はてなキーワード: ローカルヒーローとは
既に多くの人が増田(記事)を書いているが、6月24日の晩に福岡で増田(はてな匿名ダイアリ)ユーザーの一人であるHagex氏が、
同じく増田(はてな匿名ダイアリ)ユーザーの一人である低能先生に刺殺された。
この事件が発生するまでの経緯や、明かされた詳細を見ていて、私は心情的には低能先生支持な立場だ。
私にも、刺し殺したい奴がいる。
そいつは、Hagexと行動が似ている。
そいつは一言で言えば…。
ヒーローと言う名のクズだ。
今から10年ほど前、私はあるローカルヒーローを運営する団体とトラブルになった事が有る。
皆はローカルヒーローと言うのを知っているだろうか?言葉で説明するのは難しい。
Wikipediaから説明を引用すると
日本においてテレビ番組や映画、漫画、ゲームなどを踏襲し、有志の個人や団体、企業が独自に企画制作して生まれた地方資本のキャラクターのこと。ご当地ヒーロー(ごとうちヒーロー)とも呼ばれる。
と書かれているが…。
何のことは無い。円谷がウルトラマンというヒーローを作り、東映が戦隊や仮面ライダーというヒーローを作り、
それらのキャラクターを使ったヒーローショーというものが日本各地で行われる様になっていく中で
「キャラクターを借りてヒーローショーを行うのは権利料等のコストがかかるから」
と、そうしたヒーローショーを行っていた団体によって考え出された権利料削減のための案から生まれたのがローカルヒーローだ。
10年程前、私はあるローカルヒーローのファンだった。
そのローカルヒーローは、主となる活動地域で時折ショーを行いグッズ販売をしていた。
同じローカルヒーローのファンでグッズ購入で大量に札束を注ぎ込む女性が居た。
この女性をAさんとしましょう。
私はAさん比べたらグッズにかける金額は少なかった。
Aさんが一回のグッズ購入に注ぎ込む金額が1万円だとすれば、私が注ぎ込む額は3000円ほどだった。
Aさんは、そのローカルヒーローのファン達の間で、羽振りが良い事で人気が出て、ファングループの代表の様な存在になっていった。
Aさんが、グッズ販売をしているスタッフと仲良さそうに話している所を何度か見た事が有る。
ローカルヒーローのファンの皆から「Aさんは××(ローカルヒーローの名前)に対する愛が凄いですよね~。」とちやほやされていた。
ある時、そのローカルヒーローのファンでイベント後に食事をして行こうという話になった。
私は、多分世間でいう所の陰キャの部類に入るのだろう。あんまり他のファンの人と話したことは無かったけれど、その食事に行く際に声をかけられた。
食事の席では、皆がAさんをおだてていた。
「Aさんは××に対する愛が深いですよね~。」「Aさんはスタッフの人達とも仲良いですよね~。」等々。煽て(おだて)られて悪い気がしないのか
Aさんは自慢を始める。
場の片隅でポツンとして、誰からも声をかけられない私。
「かけたお金の額が愛の深さなんでしょうか?」私がポソリと言った一言がその場に居た人達全員に不快だったみたいだった。
次のイベント以降、私は他のファンの人達から無視され、そこに存在しないものの様に扱われた。
それでも、私はそのローカルヒーローが好きなので、イベントに行き続けた。
ローカルヒーローのイベントの中にはグリーティングというのがある。
グリーティング、つまり、一人一人のファンと話をしたり写真を撮ったり等の交流を行う時間。
グリーティングで私と一緒に写真を撮りながら、そのローカルヒーローが言った。
「君、Aさん達の悪口を色んな所で言って回ってるらしいね。」
身に覚えがない。
Aさん達がそのローカルヒーローにそういう風に吹き込んだのだろう。
「悪口なんて言ってません。」
と私は言ったが…、「でも、Aさん達数人から聞いてるんだよね。」「そういう事をする人には僕のイベントには来て欲しく無いんだよね」と、そのローカルヒーローは言った。
私は、そのローカルヒーローのイベントに行くのを止めた。
ローカルヒーロー…仮にもヒーローを名乗る人が、片方の言い分だけを鵜呑みにしてもう片方を排除する…それがヒーローの正義なんだろうか?
片方の言い分だけを鵜呑みにしてもう片方を排除するのがヒーローであり正義だと言うのなら、私は、そんなの「ヒーローという名のクズ」だと思う。
知っている人同士が争っていたら両方の言い分を聞いて両方の悪い所を指摘するのがヒーローであり正義なんじゃないのか?
私は、そういう思いを抱えながらそれから数年を生きて来た。
5年ぐらい前、私がトラブルになったローカルヒーロー団体とは別の団体とトラブルになった人数名と縁ができ、話を聞く事が出来た。
トラブルを経験し、他の団体のトラブルの話も聞いたから言える。
ローカルヒーローが全部そういう物だとは言わないが、ローカルヒーローの中にろくでもないのが少なくない事は事実だ。
多分そうしたトラブルの被害者の話をまとめれば「ローカルヒーローの被害者」というタイトルの本の一冊や二冊作れるのではないかと思う。
どのトラブルにも言える事だが、「ヒーローという名のクズ」達の行為は、何処か今回刺殺されたHagex氏と似ている。
大抵の「ヒーローという名のクズ」の手順は
・ローカル"ヒーロー"という肩書を利用してもっともらしい事を言い、"正義"を演じ
・自分達にとって利になるファンを集めてコミュニティを作り
・コミュニティ内で諍いが起これば、諍いの当事者の内、利にならない方をコミュニティの力で攻撃する
と、私も第二の低能先生かもしれない。自戒を込めて。で書かれているいじめっこのパターンと同じ事をする。
「正義の味方」の正義の定義が「正義=自分に利益をもたらすもの」という事なのだろう。
自分語りですまない。
今の日本にはヒーローを名乗りながら弱い者虐めをするクズが多すぎる。
彼らにとっては虐められる者、弱い者が悪なのだろう。
Hagexのやっていた事は「ヒーローという名のクズ」達のやっていた事同じだ。
だからこそ、Hagex氏を刺殺した低能先生が私には、"自分達を虐める正義"に立ち向かったヒーローの様に見えて勇気付けられた。
検索用:Hagex,低能先生,ローカルヒーロー
追記(2018.06.27 13:30)
件のローカルヒーローもといヒーローという名のクズが
そいつがドリブルを始めると誰も止められない。特にキックフェイントが絶妙で、分かっていても引っかかる。存在しないボールの軌跡を目で追ってしまう。まるで手品のようだった。紅白戦では、そいつがいる側が絶対勝ってしまうため、もう一方のチームを一人増やす、そんなレベル。
そいつは地元の強豪校に進学した。我々チームメイトは「あいつならすぐにエースになるだろう」と話していた。
しかし、強豪校とはそんなに甘いレベルではなかった。彼はエースどころかレギュラーも掴めず、3年間二軍暮らしだったらしい。技術は悪くなかったが、体の小ささが災いしたのだという。
さて、その強豪校。さぞかし全国に名を轟かせたか、というとそうでもない。我々の代では選手権に一度も出られなかった。なぜなら、ライバル校に『怪物』と呼ばれる程の選手が加入し、予選でことごとく蹴散らされたから。
では、そのライバル校は全国で……いや、まったく。せいぜい二回戦どまり。とはいえ、その『怪物』は目立っていて、その後プロ入りする。
その『怪物』はプロの世界でも暴れまわ……ったりはしなかった。レギュラーを掴んだ時期もあったが、後から入ってきた年代別代表の常連にポジションを奪われ、その後は鳴かず飛ばずのままひっそりと引退した。
その年代別代表常連はクラブにおいては重要な選手となったが、それもやはり、あくまでローカルヒーロー。A代表に呼ばれることはついぞなかった。
そんな化け物の中の化け物が集結する我らが日本代表も、ワールドカップではベスト16が最高成績。FIFAランクでは30位前後。相手によっては子供扱いされてしまうわけだ。
で、結局、何が言いたいかというとだね、
という事です。以上。