はてなキーワード: 玉出とは
東日本大震災の半年後ぐらいの夏、大阪に仕事で2週間ほど滞在した。東京から来たと言うと「大変やねぇ、食べ物とか水とかたくさん買って帰らんとー笑笑笑」みたいな反応だった。
「東京帰ったら恐くて何も食べられへんやろ笑、買い占めて帰りー、玉出連れてったろか―?笑」とか「もう大阪におったらええやん」とか、割と悪いやつだと「まぁ天罰ちゃうんー」みたいなのまで言われた。
自分は東京に住んでいたので生命にも財産にもありがたいことに何の被害はなかったが、地震の当日は地下鉄に乗っていて、幸いなことに30分ぐらいではあったが閉じ込められて怖い思いをしたし、家の中は揺れでそれなりにガッシャガシャになったし、福島原発事故のことも心にずっと引っかかっていたし、震災2週間後に仙台港あたりと名取・閖上あたりに会社で行うボランティアどうするかの話をしに行ってひどい状況を見たこともあって、冗談で言っているんだろうけど、どうしようもなく憎らしいなと思った。
なので、今回の水害で「東京から見てるから初動が遅れてるんだ」みたいな言い方をされるのは、ちょっとあの時の言葉の数々を聞いた時の気持ちを思い出して腹が立つ。
もちろんすべての大阪の人が、当時そのように心無いことを考えていたとは思わない。はてブやれるぐらいの人に「これだから東京目線は」と腹を立てられてもなぁという気持ちもある。
寄付はする。災害を免れやすい首都に住んでるメリットも理解しているし負い目もあるし。でもあの時の腹が立った気持ちも思い出す。
大阪旅行のときに玉出デビューした関東民だけど、ふっつーーーーの量産型安売りスーパーやったで玉出くん。業務スーパー(店内の陳列がダンボール)とか食材売ってるメガドンキホーテみたいな感じ。しかも業務スーパーとかドンキとかドラッグストアのほうが普通に安い。別にストロングゼロとかワンカップが山積みしてるわけでもない。
たぶん、黄色に赤字の看板のあのインパクトと、大阪の西成への畏怖(?)と、ローカル感、今ほど激安目玉商品で釣る商法が一般的でなかった時代に話題となり、他府県民を中心にウケたのかなーと思った。実際、大阪で生まれ育った友人いわく玉出は別にふつーの地域の安売りスーパーで、玉出使ってる人もだいたいそういう認識だと思うって言ってた。
実際に玉出であったかはさておき、キモチワルイハテナー気質で書こう。
http://anond.hatelabo.jp/20140402232957
彼は、世間から半ば見捨てられた人間の最底辺へ仲間入りし、「便所で食うのに相応しいようなカビ臭いムショのメシ」に打ちひしがれることで
凝集された悲しみがカタルシスをもたらす事を、彼は知っているのだ。
が、そんな期待は裏切られ、彼の幸福ぶりと蜜漬けで出来た精神が発露する。
「残飯を食って生きていると思っていた底辺層が、二種類の味付けをされた肉を食べていたなんて!」
それは他の数多の弁当に流用すべく100ずつ大量生産された内の、1ずつを乗せただけに過ぎない。
それすら気付かない甘ちゃんなのでなければ、底辺層には過分なサービスだという意外性に驚いたのだろうか。
「こんな連中にすら食の楽しみが与えられている。いわんや僕を哉」
否。
このような醜い事を、彼は思ってはいなかっただろう。
これを単なる契機として、純粋に幸福な人間の甘い精神が、彼の周囲にあった甘い幸福を思い出させたのだ。
きっと、みんな気付いていないだけで、世界は愛で満たされているんだと。
そんなことを自然に思える、愛で満たされてきた彼なのでした。