2014-04-02

世界は多分、愛で満たされているんだろなと思った話。

数年前の深夜、治安が悪い汚い街の、24時間営業の激安スーパーに行った。

その日は何かの帰りで、僕はなんだかとても淋しくて惨めな気分で、

なんとなく、普段は絶対行かないようなスーパーに寄ってみた。

どうせならどん底の気分に浸りたくて、200円の一番安い弁当を買って、

浮浪者に混じって路上で食べようと思ったのだ。

そのとき買った弁当はとりめしで、ご飯の上に錦糸卵が載っていて、

その上に味付けした鶏肉が載っている、シンプルものだった。

食べてみて驚いた。美味しいのは予想していたのだが、

右半分の鶏肉唐揚げで、左半分の鶏肉照り焼きだったのだ。

僕はえらく感動してしまった。

こんな地域の激安スーパーの200円の弁当なんて、

腹を満たす、ただそれだけの為のものだと思っていた。

二種類の調理法をするってことは、それだけ手間もかかる。

しか材料費は同じでも、手間の分、食べる楽しみが生まれる。

こんな気分で夜中に路上で一番安い弁当を僕のことだって

きっと誰かが考えてくれている。

底辺で誰からも見放されたような気分に浸りたかったのに、

どうしようもなく誰かの優しさを感じてしまった。

本当に、夜中の路上で一人で泣きそうになっていた。

きっと、みんな気付いていないだけで、世界は愛で満たされているんだろうなぁ。

そんなことを自然に思えた夜でした。

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