatelabo.jp/20100113145132

MBAで学べる知識なんてゴミみたいなもんだってことはもう明らかになってるだろ。

あれは人脈(と履歴書上の箔)をゲットしに行くもんであって、それ以外はオマケ。

知識的には独学と大して変わらないでしょ。specialtyなんてつかん。

あとどうでもいいけど簿記なんていちいち習わずに自習すればいいじゃん。

簿記証券アナリストを取得してあと適当経営学系の本(戦略サファリとかマッキンゼーあたりの何かとか)読めば大体雰囲気はわかるぞ。

specialtyが欲しかったら博士号取るしかないだろうな。

2009-10-16

行政の「クラウド化」は成功するか?

更新6月22日 10:10

ビジネス:最新ニュース


行政の「クラウド化」は成功するか?

 昨年来、日本のIT業界ではクラウド・コンピューティングがブームになっている。最近は短縮して単に「クラウド」と呼ばれることも多いようだ。そして、この業界ではよくあることだが、クラウド・コンピューティングについて、コンセンサスのとれた定義はない。

クラウド定義

 しかしそれでは議論が進まないので、まずはマッキンゼーが発表した"Clearing the air on cloud computing"という資料におけるクラウド定義引用するところから始めよう。大企業でのクラウド利用に懐疑的な見方を示したことで、話題になったリポートだ。

 これによれば、クラウドとは「以下の条件を満たす、情報処理コンピューティング)、ネットワーク記憶装置ストレージ)を提供するハードウエアベースサービス」である。

1. 利用者にとって、ハードウエアの取り扱い(管理)が、高度に抽象化されている

2. 利用者は、インフラコストを経費として支払う

3. インフラに、非常に柔軟性がある(スケーラビリティーがある)

 クラウドと聞いて誰もが思い浮かべるのは、アマゾンが行っている、ネット経由でコンピューティング機能を提供する「EC2」や、同じくストレージを提供する「S3」といったサービス、あるいはウェブアプリケーション開発キットを提供する「Google App Engine」などだ。これらは上記の定義を満たしている。ユーザーは簡単に仮想サーバーや仮想ストレージインターネット上に持つことができ、そのコストは使用量に応じて課金されるのが普通で、企業会計の中では経費として処理される。また、スケーラビリティーがあるので必要に応じてリソースを増やすことも減らすことも簡単かつスピーディーにできる。

クラウド効用

 クラウドがこれだけ話題になるのは、やはり多様な効用があるからだ。

 まず、使いたい時にすぐに利用できる。ハードウエアやソフトウエアの調達は必要ない。ネットワークへの接続や各種環境設定などの作業も不要である。試験的なシステム構築も容易で、使えないと分かればすぐに止めることも可能。費用は、コンピューティング機能やストレージなどのリソースを使った量に応じて課金され、会計上は経費として処理でき、バランスシート上の資産が増えることがない。スケーラビリティーも高い。そもそもインターネットの“あちら側”にあるため、関係者データなどを共有することも容易である。

 さらに、運用業務から解放される。内部統制コンプライアンス法令順守)強化の流れを考えると、利用するサービスが十分信頼できるものであれば、これはメリットが大きい。

 特に中小、中堅企業にとっては、クラウドの持つ機能や信頼性、情報セキュリティレベルは自社システムより優れていることが多い。信頼性や情報セキュリティーに対するユーザーの懸念は、クラウド普及の障害になると考える人が多いようだが、実際には追い風になるだろう。

 こうしてクラウド効用を並べてみると、企業規模が小さい企業ほどメリットが大きいことがわかる。そこで登場するのが、「プライベートクラウド」である。

プライベートクラウド

 プライベートクラウドとは、EC2やGoogle App Engineのような「パブリッククラウド」とは異なり、一つの企業組織の中に閉じたクラウドである。従って、そのコストはすべてその企業組織が支払うことになる。

 たとえば、米国防総省の国防情報システム局(DISA)が保有する「RACE (Rapid Access Computing Environment)」は、国防総省内部向けのクラウドであり、関係者以外は利用できない。実際に構築したのはヒューレット・パッカードであるが、その構築費用国防総省が負担している。

 したがってプライベートクラウドは、最初に挙げたクラウド定義のすべてを満たさない。つまり、条件の1と3(バーチャルサーバーを簡単に構築でき、その規模を自由に変更できること)は満たすのだが、2の条件(コストを経費として支払うこと)を満たさない。

 最初に挙げたクラウド定義を正しいとするならば、プライベートクラウドクラウドではないことになる。

 当然、クラウドメリットであるはずの「使えないと分かればすぐに止めることも可能」「費用リソースを使った量に応じて課金」「会計上は経費として処理でき、バランスシート上の資産が増えることがない」「リソースを増強することも縮小することも簡単にできる」というわけにはいかない。

 もちろん、その組織内の個人や一部局は、クラウドの持ついくつかのメリットは享受できる。使いたいときにすぐに使うことができるだろうし、スケーラビリティーも高い。しかし、組織全体で見た場合にはクラウドメリットの多くの部分は消滅する。

 そう考えると、プライベートクラウドは、仮想化技術を利用したサーバー統合だと考えた方がよいのではないだろうか。

霞が関クラウド自治体クラウド

 さて、2009年度の補正予算には、電子行政クラウドの推進という項目がある。この中に、霞が関クラウド自治体クラウドの構築が含まれている。これはそれぞれ、政府プライベートクラウド地方自治体プライベートクラウドである。

 当然のことながら、パブリッククラウドのように「使えないと分かればすぐ止めること」はできないし、「費用は使った分だけ支払う」わけにもいかない(自治体クラウドについては、各自治体に利用量に応じて課金する方法も考えられるが、利用率が低い場合には、徴収できる利用料が運用コストを下回ることになってしまう)。

 ただ電子行政クラウドにもメリットがないわけではない。分散されたサーバー統合すれば、コンピューターリソースの利用効率を高めることが可能になるし、運用コストを削減できるだろう。また、自治体クラウドを利用して市町村都道府県の業務システムSaaSネット経由でソフトウエアを提供)化できれば、大幅なコスト削減も可能になる。

 「うちの自治体は隣の自治体と業務のやり方が違うので同じシステムでは処理できない」という話を地方自治体関係者から聞くことが多いが、優れたSaaSはそれぞれの組織や業務プロセスに合わせてデータの構成はもちろん、ワークフロー、業務プロセスカスタマイズできる。そうした仕組みを取り入れた自治体向けSaaSを開発すれば、間違いなく自治体情報処理コストは大幅に削減できる。

 問題は、それを実現できるかにある。中央官庁サーバー統合にしても、自治体向けSaaSにしても、机上の計算では、投資に見合う十分なコスト削減効果をはじき出すことはできるだろう。しかし、一歩誤れば稼働率が上がらず、税金無駄遣いだと非難されることにもなりかねない。

民間による電子行政クラウド構築

 そこで提案なのだが、電子行政クラウド構築のリスク民間企業に委ねてはどうだろう。政府が構築するのではなく、民間企業霞が関クラウド自治体クラウドを構築し、各府省、自治体サービスを提供する。もちろん、利用者である各府省や自治体からは利用量に応じた料金を徴収する。当初の構築費用については補正予算を使ってもよいが、数年間で国庫に返納してもらう仕組みにする。

 利用料金は、ある一定の利用率で採算が取れるように設定する。つまり、利用率が予定以上になればその民間企業は大きな利益を得ることになるが、そうでないと損失を被ってしまう。

 つまり、政府自治体プライベートクラウドにするのではなく、政府自治体ユーザーとするパブリッククラウドにするという発想である。こういう仕組みにすれば、構築を担当する企業は知恵を絞り、多くのユーザーを獲得しようと使い勝手のよい電子行政クラウドを構築するのではないだろうか。

このコラム日経デジタルコアによって企画・編集されています。

意見・問い合わせは同事務局あてにお願いします。

[2009年6月22日]

2009-03-16

『意思決定の理論と技法』という本読んでみw

ブックオフで500円だったから買ってみた。

俺としてはかなり同意するが、はてなー(マスダー?)には嫌われそうなことがいっぱい書いてあって面白いから引用してみる。

真剣でないということは、言い換えれば戦略的方向性の決定については自らの関与や責任を放棄していることであり、ディシジョン・マインドがないということである。

真剣な」ディシジョン・マインドを持つことは、自らの意思決定については、結果が悪くても人のせい、会社のせい、環境のせいにせずに甘受する、そしてそこから前向きにどうすればよいかを考える、という自己責任に耐えられる精神的強靭性を持たなければならないことを意味する。

基本的にコンサル(笑)出身者は嫌いなんだが(この著者は元マッキンゼー)、これにはもう完全に同意するw

そういう覚悟を持って生きるべきだね。会社とか社会とかのせいにしてる奴多すぎ。

2009-02-18

http://anond.hatelabo.jp/20090218175956

外資系コンサルとか金融とかはこんな連中ばっかりだよ。

どうせ元増田の知り合いもマッキンゼーボスコンあたりだろう。

2009-01-28

http://anond.hatelabo.jp/20090128174606

マッキンゼーに入れなかった男が「あいつは女だから優遇されてまっきんぜーに入れたんだ!ずるい!」っていってるってことですね,わかります。

http://anond.hatelabo.jp/20090128173847

http://anond.hatelabo.jp/20090128173849

こんなわかりやすい煽りに律儀に噛みついてくるお前らマジ最高。

あとどうでもいいけど高給とれる職のが女優遇傾向だろ。

マッキンゼーに入ってみな。くさるほど女いるから。

2009-01-11

http://anond.hatelabo.jp/20090111023919

主張がよくわからなかった。

十分すごいよ、一年間で74冊だぜ?

宿賃もないくせに酒やたばこに興じる

派遣村連中よりよっぽどすげーよ。

でも一年間で74冊読む人は20代後半であっさり1000万円台の給料になるところに就職しようとしてるんだぜ、それは努力不足だろって言われても変じゃない気がするけどな。派遣村マッキンゼーボスコンを同列に扱うのはさすがにどうかと…。

2009-01-07

http://anond.hatelabo.jp/20090107172324

確かに若さの要因はあるかも。

具体的にどういう連中かというと、外資系投資銀行とかファンドとかの人間

あっ、もう投資銀行はほとんど無いんだっけww

あああとマッキンゼー出身者は年食っててもウザいやつが多い気がする。

これは男女問わず。

2008-12-05

http://anond.hatelabo.jp/20081205163906

コンサルタントの米マッキンゼー社は6月にまとめた報告書で、「それには炭素生産性現在の10倍にしなければならない」と指摘した。

わりとありふれた考えなんですねぇ。しろーとめには軽いびょーきにしか見えませんが。

http://anond.hatelabo.jp/20081205163532

実際、マッキンゼー・グローバル・インスティテュートあたりが『炭素生産性』という概念を打ち出してるらしいよ。

炭素排出量当たりの付加価値

2008-09-01

http://anond.hatelabo.jp/20080831235600

マッキンゼーの入社試験受けるとわかるけど、あいつら小学校から学歴書かせるぜww

ブランド大好き、エリート(笑)大好きだからな。

非の打ち所のない完璧エッルィートな私があなたの会社経営戦略コンサルティング(笑)します!

と、君の言うところの「経緯」も売り物にしてるわけだ。

もちろん仕事とるときのコンペでもメンバー学歴は開示される。

2008-05-26

学歴自分語り

1997年。そう悪くない大学の、ちょっと有名な経済学部に入った。

高校進学校だったから、友達は東大とか京大とか阪大とかに進学していったけど、別に気にしなかった。あの人たちみたいに、何もかも忘れて一心不乱に勉強するとか無理だった。毎月模試の結果気にしたり、順位に一喜一憂したりできなかった。お勉強より、打ち込み系の音楽聴いたり、絵を描いたりする方が好きだった。

大学1年でネットに出会ってサイト作り始めた。

電話代+プロバイダ代で10万行ったことあるあるwwww

ネットにはまりすぎて留年したりしつつ、興味のままIT業界就職就職氷河期だったけど、IT以外の業界でも書類選考で落ちたことなかったし、学歴は特に気にならなかった。

結局、第一希望の大手のSIer就職した。

でね。こないだ転職をしたんだけど、転職屋さんが言うのよ。

増田さんは女性で、●●大学卒ということで、戦略コンサルティングファームには、応募されるのも難しいかと思います。

 いえ、●●大学経済学部も、地方大学としては悪い大学ではないのですが…文系ですと京都あたりの…」

いや、マジでおかしかった。

あ。学歴ってあるんだなって生まれて初めて意識したっていうか。

コンサル紹介してください」とは言ったものの、ITコンサルがしたいだけで、戦略系のマッキンゼーボスコンになんかまったく興味なかったから、別に応募できなくても問題ないんだけど、「私、今、学歴で足切られたんだなあ」と、妙に感慨深かった。

最終的にご縁があって、今は某グローバル企業で働いてる。

相変わらず学歴なんか意識しないけど、

人生たまには新鮮な驚きがあるのも悪くないなーとこれ書きながら

転職活動を振り返って思ったw

2008-04-27

http://anond.hatelabo.jp/20080427225330

まぁ見た目だけで言えば極端なブスは少ないかもね。

マッキンゼーに行った知ってる女性は結構アレだったけど)

優秀な女性モテない、とかいってデキる女(笑)自尊心保ちたい感丸出しだけどさ、モテない理由は優秀だからじゃなくて可愛気が無いからだと思うよ。

「可愛気とか女らしさとかそんな古臭い価値観に捕らわれてる下らない男!」とか思ってるんだろうけど、まぁそう思いたければ思っといてよ俺たちは相手にしないから、っていう感じだよ正直。

横気味ですまんね。

2008-04-07

米国在住、京大卒7年後だけど

http://anond.hatelabo.jp/20080406221241

京大を出て7年ぐらいになるけど、入学した頃、同じ気持ちを味わったよ。2年間で卒業単位をそろえて、1年間交換留学したり研究室に入り浸って自分の可能性を模索した。

結論から言うと、大丈夫だ。面白いやつは「いる」。ただ、その絶対数が少なく、探す(選別する)のが非常に難しいからだ。卒業生だったら、はてな近藤さんや、グロービスの堀義人さんなど、面白い人は名前が知れ渡っているけど、学生の間は中々見つからない。しかも、ここに行けば必ず会えるというものではなく、あくまで確率を上げるにすぎないから腐らずにより可能性が高そうな場所を試していくしかない。

他の方々

http://anond.hatelabo.jp/20080407044757

http://anond.hatelabo.jp/20080407004942

では紹介されなかったやり方を書いておくと

交換留学に目をつけてるやつは比較的面白いやつが多い。1回生から準備を始めて、冬に申し込みをして、2回生の2月ぐらいに派遣決定して、夏から派遣されて、3年生の夏に返って来て就職活動というのが文系の一般的なコースだと思う。TOEFLはiBT110ぐらいはとっとけ。帰国後は交流パーティーみたいなものがあって、いろんなやつと話せる。

話が早いかもしれないがマッキンゼーボストンコンサルティングなどのコンサルティング会社(議論好きは特にオススメ)と、ゴールドマンモルガンスタンレーなどの投資銀行と呼ばれる会社イベントに顔を出してみること。省庁を蹴って行くやつの考えに触れることができるし、知的好奇心で飽きることは無い。

多分、この問いの背景には「じゃあ大学意味ってなんだ?」という疑問が隠れていると思う。大学価値は、実は大学の中にはあまり存在しない(山中氏などの一部のスター教授はごく一部で、京大教授で満足しているような研究者はまともなやつがいない。利根川進氏みたいなのが少ない。)。その名前を使って、社会により広くアクセスできるということにある。

2008-03-25

http://anond.hatelabo.jp/20080325142507

知ってるよ!('(゜∀゜∩

っていうか俺が風説の流布にならない範囲で好きかってに10年ぐらい先のシナリオを考えてみるよ!

10年以内に分割しているんじゃね?

 76 財務省 総務省(自治)

 75 文科省

 74 国交省 厚労省

 72 農水省

厚労省は最悪空中分解農水省はかなり細かく分割できる余地あり。

文科省民営化選択肢国交省は中央管理じゃなくなるシナリオもある。

主にここらへんは予算の取り分が多すぎるので少なくとも10年以内に政治家のいい餌。

10年以内に組織の形態が変わってるんじゃね?

 73 総務省(IT 行評)

 72 郵政(総合職

総務省ITの方はいい意味で。

15年以内にM&AなりMBOなりで違う内容の会社になってそう

 72 マッキンゼー GS

 71 モルガンスタンレー BCG

 70 メリルリンチ JPモルガン

→換骨奪胎が常なのでエンプロイ層はお察し…

15年選手10%いくかな?

10年以内に旨みがなくなってそうなマーケットじゃない?

 71 フジTV JAL/ANA(パイロット)

 70 日テレ講談社

 69 TBS 小学館

 66 NHK 毎日新聞ANA

 65 JAL

 64 JASRAC

飛行機系:規制緩和によって国内は貧窮しそう。さしあたりJALが口火を切る。

テレビ系:もしかしたら地上派デジタル移行が断末魔になるかもしれない

→出版印刷系:既に衰退ステージマーケットじゃね?

JASRAC:イーライセンスがのびる可能性や新規参入が今後規制緩和になる可能性を排除できない

15年で今やっている業務のマーケットそのものが違うものに

 65 ドコモ 富士フイルム

携帯って15年後も携帯かな?

フィルムってあるかな?

優位性の原因がわからないのでなんともいえない

 68 電通

 67 博報堂

ここはもっとのびるんじゃね?

 66 東電 旭硝子

 64 JETRO 地方電力 JR東

 56 TOTO

凄い適当に書いた。

旭硝子TOTOを入れたのは、今後金属に変わり陶器などの焼成加工品がのびる可能性を考慮して。

需要は見込めるので日本の主要輸出産業に返り咲く可能性がある。

JRロジスティクス採算の選択肢として優位がある。

電力は通信との融合、電線という資産価値を考慮して。

15年…? (^-^;

国内電気メーカー

5年後の花形

 57 市役所

でも20年後はお察し

会社名が区切られてないから追いにくい。

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