はてなキーワード: コンサバとは
・1990年刊。直訳すれば「豊かさのてこ」だが、内容を勘案して邦訳するなら「技術革新の文明史」かな。日本にはあまり紹介されていないが、著者は経済史分野では世界的に著名な研究者。「THE LEVER OF RICHES」はその代表作で、世界経済史に対する独自の解釈と、包括的なサーベイとしてのまとまりのよさを両立させている名著だ。
・「なぜ近代の技術革新が西洋(特にイギリス)で起こって、他の国々ではなかったのか」がテーマ。この問題を解明するためにまずは過去2500年分の人類の文明史を振り返って検討する。次に、このテーマについて検討する。
・西洋世界の勃興に関しては、様々な人が様々な観点から評論しているが、本書では技術革新というファクターを重視する。なぜならば経済学の研究がしめすように、技術革新こそが経済成長の主たる要因であったからだ。イノベーションは、労働や資本などの具体的な資源制約とは無関係に人々の富を拡大させる「フリーランチ」なのである。
・古代(B.C.500~A.D.500)。ローマ、ギリシャ、ヘレニズム文化の時には革新的な発明はあった。たとえば紀元前に活躍したアレクサンドリアのヘロンは今でいう蒸気機関や自動ドア、自動販売機に近い装置を発明して、オーパーツとすら言われている。しかし、そうした発明の多くは未発達のままにとどまったか、破壊されたか、忘れられた。ローマ人は高度な文明をもっていたと言われるが、その技術はかなり未発達で、革新速度も遅かった。
・中世(A.D.500~1150)。農業面での革新は、農業効率を向上させる重すきと三圃制。エネルギー利用も多様化し、水車や風車も工具の研磨やビール醸造や皮のなめし用などいろんな分野で使われた。11世紀の南イギリスには、50世帯にだいたい1つは水車があったというから驚きだ。馬や船はそれまで戦争の道具としてつかわれていたが、商業目的にも利用されるようになった。そのため蹄などの馬具の改良や積載能力の向上が図られた。
・紙は西暦100年頃に中国で生み出され、イスラム社会には8世紀頃に到来し、西洋にはそのあとに伝わった。時計や冶金などの金属加工技術も、東洋→西洋への技術移転の流れだった。この頃は自らがあみ出した技術というよりも、ローマ期の技術の遺産か、東洋の技術を拝借したもも多かった。ヨーロッパ世界はそうして先進技術を異文明から柔軟に吸収し、それを自己流に応用していた。ヨーロッパの中世は停滞といわれるが、実はその後の技術発展に向けた種まきがされていた時代でもあった。
・近世(1500~1750)。ヨーロッパの技術レベルはだいたい1500年頃に中国など東洋文明圏に追いついた。その後、中国などとの差を徐々に広げていった。この時期のヨーロッパは、若干の航海術の発展と、トマトやポテトなど新たな作物の導入などぐらいで大きな技術革新はなかったが、人々の間で技術進歩の可能性を信じ始めた時代でもあった。(※言っておくとグーテンベルクの活版印刷(1450年)なんかは世界史的にみると革新的ではないから。紙への印刷(木版)は7世紀には中国で始まっていた)
・近世期は技術的ブレークスルーというよりも国民国家の発達が、その後の近代技術革新を準備したことの方が大きかったかもしれない。たとえば今でも有名なリヨンにおけるシルク産業の発展はもともと、ルイ11世がイタリアの専門職をそこに住まわせたことに端を発する。このように各国のトップは次々と、産業振興策を打ち出した。他国から有能な専門職人材を呼び寄せるだけでなく、新しい技術を奨励するため補助金を与えて開発を促し、寡占を奨励した。また特許権の制定もこのころなされた。たとえばイタリアのベニスでは16世紀には特許権がある程度は普及していたと言われる。もちろん、こんな”民間活力”をいかした技術進歩の奨励なんかは、イスラム社会や中国社会では到底考えられないことだった。
・近代(1750~1830)。そんな下敷きをすでにひいていたから、この頃、次々と新たな技術が実用化されたのは自然な流れだった。むしろ、この頃には、まったくのゼロから生まれた技術なんて何一つなかったと言っても言い過ぎではないかもしれない。たとえば、ワットが蒸気機関の発明にはたした役割はせいぜいコスト低減や耐久性向上などの実用的な貢献であって、蒸気機関の元アイデア自体は17世紀ヨーロッパにすでに存在していた。ただ、そうした数々の新技術の卵が社会全体に広まったことに大きな違いがあった。繊維産業で言えば、教科書でも取り上げられているような数々の綿加工技術の機械化による生産性向上はめざましく、イギリスにおける綿布の値段は1780~1850年の間になんと85%もダウンしたという。
・蒸気機関の発展・普及によってその後から熱力学が生まれたようにその頃の技術とは、科学的知見を基礎としたものではなくて、もっぱら経験的にもとづいて進められたものであった。1850年より前は、科学と技術は別の存在だったと言ってよい。1850年以降、科学や数学、物理学が技術分野に本格的に応用され始めた。
・技術革新自体はランダムとも言える現象で、特定の新技術がなぜ他でもない西欧でおこったかを具体的に説明するのは難しいが、どんな条件が西洋近代の飛躍的革新を可能にしたかを検討するのは意味のあることだろう。もちろん「必要は発明の母」なんて諺を持ち出す気はない。当然、革新的技術のニーズはいつでもどこでもあるのであって、要はそのニーズを発明によって掬い上げ、実用技術として広めるのに、何が効いていたのか、である。
・「化石燃料資源の豊富さや、地理的要因」に西欧世界の勃興を求める「環境決定論」はナンセンスだ。たとえば北ヨーロッパはよく雨がふるから水車の技術が発達したという意見がある。しかし、これではなぜ水車がイギリスでよく普及したのにアイルランドではまったく普及しなかったかを説明することはできない。同じようにイギリス国内にあった豊富な石炭資源が産業革命を可能にしたという意見がある。しかし、そもそも石炭資源を上手に利用出来るようになったこと自体が技術革新の果実ではなかったか。この説明は物事の原因と結果を取り違えている。木炭資源の枯渇による価格上昇がイギリスでの石炭利用の革新をもたらしたという議論もある。しかし、木炭から石炭への代替自体は16世紀からすでに模索されており、部分的に成功をおさめていた事実を無視している。第一、その頃の中国だって森林資源は枯渇していたのに石炭利用は19世紀になっても進まなかったではないか。
・「産業革命前の科学技術の発展」を求める意見もある。しかし、前もいった通り(真理や総合的把握を求める)サイエンスと(実用を求める)技術は1850年以前にはほとんど別々のものだった。たとえば製鉄法や食料保存法などの技術は人々がその仕組みを把握するずっと前から使用されていた。発明家に科学の知識はなく、科学者は実用の世界に降りてこなかった。両者の融合が始まったのは1850年ごろからだ。たとえばトマスエジソンは科学的知識がなかったため、自己のインスピレーションを補強するために数学者を雇った。
・むしろ重要なのは、新技術にたいする政治や社会の寛容さ。人々が技術進歩に向けて継続的に取り組めることを社会が担保できているかどうかにある。この意味において、専政的政治制度よりも多元主義的なものの方が好ましい。ダグラスノースの言う所有権の制定も、この意味では一面の真理がある。
・中国と西欧を比較した場合、その差は際立つ。それは、中世まで技術リーダーだった中国が近世になって急速に停滞した理由を説明する。中国はもともと”one-party state”で、技術進歩は漢の時代からほとんど”お上”主導で行われていた。宗の頃は農民の創意工夫活動を促すための金融インセンティブも行われていた。しかしこうした活動は近世頃から弱まっていき、清の時代になってからは中国政府は技術の進歩につながるような政策(度量衡の基準化、商業法、警察、道路)をとりやめてしまった。一方で社会的にも明(14c~17c)代からとくに中央集権的要素を強めていき、多様な民の活力はますます脇に追いやられた。このために中国の歴史には、新たな技術が十分に伝播しなかった例で溢れている。たとえば複数の車輪を搭載した紡ぎ車はカラムシ繊維産業では見られても、それが綿産業に伝播することはなかった。社会構造の上部に官僚があり続けたこともまずかった。成功して裕福になった実業家はだいたい子供を官僚機構に入れたがり、天才やエリートが(一般的にコンサバな立場を好む)官僚機構に吸い込まれていった。
・これに対して欧州はちがった。前述のとおりヨーロッパの技術開発は民間が主であって、政府は従であった。第一、(言語や宗教、生活様式や歴史などいろんな意味で共通点があるにも関わらず)複数の国家が乱立し中国のような中央集権ではなかった。それぞれの国が富を張り合っていたから、結果的に技術の世界でも競争が促された。人の移動も頻繁だった。だから技術の才ある人は、彼の国で抑圧的な政策が取られたら、別の国に移るだけでよく、西欧全体で見たら一つの技術は断絶せずに繋がりを維持することができた。こうした好条件にある社会は西欧を除いて他はなかった。まさしく、世界の技術リーダーになるべくしてなったと言えよう。
http://twitter.com/#!/zaway/status/66580272551968769
個人的に好きなサイト
「The Sartorialist」
http://thesartorialist.blogspot.com/
コンサバよりで、単純に綺麗だったりかっこいいのが多い。
処女の頃、「エロいことはカッコイイ」という謎の思い込みにとらわれてた。
久保帯人あたりの影響もあったと思う。エロ=スタイリッシュ!!というタチの悪い中二病。
自習中に「シックスナインって何?」「スカトロって何?」なんて男子に聞いてみたりして大爆笑を取りつつ、
「男子とエロ話をあけすけにできるボーイッシュなアタシ素敵!」なんて自己陶酔してる、
どうしようもない状態になってた。
彼氏に処女捧げてから、今まで何をあんなに必死になって下品な言動してたのか全くわからなくなった。
下ネタを全スルーするようになったし、服の着こなしもコンサバになったし、
「スタイリッシュで先進的な女」より「誰とでも無難にやっていける女」を目指すようになった。
見た目的にも中島美嘉に憧れてたのが、小林麻央を真似るようになった。
残念ながら嫉妬はあると思う。無意識中かもしれないけど。
勿論仕事にはちょっと…な服装と思っているのもあると思うけど、
自分より「若い」
女性はこういうことにすごく反応する生き物だと思う。
おそらく他の20代の女性が元増田と同じ格好をしても言わない可能性もあるw
ジーンズだったらジーンズで仕事なんて…って言われてる可能性が高い。
コンサバ系の服の「若い女性らしさ」多分これが気に障る職場なんだろうと思う。
おそらくだけどオフィスカジュアル程度に落としてもきっと言われるのは同じことだと思う。
現在のオフィスカジュアルって大体今4,50代の年代の「オシャレ服」な事が多いから、「仕事」で着るものと思ってない人は多いと思う。
おそらく、ひざ丈タイト(フレア)スカート・無地ブラウス・カーディガンこの辺がその彼女達が現在でも「これならいいんじゃない」と思うラインだと思う。
勿論色はピンクとかイエロー選んだらきっとアウト、スカートもきっとブラウン・ブラックじゃないと何か言われる。
あと化粧、特にアイメイクばっちりやってませんか?
服+化粧で余計「仕事でしょ?」って嫉妬心を燃やされると思う。
解決したいのかはわからないけど、このままつっきってもいいんじゃないかとも思うし。
空気を読んでもう少し地味にするのもありだと思う。
今とは変わらない感じでコンサバ派を維持しつつということなら、
一般的な「女性の営業」の服装をお手本にするといいかもしれない。
新入社員。
・50代女 2人
・40代女 1人
・20代女 1人←私
・20代女(バイト) 2人
・男性社員は5人。
男はスーツ、女は私服なんだけど、どんな私服で行けばいいのか周りを参考にしたくても、男性はスーツなので参考にならないし、50代女性はオバサン服なのでやはり参考にならない。同年代の2人はバイトなので、基本スニーカーにジーンズとすごくカジュアルで、これも参考にしてはいけない気がする。極めつけは40代女性で、どうやら元ヤンらしく、皮ジャンの下に真っ赤なセーター的なセンスの持ち主。
幸い自分は、普段からカジュアルな服は苦手で、ジーンズもスニーカーも山に行った時ぐらいしか履かない。友達と遊びに行くと、「え、仕事帰り?」と呆れられるほどコンサバ派だったので、手持ちの服でやりくりしていた。
半年は無事に過ぎたのだが、先日、ふとしたきっかけで私の服の話題になった。
と1人が言った。決してミニではなく、膝丈なのだが、ワンピースというのは構造上座ると短く見えてしまうものだ。と弁解しようとしたら、ドミノ倒しのように次々と文句を浴びせられた。
「サンダルとかありえない」(サンダルではなく、踵だけストラップでつま先は隠れるパンプスです)
「襟にレースがついてるのはよくない」(ワンポイント程度だし、ここ2、3年流行りのカットソーはみんなそんな感じだ)
「会社にレギンスってどうなの」(40代女性やバイトの人が何度か履いていたので、職場的にOKだと判断した)
と、主張の内容も変だし、不満があるならその時に注意しないのも変だ。
何が良くて何がダメなのか聞いてみても「若い子のファッションはよく分からないから自分で考えなさい」と言われてしまう。よく分からないなら文句言わないで欲しいのですが。
同年代の女性社員がいれば、空気読んで同じような格好で来るし、他課の経験があれば類推するけど、こっちは新入社員なわけで、一度も吸ったことのない空気は読めないんだよ。
「そういう服って自分で選んで買うの?」と先輩に言われた。
ちなみに今日着ていたのは、水色無地のVネックカットソーに、黒の膝丈スカート、黒のパンプス。
ブスのくせにオシャレな服は恥ずかしいし、目立ちたくないので、なるべくシンプルで、コンサバで、オフィス着として誰からも文句言われなさそうな服を選んでいる。
なので、「いつも地味な服よねえ」って意味で聞かれたんだと思って、「はい、そうです」と答えた。
ところが、先輩の反応は予想外だった。
「ふうん、自分で分かってて、谷間見せてるんだー」と。
絶句した。確かに胸は大きいほうなので、ハイネックでも着ない限り、胸元に多少の隙間は出来てしまう。
でも、そもそも目立つのが嫌いな私が、わざわざ胸の空いた服を選ぶわけがない。今着ているのも、流行りのキャミソールをインするようなタイプではなく、1枚で着るタイプの胸元の締まったカットソーだ。屈んだ時に見えてしまわないかもちゃんと確かめている。
それなのに、わざわざ谷間を見せびらかすような女だと先輩から思われていたなんて、ショックだった。
ハイネックは着られない。首を締め付けられる感じが苦手で、気持ち悪くなってしまう。
明日から何を着て会社に行けば良いのだろう……。
なんつーかいわゆるコンサバ系で、超金使わされそうだから絶対にNO
http://anond.hatelabo.jp/20080223023724を受けて。
ファッション誌ってなんのためにあるの? と先日彼女との間で話題になった。
トレンドにあまり左右されない保守的で地味で上品なセンス(ウィキペより)なら、毎月毎月バカみたいに雑誌買う必要ねーじゃん。
新たな要素を取り入れずとも、もう決まり切ったスタイルなわけでしょ?
一冊500円くらい?で、一年で6000円ならカットソーの一枚や二枚余計に買えるっしょ(ここらへんオタク発想だが)。
買う必要があるにしても、毎月買わなくてもいいんじゃないの?
それに流行取り入れるだけなら雑誌じゃなくても、街ゆく人見てりゃいいし。
なんていうか、話題や流行に乗り遅れたくないから買ってるようにしか思えない。
女向けメディアの煽り方はいつもこの手法だなあ。トレンディドラマ(笑)の頃から。
んで、彼女にそんな話をしたら、「読み物としても面白いよ」と言った。
よく中吊り広告で見る「一週間着回し」「1ヶ月モテコーデ」みたいなやつが面白いとのこと。
モデルが着回しやコーデを披露しているらしいんだが、モデル自身がやってるのではなく、キャラ付けされた架空の人物として披露していると。
んでその人物像がたいてい広告代理店や出版印刷業界のOLかスッチー。まあここらへんは雑誌の傾向にもよるのかも知れないけどね。
そんなOLの羨望の的が「今日は大事な会議、でもしっかりキめないと」みたいなアオリとともにくっさい決めポーズをしているというわけ。
彼女の分析によると、たいてい彼氏がいる、でも毎週のように合コンをしたり、取引先の男性にときめいている場合が多いとのこと。ビッチ御用達。
こんなの見て喜んでるなんてさすがスイーツ女どもwwwと思ったんだけど、俺はこれをどこかでみたことがあると思った。
ステレオタイプな女、クサい決めポーズ、女が書いてねーだろw的なアオリ・・・。
そしてよくあるセックス特集。
これらが指し示すものはただひとつ!
そうだ! これはエロ本と同じ構図なんだ!
「そう、そのままこっちに来て!」みたいな親父センス丸出しのアオリ、
ありきたりなポーズが並ぶし、看護婦だの女子高生だの決まり切ったコスチューム。
文章派を満足させるためのセックス体験記(ただこっちの場合は風俗だったり妄想だったりする)。
ということで、俺の中では、女性向けファッション誌は、女性版デラべっぴんということになっている。デラべっぴんも読み物として面白かったし。
スイーツ(笑)のガイドライン(ガイドライン板@2ちゃんねる)より転載
元はたぶんニュース速報だがそっちはタイトルがついてなかったのでこっちで。
68 :水先案名無い人:2007/11/04(日) 21:20:27 ID:qHj3ZrcN0
我々デキる女性探検隊一行は、南米はアマゾン、魔境「ロハス」へと向かった。
その魔の密林に住むという未知の生物スイーツを捕獲するためである。
スイーツの身長は15m、太古に生息した恐竜を思わせる姿を持ち、
秋色ファンデが似合う自立した大人の女性の雰囲気をかもし出す。
我々一行は、とりあえず川を上流までボートでさかのぼった。
やがて上流にたどり着いた我々はボートから降り、そこから徒歩でロハスへ向かうことにした。
何かが密林から常に上目遣いで我々を監視している、そういう気配がした…そのとき!
何者かが我々に突如毒矢を放ち、奇声を上げながら我々を制止したのだ。
その者は、愛されメイクに着まわしトップレスのいでたちをした未開の裸族ワーキングビューティーだった。
ワーキングビューティーは、恋に効く女の武器を手にしながら、我々を威嚇していた。
我々は現地ガイドを派遣し、なんとか説得を試みた。
現地ガイドの説得によって誤解が解けた我々は、彼らの村に招待されることになった。
我々もその席に参加した。
この席で男女が結ばれ、やがてWハッピー婚に至るとアンチエイジングに夢中の長老は語った。
長老によると、ロハスはこの村から一つ山を越えた先にあるという。
そして、長老はロハスのスパで岩盤浴の最中、スイーツを目撃したというではないか。
しかし、長老はこれ以上語りたがらなかった。
我々は礼を述べ、眠りにつくことにした。
「明日はいよいよロハスだ。それじゃあみんな。おやすみ、マンモス」
69 :水先案名無い人:2007/11/04(日) 21:21:40 ID:qHj3ZrcN0
翌朝、我々は日の出とともに目を覚まし、ロハスへ向かう準備を開始した。
ロハスは、特殊な地形と強力なマイナスイオンの効果により、方位磁石はおろかGPSすら効かない。
さらに危険な動植物が我々の行く手を阻む。まさに文字通り魔境なのだ。
我々はモテカワメイクを施し、勝負下着を装着し、念には念を入れた。
ちょうどそのころ、ワーキングビューティーの集落では、ガールズトークに華を咲かせながら
女たちがフェミニンな朝食の準備を始めていた。
我々も朝食に呼ばれ、村にある隠れ家的オープンカフェにお忍びで集合した。
彼らの主食はパスタと呼ばれ、練った小麦を麺状にしたものを各種ソースでからめて食べるという、
まさに文明社会に生きる我々にとって想像を絶する食べ物であった。
朝食後、長老が我々の無事を願い、祈祷を捧げてくれるというではないか。
長老は奇声を上げながら、ホットヨガでポーズを取りながら、呪文を唱えた。
「鏡に向かって頑張れ自分、可愛い顔が台無しだぞ!キエーー!!」
長老によると、この呪文は女ヂカラをアップさせ、自分らしさを演出させてくれるという。
万全を期した我々一行は、村人に礼を述べ、ロハスへ向かうため村を出た。
険しい山道とジャングルを行くこと数時間、それらしき場所に到達した。
そう、若い女性に人気の高級ブランドショップが立ち並ぶ、この新定番スポットが魔境ロハスである。
我々は恐怖と興奮によって血液がサラサラになるのを感じた…まさにそのときである!
「ぐああああぁっ!!やられた!!」
なんと獰猛な毒蛇に右足を咬まれたというではないか。
70 :水先案名無い人:2007/11/04(日) 21:22:14 ID:qHj3ZrcN0
ドクターが曰く、この場で右足を切断するか、各種サプリメントによるデトックスしか助かる方法は無いという。
我々はデトックスを選択し、隊員の女子力を回復するのを待つため、ここでベースキャンプを張ることにした。
百戦錬磨の隊員達は、手際よくくつろぎインテリアを配置し、アダルトなショットバーを持つベースキャンプを
設置することに成功した。
そして、負傷した隊員を酸素バーに運び、ここで治療を続けることにした。
と同時に我々は、スイーツを捕獲すべくキャンプの近くに数箇所のハニートラップを設置。
繁殖期で恋愛体質のスイーツをハリウッドスターに大人気のキラキラ小物で誘い出すという作戦だ。
捕獲できなくても、せめてその姿をがんばった自分へのご褒美に撮っておきたいとの思いである。
やがて夜を迎え、隊長は危険な生物が我々を襲わないよう見張り役に思い切って残業を伝えた。
次の朝、我々はハニートラップに仕掛けたキラキラ小物がなくなっているのに気づいた。
ついにスイーツが現れたのか?「ヤバイ!キテる!」隊員達は全てのハニートラップを確認した。
しかし、キラキラ小物が全て取られているだけで、スイーツの姿はどこにもなかった。
ビデオに映っているかもしれない。我々はビデオをすぐさま再生。女だけで、楽しむ。
が、ビデオに映っていたのは、いかにもヲタージョで喪女な野生のメスイノシシだけだった。
しかし、負傷者が出てしまった以上、ここに長居をすることはできない。
今も、スイーツの、そんな彼女の普段の顔はツンデレ系でカレの気を引いちゃっているのだから…。
我々が愛され上手である以上、かならずこの目で常に上目遣いで見届けてやると、隊員達は各々
胸に熱い思いを抱きながらジャングルを眺めていた。