はてなキーワード: 座布団とは
朝起きて和服代わりの甚平を羽織り扇子を持って座布団に座るところから私の在宅勤務は始まる
珈琲を飲みながらいつものようにネット将棋サイトに接続すると、数日前に連敗した因縁の相手を見つけたので早速対局を申し込んだ
前回の対局では3密だの防菌だのといちゃもんをつけられた挙句に敗戦したので、今回は序盤から細心の注意を払って玉を囲う
相手は前回同様四間飛車に振ってきたのでこちらは舟囲いで対抗することにした
舟囲いであれば玉周りのソーシャルディスタンスは確保されているし角道を開けたことで通気性の問題もない
これならばケチの付けようがなかろうと鷹揚に構えていたところ、「船はクラスターが発生しますよ 大丈夫ですか」と指摘された
なるほど、確かに船上は陸上と違って逃げ場がない 現に横浜や長崎では客船内での集団感染が起きている
私は自らの迂闊さを呪うと共にすぐさま投了し、そしてすぐに再戦を申し込んだ
一局目で事前研究をあっさりと咎められてしまった私は「先後同型ならば文句も云えまい」と考え先手番の相手に合わせて飛車先を突きあったところ、そのまま急戦となり一気に攻め潰された
受け一方となりストレスが溜まる展開をぐっと堪えながら「居飛車も指すんですね」と尋ねたところ「言いがかり(相掛かり)は得意ですから」と返された
1年前、キジトラの猫もらってきた来たとき犬がいいと怒ってた中2の娘。仲良くなるといいなって思ってたんだけど、全然一緒に寝たりしないし猫じゃらしで遊んだりもしない。
今日の朝、猫がいなかった。
少し不安にかられて猫がよくいる場所を探したんだけどどこにもいない。
そして、唯一探していない部屋は2階の娘の部屋だけになった。
そういうことか。
私は納得して朝食を作り始めた。しばらくすると2階から猫がトコトコ降りてくる音。続いて娘。
私は
「一緒に寝てたんだ?」
と聞いたら
「寝てない。なんのこと?」
と娘は冷たくいった。まだしらを切るか。
その後ろに猫はぴたりとくっついてる。
そして、娘が動くと猫もついていく。トコトコトコトコ。
娘は「おかあさーん、ストーカーされまーす! 私ストーカーされてまーす!」
トコトコトコトコ。
娘は大笑い。
しょうがないやつだ。
一番良く見かける毛色は背中側がこんがり薄茶色で、腹側が真っ白。
顔は眉毛の位置だけ白色になっていて、ファンからは『マロ眉』と呼ばれている。
この顔がなんとも言えずかわいい。
他のハムスターよりも体長が小さく相対的に顔が大きいので、ほぼ2頭身。
オスは体の割に金玉がデカいので、金玉を座布団にして座って寝る。(この寝方が本当にかわいい)
他の種類よりも兄弟間の仲が良いことが多く、一つのケージで何匹も飼育されていることがよくある。
苦しくないのか?というぐらいに一箇所に集まり、折り重なって寝る姿は本当にかわいい。
SNSではロボロフスキーハムスターを飼いならしたハム中毒達が、溢れんばかりのロボロフスキーハムスターの写真をアップしているのでぜひ見てみてほしい。
このロボロフスキーハムスター、ただでさえすばしこいハムスターの平均よりもさらにすばしこい。
より適切に言えば『多動』である。常にわさわさカサカサちょろちょろ走り回っている。
回し車を回す速度も尋常じゃなく、自らが生み出した遠心力により回し車から放り出されることも頻繁にある。
それでも諦めず何回も回してはふっとばされるのを繰り返しているのを見ると、アホだなぁ、と愛おしく思うし、本当にかわいい。
他の種類よりもなつきにくいというふうに言われている(事実俺の飼っていたやつも全然手に乗らなかった)が、
SNSでは野生を失くし飼い主の手の中でされるがままになっているもちもちふわふわの個体もよく見かける。
そういう個体を見ると、歯ぎしりしたくなるくらいの嫉妬に襲われるのも事実だ。
ここで一つ大事なことは、たとえロボロフスキーハムスターが手に乗らなくても、見ているだけで本当に幸せな気分になれるということだ。
俺が帰宅すると、活動を始めたやつら(夜行性)がチョコマカチョコマカとケージ内を駆け回り、こちら側に向かって『メシをよこせ』とアピールする。
ロボロフスキーハムスターはエサ入れに補充したペレットを全て頬袋に詰めて、砂場に持っていって放出する。
(本人は蓄えているつもりだが、衛生的ではないのでしばらくしたら回収して捨てる)
たまにはやつらの好きそうなハムスター用のおやつを購入して与えるが、好き嫌いが激しいのですぐ捨てられたりする。
ショックだが可愛いので許す。
そして回し車を高速で回し、数十分ほど走るとそのへんでひらべったくなって仮眠をとる。
それを一晩中繰り返す。
単純な動きの繰り返しではあるけれど、なぜだか飽きが来ない。
メンタルがやられてろくに眠れなかった俺には、やつらを眺めてただぼーっと時間を潰しているだけでも救われた。
また一緒に暮らしたいと思う。
座布団の代わりに💩投げるじゃん
1月も半ばとなりましたが、年末年始どう過ごしましたか。今度の休みはいつもと違っていたのでお知らせします。
私は知ってのとおり田舎を捨てた訳ではありません。帰るのがただなんとなく気怠いというか、理由がないというだけです。田舎独特の結びつきが怖かったのかもしれません。
今回の帰省のついでに散髪に行こうと思い立ったのは見るテレビがないのと読む本が無くなったからです。
行った散髪屋さんは私が小学生まで通っていた散髪屋さんでした。あれから15年も行っていません。もちろん予約なんかしていません。そもそも予約なんか受け付けてくれるのでしょうか。夫婦で営業している散髪屋さんです。
次の方どうぞと通され要望を聞かれ、天気の話、仕事の話と定番の会話が始まります。私が小学生の時通っていた男と分かるのでしょうか。分からなくても問題はありません。散髪出来ればいいのです。5分位経ったでしょうか夫婦は部屋の隅でボソボソと会話を始めました。そして奥さんの方が私に近寄りこう切り出しました。ひょっとしたら賢太君じゃないかと。
さすが客商売、なのか単に私の顔が変わっていないだけなのか。
「ちょうど美花も帰ってきているの。会っていってったら。」
娘さんは私のひとつ年下で、中学まで一緒だった。本が好きなのは同じだったが特別一緒に遊んだりする仲ではなかった。小学校の時一緒に図書委員をしたことはあった。
私の場合、本が好きだから図書委員という訳ではなく、ただ単に何か委員をしなければいけない雰囲気の中で、私の中の消去法で決まったものだ。それが美花さんと話すきっかけとなった。
美花さんは高学年ともなると考え方が独特というか、グループに群れないというか、友達はいるけど自分の考えを常に持っている人だった。なぜそんな話題になったのかわからないが、図書室でふと大相撲の話になったとき美花さんは座布団を投げる大人は嫌いと言った。興奮して場内アナウンスを平気で無視する大人は怖いとも。
私はこの言葉が胸に妙に残った。
美花さんとなんやかんや散髪屋さんの裏で少し話をしてバス停まで歩く事になった。こちらは気恥ずかしいだけだ。近況報告が過ぎていく。美花さんは大きい工場で検査の仕事をしているらしい。美花さんは相変わらず美しかった。
小学校前を通りかかった。美花さんはふと「賢太君の座右の銘は何?」と聞いてきた。考えたことも無い。私が答えに困っていると美花さんが「私はね。自分自身が人生の監督かな、脚本も演出も俳優も全部自分自身。そう思わない?毎年図書委員になったのも自分の意志」「毎年って?」「まだ分からないの?変なの!」
田舎は嫌いではないけど独特の結びつきが怖かった私はバス停への道を逸れ人通りの少ない小道に行く方向を変えた。冷たい風が赤い頬に心地よかった。