はてなキーワード: このちゃんとは
なにをどうしてもネットでモロが漢字一文字で検索して表示される世の中で、駅のエロ広告が目につくからってのはみんな心の底から「アホか」と思ってるのよね。「ケシカランと訴えてるひとも大多数それやろ(天然もいるだろうが)
あいつらは「気に入らない」と唱えたらそれをすぐに引っ込めてくれる魔法の杖がほしいのね。
そして「気に入らない」から「引っ込める」を常態化したのちに、なんらかの思想や政治を盛り込んでくるのかと。
陰謀論乙なのかもしれないが、さしあたり今のやり方が嫌なので抵抗し続ける。
【追記】
出たよ、こういうすっとぼけ。
駅の広告は鉄道会社や広告屋のすり合わせによって「これで大丈夫」という公序良俗に合わせたものが掲示される。
これはわかりますよね?
それは検索して出てくるモロよりはかなり抑えた表現でありますよね。
公共の場でモロが出ないのはなぜか?それは大好きな建前であるところの「子供に悪い影響を与える」というものです。これを主砲として持ってきてます。というかそれ以外はありません。なぜなら、「虹絵のセクシーな女の絵が気持ち悪くてしょうがない」じゃ、「ハイ2番テーブルお気持ち入りました!」「ヨロコンデー」で終わるからです。だから、「子供」という便利な存在が必要なのです。
では、便利じゃないリアル子供は駅の広告以上のエロを知らずに育っているか? ペアレンツコントロールは絶対に機能してるか?
そんなわけないですよね。それ以上言うのは野暮ですけど説明いります?あなたの子供時代を思い出せばいいだけです。
じゃあ駅の広告を開示する際に関わる沢山の人が「大丈夫」としたもの、子供にもぬるくてぬるくて死ぬぜ!な広告に異議を唱えるのはなんででしょう?
答えは上記です。
わかってていってるのでしょう?
【追記2】
きっかけは暴飲暴食で胃腸をこわして健康に目覚めたこと。暴飲暴食がリモートワークのせいでもあったからコロナのおかげといえばそうなんだけど。
朝ごはんを食べるために朝ちゃんと起きて、3食自炊するようになりお弁当も持参するようになった。
お酒を飲まなくなり、朝お腹が空くようになったおかげで休日も今までは昼まで寝ていたのに平日と同じ時間に起きられるようになった。
このGWは毎日仕事行く日より早く目覚めた。お酒は冷蔵庫にあるものの全く飲んでいない。
このちゃんとした生活(世の中の大半の人にとっては普通の生活…)ができるようになって、
身体がめちゃくちゃ健康になったかといえばそうでもないのだけど
精神がとても安定した。
GWも午前中に散歩したりして日光を浴びて、特別なことは何もしていないけど心穏やかに過ごしている。
このちゃんとしてる感がどこから来ているのか、編集か、作者の親かは分からないが
とても好感度があるし見せ場も上手い
少女漫画家とかを見ると売れてる人は若い頃にもうすでに確立されてきたので作者もその部類かもしれない
この手の「ヤルかヤラナイカ」話だとボーイズオンザランやモテキの主人公を思い出す(BEASTARSは獣だが)
しかしレゴシほど好感度は高くない。むしろクズ主人公がモテるのか否かみたいな話が多い。
このレゴシの良い童貞主人公を持って、踏み込んでいるところはそれらの青年誌の流れを越えているじゃないか
動物に置き換えてさらに動物の持つ問題にも切り込んだ上でセックスの話をします!
もちろん作者がずっと考えていたんだろうなという世界観で社会秩序が崩壊していく感じも楽しい(進撃の巨人の読後感に似ている。そこまで絶望は無いが)
漫画家や小説家等のプロの創作者がたまに「作品作りのため取材旅行をした」という事をやっているが、子供の頃は「なんでモノを書くだけでそんな必要が?」と思ってた。
このちゃんとした意味を把握出来るようになったのは割とここ数年で、私も稚拙ながら趣味で小説を書いている創作者の端くれなんだけど、今更になって色々見たりする事の重要性を知った。
別に旅行レベルで遠くまで行かなくてもいいんだけど、地元でも普段行かない場所に行ったり、何かしらの芸術方面のイベントを見にいったりするだけでも色々とアイデアやインスピレーションが浮ぶ様になったので
「あぁ、プロの人が取材旅行とかしているのはこういう事だったのか」と実感した。
本やネット上でアレコレ見たりしてもある程度のアイデアは浮ぶけど、やっぱり実際に外に出てちゃんと生で見たり聞いたり、時には触れたりするのも大事なんだなと学んだ。
その土地じゃないと見ることが出来ないものなんていっぱいあるんだし、そりゃ取材旅行は大事だよね。
私は基本的に遠征できない身なので今は地元の事しか触れられないけど、いつかは遠くへ行って自分が未経験な未知な事に出会いたいな。
で、感じるのだが、都会での独り身は不幸である。
咳はきついし、頭は痛いし、のどはいがらっぽいし、熱で体はだんだるい。よって何も手に付かない。飯どころか小大にすら苦しむ位だ。そして誰も助けてくれない。
ここは……地獄だ……。
ピンポーン
と玄関の呼び鈴がなる。だるいので居留守、と言うわけにもいかない。今日はアマゾンに発注していた本が届く日だったはずだ。まさか一ヶ月前に今日風邪で寝込むなんて想像できていたら注文しなかっただろう。なんていってる場合じゃない。よろろよろと歩いてドアに迫る。ああ、体が動かない。
ピンポーン
ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン
はいはい。今行きますよ。 ……ったく。
扉を開ける。
目の前には、一人の女性が立っていた。わりとちんちくりんというかチビハムで、背中にバックパックを背負っていた。というか背負われていたと言う方が無難な感じだった。
俺は、
(しまった、勧誘か!)
と思ってすぐに扉を閉めた。
「!?」
なまった体の動きによる、閉めきるまでほんの少しのタイムラグの内に、その女性はちゃっかり、しかし音も無く中に進入していた。というか、動きが一瞬見えなかった気がするが眼がいかれてきてるのか?
「さて、まずは換気ですね。ああ、これを着ててください。すぐに済ませますから」
そう言って、女性は俺にバックから出したやたらモコモコしたちゃんちゃんこを渡すと、こ汚い部屋を横断して窓を開けた。時期はずれの寒風が吹き込んできて、俺は慌ててちゃんちゃんこを着込んだ。
暖かい……。
「えーと、次はおかゆでも作りましょうか。卵入れます?」
「あ、うん」
こちら側にあるキッチンに歩いてきた女性の言葉に、つい勢いでうなずいてしまった。
いや待て俺それどころじゃないだろ!
「ちょっと待て」
そこで大きく咳き込んだ。くそう、俺が風邪なのをいい事にぃ……。
だが、こいつはなにがしたいんだ? いきなり押しかけてきて、名も語らず、それでいて俺の為に食事を作ってくれている。一体なんだ?
「あ、もう少し掛かりますから、寝ててください。換気はもう少し必要ですから、開けたままでお願いします。ちょっと寒いですけど我慢してくださいね?」
「え、あ、はい」
俺は事態が飲み込めずにぼんやりした頭でうなずくと、えっちらおっちら布団に戻り、横になった。ちゃんちゃんこが思いのほか暖かく、窓を開け放っているのにそれほど気にならない。
そのうち、食欲を誘ういいにおいが漂ってきた。
「できましたよー」
「熱いから気をつけてくださいね?」
「は、はい」
促され、フーフー吹いて冷ましてから一口。
鼻が詰まっているからいまいち味はわからないけれど、温かい感覚が口からのどを通っていく。ここずっとゼリー飲料で飯をまかなっていたから、なんだか新鮮な感覚だ。
なんだか嬉しくなってもう一口、もう一口、と食べていく。女性は俺の様子をただ黙ってみているだけだ。なんか買え買え攻勢を仕掛けてくるかと実は思っていたのだが、そういう様子も無い。にこにこしているだけだ。
居心地が……妙だ。
「ごちそうさまでした」
「いえいえ、お粗末さまです」
お盆を渡すと、女性は受け取りキッチンに持っていく。俺は一息つく。さて薬を飲もう、ごそごそと女性は水の入ったコップを持ってきてくれていた。
「どうぞ」
「あ、ありがとうございます」
「いえいえ」
俺は水を軽く含んでから薬を飲み、それから残りの水を飲んで一気に流し込んだ。
飲みきってから気が付いたが、水ではなく程よい温度になった白湯だった。
俺はいよいよ怪しんだ。これは弱っている人間を狙った何か、そう詐欺か何かだ。ここから無理難題を仕掛けてくるに違いない。警戒警戒。
「あの」
そらきた! 俺は警戒心を強めた。何を言われても、鋼の心で突っぱねてやる!
「そろそろ、窓閉めますね」
「ことわ……、……はい」
ガカラガラと窓が閉められる。ストーブをたいていたのですぐに部屋の温度が上がっていく。それ以上の事は起きない。女性はただ静かに座っている。
「えと……」
沈黙に耐えられなくなったのは俺だった。ついに疑問を口にしてみる事にする。
「あなた、なんなんですか?」
「訪問介護員ですよ?」
「だからそれがなんなんですか?」
「風邪などの病気に罹った人の所に出向いて、お世話する、K園が行っている慈善事業の一つです」
「慈善事業、ですか。これ、お金とか取ったりしないんですか?」
「慈善事業ですから」
そう言われると、「はあ」としか言いようが無い。そこで会話は打ち切りになった。俺は黙って横になり、ぼんやりとする。
ひやりとした感触がおでこに当たる。濡れタオルだ。これは俺の持ち物じゃない。誰のだ?
「あ、起こしちゃいましたか?」
そうか、この人のか。と、その瞬間に自分が眠っていた事に気が付いた。
(うわぁ。赤の他人が居る前で寝ちゃったよ……)
俺が赤面すると、女性はなにを勘違いしたのか額のタオルを取り上げ、顔を拭いてくれた。なすがままにされる俺。女性はなおも顔の赤い俺を心底心配したように語り掛けてきた。
「顔、赤いですけど暑いんですか?」
「いや、まあ。でもこういう時は汗かかないと」
「かきすぎて体を冷やすのは良くないですよ。ちょっと拭きましょうか、体」
「え? いやいやいやいいですよそれは自分でします」
「そうですか? ならいいですけども。あまり寒くならない内にした方がいいですよ?」
「は、はい」
……なんでこんなどぎまぎした会話をせにゃならんのだ。と思ったのもつかの間だ。女性は、時計を見て「あらら、もうこんな時間」と呟いて、それまで横に置いていたバックパックを担いで立ち上がった。そして、
「じゃあ私、そろそろ帰りますね」
と言うと、そそくさと玄関に向かい始めた。
「ちょ、ちょっと待って」
俺は勢いで引き止めてしまった。起き上がったせいで濡れタオルがずり落ちる。が、それからの事は考えてない。ただ、待って欲しいと思ってしまったのだ。
女性はおっとり振り向き、俺の次の言葉を待っている。だが言葉はすぐにでてこない。あー、とか、えーと、とかが繰り返し、繰り返し。
(あ、そうだ)
それ以外にもタオルもだ。だけど、この瞬間に出てきたのはちゃんちゃんこの事だけだった。
女性は俺の発言に、女性は何の事やらと一瞬首をかしげたが、すぐに、
「あー、それ、受け取ってください。プレゼントみたいなものです」
と答え、そのまま振り返り玄関を開けて、
「戸締りは、すいませんけれどご自分でお願いします」
とだけ言うと、また音もなく出て行った。
「ま、待って」
俺はよろけながら立ち上がるとよろろよろけて玄関へと向かう。相変わらず体はがたがただから、それだけでも重労働だ。でも歩く。
玄関にたどり着き、扉を開ける。こじんまりしたコーポの廊下を見渡すが、既に女性はどこにもいなかった。代わりに、配送会社の人が今まさに呼び鈴を鳴らそうという姿立っていただけだった。
で、感じるのだが、都会での独り身は不幸ではないかもしれない。
咳はきついし、頭は痛いし、のどはいがらっぽいし、熱で体はだんだるい。よって何も手に付かない。飯どころか小大にすら苦しむ位だ。
だけど、ここには誰だか知らないけれど助けてくれる人がいる。俺みたいなのを助けてくれる人がいる。
そういうのがあるのだ。だから俺は待っている。ちゃんちゃんこを着て、待っている。
ピンポーン