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2015-12-16

同性愛は異常」なのか、「異常」と言ってはいけないのか


性的指向とは何か

性的指向とは、恋愛性愛対象として「どの性別の人を好きになるか/ならないか」という根本的な傾向のこと。性的指向他者から感染」することはない。

○ 異性の人しか好きにならない人は「異性愛者」、同性の人しか好きにならない人は「同性愛者」、異性の人を好きになることも同性の人を好きになることもある人は「両性愛者」と呼ばれる。


同性愛生物学的に異常なのか

○ 「生物学的に異常」という表現がそもそも成り立ち得ない。近代以降の生物学ダーウィン進化論原理とするが、進化論は「環境適応した動物が生き残る」という事実判断を示しているのであって、種や個体の在り方について「正しい/誤り」「正常/異常」などという価値判断を示しているわけではない。

ナチスドイツのように「優秀な遺伝子」の繁殖至上命題とする「優生学優生思想)」ならば事情は異なるが、生物学は「子孫繁栄」を種の目的として掲げているわけでもない。

○ 「性行為生殖に結び付かないのに性欲がある」個体を「異常」とみなすならば、同性愛者だけではなく、不妊症の男女もまた「異常」ということになる。「生殖に結びつく能力を持たない」個体を「異常」とみなすならば、同性愛者一般ではなく、不妊症の男女(性的指向は問わない)のみが「異常」ということになる。


同性愛医学的に異常なのか

生物学と異なり、医学では「正常/異常」という表現使用し得る。

1974年アメリカ精神医学会は『DSM精神障害の分類と診断の手引)』第3版で同性愛治療対象から除外し、1993年にはWHO世界保健機関)も『ICD国際疾病分類)』改訂10版で「同性愛はいかなる意味でも治療対象とはならない」と結論した。

日本でも1994年厚生省(現:厚生労働省)が『ICD』を公式基準として採用し、1995年には日本精神神経医学会が『ICD』を尊重するとの見解を示した。

性的指向に「正常」も「異常」もないというのが現代医学の「常識である。この「常識」を覆そうとするのは自由だが、同性愛治療対象医学的に「異常」)であることを証明するのは難度の高い試みだろう。


「異常」という単語は悪なのか

○ 「アブノーマル(異常)」が「ノーマル(正常・まとも)」の対義語であることを踏まえれば、仮に発言者に悪意がないとしても、「同性愛は異常」という主張は必然的ネガティヴ表現として理解される。

同性愛には「異常(アブノーマル)」として排斥されてきた歴史もある。不特定多数を「誤解」させたいわけでもなければ、同性愛者が少数派であることを強調したい場合には最初から「少数派」や「マイノリティ」という単語使用する必要がある。


同性愛は異常」と言ってはいけないのか

○ 既述したように、「同性愛生物学的に異常」という主張は「私が信じるところの『生物』の在り方として同性愛は異常」という思想メッセージにすぎず、「同性愛医学的に異常」という主張は事実に反している。現代社会において「同性愛は異常」という主張は差別的発言として理解される。

法務省人権擁護局の『主な人権課題』に基づけば、特定人種性別性的指向理由とする差別的発言人権侵害にあたると考えられる。


傷付く人が本当にいるのか

同性愛者や両性愛者は、誰もが自分性的指向カミングアウトしているわけではないし、誰に対してもカミングアウトしているわけでもない。実のところ、それは異性愛者も同様である。異性と交際・結婚していることは異性愛である証とはならない。

○ 「同性愛は異常」という主張は、自分の周囲に同性愛はいないと思い込んでいる人ほど発しやすい。しかし、実際には同性愛者や両性愛者はごくありふれた存在で、複数調査によれば人口比3〜6%程度は存在するとされる。

○ 目の前に同性愛者がいる可能性を考慮せずに「同性愛は異常/気持ち悪い」と発言することは、実は目の前にX県出身者がいるのに「X県出身者は異常/気持ち悪い」と発言するのと同様、他者侮蔑する行為である。偶然、その場に同性愛者やX県出身者がいなかったとしても、目の前にいる人の家族や友人が同性愛者やX県出身者かもしれない。

日本同性愛者や両性愛者の男性の中には、異性愛者の男性の約6倍もの自殺未遂経験者がいる。


同性愛は異常」と思ってもいけないのか

○ 誰も他人の心の内を透視できないので、内心で何かを思う分には誰からも何も問題視されようがない。ただし、「同性愛は異常/気持ち悪い」という発想が「黄色人種は異常/気持ち悪い」「男性は異常/気持ち悪い」などの発想と同様の差別的思想であることはそろそろ理解されるべきだろう。

自分が同性の人を愛せないことと、「同性愛は異常/気持ち悪い」と思うことは異なる。性的指向合致しない人に恋愛性愛感情を抱かないのは自然だが、自分と異なる性的指向嫌悪することは差別的思想によるものである


まとめ

○ 「同性愛は異常」と主張する人は、以下のいずれか、または複数誤謬自然ものと信じ込んでいる。

  ● 「生物学上、生物目的は子孫を残すことである

  ● 「同性愛障害または病気である

  ● 「同性愛者を気持ち悪いと思うのは自然感情である

○ 実際には、生物目的生物学では説明されないし、同性愛障害でも病気でもないし、同性愛者を気持ち悪いと思うことは自然感情ではなく主観的偏見である。これらの事実を示されたとき事実を受け入れるか、それとも受け入れるのを拒んで「差別主義者」として生きるかは各自に委ねられている。

2014-11-12

http://anond.hatelabo.jp/20141112120348

医学生の男だけど、クッソ冷めた目で見てるよ女性医学生は。

とりあえず、表面的に事務的に話するだけで関わりたくないってのがほぼ本音だと思うよ男は。

女の医者が増えるけど、女性医師キツイ仕事とかマジでしないから。すぐ逃げるのはガチ。じゃあ誰がその分仕事するの?医者の数増えたけど女は地方いくの?

結局、男の仕事が増えて、楽な仕事を女がかすめていっただけ。

それを知ってるし現在進行形でそうなってるから女医ってのは医学会を圧迫してるなって感じてしまう。

だってやらないから、女は本当に。

それを知ってるから地位名誉と安定のために入った女性医学生って存在が心底悪に感じる。

しかもこういうやからが、「女性のための」とか言い出すけど、お前らを支えるためにどれだけの普通の女が犠牲になってるんだ?って考えが湧かないのが不思議しょうがないわ。

これはほぼほぼ男の医者にも通底してるよ。とくにこういうSNSでキャっきゃみたいなのはヤッパリな、ファッションなんだろ?ってことよ。

2014-10-13

http://anond.hatelabo.jp/20141013000955

おいしゃさまは日本医学会の強力な後ろ盾があるから犯罪に手を染めても免許剥奪にはならないもんね。

2013-12-15

http://anond.hatelabo.jp/20131215085021

医学会なんて下っ端が発表できるような場じゃない所いくらでもあるだろう。

2013-11-18

イクメンよりママの方がストレスフル環境におかれやすい外的要因2つ

このへんみて連想したこと。記事とはあんまり関係ないです。

家庭内とか狭いコミュニティのことを言い出せば、ママ友関係とか嫁姑の確執とか役に立たねー亭主とか色々要因はあるだろうけれど、もっとからの話ね。

1. 世間の目はイクメンにやさしい

何はともあれ、これに尽きる。母親が日々育児をしても称賛されることはぜんぜんないが、一つでも粗相をすれば世間のおばちゃん(おっちゃん)からの非難の目に晒される。母親育児するのは当然だと認識されてるから、ひたすら減点法で評価されるわけだ。逆に、父親はたまの休み子供を連れ出すだけで「あら、立派なパパさんねニコニコ」という目で見てもらえるし、何か失敗しても「あらあら、パパさんじゃ仕方がないわねニコニコ」。今日休日公園なんてパパ率8割超えてるんだけど、それでも日本社会では父親が育児するのは当然だと認識されてないようで、父親の育児は加点法で評価してもらえる……これ人生イージーモードすぎる。

2. 医師保健師母親をなめてる

言い方は悪いけど、端的に言うとこんな感じ。育児してるとプレママ・プレパパ教室とか○歳検診とか何かと標記のような「専門家」の指導を仰ぐ機会があるわけだけど、彼らはどうも意識的にか無意識にか「母親の方が知的レベルが低い」と考えている節がある。母親が「先生は○○とおっしゃいますけど、こないだネットで××という情報を見たのですが」と言えば「あのね、おかーさんwww(“ネットで見た”とか情弱プゲラ)」という態度に出る医師も、相手が父親だと紳士的に何とか筋の通った説明をしようとしてくる。(※ちなみに医師はともかく保健師栄養士保育士あたりは医学論文はおろか○○医学会公式サイトに載ってるような見解も知らずに仕事してる人をしばしば見かけるんだけど、ああいう人は何を根拠に「指導」してるんだろう。)

――何が言いたいかというと、単に作業量を見て「公平」に育児を分担したのでは、実際にはぜんぜん公平ではない可能性があるってことです。イクメンの人はそのへんのことも気にして下さいよ。そんじゃーね

2013-10-01

ちったあ調べりゃいいのに

元記事に情報が不足してるのは確かだけど、これ米国医学会では数年前から知られてたことよ。

以下PDFにまとまった日本語レビューがあるがあるから読んでみ。


人工甘味料と糖代謝 ―2000年以降の臨床研究から―

日本栄養食糧学会誌 第 66 巻 第 2 号 69‒75(2013)

斎藤 雅文,堀 由美子,中島

そんなの知るかって? 日本語で簡単にアクセスできるところにも

色々この話は出てたと思うんだがなあ。

【健百】ノンカロリードリンクは太らない? | あなたの健康百科

2011年米国糖尿病学会で、約9年半の追跡調査の結果、ノンカロリードリンクを飲んでいる人は飲まない人と比べて腹囲が70%以上増加し、ノンカロリードリンクを1日2本以上飲んでいる人は、飲まない人と比べて腹囲の増加率が6倍近くだったとの発表がありました。



記事の論理的思考をどうこうあげつらう指摘を増田に書き連ねる前に

(はっきりいってその指摘も全く的外れだとおもうが)

ファクトベースちょっと確認作業をしてみることのほうが

時間の使い方として有意義なのでは?

http://anond.hatelabo.jp/20130930133806

2013-09-04

「臨床環境医」悪者にされ過ぎワロタwwww

http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/NATROM/20130829%23p1

などで「臨床環境医」が一部の人から嘲笑と憎悪の対象となってるwww

ブコメを見てすぐ気づくけど、一部の「臨床環境医」ではなく、「臨床環境医」全般がその対象だ。

でも、「臨床環境医」って本当にそんな存在のん

シックハウス症候群マニュアル―日常診療のガイドブック という本がある。「日本臨床環境医学会」が編集した、この8月に出たばかりの本だ。厚労省科研費の報告書が基になっているという。

学会編集たからといって、即「学会会員一致した見解」とはならない(w)のはそうだけど、まあ現時点での臨床環境医で作る学会代表的な見解が述べられている、とみなして良いだろ。

また、これは「シックハウス症候群」についてのマニュアルであって、「化学物質過敏症」MCSを主対象とした本ではない。しかし、症状的にきわめて似たところもあって(ww)、臨床環境医がこのマニュアルに基づいて行うシックハウス症候群の診断が、化学物質過敏症についての診断と方法・考え方で大きく異なる、と思える人はいないだろう(とくに実際に読んでみれば)。

w 実際読んでみると、シックハウス症候群を「広義」でとらえようとする者と「狭義」に限定しようという者といて、やや不整合がみられる。しかし、強調しておくべきことは、学会編のこの本のトーンは「狭義」路線が採られていることだ。

ww そもそも用語のさす範囲が人、場合によって違うようだ。たとえば、http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20130902142408605 でいう「化学物質過敏症」は「狭義のシックハウス症候群」と呼んでも差し支えなさそうに思える。

全体で79ページの薄いマニュアルであるが、たとえば、その51ページには

すなわち、既存の疾患では説明できない患者場合、本症を疑うという側面もあり、除外診断を旨とすべきである

「除外診断を旨とすべきである。」 実際、全体の1/5の分量、「Ⅱ.診断の手順」内では半分以上にあたる16ページが「鑑別疾患」にあてられている。そのうちでもアレルギーは8ページ、中毒は非常に短いが、精神心理は4ページ、それに感染症3ページ。十分であるはいえないかもしれないが、とりあえず「臨床環境医」が、他の疾患との区別を重視していることは明らかだろう。

このように同じ建物の居住者に集団発生することがあるため、シックハウス症候群との鑑別上、肺結核症は常に想起されるべき疾患の1つである

だそうである

69ページ以下がQandAであるが、そのQ10専門医にご相談くださいという言葉をよく聞きますが、何科を受診すればよいですか」に対しては、症状部位によって、眼科、皮膚科内科

初めに受診するのがよい。これらの症状が複合的にある場合は、環境医学専門医受診を勧める。

とはっきり書かれている。

こういうことが「臨床環境医」の学会編集した最新の冊子に書かれている。

ちなみに60ページの「自然天然素材」という項では、スギヒノキなどのテルペン類に触れており、かつては筏で木材を流したりしてるうちに揮発した、昔と今では建物の気密性が違う、など、「天然素材から、昔もそうだったから」という主張を批判している。

くりかえすが、これが「臨床環境医」の団体が編集した記述だ。

こうしてみると、冒頭のブクマのように「臨床環境医」全体をひとからげにして非難する、というのはどう考えても2013年日本の実態に沿うものはいえない。

もちろん、いろいろと突っ込むところはあるだろう。当然だ。それは、1.この本の内容そのもの、2.実際の臨床環境医がここに書かれているような診断とかけ離れてことをしている、に二分される。ただ、2.についていえば、でたらめな診断をくだす医師は臨床環境医以外にもたくさんいるわけであり、「臨床環境医」全体を非難しようというのなら、当然それなりの定量的エビデンスが求められるだろう。 個別の例で非難することはできるが、それがどこまで敷衍できるのか示せるのだろうか。また、患者に向かって「あなた胃潰瘍主治医に言われているようだけど、胃癌ですね」と(とくにネット上で)安易に言うことができないように、主治医でもない人間安易に憶測を述べる危険もある。

ともかく、「現在日本の臨床環境医」についてが中心に論じられるべきなのは言うまでもない。

さて、冒頭のブックマークなどで「臨床環境医」全体を非難嘲笑している者と、「奇跡のリンゴ」という映画などでの「農薬」の扱われ方について批判していた者は、かなり重なるようだ。

農薬」については「40年前と今は違う、日本の基準は安全だ」と言いながら、「臨床環境医」については「昔も今も、外国日本もすべてひとからげにして非難する」wwww 空気を吸うようにダブルスタンダードを用いるニセ科学批判者の特徴がよく現れているwwww

2013-06-22

現在、国際医学会WHO世界保健機関)では、同性愛は「異常」「倒錯」

変態」とはみなしておらず、治療の対象から外されている。同性愛など

性的指向については発達障害などとは別のもので、矯正しようとするの

は間違いとの見方が主流となっている。一人一人の中で、「同性指向」と

「異性指向」がある一定割合存在しているというのが人間という「種」

の基本的性質であり、そのパーセンテージ自分意志で簡単に変えたり

選んだりできない可変性の低いものになっている。また、日本精神神経医

学会は、「同性愛はいかなる意味でも治療の対象とはならない」という見

解を宣言している。

性対象、性的興味の逸脱

・性対象(性的魅力を持つもの・状態)の異常

小児性愛ペドフィリア)・少女愛(ロリコン)・少年愛ショタコン)・エフェボフィリア

2013-06-21

http://anond.hatelabo.jp/20130621131650

全く理解してないと思うんだけど、この調査自体が"検証"だよね?

検証ってサンプル取って実際どうなのか、って調べることだと思うんですけど?

即時的な対処に利用されただけ、って、少なくとも公表されている以上、

これを参考にする医者も居るよね?

それって、医学会で、こういう薬を試しました、こういう結果が出ました、っていう論文が出て、

それを他の医者が参考にするのと同じだよね?

そこでの医者検証、って言ったって、薬の作用とか、結局は経験則に過ぎない所がまだ多くの部分が占めるんだから

それを極端にしたのが件の調査で、そこの境目はないと思うけど?

それにこの結果、医学会とかで検討されてない、医者から無視されてる、って思ってるの?

あなたは、こんな医者がやってないことなんて信用できるか、って言いたいんだろうけど、まず、

この結果出してる田中哲朗っていう人、間違ってなければこの人で、医学博士なんですけど?:

http://www.hmv.co.jp/artist_田中哲郎_200000000558921/

これ、医学事実だよね?医学博士研究した結果を報告してるんだから?

これでもこの結果は"ガクモンがー"とか言うよくわからない話になるの?

それとも、現場人間じゃなくて研究畑の人間が言ってる事は医学博士だろうと意味ないだろ、と言いたいの?

今のがん治療とかだって、全ての効能が分かってやってると思ってるの?

その殆ど経験的にやってみたら良かった、と言うので、実際どのように作用してるか不明な部分が多いものも沢山あるよ?

そしてそういう薬の効用統計的に見て結果取ってるのは先の様な研究畑の人間の方が圧倒的に多いと思うけど?

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