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2023-12-20

同志少女よ、敵を撃てに対する疑問

長い話を一気に2日で読み終えるほどには面白い話だった。戦争ものは大体気分が悪くなるので読まないことが多いが、アガサクリスティ賞をとったと聞いたり感想伏線の回収という文字を見たので購入してみた。結果、ミステリー要素は皆無だったが淡々とした文章戦争悲惨さを的確に伝えつつ必要以上にグロテスク描写をしないという塩梅で、犬が死ぬシーン以外は特に感情を乱されることなく一気に読めた。

本書はとても面白戦争小説悲惨からと思って避けてる人たちにもぜひ読んでほしいと思った。作者の意図はわからないがエンタメ小説としてもしっかりと成立しているところがとてもよくできていると感じた。

本書がとても良くできた小説で、読者として十分楽しませていただいたことを前提として、以下は疑問点について書いていきたい。批判ととれるかもしれないが、批判意図はあまりない。他の人の感想を読むにおそらく作者の意図したように作品を受け取っている方は沢山いるし、ただ、私に理解できなかったというだけだと思う。

違和感の一つに主人公が掲げている女性のために戦うという本作品主題に関してだ。これは最初出てきた時から一貫してその後もこの話のテーマのような顔をしてでてくるが、最初の村で村民を殺され、狙撃手に母親を殺されて学校に入りスナイパーのエリートとなる過程主人公が何故そのような考えを行動原理として掲げているのが終ぞ理解できなかった。村民は全員死んでいるのだ。男も女も平等に死んでいる。何故彼女の頭に女性のために、という言葉が出てきたのか本当にわからなかった。そのまま物語は進むので私はてっきり途中で行動原理も変わる者なのだと思ったけれどそんなことはなく、そのままだった。

女性を守ることを行動原理にするには見ている光景説得力がないように思った。

私は途中で友人のシャルロッタあたりが暴行されるのだろうと思っていたのだけれど、そんなことはなく、暴行悲惨悪魔所業だと言う割には主人公最後までその光景を目の当たりにはしていない。ラストミハエルですら未遂で終わりドイツ人女性は逃げ出せている。徹底的にその描写を避けているように見える。ただ避けてあるからこその読みやすさがあるのもまた事実だと思う。ただ、私の感覚で言わせていただけるならどうしても、冒頭の流れからどうしても主人公が『女性』を守るために戦うとなるには理由が足りないように思えてしまうのだ。

また、肝心なところでの爪の甘さを感じるところも散見した。特に冒頭の80キロを超える主人公母親死体を村を一望できる場所から雪道を引きずって降りるドイツ人描写などが特にそう感じた。あまりにも違和感があったので、何かしら後々に効く伏線なのだろうと覚えていたがそんなことはなかった。もし、ドイツ兵があの死体をそのまま置いて主人公だけを連れて村に降りたのなら、イリーナは主人公母親死体を目の前で焼くことはできなかったし、主人公イリーナを恨むこともできなくて、話が進まないのかもしれないと読了後の今では思う。

また主人公は宿敵であるドイツ狙撃兵に対して「自分自分哲学において行動する。お前とは違う」と言うシーンがある。そしてドイツ狙撃兵は、殺される。主人公の同期にヤーナという登場人物がおり、彼女世界中の子供の命を守るために戦争に参加する。彼女ソ連赤軍兵士だが、ドイツ人であれ子供は助けると言う哲学を持っている。主人公は終盤、ヤーナの目の前でドイツ人少年兵を撃つ。死にはしなかったが彼を助けようとしたヤーナは銃弾を受け重傷を負う。無論、少年兵を撃とうとした主人公の行動は正しく、誰も彼女を責めない。ヤーナも責めない。でもはっきりと主人公はヤーナの哲学を目の前で踏み躙っている。かなりのダブスタに感じた。そう言う描写が多々あった。誰か知らないドイツ人兵士の、背景にいる家族のことを考えることもあるが、それは仕方ないのだと言い聞かせて、スコアを稼ぐのに、自分母親を撃ったドイツ人狙撃兵には憎悪侮蔑の目を向ける。憎悪までなら理解できる。侮蔑に関しては同じ穴の狢のではないかと思うのだ。何故なら主人公母親ドイツ軍に銃を向けていたのだから

最後に、イリーナと主人公のほぼ恋人同士のような終わり方について、私はその雰囲気を汲み取れずにいたので、最後は呆気に取られた。シャルロッタがヤーナと二人で家族になると言った時に、主人公が仲間外れでびっくりしたあたりで、あれ?とやっと作者の意図を汲み取れた。

納得できなかった部分を羅列したが全体的に本当に面白い話だった。大好きな一冊です。

2022-11-28

J2好きな俺としてはオーストラリア代表に頑張ってほしい

ミハエルデュークトーマスデンが躍動することでJ2存在世界に示すんや・・・

2021-08-02

F-1はルールおかし過ぎるんだよな。

ちょっと燃料が取り出せなかったら即座に失格なのに

ガンガンつけまくって選手権で逆転してリードする

チームには軽微なペナルティしかかけられないんだから

だったら上手くぶつけた方が得じゃない。

そういうのを利用したのが若い頃のミハエルシャーマッハで、それを何度も何度もするから厳しい裁定を下されてチャンピオンシップから除外されたりしたじゃない。

そういう時代経験が全く忘れ去られてるんだよな。

変なルールばかり決めてそのルールの隙間をを上手くかいくぐったら全てオッケー、どれだけ卑怯なことでも。

それは卑怯ではなくて頭脳プレーだ、となるんだろ。

 

からF-1はスポーツとして認められないんだよ。

 

例えば自転車とかだったらレースの早い段階で

集団クラッシュが発生したら紳士協定

事故に巻き込まれた後方集団が追いつくのを待つだろ?

マイヨジョーヌかいたら絶対待つじゃない。

そういうのをスポーツというんだよ。

2021-05-27

実は、開催都市契約の87条には「本契約スイス法に準拠する」と明記されており、IOCのお膝元でもあるスイス法律に答えが隠されているのだ。そこでスイス法に詳しい奧野総合法律事務所・外国法共同事業スイス連邦法弁護士ミハエル・ムロチェク氏を直撃した。

 まず、同氏はスイス民法第97条1項「義務を全く履行しなかった債務者は、自分に過失がないことを証明できない限り、損害を賠償しなければならない」を示した。原則としては支払い義務を負うようだ。その一方で同氏は第119条1項「債務者に帰責事由(落ち度)がない状況により履行が不可能になった場合、履行義務消滅したとみなされる」を掲げる。つまり不可抗力場合は支払いが免除されるのだ。



日本感染対策完璧ってIOCが言ってるんだから日本に中止の落ち度はない

よって支払い免除

なおソース東スポ

2020-12-30

2020年数学小説に関する小さな後悔

今年、数学小説に関することで「やっておけばよかった」と思ったことがふたつあった。

ちょっとしたことなのでここに記録しておく。

1つ目。

『年刊SF傑作選 超弦領域』に収録されている円城塔短編ムーンシャイン」に

これを発展させたファイト-トンプソン定理は、「奇数位数の有限群は可換である」ことを主張する。

とあるのだけど、これを読んだ時に

ここの「可換」って「可解」の間違いだよな出版社に知らせておいた方がいいか

と考えたのだけど、ストーリーには何の影響もないディテールだしすぐ知らせる必要もないなと放おって忘れていたら、

今年出た伴名練 編『日本SF臨界点[恋愛篇] 死んだ恋人から手紙』に

ムーンシャイン」が収録されていてこの部分がそのままだった。

2つ目。

奥泉光長編小説『雪の階』で、数学を愛好する主人公笹宮惟佐子に関して

微積分の初歩を終えたばかりの惟佐子には手が出せそうになかった。

描写されるところ(一章 七)があるのだけど、その直後に

初歩の参考書からはじめて高木貞治代数学講義』、ミハエル・グラッスス『高等数学入門』、竹内端三『函数論』と云った著作を惟佐子は独習し、いまは山畑氏から借りた解説書で解析学も少しずつ勉強をはじめていた。

という文が出てくる(作中の時期は昭和十年(1935年))。

竹内端三『函数論』は上巻(函数論. 上巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション)だけでも関数論(=複素関数論)のかなり詳しい部類の本で、

下巻(函数論. 下巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション)までいくと楕円関数論について詳しく扱っているような本なので、

それを「独習し」というのは「微積分の初歩を終えたばかり」という描写齟齬をきたしていると思う。

竹内端三『函数論』は現在でもわりと読まれていて数年前に復刊もされている本なので、誰も気にしないにしても記述修正した方がいいじゃないかな、

と思うだけ思いながら特に何もしていなかったら、

つい先日『雪の階』が文庫化されて上にあげた部分はそのままだった。

変更されていたかは分からないけど、一応どこかに言っておけばよかったとちょっと後悔した。

そもそも、本のミスや誤字脱字を見つけた時どのくらいの人が指摘・報告をしているのだろう?と思った。おわり。


数学小説について、おまけ。

現在発売中の数学セミナー2021年1月号の特集が「SFと数理科学」で、

円城塔による総論数学との絡みのある小説をいろいろあげていて、

同じく現在発売中のSFマガジン2021月2月号の小特集に伴名練が寄稿した文章の中で

構想していたという数学SFアンソロジーに収録するつもりだった作品をあげている。

2018-12-15

[]

フィンランド陶芸 芸術家たちのユートピア」展に行ってまいりましたわ

日本とフォンランドの国交樹立100年だそうですわ

独立してすぐに国交を結んだのですね

アラビア製陶所という紛らわしい名前メーカーが今に続いていて

フィンランド陶芸界の立役者たちを支援してきたようですわ

隣国スウェーデンの影響が強くてその払拭に苦労したそうですの

ロシアも同様ですけど

ミハエル・シルキン氏の動物をかたどった作品キュートで魅力的でしたわ

梟が大好きみたいですわ

大好きで作りすぎておかしくなったような作品もありましたわ

きっと素人目の気のせいですわね

ビルゲル・カイピアイネンのビーズバードシリーズも印象的でした

おなかの中に文字盤の焼き物が入っているビーズバードもいましたわ

トイニ・ムオナの作品ツノガイみえしかたがありません

自然物に着想を得ていそうですわ

20世紀中盤から女性作家割合が多いところも特徴に感じました

同じ北欧デンマークデザイン展ですわ

https://anond.hatelabo.jp/20180430211829

2016-12-17

http://anond.hatelabo.jp/20161217005044

いやまぁ、語感が似てると、それの印象に引っ張られるのはよく言われることだよ。

例えば、麻生が ass hole で尻穴とか、竹下が take shit でクソ野郎とか。

美晴だと、ミハエルからマイケルミッチーだとか。

scienceに寄せるのは無難ではあろう。

マンコ・カパックみたいなもんだよ。

2012-01-03

訳してみた。

http://www.youtube.com/watch?v=Xxh-sS8Qoco&feature=player_embedded

1911年12月14日 ロアール・アムンセン、南極点に到着。

1912年4月14日 タイタニック号沈没

1913年 フォード、流れ作業方式を導入

1914年6月28日 サラエボ暗殺事件から第一次世界大戦勃発

1915年4月22日~1915年5月25日 初めて毒ガス使用

1916年2月16日1916年12月20日 ベルダンの戦い

1917年11月7日 ロシアで10月革命

1918年11月11日 第一次世界大戦終結

1918年11月9日 ヴァイマル共和制の樹立を宣言

1919年1月5日~10日 スペイン風邪の流行が頂点

1920年12月16日 寧夏、海原地震

1921年11月9日 アルベルト・アインシュタイン ノーベル物理学賞受賞

1922年10月27日~31日 ベニート・ムッソリーニローマ進軍

1923年 ドイツでハイパーインフレ

1924年1月21日 レーニン死去

1925年1月~2月 ノーム犬ぞりバルト)疾走

1926年 アル・カポネが権力の頂点に

1927年3月20~21日 チャールズ・リンドバーグがパリへ向け飛行

1928年11月18日 蒸気船ウィリー初演(ミッキーマウス初登場)

1929年10月29日 1929年のウォール街大暴落「暗黒の木曜日

1930年3月12日 ガンジー、「塩の行進」

1930年6月30日 第一回サッカーワールドカップウルグアイにて)

1931年5月1日 エンパイアーステートビル開業

1932年 ワイマール共和国崩壊

1933年1月30日 ヒトラー内閣発足

1934年10月27日 毛沢東の長征

1935年9月15日 ニュルンベルグ法制定

1936年6月~1936年4月 スペイン内戦

1937年5月6日 ヒンデンブルク号爆発事故

1938年3月12日 オーストリア併合

1939年9月1日 第二次世界大戦勃発

1940年6月14日 パリ占領

1940年 ヒトラー権力の頂点へ

1941年6月22日 ドイツ、ソ連へ侵攻

1941年12月7日 真珠湾攻撃

1942年9月13日1943年2月2日 スターリングラード(現ボルゴグラード)の戦い

1943年2月13日 「全面戦争するか?」演説

1944年6月6日 ノルマンディー上陸作戦オペレーションオーバーロード)決行

1945年5月8日 第二次大戦ヨーロッパでの戦い終結

1945年8月6日 広島に原爆投下 同9日 長崎に原爆投下

1945年11月20日~1946年10月1日 ニュルンベルク裁判

1947年8月15日 インド独立

1948年6月24日~1949年5月12日 ベルリン封鎖

1949年10月1日 毛沢東、中華人民共和国の樹立宣言

1950年6月25日1953年7月27日 朝鮮戦争

1951年 朝鮮の人口?

1952年10月31日 初めて水素爆弾が炸裂

1953年6月17日 東ベルリン暴動

1954年6月4日 西ドイツワールドカップ西ドイツが優勝「ベルンの奇跡」

1955年5月14日 ワルシャワ条約制定

1956年10月29日1957年3月 スエズ危機(第二次中東戦争

1957年10月4日 スプートニク・ショック

1958年10月19日 中国で大飢饉の始まり

1959年1月1日 キューバ革命の勝利

1960年 モハメド・アリ ローマ金メダル

1961年8月13日 ベルリンの壁構築

1961年10月27日 チェックポイントチャーリーでの対峙(ベルリン危機)

1962年10月14日~28日 キューバ危機

1963年6月26日 「私はベルリン市民である」演説

1963年11月22日 J・F・ケネディ暗殺

1964年8月2~4日 ベトナムアメリカ爆撃される(トンキン湾事件)

1965年 ベトナム戦争拡大 地上戦力投入

1967年6月5日~10日 六日戦争(第三次中東戦争

1968年1月30日9月23日 テト攻勢

1969年7月20日 初めて月に着陸

1970年4月 カンボジア侵攻

1970年4月29日 ワルシャワ礼拝?

1971年10月14日 グリーンピース設立

1972年9月5日 ミュンヘンオリンピック事件

1973年10月6日~26日 ヨム・キプル戦争(第四次中東戦争

1974年8月8日 ウォーターゲート事件

1975年4月30日 ベトナム戦争終結

1975年4月17日 クメール・ルージュ プノンペン制圧

1976年6月16日 ソヴェト蜂起

1977年3月27日 テネリフェの惨事(テネリフェ空港ジャンボ機衝突事故

1978年10月16日 法王パウロ二世 パウロ一世を嗣ぐ

1979年9月8日 「暗黒の金曜日」 イスラム革命頂点

1980年5月18日 セント・ヘレンズ山噴火

1981年3月30日 ロナルド・レーガン大統領暗殺未遂事件勃発

1982年4月2日6月20日 フォークランド紛争

1983年4月18日 アメリカ大使館爆破事件(ベイルート

1984年12月3日 ボパール化学工場事故(インド

1985年3月11日 ミハエルゴルバチョフ氏、ソビエト共産党書記長に就任

1986年1月28日 チャレンジャー事故

1986年4月26日 チェルノブイリ事故

1987年6月12日 「この壁を壊せ!」演説

1988年12月21日 ロッカビー事件(パンナム機爆破事件)

1989年11月9日 ベルリンの壁崩壊

1990年10月3日 東西ドイツ統一

1990年8月2日1991年5月5日 「砂漠の嵐」作戦(第1次湾岸戦争

1992年4月1日~1995年12月14日 ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争

1993年10月3~4日 モガディシュの戦闘

1994年4月6日7月15日 ルワンダ虐殺

1995年4月19日 オクラホマシティ連邦政府ビル爆破事件

1996年1月21日 フランス、最後の核実験

1997年7月4日 マーズ・ローバー(火星探査車) 火星に着陸

1998年8月 モニカ・ルインスキー 不倫スキャンダル

1999年5月3日~6日 オクラホマ州で竜巻被害

2000年1月1日 ミレニアム

2001年9月11日 911攻撃(アメリカ同時多発テロ事件

2002年1月1日 ヨーロッパユーロ発行

2003年3月20日 イラク戦争勃発

2004年12月26日 インド洋大地震と津波

2005年8月29日 ハリケーンカトリーナ ニューオリンズを破壊

2006年6月12日8月14日 レバノン侵攻

2007年6月 ヨーロッパ熱波

2008年10月 金融危機

2009年1月20日 バラク・オバマ大統領就任

2010年1月12日 ハイチ大地震

2010年4月20日 メキシコ湾原油流出事故 ディープウォーター・ホライズン炎上沈没事故

2011年 アラブの春

2011年3月11日 東日本大震災と津波

2011年3月 福島第一原発事故

2012 ?

10分どころか、6時間くらいかかったorz

それに、作ったの多分アメリカ人だから、日本にとっての重大事件(オウムとか)は入ってないんだよね。ハイチ地震があるのに、阪神・淡路大震災がないのも明らかに片手落ちでしょう。

(調べてみたら、どちらもM7クラス

2009-11-23

劇場版マクロスFはクソ映画。犬も食わんね.

以下、『劇場版 マクロスF 虚空歌姫 ~イツワリノウタヒメ~』のネタバレを多分に含みます。

映画の流れに沿っての雑多な感想・気づいたこと。


正直、駄作だと思うんだが周りで褒められすぎだったので、

ひねくれて欠点ばかりあげつらうような真似をしてみた。

根拠無く言ってるつもりはないので、反論あったらかかってこい。


前半、ランカとの出会いを丸々カット

アルトランカは最初から友達というのは時間を削る面で妥当な改変。

マイクローン状態のクランがちょっと大人びた体型と声になってた?

というかミハエルと同じく学生やってたんだっけ、年齢的におかしくないけど、

アニメ版では多分そんな描写無かったよね。


シェリルライブは圧巻のCGステージ

力入れてるんだろうなと言うことがヒシヒシと伝わってくる。

シェリル衣装、生尻、ボンテージエロさ惹かれた人多いと思う。

しかし、演出面を考えると正直微妙

全体的にライブしてますと言うよりも、上映してますっぽくて、

シェリルが生身で歌ってる感触が薄かった。

演出過多と言っていいかもしれない。


一瞬で着替えのところは超科学でいいとして、

二人同時に登場はおかしい。片方が偽物・CGであることが確定するということ。

これで片方が、シェリル影武者あるいはクローンとかなら、

イツワリノウタヒメ」ってサブタイトルに絡んで面白い展開と思ったけど、

全然そんなことはなかったぜ!


あとは、シェリルの初回ライブ裏で繰り広げられるバジュラとの邂逅では、

やっぱり「もってっけー」を使って欲しかったのが素直な感想

新曲も悪いとは思わないけど、やっぱりそこは見せ場としてね。

音楽に関しては全編通してやっぱりよかった。


その後、ライブ中のバジュラ襲撃では新しい展開。

アニメ版では観客おいてトンズラしたシェリルだけど、

今作では飛行するアルトに抱えられて、

バジュラの段幕をかいくぐるアクションを見せる。

命を救われたことで一気にデレが早まるし、これは映画版として納得の展開。


次のシーンについてはかなり疑問。

アルトSMSに加入するかについての病室での論議は、

アニメ版に比べて展開はしょりすぎでわざとらしい、不自然

「また逃げるのか」のあたりとか上手く意味が通らないんじゃないかな。

あと、俺もバルキリーに乗せろ→調子こくな→パンチのシーンは欲しかった。


この後がランカシェリルの出会いだったかな。

ここで「あなたもアイモを知ってるの」と入り、映画オリジナルの展開感が濃くなる。

これについては後編を見ないとイイ改変だったのかどうかは判断つきかねる。

ランカをたきつけるシェリルはいいとして、その時のシェリルが変だと思う。

なんというかこんなキャラだっけと疑問になる感じ。

グレイスとの電話のシーンとか割と顕著。


ランカデビューシェリルデートは割と原作通り。

ランカ紙飛行機勇気を出すシーンは、

実物を投げさせてもよかったと思うけどな。

幻にする理由はそんなにないと思うけど。なんで幻の飛行機にしたんだろうか。

あと、周りのミュージシャン演奏入れてくれるシーンはもっと描写してもよかったんでない?


シェリルスパイ疑惑からのアルトとの不仲のシーンは……。

アルト馬鹿だとはいえあの展開は正直どうなの。

何かのインタビュー監督が自信満々にこの展開を言っていたけどさ。

ランカアルトに対する本気の気持ちに触れたシェリルは、

アルトから距離を取るって感じでもよかったと思うけど。

あんまり気分いい展開じゃないなぁ。


シェリルイヤリングの片方を届けに行くシーンで何より疑問なのは、

今作におけるグレイスの立ち位置

アニメ版で行けば完全黒幕で、脳内会議とかで割とその片鱗は見せてるわけだけど、

その一方でギャラクシーの救援養成を無視したフロンティア感情的になじるあたりは、

新しい要素であるとともに疑問のキャラ設定。

計算ずくの黒幕っぽさが薄れて、割と普通に助けて貰えなかったのを恨む人みたいで、

上手い言い方が見つからないけど、俗っぽさ、人間くささが増した?

黒幕として扱うなら、こういった感情的な表現は避けた方がしっくり来ると思ったけど、

その辺については次作の完結編でのグレイスの扱いで変わってくるから保留。

ただ冒頭でしっかり黒幕っぽい発言はしてるんだよなぁ。


ギャラクシー救出作戦で、三隻が沈んだ意味ってのは何だろうな。

アルトを「ちっくしょー」と突撃させるのが目的なんだろうけど、なんか後味悪い。

あとは終盤の「あなたも私も、できることをやっただけ」のセリフに繋がるんだろうけど、

うーん、この辺は深く考えるところではないか、ただあんまり好きくない。


ランカの声がバジュラを呼ぶシステムとかに何も説明がないまま、

いや回想シーンで歌ってたらバジュラが来た、逃げろってのはあったけど

ランカがおとりになるつもりだ」って展開は正直どうなん?

とくに、一作完結だと思ってた当方としては、

残り時間的にもランカとバジュラの関わりについて掘り下げるつもりはないんだろうな、

説明不足だろ感が湧き上がってきていたり。

これはアニメ版みた側の意見だけれど、逆に見て無い側はこれで納得できるのかな。


最終決戦の盛り上がらなさが異常。

いや、次作があるから事実上の最終決戦ではないのだけれど、

その時は一作完結と思ってたわけで、

そうでなくても2時間クライマックスとしてこの出来はどうなんだ。

ミシェルが撃たれて生きてたけど、むしろクランを守って死ぬって展開無しにくたばることは無いだろう。

もしこれで死んでたら迷わずスクリーンにポップコーン投げてたね。買ってないけど。


うーん、次作を見て無いからストーリー面ではまだ判断を下しづらいんだけど、

正直もう河森監督脚本には期待できないというのが率直な感想

じゃあ誰ならいいんだって言われても困るけどね。

各所に見所ってのはあったからばっさり斬り捨てたりはしないけど、

期待してたのよりはだいぶ斜め下だった感は否めない。

あとファミマコラボと、オズマの「突撃ラブハートだ」は寒いと思うんだ。

 
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