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2024-04-04

チョコザップに続く、次のチョコ◯◯◯を考える

チョコスタバ

テイクアウト専門。その代わりちょこっと安い

チョコ鳥貴族

立ち飲み鳥貴族。ちょこっと寄れるし安い

チョコ無印

不揃いバウムクーヘンとかカレーとか人気商品のみ置いてある

チョコラウンドワン

仕事帰りに1ゲーム気軽に遊べる

チョコストコ

非会員でもいける小さめのコストコパンとか惣菜が多い

チョコンビニ

移動型コンビニ。「コンビニ〜」と呼びかけて町中を走ってる。焼き芋も売ってる

チョコ映画館

小さめの映画館で安めに予約なしで入れる

チョコシカメラ

小さいヨドバシカメラ

チョコープ

小さいコープ

チョコメリ

小さいコメリ

2022-11-04

道交法を分かってない奴多すぎる

anond:20221103193158

これ、自動車乗りなら分かってると思うけどそもそも道交法がその程度の扱いだからだよ

自動車進化に合わせて法改正すべきなのにいつまで経っても法改正しない

警察の小遣い稼ぎのためにずーっと法改正しない

良い例が原付の法定速度が30km/hの件

中型なら道路制限まで出せるのに原付だけ30km/h

自動車も見通しの良い直線で40km/hというところもあるし高速の最高速もようやく110km/hが一部で解禁された程度

自動車の性能・安全性だけでなく道路設計も高速対応しているのに法改正けがずーっと放置されてる

セグウェイの時に散々言われたのに法改正せずにキックボードで同じことやってて

なぜか中途半端に解禁したから余計危なくなってる

運用する側の警察も分かってるから10km/hオーバーは捕まえないし85%tailが10~15km/hオーバーであることを理解してる

そもそも覆面パトカー違反者を捕まえるとき赤色灯表示無しで速度超過しているのはお咎めしなのも謎

挙げ句の果てには勲章持ってたら人を轢き殺しても無罪だし違反もみ消しも日常茶飯

飲酒運転事故起こしても轢き逃げして酔いが醒めてから出頭したら減刑されるとかいう欠陥法律

駐車違反をマジメに出頭したら罪が重くなるし、不満を言うと「じゃぁ裁判で」って逃げる

一旦停止の標識が見えにくくなってるのに敢えて放置して違反取り締まるとか

ちゃんと一旦停止したのに難癖付けて取り締まってきてドラレコ提出したら「次からは気を付けなさい」とか言われるとか

とにかく警察運用を含めて道交法ゴミってことを運転者警察も分かってる

なので道交法はもはやゲームルールみたいになってるし本気で交通事故減らすつもりあるのか?って気がする

なのでいきなり移動型オービスで警告なしに取り締まってきたら「ルール違反だろ!」って言ってる気持ちわからんでもない

まぁ首都高100km/h出すような奴はマジ怖いから取り締まってほしいけど、それとこれとは別かな

2022-10-01

素麺の産地と風土記記述の話

素麺といえば、個人的には島原半島のものということになっている。これは単に、同地に私の知己の人がいるので、贈答品として頂戴して食べる機会が多いからに過ぎず、別に他の産地のもの品質的に劣ると思っている訳では無い。なお、頂くだけでなく、ちゃんと自腹で買うこともある。

最近では、女優満島ひかり南島原市公式PR動画に出演したことが、彼女の怪演技の甲斐もあって、ネットでも話題になっていた。ひょっとしたら、それを観たことがきっかけで島原手延べそうめんのことを知ったという人も、世の中には存在するかもしれない。

島原半島素麺作り産業については、以前に聞いた話だが、島原の乱によって人口が減少した際、江戸幕府肥前の国の外部から移住者を募り、その中に瀬戸内小豆島出身の人々がいたこから、彼らが島原半島素麺作りの技術を伝えたとのことであった。しかし、それはあくまでも民間伝承であって、確固とした史料が有る訳では無いとも聞いた。

史料の有無や民間伝承真実性は、専門家ではないか判断する由もないが、この小豆島由来説を何とは無しに信じている。それは、小豆島由来説が語られる際に、同時に「島原半島は、瀬戸内海と気候が似ているために、素麺作りに適している」と語られることにも一因があると思う。

中央部にある雲仙普賢岳高岩山(たかいわさん)、島原市のすぐそばに在る眉山(まゆやま)、これらを除けば開けた土地半島の大部分を占めるように見える。そのために、気候がカラリとしているように感じられる。これで「島原半島瀬戸内海に気候が似ている」と言われれば、一定説得力を感じて小豆島由来説も信じられる気持ちになる。特に海岸線の近くではそうである

この島原半島南部を訪れた時、島原鉄道を利用したのは、ずいぶん前のことになる。これは、諫早市半島北部東部南部を結ぶ、左右反転のC字形半島の外周沿いを走るローカル鉄道路線である。あった、と言うべきか。現在は、半島東部島原市までしか列車が走っておらず、島原市よりも南の地域は部分廃線となっている模様である

現在市町村合併によって南島原市の一部となっているが、旧名西有家町という町が半島南部には存在する。この町で島原鉄道の駅に私が降り立ったのは、別に観光などが目的という訳ではなく、不覚にも乗り物酔いになり、気分が悪くなって一休みしたかたかである

そうめんの町」という文字建物の壁に掲げられた無人駅舎のベンチに少し横になり、冷たいジュースを飲んで落ち着いたは良かったのだが、あいにく、次に乗り直す列車を一時間は待たねばならなかった。手持無沙汰の時間をつぶすため、駅の直ぐ傍にある神社へと行ってみることにした。境内へと登る階段は、文字通り駅舎の目と鼻の先にあり、その長さは数十メートル程と短かったが、勾配はかなり急であった。島原半島南側地帯には、海の近くで小高丘陵や崖になっているような場所が、幾つもある。この神社があるのも、そうした丘陵の一つであった。

別に有名な神社とかではなく、少し田舎ならば何処にでもあるような、何の変哲もないさな神社である境内へ登る階段を跨ぐ鳥居は、その神額に「天満宮」の文字があったから、主たる祭神菅原道真公で間違い無い。これは、グーグルストリートビューでも確認可能である確認した。技術革新、すごい。

よほど小さなところでない限り、神社は大抵、主祭神だけでなく配祀神も同居している。その天満宮で私は、時間だけはたっぷりあったので、主祭神配祀神のいずれの社殿にも平等に五円玉のお賽銭を捧げて「この後、乗り物酔いが酷くなりませんように」とゴニョゴニョ唱えながら参拝した。それを済ませると暇つぶしに、私以外には人の姿も無い境内を、気ままにぶらぶらしながら鳥居などを観察したりして過ごした。どの鳥居も、冠木・貫・木鼻に沢山の小石が降り積もっていた。素朴な民間習俗を今でも伝える地元民が、願い事の成就のために投げ上げたものであろう。

配祀神は、鳥居の神額に「大神」という文字があったと記憶している。「大神」は「オオミワ」と読むのであろうと思った。残念ながら、天下のグーグルストリートビューでも、この天満宮境内の中までは確認が出来ない。「大神」の社殿は、主祭神との差を感じさせない程度の大きさはあったように思う。

神社でオオミワといえば、その大元へ遡れば無論、奈良県三輪山であるが、その地は素麺との縁が有る。素麺祖先は、奈良時代に唐から伝来した食物・索餅(さくべい、見た目はチュロスに似ている)とする説が一般的である。これを模倣して作ることが、最初我が国で始められた場所が、他ならぬ三輪山の麓周辺なのだと言われている。「すべての道はローマに通ず」ならぬ、「全ての素麺三輪山へ通ず」といったところか。

それらのことを知った影響で「移住者から素麺作りの技術島原半島に伝えられたのに伴い、我が国内における素麺発祥の地・三輪山から神も一緒に来たりて、分祀されたものであろう」と考え、小豆島由来説を信じる気持ちも補強されたわけである

しかし、素麺伝来の機会や小豆島経由以外の理由でも、この地に「大神神社」が分祀される何らかの歴史的な要因があったような気がしてならなかった。結論から先に言えば、これは単なる私の勘違いだったのだが、兎も角そのような気がして記憶を手繰り寄せたところ、風土記の一つである肥前風土記』にある、次のような記述を思い出した。

景行天皇が、現在熊本県玉名の辺りに行幸した時、そこから有明海を挟んで島原半島の方を見て『あれは島か、それとも陸続きの地か』と疑問に思い、使いを送って調べさせた。すると、土着の神が、天皇の使いを出迎えて歓迎し、天皇に服属する意志を示したという。

この時に派遣された使いの名前を「大神宿禰」と、私は誤って記憶していた。この覚え間違いが、大神神社島原半島分祀される歴史的な要因があったような気になった原因であった。しか最近自分記憶を頼りに人魚の話やら南斗北斗の話やらを書き散らしたところ、ブコメ等で鋭い突っ込みを受けて大恥をかいたため、今回は手持ちの岩波書店日本古典文学大系版『風土記』を参照した。その結果、私の記憶違いに過ぎなかったことが判明したというわけである確認大事

残念ながら、天皇の使いの名前は「神大野宿禰」とあり、読み仮名も「かむおほののすくね」としてある。しかも「他に見えず系譜不明。ミワ(神)氏の支族ではあるまい」とまで注釈が付けられている。これでは、妄想を膨らませる余地も無い。

もしも「大神宿禰」という記述だったならば、その時は大変であった。きっと私は「もしかしたら、三輪山祭祀を司るミワの支族に連なる者が、古代島原半島を訪れていたのかもしれない。この縁によって、大神神社島原半島分祀されたのではないか」とか何とか、思う存分に妄想力を発揮していたことであろう。間違いを防止できたか安心しても良いはずなのだが、その気持ちよりもむしろ残念な気持ちが強い。それほど、自由妄想とは魅力的なものということである

さて、私は雲仙岳には登っていないが、その直ぐ近くの高岩山には、地元の人の案内で登ったことがある(この時は、まだ火砕流などの火山活動が沈静化したと認められておらず、雲仙岳登山が再開されていなかった)。登山ルートの途中にある樹林の中や山肌には、家屋ほどの大きさがある巨大な岩石がゴロゴロと有った。これほどの大きさの岩石群であれば、それらを見た昔の人々が、信仰の念を山や岩石に対して抱いても不思議は無いと実感した。その時の私は、或る種の神秘体験に近い精神状態にあったのかもしれない。高岩山に登って同じ光景を見た人にならば、私の実感にも同意してもらえるものと信じる。

件の神大野宿禰を出迎えたという土着の神は「高来津座(タカクツクラ)」と名乗ったと『肥前風土記』には記されている。日本古典文学大系注釈には「高来の峰(雲仙岳)を居所(座)とする神の意であろう」とある。この「クラ」というのは「イワクラ」などと同じく「カミの宿る座・場所」という意味であることに疑いは無いが、何が「クラ」であるかまでは断言されていない。しかし、高岩山への登山で巨大な岩石を見た経験から、おそらくは岩石もしくは山頂・山体そのものが、高来津座と名乗るカミの依代御神体だったのではないかと私は思う。もしそうであれば、三輪山神体山信仰類似しているので、面白いである。「タカク」に「高来」という字を当てたのは、単に高さを表現しただけでなく、天空の高みから山頂に降り来る垂直移動型のカミであったことの顕れであろうか。

このカミの名は、高来郡(たかきのこほり、たかくのこほり)の由来となり、市町村合併以前は、島原半島地名南高来郡(みなみたかきぐん)」として名残を留めていた。しかし、島原半島島原市雲仙市南島原市へと統合され、旧来の地名が無くなったことで、熱心な郷土史研究家などを除けば、いずれ遠からず名を忘れられるのかもしれない。

しかし、名は失われても、島原半島中央部の山に登山する人が絶えない限りは、高岩山に登った時の私が俄に古き神の気配を覚えたように、雲仙岳一帯の山岳や巨岩に対する素朴な信仰のものは、これからも人々の精神地下水脈として生き残っていくのではないだろうか。

【2022/10/10】続きを書いた。anond:20221010212603

2021-08-04

anond:20210804111659

ウィース、移動型風俗ウーバーチーツでぇーす

プレイはどこでします?玄関で。はぁーい。

じゃあ脱ぎますねぇ、はい。ウィーッス…オッケーっす射精確認しました〜。

では、またご利用してくださいねぇ〜。失礼しまぁ〜す。

2021-03-08

anond:20210307172731

おっ、「蒼天のソウラ」は中島諭宇樹の連載作なんだな

中島諭宇樹には俺は思い出があるので語らせてくれ

20年ほど前、赤マルジャンプ少年ジャンプの連載予備軍が読切を載せる季刊増刊号)で読切の名手として名を馳せていたのが中島諭宇樹だった

彼の読切には舞台設定だけでとにかくワクワクさせられた

移動型コロニーとして荒野を何百年も走り続ける巨大列車舞台にした「ホライズンエクスプレス」や、浮遊する都市支配者として君臨する鳥人間抗う「天上都市」…

魅力的な舞台設定で読者を釘付けにして、そのまま練られた展開とカタルシスのあるクライマックスで唸らせるファンタジーを連発していた

もう読んだのは昔なのにこんな鮮明に思い出せることから俺がどれだけ楽しんで読んだのか察してくれ

その後、週刊ジャンプ本誌で「切法師」の連載が始まった

が、人気が奮わずわずか18話で打ち切り

けっして悪い話ではなかったんだけどな

和風ファンタジーのバトル漫画なんだが、とにかく「そこに生きる者たちの生活」を厚く描いていた

鬼に襲われた村では「疎開すべきかどうか」の議論が丁寧に描かれ、その鬼にも生活があることを示し、時には倒すことより説得を選ぶような、そんな地味だけど真摯な筋書きだった

とはいえキャラが命といわれるジャンプではそこの弱さがネックになったんだろう

正直読切の頃から、設定や展開は鮮烈なのに対してキャラの印象はほとんど残っていない

本誌を去ってからの動向を追えないままここまで来てしまった

蒼天のソウラ」という漫画を描いてるらしいという話は耳にしたことはあったが、そうか、もう16巻も続いてるのか…すごいじゃないか

しかも俺が好きだった作風もそのまま残ってると知ってとても嬉しい

いい機会なので全巻買って読んでみたいと思う

書いてくれてありがとう

2017-11-22

anond:20171119143103

渋谷イベントみたあと、渋谷カラオケ適当時間潰して、渋谷でディナー という、コスパのよいこじんまりとしたデートは良くないという思い込みが強くて、

もっと1日を濃密な時間にしたいと考えると、どうしてもあちこち移動型になってしまう。

北海道旅行計画した時に、目的地に 札幌小樽函館富良野を含めてしまパターンやね。

2016-04-13

移動バス保育園も難しいと思います

http://anond.hatelabo.jp/20160413113034

「もう、この際、移動バス保育園というのを考えたらどうだろう。

常に場所を移動していれば、騒音問題も解決するだろうし、

バス運行経路を工夫すれば、送り迎えも楽になる人が増えそう。」

空想的なアイデアとしてはそういうのは好きですが、実際にはやってほしくありませんし、難しいと思います

移動型では、保育所保育指針にあるくつろいだ雰囲気の中で・・・の達成は困難でしょう。

大体、こども園をつくったのも、どの子にも等しく教育の質を確保するという目的があったはずです。

幼稚園保育園役割は異なるとは言え、幼稚園保育所環境や保育の質が異なるというのは肯定されるべきでは無いと思います

2011-03-14

放射性物質放出は数ヶ月続く可能性」ニューヨーク・タイムズ

http://www.nytimes.com/2011/03/14/world/asia/japan-fukushima-nuclear-reactor.html?_r=1&hp

ニューヨーク・タイムズ

2011年3月14日

放射性物質放出は数ヶ月続く可能

日本における原子力事故の規模が明らかになりつつある。日米の専門家が語るところによると、現状は様々な問題が連鎖していく状況にあり、損傷した原発からの放射性蒸気の放出は数週間あるいは数ヶ月続く可能性がある。

福島第一原発における損傷したつの原子炉への海水の緊急注入と、その結果起こされる蒸気放出は、より大きな問題である完全なメルトダウンを避けるための必死の試みである。14日、爆発が二つ目原子炉建屋の屋根を吹き飛ばした政府関係者によれば燃料は損傷していないとのことであるが、放射性物質がさらに漏出した可能性がある。

これまで、日本政府関係者は二つの原子炉における燃料の損傷は「部分的」であると考えられるとしており、また発電所外部で計測された放射線の量は政府が定める安全基準の二倍であるものの、比較的穏当な範囲であるとしている。

しか米軍関係者が13日報したところによると、発電所から96キロメートル離れた所を飛行していたヘリコプターが少量の放射性物質粒子を観測したとのことである。粒子は現在分析中であるが、セシウム137とヨウ素121を含むと考えられ、環境汚染がさらに広がっていることを示している。

日本においては、第二次世界大戦末期における今回のものとはまた別種の原子力の恐怖が、人々の感情政治に重い影響を及ぼしている。原発からの長期残留する放射性物質放出継続することの影響にはきわめて重大なものがある。

発電所の作業員にとって、もはや定期的に放射性の蒸気を放出させる以外に方法がなくなっている。これは被災した原子炉を緊急冷却する過程の一部であり、核分裂反応が停止したのちも一年かそれ以上にわたり続く可能性がある。福島第一原発設計に詳しい複数の専門家によると、原子炉に絶え間なく海水を注ぎこみ、その結果発生する放射性蒸気を大気中に放出しなければならないとのことだ。

このことが意味するのは、避難した数万人の人々は長期にわたり帰宅できない可能性があるということだ。また、風向きによっては放射性物質が海ではな都市に向かうおそれがある。

蒸気のさらなる放出によって、太平洋に向かっている噴煙が拡大しつづけることも考えられる。13日夕、米政府は懸念にこたえるため、原子力規制委員会作成したモデルによると「ハワイアラスカ米国領内および米国西海岸危険レベル放射能にさらされることはない」と発表した

しか政府関係者によると、この週末に日米政府間で行われた緊密な情報連絡と、米国原子力専門家の第一陣の訪日を受け、この三日間に起こった事態の全貌をようやくつかめてきたところであるとのことだ。ある政府高官によると、「最良のシナリオ通りにいくとしても、今回の事態は早期に終わることはない」とのことだ。

本質的な問題は、原子炉を「止める」ということの定義である。核反応が止まり、原子炉が停止されたとしても、燃料は運転時の6パーセントにものぼる熱を発生しつづける。これは放射能によるものであり、原子構成する粒子の放出ガンマ線放出によって引き起こされる。

通常、原子炉が停止した場合、電動ポンプが加熱された水を容器から吸い出し、熱交換器に導く。そこで河川あるいは海から導入された冷水によって熱が吸収される。

しか福島原発においては、電力が失われたことによりこのシステムを使用することができなくなった。その代替として、作業員は海水を容器に注入し、燃料を気化熱で冷却させている。しかし水が沸騰することにより、圧力が上昇してポンプで海水を注入することができなくなる。そのため、容器から大気中に排気し、さらに水を注入するのである。これはフィード・アンド・ブリードと呼ばれる方法である

燃料が損傷を受けていないのであれば、放出される蒸気はごく少量かつそれほど有害はな形態放射性物質を含むのみであるしかしが損傷している場合、蒸気は有害なものとなってくる。

もうひとつ別の懸念がある。日本(およびフランスドイツ)の原子炉の一部では、MOXとして知られる、回収したプルトニウムを混入した燃料を使用している。損傷した原子炉がこれらに該当するのか定かではないが、もしそうであるしたら、放出される蒸気はより高い毒性を帯びることになる(訳注福島第一原発3号機はMOX燃料を使用)。

ニュージャージー州トムズ川近くに位置するエクセロン社のオイスタークリーク原子力発電所の運転技師を経て責任者となったクリストファー・D・ウィルソン氏によると、「通常では、現地に設置されたディーゼル発電機、あるいは移動型発電機によって、電力供給を確保すればよい」とのことである。彼によれば、移動型発電機福島原発にすでに搬入されているとのことである

福島原発ゼネラル・エレクトリック社が設計したオイスタークリーク原発もほぼ同時期に同社が設計しており、二つの発電所は似ている。ウィルソン氏によると、問題は津波で浸水した地下室にある切り替え設備電気系統接続を行わなければならないことにある。「現地に発電機があっても、まず地下から水を汲みださなければならない」とのことだ。

同型の原子炉に関して長い経験を有している別の原子力技術者は「排気を完全に止めるためには、ある程度の設備を復旧させなければならない」と強い口調で語った。彼は現在政府機関に勤務しているが、勤務先から許可を得ていないとの理由で匿名希望した

津波のあとに引き続いて起きた失敗により、この問題の核心が引き起こされた。津波発電所を囲む堤防をたやすく乗り越えた。そして、堤防で防げるだろうという誤った見積もりから低い位置に設置されていたディーゼル発電機を浸水させた。地震の約一時間後であり、巨大な波が襲ってきたのとほぼ同時である11日15時41分、原子炉は停止された。東京電力によると、発電所は緊急冷却システムバッテリー動作に切り替えたが、すぐに消耗してしまったとのことだ。

週末に報告を受けた業界幹部と米国専門家によれば、発電所内部では冷却プールに保存されている使用済み核燃料が露出し、非常に危険なおそれのあるガンマ線放出しているのではないかという懸念があるとのことだ。さらに、原子炉内部の水位が低下している。推定値にはばらつきがあるものの、政府関係者専門家が13日に語ったところによると、燃料と制御棒の上部120センチメートルから270センチメートルが気体中に露出しているとのことだ。これは、燃料の溶融を速やかに引き起こす可能性があり、最終的には完全なメルトダウンに至りうる状況である

地震当日の11日午後8時、起きだした米国の人々が地震の一報に接した頃、日本政府はそれまでの重大な問題はないとの立場を覆し、緊急事態を宣言したしか枝野幸男官房長官放射能漏れはないと強調した

だが放射能漏れは迫っていた。発電所内の作業員は冷却水の水位が低下するのを目撃していたが、それがいかに深刻かはわからなかった。「水位を測る計器が正確な数値を示していないようだった」と、ある米国政府関係者は語った。

12日朝に作業員が知っていたのは、近接する福島第二原発の冷却システムが同様の原因で故障しつつあるということだった。そして、福島第一原発の1号機原子炉の圧力が急激に上昇し、蒸気を逃がすことで容器を守らねばならなくなった。

午後4時前、福島第一原発の近くにいた報道カメラが1号機の爆発のように見えるものをとらえた。おそらく水素の蓄積によって引き起こされたものである。劇的な映像であったが、爆発によって負傷した作業員を除いて、特別に危険というわけではない。

東京電力国際原子力機関に対する報告によれば、爆発は外部の建屋で起こり、原子炉容器は無傷だったという。建屋の外壁は設計通りに吹き飛ばされたのである。これは原子炉容器に損傷を与えうる圧力の上昇を防ぐためである

しかし、劇的な爆発が示したのは、原子炉が冷却されなければ原子炉容器内部でなにが起こりうるかということに対する警告でもある。国際原子力機関は「原子炉に対する損傷を限定するための対抗措置」について述べ、東京電力海水ホウ素を混合して注入することを提案し、12日午後1020から開始した

これは最終手段である。腐食性の海水により、築40年の原子炉実質的に廃炉となるだろう。原子炉海水を満たすという決断は、設備を放棄するという決断と同義である。それにもかかわらず、海水注入作業も容易なものではない。

水を注入するため、消火設備が使用されていると思われる。これは通常の方法とはかけはなれている。格納容器内の圧力は高く、海水を注入するのは難しい

ある米国関係者が例えるところでは、「膨らませた風船に水を注ごうとするようなもの」であり、13日の時点では「どれだけの水が入ったのか明らかではないし、中心部を水で浸せたかどうかについても不明だ」とのことだ。

原子炉内の計器は地震あるいは津波によって損傷している可能性があり、どれだけの水が内部に入ったのかを知ることが不可能になっていることが問題に輪をかけている。

そして、注入作業を行っている作業員たちは放射線にさらされていると思われる。日本からの報告によれば、複数の作業員が放射線障害により治療を受けているという。被曝がどれだけ重症であるかについてはまだわかっていない。

 
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