はてなキーワード: カメラを止めるな!とは
「カメラを止めるな!」の件で、ワイドショー・ネットニュースに対してネタバレウザい、告発者ふざけんなみたいなこと言ってる人が多いけど、類似点を示さないと「パクリ」「原作」「原案」の話はできない訳だし、それで映画が楽しめなくなる根幹の部分を明らかにせざるを得ないのであれば、それは限りなくパクリなのでは?
映画の製作をしたエンブゼミナールは、もともと俳優になりたいを集めたスクール事業をしています。
「カメラを止めるな」の件、誰がいちばん不幸かといったら、俺は出演者だと思ってる。
この作品、ENBUゼミナールのシネマプロジェクトというので作られているんだけど、このシネマプロジェクトのワークショップって、ひとり15万円くらい払うんですよ。
ワークショップの受講者が20人いたとすると、300万。そう、例の制作費300万の出どころって、出演者のワークショップ受講料のはずなんです。
当初「全然別物になっていた」と映画の大ヒットを喜んでいた和田氏が、なぜ今になって「原作となった舞台のタイトルと劇団名をクレジットに記載しろ」と言い出したのかがみんな訳分からんと思っているところだと思うが、ずる賢い弁護士にそそのかされた(あるいは洗脳された)からだと考えれば、いろいろ説明がつく気がする。
「和田さんの Facebook の投稿見ましたよ!『カメラを止めるな!』の原作者だったんですね!正直、かなり潤ってるんでしょ?w」
「え、一銭も入ってきてない?嘘でしょ?原作者なのに?」
「え、それどころか原案となった舞台も劇団名もクレジットにない…そんなの、おかしくないですか?!」
「世間の人はみんなあれが上田監督のアイデアだと思って、ここ10年の最高傑作だの天才が現れただの絶賛していますけど、本当の天才は和田さんじゃないですか!」
「『全然別物だから』って、そんなのおかしいですよ。だってストーリーの構造とか台詞回しとか、全て和田さんのアイデアなしにはありえないんですよ!!」
「一応法律で飯を食っている人間として言います。これ、もし出るところに出れば和田さん勝てる案件ですよ…」
「いえ、間違いありません、和田さんはこの映画の大ヒットに対して相応の報酬を得るべき方です」
「『お金の問題じゃない』?でも、和田さんの才能を無礼な若者に横取りされた挙げ句、映画化にあたってお礼どころか何の連絡もない、そんなことがあっていいんですか!!!」
「和田さんに対してだけじゃありません。元劇団員の皆さん、劇団を応援してくださった皆さん、彼らの気持ちをも踏みにじるあまりに失礼な態度じゃないですか!!!!」
「よく考えてみてください。あの映画の本当の原作はこの舞台だと主張するのはどう考えても正当な行為ですよ」
「しかし、映画関係者がだんまりを決め込んでいる今、その主張ができるのは和田さん、あなたしかいません」
「和田さんのお金は欲しくないというお気持ちは尊重しましょう。でも私は弁護士として、和田さんやその周りの方々がこんな理不尽な状況にあることには我慢がならない!!!」
「和田さん、これは和田さんだけの戦いではありません。この世に生きる全てのクリエイターにとっての戦いです」
「クリエイターが胸を張って自分の作品を自分のものだと主張できる、そんな当たり前のことができない世の中を、我々の手で変えていこうじゃありませんか」
「『とりあえず映画のヒットが落ち着いてから』?何をおっしゃるんですか、それでは遅いです。むしろ映画の名と内容が広く知れ渡った今こそが、和田さんたちの劇団の名誉を回復する唯一のチャンスです」
こんな感じなんじゃないの。
海外での上映も大好評とのことで、
今後は世界中で「カメラを止めるな!」をパクった映画やドラマが
世界中でどんどん出てくるはず。
某劇団の人は
「『カメラを止めるな!』をパクったのなら、俺の劇団が原作! クレジット入れろ! 金払え!」
って大暴れするんですかね? 話がうまく通じますかね?
まぁせいぜいがんばってくださいね…
「金目的だろ」
⇒逆です。
「お金出して権利買うから、これまでの事も今後の事も劇団は関係無しで」
に対して
「お金はいらんから劇団の作品が元になってるのを正式に公表してくれ、舞台へのリメイク権は絶対譲れない」
という主張です。
金額少なっ!ってのは単なる感想…#カメラを止めるな— すずきぺこ (@peco_suzuki) 2018年8月21日
これは元になった劇団に所属していた人のツイートなんだけど、これによるとどうやら劇団側が主張していたのは「映画の舞台化がしたい」ってことのようだ。
つまり、舞台版『カメラを止めるな!』を自分たちにやらせろってこと。
元となった舞台の再演じゃなくて『カメラを止めるな!』の舞台版ね。
こうなると話が違ってくる。
劇団側が求めているのは名誉の回復じゃなくて「舞台化の権利」。
要するに原案だったら『カメラを止めるな!』は元の舞台とは別物だから劇団側に舞台化する権利はない。
これが原作だと『カメラを止めるな!』と元の舞台はイコールになるから劇団側は舞台化ができる。
告発だとそこをぼやかして「クリエイターとして尊重してくれ!」みたいな論調になっているから話がちょっとおかしくなっている(原案でも尊重しているから噛み合わない)。
「元になっているんだからクレジットしてくれ」という主張はわかるが、「ついでに舞台化する権利をくれ」というのは話がおかしいんじゃ?
こんにちは。GOHSTは完全に劇団の作品ですから、少なくとも現時点では、劇団と代表和田にあると思っています。が、正確に申しますと、双方が合意出来ていない以上、全ての権利において、司法の判断なのか、和解なのか、何らかの決着を見ないと確定ではないとも思いますが…— すずきぺこ (@peco_suzuki) 2018年8月21日
との認識とのことですので、これは『GHOST~』の再上演じゃなくて『カメラを止めるな!』の舞台化の権利を要求しているのは確定です。
現物はまだ見てないんだけどさ。
面白いとは聞くが、「また(いまさら)ゾンビ物かよ~」とは思ったな
「意表を突く設定や展開を混ぜ込んだゾンビ物がヒット」って事象が英米から既に15年か20年遅れてるぞ?
ようやく本編を見てきた。エンドロールには確かに原案として「GHOST IN THE BOX」とあった。映画を見た感想としては、そもそもパクリであると言うのは少し無理があると思った。
「GHOST IN THE BOX」は舞台である。「カメラを止めるな!」の映画としての魅力は舞台では再現不可能だと思った。ネタバレにならないようにしたいけど、この映画は非常に映画的で、映画でなければダメな作品だ。この一点に置いて舞台のほうを「原案」とするのは合ってると感じる。
恐らく監督本人が言ってるように舞台「GHOST IN THE BOX」の内容と基本的な構造は同じなんだろう。それが例えば謎解きが逸脱などミステリーだとか、人の心を見事に映し出すような優れた人間ドラマであるとか、そういうのならこれは問題に感じると思う。でも「カメラを止めるな!」はそういったタイプの映画ではない。
自分が見た限り、これは映画、広義では映像作品じゃなきゃダメな映画だと感じたし、それこそがこの作品のオリジナリティ、ヒットした要因だと思った。
パクリだとか原作だとか原案だとか、はてブだと両者のストーリーを踏まえずに議論が進んでいる感じを受けたので取り急ぎまとめまで。
前半はある研究室の廃墟の2階が舞台となる。昔人体実験が行われていたと噂される山奥のこの建物に映画サークルの4人、研究者とその助手、廃墟オタク、小説家が集まり、そこで次々と殺人事件が起こる。最初に映画サークルのアサマ、カクダテの2人がそれぞれ暗闇の中で刺殺、毒殺される。次に映画サークルのロラク、小説家のイワツキが殺される。人間には不可能と思われる殺人に、残された人々はこの場所の都市伝説は本当なのではないかと思い始め、研究者のネロメが外へ飛び出す。ここで助手のミナカタが、奥の部屋に入り日が明けるのを待つことを提案する。しかし、廃墟オタクのツジムラがその部屋に入ったところでミナカタは部屋の鍵を閉め、毒ガスにより毒殺する。ここで最初に殺されたはずのアサマが現れる。実はこの殺人は、アサマが死んだフリをして行っていたことであり、それにミナカタが協力していたことを知らされる。アサマは部屋に入る前に逃げ出したネロメを殺し、共犯者のミナカタも銃殺。そして残された映画サークル仲間のツバキをナイフで刺そうとしたところで暗転する。
後半はこの研究室の3階が舞台となる。後半になると登場人物に映画監督、脚本家、助手、制作、助手の彼女、制作の友達、土方の7人が加わる。そして前半に見せられていたものは映画の撮影現場であった種明かしがされる。そして前半の映画の舞台裏ではどんなことが起こっていたのかをコメディタッチで描いていく。
https://stage.corich.jp/stage/28989/done より
次に『カメラを止めるな!』はというと。
とある自主映画の撮影隊が山奥の廃墟でゾンビ映画を撮影していた。本物を求める監督は中々OKを出さずテイクは42テイクに達する。そんな中、撮影隊に本物のゾンビが襲いかかる!大喜びで撮影を続ける監督、次々とゾンビ化していく撮影隊の面々。映画史をぬり変えるワンカットゾンビサバイバル!……を撮ったヤツらの話。
https://filmarks.com/movies/76912/spoiler より
個人的な感想としては、このレベルでパクリになるんなら作品なんて撮れねーじゃん!メディアも違うのに!という印象。
原案としてクレジットに載っただけでも良く配慮されてると思うよ。ただ、当初はガン無視してたのはあんまり印象良くないかな。
なんにせよ、
この件で一番儲けてるのお前やろ…
いや、めっちゃ楽しめたし間違いなく今年の私的Top3に入る。が、映画愛という触れ込みがどうもしっくりこない。
予告にもあるから言うけど、Vシネでもなく「テレビ番組」だし。しかも生中継というところがミソ。
そういう意味では、劇団屋さんや、イベント屋さんにも近いのかなあと。あとはネットの配信屋とかか。
ニュー・シネマ・パラダイスの方がよっぽど「映画愛」を感じるよ。
この作品はネタバレの有無とあわせて語られることが多いけど、公式サイトに掲載されてる文章はネタバレになるんだろうか。
http://kametome.net/introduction.html
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とある自主映画の撮影隊が山奥の廃墟でゾンビ映画を撮影していた。本物を求める監督は中々OKを出さずテイクは42テイクに達する。そんな中、撮影隊に 本物のゾンビが襲いかかる!大喜びで撮影を続ける監督、次々とゾンビ化していく撮影隊の面々。
”37分ワンシーン・ワンカットで描くノンストップ・ゾンビサバイバル!”……を撮ったヤツらの話。
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この「構造」について明かしているということは、ここがばれても映画の面白さを損なわないという目論見があるのだろう。
そして、自分もそう思う。
映画を見ながら何度も笑ったけど、この構造はあくまで前提であり、その上でおこるドタバタの積み重ねとそのスピード感が笑いの対象だった。
映画を見ながら思い返したのは「ラヂオの時間」と「THE 有頂天ホテル」。
区切られた時間・制約の中でゴールにむかって邁進するも、いろんな邪魔がはいり、それに立ち向かう中で笑いが起きる。
前者が制約に重きが置かれ、後者が邪魔(とそれへの立ち向かい)に重きが置かれているとするなら、カメラを止めるな!はそのハイブリッドなんだろう。
面白かった!
これって、はてなー的なメンタリティを持っている人に一番はまる映画だね。
・情報収集の感度はそれなりに高い
・でも世間の評価を気にするから、飛びつくのはいつも周りの様子を伺ってから
・そのくせ根拠なく、自分は周りの人間より「少しだけ」頭がいいと思っている
こういう人が「ワンカット」「ゾンビ」「メタ」というキーワードだけ頭に入れて観に行くと、キレイに狙い通りはまる(笑)
ちょうど上映館も増えて、今先駆けて観ておけば女の子との話のタネで優位に立てる、的な。
この映画に関しては「どうも映画オタク達が騒いでいるし、いっちょ俺も観に行ってやるか」ていう気概で観に行くのが一番いい。
もう少しタイミングが遅いと、世間の評価が固定されてからの鑑賞になるから、逆に前半の「嘘くささ」が強く匂い立ってしまう。
とりあえず「ダマされて気持ちのいい方向」にダマす映画は、嫌な気分もなることもなく楽しいね。
オススメです。
全員ビンタな
「カメラを止めるな!」というタイトル、冒頭30秒での劇中劇という概念の提示、カメラ目線での「撮影は続ける!カメラはとめない!」、「いったい、ここで何が起こってるんですか!?………いったい、ここで何が(バンバンバン)」とか、
数えたらキリないくらい丁寧に気づかせようとしてくれてんじゃん
屋上行って、不自然に長い悲鳴とか、こうちゃんお願いやめてとか、こんなところに斧がとか、どういう気持ちで見てたんだよ 笑いどころだろ
予告編みたかよ?お前らの言うところのネタバレを制作サイドがしちゃってんじゃん あのアイデア一発は知った上で見てくれていいぞってことでしょ
どんでん返し中毒のパンダどもがよーー 笹でも食ってろよクソがよーー
とにかくこの映画は「ONE CUT OF THE DEAD」が、一本の作品として面白くて、カメラを止めるな!の一部として面白い、ってところがすごいんでしょうが
ついでに書いとくと
「撮影は続ける!カメラは止めない!」で客にカメラの存在を意識させての、「あれそういやカットなくね?嘘だろバカじゃねえの最高かよ」って思う体験な!(ついでに 日暮「いやいやー、びっくりしたー。そんな無茶な企画あるわけ…」俺「あるわけ…!!」)
あとはまあなんかご存知の通りですわ
楽しかったね
パンフレット読んで「湿っぽい人間ドラマは限界まで削ぎ落とした。」そう!!!それ!!!
エンドロールの役者の笑顔からの本物の裏方は、作品のきれいさで言ったらうーーんてとこはあるけど、処女作でこんなすごいもん撮っちゃったらしょうがないよね
冒頭のシーン→ONE CUT OF THE DEAD→カメラを止めるな!ってきて、もう一つ上のレイヤーを予感しちゃうけど、それをやったらちょっと鼻につきすぎるもんね それが上田監督およびスタッフってことで
書きたいことをこれぐらいっすかね