はてなキーワード: イフリータとは
やっぱね「俺のやってるスマホゲームが今凄いことになってるからお前らもやろうぜ!」は信じちゃ駄目なんだな。
正直俺も薦めてきた奴に「漫画だけは先に読んでおけよ」って言われたからかろうじてついていけたが、これマジで新規がアニメの知識だけでこのイベクリアしても全然面白くなかったと思う。
ぶっちゃけこれは「三体」では全くない。
ライン生命に集った超インテリ達のしんみりしたサブストーリーのクライマックス以上でも以下でもなかった。
一見すると物語の核心に迫っているように見える要素は実際には壮大な思わせぶりだ(俺もアクナイ最初の3ヶ月ぐらいやってたのこれがいつもの「ケルシーポエム」の一種なのが理解るんだが、それすら知らんド新規がいきなり見たらなんか凄いことやってるようで結局謎が解けずに終わるのはノイズでしかないだろ)
ぶっちゃけアクナイずっとやってた人にとって孤星は楽しかったんだと思う。
俺もちょっと齧ってたし復習も漫画で済ませたおかげで何となく楽しめたけど、この楽しみ方はなんというか……キャラゲーの楽しみ方なんだよな……。
最悪の終へと向かっていくトロッコに乗せられながら、何だかんだいって世界はしめやかにそれぞれが覚悟した通りの道へと収束する。
どうしようもない現実と戦った果て、それぞれのキャラクターは自分なりの満足感の中で自分の人生との戦いに決着をつけていく。
基本的にアークナイツはサブシナリオでもバッドエンド系のものが多く、そのどれもがどうしようもない現実によって想像してた未来がゴミになる物語展開をしてくる(崩壊するリゾード、故郷を追われた者達、最悪の避難所生活、魔女狩り……etc)。
今回のシナリオで思い通りにいってなかったのはワガママ放題のジジイ共ぐらいで、彼らはそもそもプレイアブルですらないのでイマイチ思い入れもない。
思い入れのあるキャラクターは皆シナリオが終わる前より少しだけいい顔で明日に向かって歩き出している。
ずっと遊んできた人はこういうのにグっと来ちゃうんだろうな。
でもさ、それを過剰に評価しすぎるのはなんか違うよ。
だってそうやって滅茶苦茶に持ち上げられて呼び込まれてやってきたイナゴに「サイレンスがメガネを外し、イフリータが先輩風ふかし、ミュルジスが孤独を乗り越え、ロスモンティスが過去と決別し、その他色々とライン生命関係者が人生の精算を済ませただけじゃん?超凄いSFはどこ?」とか言われるのスゲームカつくだろ?
でもさ、正直に言わないと次もまた同じことが起きるじゃん?
俺はもう嫌なんだよ。
「流行ってるからまどマギみたけど、まあ深夜アニメにしてはよくやってる方かなー」とかさ、当時ガチの震災が起きて最終回前後の空気感がめちゃめちゃだったのを味わってないようなのに言われたくないわけよ。
皆もっと引き籠もってこうぜ?
変に新規なんて呼ばなくていいよ。
一発勝負の買い切りゲームとかならまだしも、やたらと長生きしてるコンテンツに対して「今回のイベントは本当に凄いんだ!」とかしなくていいよ。
それは誰も幸せにしない。
肩・腰・脚を念入りにストレッチする20分。
毎日40分。
ストーリーは世界の真相に迫ることもなく改造少女イフリータが人間性を身につけていく様子と、ロスモンティスの悲しい過去の物語、そしてライン生命の罪が語られるだけに終止している。
進歩・革新・禁断の知識・好奇心という罪というテーマにたどり着く前の下拵えだけが延々と続く。
可哀想な女の子達がアーツ(超能力みたいなものらしい)技術研究のために犠牲になる話しか俺は聞かされていない。
もうずっとそればかり読まされている。
何時になったら面白くなるんだ?
ずっとこのゲームをやっていた人は「あのイフリータが立派になってオヨヨヨ」で満足なのかも知れないが、俺にそこまでの愛着はないのでその感覚をエミュレートして「おおおおお遂にこんな展開が!(とずっとやってた人はなるんだろうなあ」と脳内アークナイツ5年選手の感想を疑似体験するので精一杯だ(まあ配信者の感想をチラっと聞いてそれを真似ているだけなんだが)。
うーん……言いたくないんだけど……言いたくないんだけど「いつ面白くなるの?」が喉元まで来てる。
ストレッチしながら見るだけなのでコストはそんなに無いと言えば無いんだが、この時間でゲームさんぽのアーカイブを消費したりも出来るんだよなあという誘惑も出てきた。
なあ、本当にこのあと「うおおおおおお三体超えたぞうおおおおおおおお」ってなれるのか?
未だにスキップも実装してない(10年前のゲームであるアイギスでさえ搭載してるのに!)超マゾゲーを3年もやってようやく得るものがこれだけとは……。
せめて三体の10倍面白い物語でも読めれば良いものだが、基本的には可愛いキャラに鬱ムーブをさせて格好つけるだけの作品でしかないわけでな。
いっそブルーアーカイブみたいにキャラ萌えに全振りしてそこを支点にしたテコばかり使いたがるゲームの方がまだ清々しい。
萌えにも振り切れないまま真銀斬で全部ぶっ飛ばすだけのゲームをダラダラ続けているアクナイを人に薦める気になる人達の気が知れない。
そもそもバラバラに弾け飛んでいるライン生命の物語、各キャラクターの背景、アクナイ世界における技術レベル情報、源石技術の賛否両論性、それらを理解した上でようやく楽しめるというのは流石に今から入っていけるものじゃない。
劇場版コナンぐらい分かりやすい導入がありそれ単品で見て楽しめるならともかく、別にそんなことはない。
イフリータの成長を理解するには初期の姿を知る必要があるし、ライン生命のサイコパスっぷりを知るにはフィリオプシスイベント等を通して諸刃の剣を平気で掴むような態度を噛み締めなければいけない。
いくつかの期間限定イベントやそれぞれのキャラクターの固有情報を組み合わせてようやく浮かび上がる全体像、それらの裾野が存在しないままでは物語の上辺をなぞる以上のことは出来ないだろう。
流石ですドクター。 その言葉に虚しさを感じながら物語を読み進めたってどうにもならない。
でも俺の力でクリア出来るかって言うと難しい。
毎日スタミナを消化するためにスキップボタンを押すことさえ煩わしい。
時間稼ぎのためにダルダルに間延びした経験値テーブルを埋めるだけの作業は何も面白くない。
でもそれをちゃんと自分でやらないと、仲間たちと共に成長して困難を乗り越えたという実感は得られないのだろう。
最近はストーリーの中でサイレンスとイフリータが活躍してるらしいと聞いて俄然興味が湧いてきた。
フィリオプシスの安易に萌え萌えした感じばかり注目されてサイレンスの魅力を分かってない奴らだらけなことに辟易してたんだ。
でももう戻りたくないんだ。
一度効率追求だとか勲章集めだとかに取り憑かれてしまったせいで、すっかりアレルギーが出るようになっちまった。
ブルアカも面倒になってアカウントをまるごと消しちまったのを、わざわざ一から育て直さなきゃ終わりを見届けられないらしくとてもしんどい。
俺はもう十分にドクターとして先生としてやってきたしこれぐらいのズルは許されるって言い張れば良いんだろうか。
なんかそれもスカっとしないんだよなあ。
でもアニメのアークナイツはなんかテンポが悪いっつーかかったるくて……というか今やってる話にたどり着こうとしたら毎年1クールやっても10年後とかなんじゃないか?
どうしたもんかな。
漫画版でも出してくれとは思うものの、漫画であの陰鬱な感じが出せるとも思えんな。
ブルアカも特別アニメのクオリティだったら6話ぐらい見た所でこっちが疲れ果ててしまいそう。
縁がなかったと割り切るしか無いっぽいな。
悲しいね。
人生は悲しいことばかり。