はてなキーワード: 碑文谷とは
受験生が間違えて来てしまうのは言うまでも無く、他にもその駅名で誤解が生じている。
俺は元々東京在住で、今は東海地方の医療機関に居るが「都立大なんとかクリニック」から紹介状から来て「先生、都立のクリニックから紹介状が来てます。」と話が来た。そこで「都立の病院って墨東・松沢・荏原とかの病院だけでクリニックってあったっけ?」って話になって、「これって目黒区にある都立大学駅前のクリニックじゃね?」と言うことに気づいてようやく理解が出来た。
都立大学は南大沢にあり、学芸大学は武蔵小金井にあるんだから混乱を避けるために駅名を変えるべき。
あたりでいいかと。
衾は中根・八雲・自由ヶ丘あたりの旧村名で元々自由ヶ丘は衾駅になる予定だったし、城南信金は碑文谷と衾の字を取った碑衾(ひぶすま)支店が現存している。
とにかく混乱を招く駅目は変えよう。
「学芸大学」「都立大学」駅名変えなかった理由 実態とかけ離れても「地名」として地域に定着 | 駅・再開発 - 東洋経済オンライン https://toyokeizai.net/articles/-/246058
私は世田谷と目黒の境界あたりの出身で学芸大学駅も都立大学駅もそんなに遠くないところで育ったんだけど、やっぱりこれはあんまり納得いかない。
幼少期からいつもチャリか自家用車で移動だったので電車に思い入れがないのもあると思うけど、私にとってはあのへんはやっぱり「碑文谷」だったり「柿の木坂」なんだよなあ。
碑文谷といえばいつも母親に連れられていったダイエー碑文谷店、その最上階フードコートを思い出すし、柿の木坂もあのあたりをチャリで駆け抜けた陸橋のある交差点を思い出す。
東急電鉄とかいういち私鉄が勝手にブランディング目的でつけた通称が、本来その街たちが持ってきた歴史のある地名を、そしてもちろん私や他の出身者に馴染みのある地名を、覆い被せてさも「こちらが正統な地名ですのよ?」と僭称してるのは、ちょっと違うんじゃないか?
市町村合併でキラキラネームがつくのはまだ住民投票に持ち込むこともあり得るからまだましで、こういういち私企業の都合が公共性に侵食してくるの本当に腹立たしい。
俺は東京生まれの東京育ちだけど、今住んでる横浜のほうが断然イイと思ってるよ。一番イイのは東京みたく糞みたいに密集してないところ。
東京はカフェだろうが公共施設だろうがマンションだろうがとにかくなんでもかんでも狭すぎる。マンションとかあれ地域で基準が違うのか?東京はやたらめったらドアとか廊下とかベランダとか畳とか小さいし。東京でもマンションは金出せばたしかにデカいとこ住めるのかもしれんが、そのレベルじゃブルジョアか成金あるいは親の財産がないと無理。大多数の一般市民は糞狭いとこに押し込まれる。
この間たまたま碑文谷いったけど、東京でもかなりグレード高いと言われているとこだろうが、みな家狭すぎ。なんでこんなとこに高いカネ払って我慢して住んでいるのか、悪いけど理解できない。
たとえば君が上司に怒鳴られ営業になじられ同期にさげすまれ残業して組んだコードすら思い通りに動かず打ちひしがれて家路につくとする。この時間の東横線は相変わらず酒臭い。やっとの思いで最寄の駅につき重い足を引きずってエスカレーターを上る。駅ナカの東急ストアは24時まで営業していて、カゴを手にした君はいつものルートをたどる。野菜売り場、海鮮類、乳製品売り場をやりすごし足をとめる。惣菜売り場。割引ラベルが何枚も重ねられそれでも売れ残っているふにゃふにゃの餃子やどぎつい色のエビチリが目につく。適当に選んだ惣菜を2個、ポテチ、麦とホップをカゴに入れた君はレジに向かいスマホから顔をあげてビックリする。
まるで天使だった。化粧っけもなく、素朴な感じにも関わらず明らかに美少女の部類。どう見ても女子高生。でもこんな時間にレジ打ちしているなんて家庭の事情か何かだろうか?名札の下の丸いバッジには『研修中』の文字。値段を読み上げる声は花のように可憐で、おつりを受け取るときちょっとだけ指が触れた。温かい。彼女はすぐに手を引っ込めてお腹のあたりで手を組み、ふかぶかと君にお辞儀をする。「ありがとうございました」
それは間違いなく恋だった。君は毎日同じ時間にスーパーに寄るようになる。見栄をはっていいビールを買ってみたり、健康そうなサラダをカゴに入れては彼女の反応をうかがったりする。家に帰って彼女を思い浮かべながらビールを飲み、いい気分のまま床に就く。夢にまで彼女を見る。東急ストアの制服の彼女。君に手を振る。君に微笑む。ふむ。間違いなく恋だ。
だが変化は訪れる。彼女の後ろのレジにチャラチャラした男子高校生が入るようになった。昨日はそいつが商品をいい加減に並べているのを見た。彼女と楽しそうに話しているのも見た。様子を見てやろうとそいつのレジに並んでみる。愛想笑いもできないのか、クソやろうが。こっちの気持ちを読んだのか小銭の渡し方がひどくぞんざいでバラバラと小銭がちらばる。クソやろうは、あーすんませんと言っただけでレジから出てこようともしない。
カチンと来たおれがそいつをにらもうとするとあの彼女が小銭を拾って俺に渡してくれる。すこし困った顔をしてでも笑顔で「大変もうしわけございません」
いた。天使はいた。東京に天使がいる。東横線沿線に天使がいる。
そしてまた君は通い続ける。そして気がつく。彼女が化粧をするようになった。かわいさが一段と増した。ピアスをあけた。似合ってる。ネイルもしている。まだ早いな、でもかわいいから許す。やわらかそうな色のリップで君に微笑む。うわっ、とろける。と、彼女の視線が君を通り越していることに気づく。その視線の先にいるのはあのクソやろうだ。あのクソやろういつの間に! 君のほうが先に彼女と出会っていたのに!
土曜日。冷蔵庫のビールが空になった君は昼から東急ストアに向かう。道すがら、高校の制服姿の彼女がラフなブレザー姿のクソやろうと自転車を二人乗りしているところとすれ違う。完全に終わった。恋の終わり。始まってもいないけれども、君の恋は終わる。レジ打ち女子高生のEOL。エンド・オブ・ライフ。
休みがあけまたクソみたいな月曜日が始まる。クソみたいな依頼が来て、クソみたいな上司に頭を下げ、クソみたいなスペックのPCにクソみたいなコードを打ち込む。クソみたいな動作しかしないクソみたいなシステムがうんともすんともいわなくなりモニタがブラックアウトする。真っ黒なモニタにはクソみたいな顔をした男の顔が映っている。
クソみたいな君の顔が映っている。
君は奇声を発して同僚をビックリさせる。上司が憐れみの顔で君を見て今日はもう帰れと言う。素直に荷物をまとめた君は家路につき、駅ナカの東急ストアを避けて駅から遠く離れたダイエーに向かう。イライラしたまま店内をうろつく。慣れない並びの商品棚をめぐり大量のつまみとビールを6缶カゴにいれ乱暴にレジに置く。きゃっ。
そして彼女を見て君は目を疑う。
女神がいる。