2024-08-04

公務員1◯年やってる40代だが、人生という物に対して描ける展望絶望的すぎる

担当・一係長が背負ってはいけないような案件を次々に背負わされていく。

ある事業における致命的な要素の決定権をごく一部だけ握らされ、その上で上司連中からは「早く何とかしろ」「絶対なんとかしろ」「俺はよく分からんからやり方は任せる」ばかり言われる。

現場の調整先からは「マジで困ってるんですけど?」という電話しょっちゅう来るし、頼みの綱と思っていた業者からは「いやーこの納期じゃ無理っすねー」という断りがバシバシ入る。

そんな案件自分担当分で10個、部下達の分も入れれば20、30と抱えさせられる。

仕込まれ爆弾の数々は予算不足を旗印にトリアージを繰り返されてきた致命傷である

予算が足りないなら優先順位をつければいい」というちょっとだけ経営者感覚を齧っただけみたいな発言の元に何度もやってきたコストカットの影響が出ているわけだ。

「5年後に影響が出ますよ」を「じゃあ俺が別の部署に移ったあとに問題になるってことだから俺とは無関係だな」と考えられる奴だけが公務員世界では出世する。

多分だけど、民間でも同じだとは思う。

民間との違いは民間自分会社が潰れないために今その瞬間を死物狂いにならないといけない所があるけど、公務員は潰れることがそもそも出来ないという現実に対して「20年後、30年後も俺達はこの業界でこの仕事をしている」という視点で物を見ないといけないってことだ。

エッセンシャルワークとはそういうものだと思うが、その現実を頑なに受け入れない人間ばかりが上に行き、ソイツラが放りだした責任を結局は現場が取らされる。

どれか一つの案件にだけ注力できるならやり甲斐はあるだろうが、それを10も20も並行してやらされると、結局自分自身もトリアージを繰り返すことぐらいしか出来ない。

ヒト・モノ・カネは当然のように足りず、思いつきでつけ足され続けるセキュリティ制度のせいで業務効率は日々悪化する。

「そんな仕事は辞めてしまえばいい」というのが正論だろう。

俺も全くそう思う。

就職先に悩んでいる時に町中の公務員スクールフラフラと吸い寄せられ「公務員っていうのは基本的なことが身についている人ってイメージが強いでしょ?だから転職も有利なんだよ」とスクール勧誘に騙されたのが良くなかった。

頑張って勉強した果てに通ったんだからと辞めるタイミングを逃し、流石にこのままではまずいと転職活動をするも「うーん。その年齢で経験したことがあるのは公務員だけ?うーん。ビジネス感覚がなさそうー」みたいな感じで次々と面接は落とされて今の仕事を続けている。

悪化し続ける状況を切り抜ける方法はもはや転職しかない。

ある日職場バッタリと倒れ込んで精神科診断書でも貰えば用務員みたいな立場に入り込めるかも知れないが、その立場になったらなったで半端な「俺は公務員様だぜ?偉いぜ?」を令和にもなって引きずっている連中にアゴで使われるのは結局ストレスかも知れない。

俺も人のことは言えないが、公務員連中はマジで他人アゴで使う。そういう態度での働き方を教育されているから、公務という神聖業務効率的に進めるにあたって民草に協力を仰ぎ公権力の力で労働力をほぼ無償で吸い上げることが業務の一環であるかのように考える空気が間違いなくあるし、それを前提として実際そうしないと回らないような業務量を押し付けられている。

公務員はクビにならないから異常者が多いという話があるが、実際私の職場にも私を含めて顔つきから自閉症を感じ取らせるような連中が沢山潜んでいる。

大体5人に1人ぐらいはうっすらと自閉症顔だ。

下手すると小学校の頃の割合より高いかも知れない。

少なくとも大学に通っていた頃に感じた割合よりはずっと高い。

基礎学力一般常識教科書経由でひたすら積み上たテストの点数で半分以上の結果が決まるという世界は、自閉傾向人間に対して(他の世界での就職活動比較して)本当に有利だと思うし、実際俺もそのおかげで公務員様になれたのだと思っている。

自閉症スレスレのギリ健が公権力を振るうことを推奨されるような立場につくと、どうしても頭のおかしくなる奴が出てくる。

それは上司連中の中にも混じってきており、一部のキチガイが「こんなのは民間やらせればいいだろう。契約前に作業をさせたら事前着工?シランガナ」と無茶苦茶指示書ウォーターフォールの高みから放り投げてきて、「こんなの本当にこのままやったら全員捕まるだろ・・・」という状況に日々追い込まれたりもするわけだ。

俺はもう無理だ。

現場から上がる悲鳴を受け止めるには俺の心臓は小さすぎるし、上から降ってくる狂言をうまく躱すには俺の足腰は貧弱すぎる。

1◯年続けられた生活から今後も続けられはするのだろうが、それはどこかで「働き方改革の波が来て公務員職場環境も変わるし、クソみたいな連中は皆クビを切られ、そして日本も失われた時間を取り戻して予算が沢山つく」というありもしない希望にすがっていたからだろう。

もっと言えば「なんかめっちゃ転職やす市場になって、公務員しか経験のないアラフォーおっちゃんでも普通にいい会社に潜り込めるようになる。つーかその状況で公務員の魅力化対策が行われて今の仕事もかなりマシになる」という願望を思い描けていたからだ。

しかしたら「宝くじがあたって」とか「突然小説の才能に目覚めて」とか「株の配当が」などのよりありもしない空想を信じていたのかも。

いい加減もう無理だ。

現実に追いつかれた。

どのタイミング人生をやり直せば良いのかと夢を広げるのもいい加減疲れた

この時代のこの日本にこの自分として生まれ落ちた時点で半分ぐらい負けているわけで、IFストーリーの最適解は「もっと未来の豊かな時代に、優秀な遺伝子をコーデイネートしてもらって、人間なんぞじゃなくてご立派なAI様に育ててもらっていれば」なんだろうと思うわけだ。

疲れた

上を見るから苦しいんだろう。

横を見るから自分だけ大変に感じるんだろう。

下を見なければ。

昨日、配達のオッチャンがこんな暑い中で汗だくになってプンプン酸味のある香りを立てながら荷物を持ってきていたが、アレは大変な仕事だと思う。

荷物はどれもお客様の大切な品であり、中には壊れたら取り返しのつかない特注品もあるだろう。

どこにでもある些細な荷物でも、明日仕事に使うから今日中に届かないと困ってしまものもあるだろう。

それを1日に100も200も丁寧に扱うのだ。

マンションごとにシステムの違うオートロックと格闘し、時には自動扉に荷物が挟まれそうになるのを自分の体でブロックし、そうして届けようとしたら留守だったり居留守だったり、そんな仕事をひたすらやって、賃金最低賃金よりは少しマシなだけ。

きっと彼らの業界公務員のように残業代がチョロまかされているのだと思う。

予算関係というより、労働時間の上限と実際に受けている仕事量のアンバランスによって残業時間を誤魔化せとうい指示をきっと彼らも受けている。

その上でボーナス全然出ないとしたら?

公務員のおまけみたいなボーナスさえ羨ましくなるような、それこそ年間で10万×2とかのちょっとしたお小遣い程度で、普段賃金残業代や移動時間が誤魔化されて実質の時給は最低賃金未満になっていたら?

最悪だろうな。

ああ最悪すぎる。

そういう人達のことを考える度に、「俺はまだマシなんだ」と希望が湧いてくる。

いざとなったら「あっ・・・メンタル・・・あっ・・・」と倒れ込んでしまえばいいんだ。

責任なんてのは最終的に上の連中が取ればいいんだ。

人脈を繋ぐためだと毎日飲み歩いてもパンクしない程度の給料をアイツラがもらっている理由は、いざとなったら責任を取って腹を切るためじゃないか

なんで俺がこんなにも必死になって全部自分責任であるかのように背負い込まなきゃならんのだ。

そもそもを言えば、国民の側が小さな政府を望んできた結果が現状だろ。

公的仕事をつくのに一番必要なのは「俺は最底辺よりはマシ」という心意気と「ぶっちゃけ俺が背負う責任ってごく一部だけだろ」という開き直りだ。

それだけはシッカリ身についているし、それしか身についていない。

自分人生に誇りを持とうとするから苦しむんだ。

プライドなんて全部捨ててゴミムシのように生きていこう。

国民もそれを望んでいる。

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