はてなキーワード: 大野病院事件とは
そうだろうね
10年前くらいに医師不足とか医療崩壊が話題になった時は「医者は死ぬほど大変な仕事!モンスター患者滅びるべし!」な雰囲気になってたけど
今はそういう話が忘れられて、モンスター患者の話題が出ても「医者なんて儲けてるんだからそれくらいやれよ」的なコメント見るようになったものね
産科不足なんかも忘れられたよなあ
大野病院事件とかどれだけの人が覚えてるんだろう
無痛分娩の話題なんかが出ると「全員無痛分娩出来るよう医師は努力するべきなのに妊婦は苦痛を味わうべき的な思想ガー」ってさ
そもそも今の産科医麻酔科医の人数で出来るわけないだろ思想の問題じゃねえよ、って突っ込む人もいるけど僅かになった
産科と婦人科の違いすら分かってない時点で医療関係者とはとても思えんが。
産科の燃えつき率が高いのは、元々分娩は24時間365日休み無しで負担が多い上に大野病院事件などアレな事件が続いたから。
前者は女性医師だと自分が結婚・出産するとそんな仕事と家庭を両立出来なくなるし(これは医師に限った事ではなく一般企業勤めの女性でも同じだろ)
産科は元々女性医師が多いので結果的に残った僅かな男性医師&結婚しない女性医師へ多大なしわ寄せが行く→彼らも嫌になって辞めてしまう、と言う構図がある故。
後者は警察のせい。界隈じゃ福島県警が最大の戦犯と言われまくってるからな。
その辺を無視して母親がキチガイだからとか言い出す辺り、単なるミソジニーだろお前。
まあ小児科も含めて事故った時の賠償金が高額になりがちってのはあるが、そりゃ扱うのが子供だからであって。
(子供はその後の寿命が長い為に賠償金が高くなりがち。一生引き摺る障害負ったりしたら尚更)
分娩は異常分娩でない限り保険適応外なので診療報酬も関係ない(まあ実際は政府の補助金が実質的な料金の基準とはなってるが、都市部はそれじゃ賄えない額を設定している産科が多い)
婦人科は他の科と大して変わらん。入院扱わず平日日中のみのクリニック経営する分には長時間労働でもない。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E7%9C%8C%E7%AB%8B%E5%A4%A7%E9%87%8E%E7%97%85%E9%99%A2%E7%94%A3%E7%A7%91%E5%8C%BB%E9%80%AE%E6%8D%95%E4%BA%8B%E4%BB%B6
癒着した胎盤をはがすために、問題となったK医師は、手だけではがすのが無理だったためクーパーというはさみを使って胎盤をはがしたと裁判で認定されている。
クーパーについてはこちら→http://or-nurse.seesaa.net/article/16049277.html
しかしこのクーパーの使い方について、K医師の供述は、裁判に入る前はクーパーの刃で胎盤を切ったと供述していたのを、法廷では胎盤をはがすためにクーパーの背を使ったと変更している。
また、胎盤の癒着の状態についても、裁判前には、子宮摘出にふみきらなければならないような(重度の)癒着の仕方をしていたと供述していたのが、胎盤の剥離を最後まで行ってから止血を行えばよいような(軽度の)癒着であったと、供述を変えている。
→検察は、K医師の当初の供述に全面的に依拠していたため、これを否定されて手も足も出なくなってしまった。
ちなみに、K医師の供述のうち、どちらが正しいかについては、剥離された胎盤を見ればわかることであるが、胎盤は破棄されてしまっており、確かめる術はない。
子宮を摘出するのではなく、胎盤の剥離を最後までおこなってから子宮の収縮を利用するなどして止血する方法では、ある程度出血することは想定の範囲内であった。
しかも、本件における被害者は、帝王切開経験のある前置胎盤であったことから、大量出血の可能性を医師、看護師、助産師が感じていた(その証拠に、K医師自身もあらかじめ他の複数の医師に途中で止血のため人手が必要になり応援をたのむかも、と伝えている。しかし実際に当日応援を要請することはなかった)。
一方、事件の舞台となった病院は、血液センターから50kmほど離れていた。
このことから、手術前に助産師が血液センターにもっと近い病院に転院させてはどうか、と進言している。しかしK医師は「大丈夫」といってこれを退けている(仮に輸血用の血液を大量に準備し、余らせてしまうとそれは廃棄しなくてはならず無駄になってしまう)。
結局、手術中に準備していた輸血用血液では足りず、患者は1時間20分~1時間半ほど輸血ができないままであった(被害者が亡くなるまでの出血量は20,000リットル以上)。