はてなキーワード: スペーシングとは
アニメ作画を称賛するのに「ぬるぬる動く」は褒め言葉に値しないので控えてください。アニメ制作関係者からも「ぬるぬる」という言い回しを嫌がる人は多いですし褒め言葉とは逆の意味に捉えられる場合もあります。
https://twitter.com/sakuga_thread/status/1597936463743967233
アニメーターは物理原則の知識も求められ、快感原則の追求も行い、アニメーター個々人のかけがえのない発想力やセンスも発揮され、そうして出来上がったアニメーションは人の心を掴む。「タイミング」と「スペーシング」に技量と情熱を注ぐアニメーターに対して「ぬるぬる動いてる」という評は
https://twitter.com/sakuga_thread/status/1603385136887828485
控えめに言っても失礼極まりないと委員長は思います。敬意を欠いていると思います。「すべてはタイミングとスペーシングだ」とグリム・ナトウィックも言いました(アニメーターズ・サバイバルキットより)。「ぬるぬる動いてる」という感想は、タイミングとスペーシングを無下に扱う言葉です。
https://twitter.com/sakuga_thread/status/1603385189513641985
組版の専門家だよ。ブックマークとかで行間のリクツが知りたいという旨があったので、簡単にまとめるよ。
なお、行間に限らず、日本語組版に関する専門的な知識は『W3.org 日本語組版処理の要件(日本語版)』に載っていてタダで読めるよ。
この文書は『JIS X 4051 日本語 組版規則』を下敷きに、超のつく専門家がwebの世界向けにまとめたやつだよ。
この知識で書籍の本文組版がきっちりできちゃうよ。印刷周りの知識と組版ソフトを扱う技術もいるけどね。
これから書くのは、組版の専門家としての意見で、PowerPointとかプレゼンとかの専門家の意見ではないよ。
結論を先に書くよ。
単位は%の行送り。例えば150%と書いたときは、文字サイズが10pointのとき、行送り150%は15point、行と行の間の空白は5pointという意味だよ。
・行数が3行以下
>125〜150%が目安だよ。
・行数が4行以上
>150%が目安だよ。
・行数が3行以下
>150%が目安だよ。
・行数が4行以上
>175〜200%が目安だよ。
・行長が30文字程度
>200%が目安だよ。
>行長が長すぎるよ。
・同じ条件でも、行間は横組みよりも少し広めにとる方がいいよ。
・上の例より少しだけ行間は狭くていいよ。
・背景色とコントラストが弱い文字色を選んだときは、行間を少し広めにとった方がいいよ。
・見出しと本文の間は、本文同士の行間と同じか、それ以上はとらないといけないよ。
・違う本文同士の間は、本文の行間よりも広くとらないといけないよ。
「パワポの日本語の行間」の話に絞るけど、和文の行間を決定する要素は、大雑把に分けると下記のようになるよ。
・書体
・行長
・行数
・与えたい印象
書体は、文字の造形のことだよ。「游ゴシック Bold」とかがひとつの書体だよ。
日本語の文字は原則として「正方形」の中に収まるように作られているよ。
日本語の組版では、基本的にこの正方形をみっちりと横に並べて行を作るよ。
字面が広い書体ほど(≒「黒い」行ほど)、行間を狭く組めるよ。つまりBoldなら行間をより狭くできるよ。
これは直感的じゃないと思うけど、「行間>文字間>一文字中の空白」という順位でスペーシングを行って文字列を認識している、人間の知覚の都合で経験則的にこう決まっているよ。
下の順位の空白が狭くなれば、上の順位ももっと狭く取れるというリクツだよ。
行が長いほど、行間は広げる必要があるよ。なぜなら、行が長いほど行の頭に戻ったとき、見失う可能性が高いからだよ。
行間が広ければ、行の頭に戻るときにも、呼んでいる行を見失いづらいという経験則からこう決まっているよ。
行の多さのことだよ。
行が多いときの方が、少ないときより行間を広くとる必要があるよ。
行数が少ないときに行を見失うことはないから、行間を狭くできる、というリクツだよ。
組版において、行数が少ないものは普通「見出し」か、または修飾的要素だよ。
普通は見出しは4行を超えないから、ここではそれを目安としているよ。
人間は文字の並び方だけでも、違う印象を知覚することがあるよ。
例えば、普通はしないけど行間を0%(文字が縦にも横にもギッチギチ)になってるとき、緊張感を覚える人が多いよ。
逆に、詩の本を組むときは行間を極端にゆったりさせて組むことがあるよ。
化粧品とか、高級品を扱うときは、大抵行間は広めにとるよ。格調の高さを表現する狙いがあるよ。
一方で、広告なんかでは狭くとることが多いよ。緊張感を与えるためだよ。
基本的に、見出し、特に大見出しは狭めに組んで、注意を引きつけることが効果的なことが多いよ。でも実際の案件を見ないことにはなんとも言えないよ。シン・ゴジラの御用学者みたいな言い回しになってしまった。
>行長31文字以上は長すぎるよと言われたら大概の文庫本(小説)はアウトでは!?
・縦組みの場合は最大52字程度
・横組みの場合は最大40字程度
を目安としているよ。
しかし実際には、ここまで長い例はそんなにはないよ。例に上がってる文庫本は縦組みで、多くて40字程度の行長だよ。
横組みの書籍でも、40とはいかず大抵30字程度の行長に設定されている例が多いよ。この記事ではそういった慣例を考慮して数字を設定したよ。
「俺がカレーを注文したのに甘いカレーを出しやがったこんなのカレーじゃねえ指導してやる」とか言うのだったらそんなの指導とかしなくていいから店かえたらいいんじゃないかな
それとちゃんと注文した?
辛いカレーが食べたいとか注文した?俺の知ってるカレーが食べたいって持ってる知識を伝えた?
シェフの味覚でいうところの辛いがどんなものか確認して伝えた?シェフは星の王子様カレーでも辛口っておもっちゃう人じゃないって確認してた?
構造工学的に指示だしてないと「シンプルで」とか意味わかんないよね
いろんなサンプル見せたかもしれないけどそれ「俺がおもうシンプルデザイン」だよね
お相手の方の感性だと「あれこの枠シンプルじゃないんすけど」とか思ってない?思ってたら言ってほしい?それシンプルに思えないって性格を矯正したい?
他人の無定形な作品をみて系統を割り出したりマネしたり特徴を捉えたりってもう芸術の粋だから「サンプル見せたらできるだろ」とか意味わかんないよ
カレーに生野菜が入ってたりすると「素材をそのままぶつぎりにしてカレーにいれるのはシェフの仕事じゃないでしょ」とかいっちゃう感じ?
ごめんねカレーの話ばっかりして
とくにシーフードカレー
どんなものをみても「あーこれ新古典主義のドーリア式だわこのスペーシング比率はシンケルっぽいわ」とか的確なデザイン分類ができるディレクターさんなのだったら
やっぱり指導しなくてもいいと思うわ
たぶん「あなたの」センスを理解してくれる人はそんなにたくさん居ないと思うんだな
赤ペンいっぱいいれて返したってのは「人の作品の上に自分の思いをぶっかけた」だけのものだよね
「俺の気に入るものを作れ」っていうならおごりで飲みにでもさそって「自分の気に入る基準」を見つけさせる機会を与えないと無謀だし
「俺の言ってる基準のものをつくれ」って美術論を勉強させるなら職業訓練に行かせる必要もあるだろうし
それ考えたら指導とかしてる暇あったら仕事しなさいよって感じなんだけどな
ディレクターさんって教育担当でデザイナ育成を担う職業じゃなくてプロジェクトを推し進める人じゃないの?
プロジェクトが滞ってるのをデザイナの責任にするのがディレクターの仕事じゃなくって進むデザイナに変更を判断するのが仕事なんじゃないの?
残業代を稼いでデザイナを罵倒していいものできたら俺の指導のおかげで失敗したらデザイナの責任でとか言うつもりなのですか
業界の保全のために悪い噂を流しておきますねとか業界の保全はお仕事に含まれているのか謎だけどその人によほど素質があると見抜いているのかは知らないけれども自分の成就が待ち遠しいのを書いてしまったのかもしれないけど
えーっと、すみませんが、
でもって、ネットで言う「ぬるぬる動く」はあなたの作例のどっちのことも指しません。
彼等が「ぬるぬる」って言うときの作画って
背景動画とか、つまり視点がどっかにとどまらないぐらい全体的に動いてて情報量が多い、
ぐらいの意味なんですよね。
タイミングのことを「ぬるぬる」って言ってるわけじゃありませんそもそも。
あんたほんとにちゃんとネットを見た?
アニオタって言いながら全く作画を見る目のない人や
理解の浅さのせいで変な表現で作画を語る人間が居るのは確かですが、
あんたの言ってる話は全体的に的外れですね。
というよりあんたは
偉大なるアニメーターの一人、グリム・ナトウィックは「アニメーションのすべてはタイミングとスペーシング(間隔)だ」と言ったそうですが
それを語るダシに強引にネットの「ぬるぬる」を引き合いに出しただけでしょ?そういう感じがする。
語りたい事だけ語りゃいいんですよ。
よくわかってないことをダシにしようとするとかえって文意がどっかへ行きます。
ネット上で―特に最近になって―アニメにおける「神作画」と呼ばれる類のシーンに対して。
好意的な意味合いを込めて「ぬるぬる動いている」という感想をよく聞くようになりましたが、正直言って違和感があります。
何故ならアニメーターにとって、この「ぬるぬる動く」という言い回しは『貶し言葉』に他ならないからです。
まずはこの2種類のGIFアニメを見てください。
A http://dl6.getuploader.com/g/kusosure/204/ball-A.gif
B http://dl6.getuploader.com/g/kusosure/205/ball-B.gif
この両方の「球体が弾む」様を表したアニメ、AとBどちらの方に説得力や生理的快感(見ていて気持ちいい動き)を受け取る事が出来たでしょうか?
概ね、Aの方ではないでしょうか?
Aの動きも大概ウソっぽい所あるのですが、少なくともBの方に生理的快感を得る事はないと思います。
どちらも枚数・秒数・描画の出来など同一条件下で作成しましたが、それでもタイミングだけでここまでの違いが生じます。
そしてこの2つで「ぬるぬる動いて」いるのは、Bの方を指して言われるものです。少なくともアニメーターにとってはそうです。
タイミングに対して無頓着なもの、整合性もなければ閃きも無いもの、そういったアニメーションに対して侮蔑の意味を込めて「ぬるぬる動いている」と言います。
「完成度の高いアニメーション」を目指す場合、ぬるぬるした動きなど作ってはいけないのです。
ただ演出的な要求で、例えば超スローモーションだとか、巨大質量の物体が迫ってくる様などを表したい時は、Bのタイミングを優先させる"場合"もありますが
そういうのでは無い限り、アニメーターは常にAのタイミングを求めていくべきなのです。
実写かと錯覚するようなリアルな動きでも、現実にはありえない大迫力のアクションシーンでも、
生理的快感、見ている人を興奮させるようなエネルギーを持ったアニメーションはAのタイミングによって作られているのです。
これは動画枚数の多い少ないの問題ではありません。
1カットに何百枚費やしても駄目なものはありますし、ほんの数枚で多大な説得力と快感を内包したアニメーションもまた多く存在します。
偉大なるアニメーターの一人、グリム・ナトウィックは「アニメーションのすべてはタイミングとスペーシング(間隔)だ」と言ったそうですが
アニメーターという職業はすべからく、この「タイミングとスペーシング」に命をかけていると言っても過言ではありません。
少しでも素晴らしいアニメーションシーンを作るために、カメラ等を使って実写映像を参考にしたり、過去の素晴らしいカットを参考にしたり、
意地でも自分の実力内(あるいは超えるべく)でどうにかしようとしたり、インチキな手段で手軽にらしく済ませようとしたりする場合でも
「タイミングとスペーシング」に最大の神経を使えるようでなくては、アニメーターとしては失格なのです。
Illusion of Life(生命を吹き込む魔法)は、死んだようなタイミングとスペーシングでは宿らないのです。
そこに来て、アニメーターの仕事ぶりを称える言葉として「ぬるぬる動く」などと言うのは
いささか無神経が過ぎるとおもいます。
なってない駄目なアニメーションに対して「ぬるぬる動いてる」と貶すつもりで使ってるのならまだ分かります。
「ぬるぬる動いてて何か変、気持ち悪い」という酷評の意味なら、我々は甘んじて受け入れますが
「ぬるぬる動いていて凄い!」というホメ言葉として使われているのには、アニメーターの身としてはどうしても理解に苦しみます。
ただなんとなく凄い!と思ったアニメーションに対して、まだ他に言いようはあると思います。
カッコイイ、迫力がある、イカしてる、超リアル、綺麗、センスがある、ハッとする、興奮する、味がある
何でよりによって「ぬるぬるしてて凄い!」なのでしょうか・・・・・。
こんな観る側に関係ないだろうアニメーターの苦労を知った上で気を使って言葉を選べ、等と言うつもりは(少ししか)ありませんが
ちょっとだけでもアニメーションの作画に、何かしら心が付き動かされたのなら、「ぬるぬる」で片付けるのは出来れば止してほしいと、そう思うのです。