昨日開封した、Amazonで19980円のクロスバイクが、今朝みるとブラックフライデーとやらで16980円になっていた。
体感24時間もたたないうちに、15%引き、3000円の損である。
悶絶のあまり、風呂に1時間以上つかり、この感情の激しさを抑えるべく増田に吐き出すことを決めた。
近くのイオンでその名のセールを知り、「金曜日に安売りセールするのかな。リキ入っているなあ」などとイオン特売セールだと思っていた。
その後商店街の靴屋でもロゴを見かけ「もうちょっと広範囲なキャンペーンかなと」ぼんやり意識したのが昨日。
ブラックフライデーが、アメリカでの感謝祭にむけた年一の大大的なお祭りセールであることを数分前にwikipediaで知った。
amazonのブラックフライデーが2020年は11月27日、つまり今日始まることは前から決まっていたことも、1分前に知った。
ダイエットのために2か月近く毎日自転車で1、2時間ほど走っている。だが所有しているのは14インチの折り畳み自転車のみ。
軽いのはいいのだが、シフトギアもないので速度は普通に漕いでママチャリに劣る。電動なら前後に子供二人のっけた状態でも抜かれる。
ましてやサイクリングロードではロードバイクやクロスバイク、20インチの折り畳みバイクにも抜かれる。
最弱である。
気にしないつもりでも、鬱積は弱く静かに淀みとなって残る。
検討の末、20インチの9段ギア付きの軽量(8.9kg)折り畳み自転車をネットで7万で注文した。10月頭のことだ。
しかし取り寄せということで11月に入っても入荷せず、ついには12月の中旬以降というお知らせまで来た。
同じ製品がamazonでも販売されていることは知っていたが、ポイント割引など踏まえると1万円ほど高い。
この差は大きい。その時はそう思っていた。
入手まで一か月以上この状態に耐えることはもはや苦痛であった。
今の注文をキャンセルし、割高でもamazonで買う選択肢もあった。
しかし安ければ700Cホイールのクロスバイクを別に買うのもよいなと考え始めていた。
通りすがりのスポーツサイクリング車の店でパンク修理をお願いした際、後輪の外のタイヤが破れていると指摘された。
最安の品で、あまりの固さに交換に手間取ったが、その際の、タイヤを外したり調整した経験が自転車欲を高めた。
もともと学生時代はクロスバイクで休みにはテントを担いで数週間ツーリングをしていたぐらいには自転車が好きだ。
そのころのものは手放して久しい。安いクロスバイクを買っていろいろいじってみるのも楽しそうだ。
1万円高いものを慌ててamazonで購入するぐらいなら、1万円のクロスバイクをメンテ能力をあげる踏み台として使おう。
そもそも5万以下の製品は自転車好き視点では見かけだけがクロスバイクの「ルック車」と呼ばれる。
すぐ壊れて危険、重い、パーツが独自で修理できない、実質ママチャリ、ロードバイク乗りからはすれ違い様侮蔑される、など散々な扱いである。
まあだが、だからこそ安いほどいい。
極端に評価が低くなく、購買者が多いもので、できれば1万円台。
そして注文したのがamazonで19980円の3x7段シフト、13.5kgの格安クロスバイク(ルック車)であった。
5日前のことである。
到着した日は仕事で開封できず、翌日、つまり昨日の午後に開封した。
想像よりでかい、重い、ブレーキハンドル・グリップ・サドルが安っぽい。
タイヤの細さもロードっぽいというより軽さと安さのためではとうがってしまう。
空気バルブはママチャリと同じ英式の虫ゴム形式。試しに抜いてみると臭いガスのにおいが漏れる。
前輪はクイックレバーで自力でつなげる必要がある。後輪にはクイックレバーはなく接続済。
同封のマニュアルは汎用らしく、無いパーツや折り畳み自転車用の詳細なメンテ情報が記載してある。
室内でビニールシートを引き、前輪・サドル・ハンドル・ペダル・ライト・チェーンロックをつける。
泥除けは面倒なので今はつけない。ボルトのカバーキャップは一応つける。
もう日も暮れかけのころ、表で数十メートルだけ回ってみる。
前の3段ギアが2段しか動かない。ブレーキの利きは遊びが弱く固い。ライトは見た目がダサい。
でも走れないことはない。
大き目な公園まで行ってみようと車道で坂を下りギアチェンジしたとたん、後輪のタイヤが止まった。
後輪が左に傾いており車体に完全に押し当てられている。もはや前にも後ろにも動かない。
後輪をあげ、前輪だけで運ぶ。
すれ違う下校中の女子学生の群れを抜け、街灯の下、夜道を10分かけて帰る。
「君」を部屋に再びあげる。
後輪をまず外そう。
ボルトキャップを外し、レンチをあてると明らかに、一脚スタンドがついている側が緩い。
力を入れるまでもなくすぐに回転する。
おそらく最後の工程でスタンドをつけるとき、手抜きして締めたのだろう。
両方のボルトを緩め、タイヤを一度外し気味にして差し込みなおす。
車体をさかさまにして、タイヤを回転させながら、フレームの中央で回るようにタイヤを調整する。
ずれがないようにボルトを左右、少しずつ締める。
そもそも後輪については説明書にも記載がない。補助輪のつけかたの説明はあるのに。
2)ワイヤーの張り直し
3)ギア調整ネジでの調整
1では治らず、3で調整。本当は2を先にやるほうがいいようだ。
説明書にも「1速に入れらない症状の5割以上はワイヤーの張りが原因です」と記載がある。
ワイヤーの初期伸びとして最初から調整が必要なことが織り込み済なのだろう。
ネットの評価コメントでも自転車屋での調整必須という声が散見された。
説明書の記載も、別の個所だがボルトの強度(トルク目安)の記載がある。百円均一の工具ではわかりようもない。
ブレーキは効いている分には問題はなさそうなので、再び外に出る。
折り畳み自転車と比べると車体は重く、振動時に足とグリップへの緊張が高くなる。
そのグリップもカバーが薄く、すぐ手が痛くなる。これは要交換だ。
足が伸び切らないからか膝が痛くなる。
サドルの高さも少しずつあげてゆく。
速度は折り畳み自転車の倍、とまではいかないが1.5倍は出る。
その分、脚への負担は大きい。サドルで尻が痛い。そしてやはり車体が重い。
だが、2万円だし、こんなものだろう。
そして朝を迎えて、ブラックフライデーによる値引きを知る。
amazonの返品は条件つきで30日以内にできる。クーリングオフでも7日以内なら可能だ。防犯登録もまだしていない。
返却して買いなおしという選択肢もある。
自由がかえって心を悩ませる。
自由からの逃走、はエーリッヒ・フロムの言葉だったかと、風呂場で苦悩しているときに思い出す。
お年玉をあげる立場として、1000円だと子供も渋い顔をするだろう。5000円なら喜ぶだろう。1万円なら親が恐縮するかもしれない。
だが3000円だった場合。ぽち袋も微妙に膨らみ、もらいがいもあるだろう。小学校中学年までなら喜ぶかもしれない。
Uber Eatsは一件あたり500円、ドライバーは得るという。6件分である。
時給980円で3時間分。
先日、本屋で、間違えてすでにもっている「クトゥルフ神話TRPGサプリメント クトゥルフ2010(3800円)」を再購入したこともあった。
返却してすべてなかったこともできる。合理的とはそういうことだ。いや経験の分だけ得したかもしれない。
梱包して、コンビニで集荷して、amazon返却手続きすればいい。
自らの愚かさはそれで証拠もなく消える。
だがそれを今、自分は信じ切れていない。
このまま事態を受け入れることもできる。
3000円で動揺した自分の小物ぶりはすでに強く味わった。
合理的な行動により何かを得たようで、その合理性に過ちがあり、何かを失った。
とにかく、もう一度だけ、あれに乗って、それから考えようと思う。
ブラックフライデーで割り引きしてるのか 食戦記安くなってないかな
19800円とかルック車じゃん ゴミだから今すぐ捨てても損はないよ
空洞化してない方。臭気もひどい。
適当な理由つけて返品すれば あとkeepaいれとけば
> 19980円のクロスバイク こんなの買った時点で大損してるよ 二万円ドブに捨てるより買わない方がマシ 性能はママチャリ、実用性はママチャリ未満 予算が同じならママチャリのほうが...
きしょっ
値段で優劣決まるという話じゃないぞ ドンキで19,800円のPC買った人に君も思うだろう?
大先生必死やん、、、
誰それ
俺だよオレオレ
本当にこれ ネットで文章書ける頭のある奴があんなの買っちゃうほど情弱でバカだなんて信じられない
デンデデンデ、デンデデンデ、 ブラーック、フライデイ、カァム!♪
19980円なら買ってもいいと納得して買った訳だから損はしてないよね 得はできなかったけど
Amazonなんかアルゴリズムで適当に操作しまくってるんだから全地球的底値以外で買っちゃダメだよ うまくコストを発生させて遊ぶおもちゃだよ
今どき劣化の著しいAmazon使うとか情弱感。時代は令和最新のあのサイトさ
手に入ったんだから喜べよ
世の中に生み出されて公開されたこの文章がすでに3000円以上の価値を持っているので何の問題もないだろ
否認→怒り→取り引き→抑うつ→受容
気にしないつもりでも、鬱積は弱く静かに淀みとなって残る。 さらっと目を通したけど増田の自意識が気持ち悪くて内容が頭に入ってこなかった。 通販で買った安売り自転車を「君...
増田の村上春樹なんじゃね?
自分も最近、突然の安売りで1万2千円損した 悔しくて3日くらい尾を引いた、今も根に持っている 買ってから元の品を見てはいけないのは基本だが 今回はweb広告で該当の品が出てつい見...
そういうの、Amazonにクレームするとギフト券で保証されるぞ。
×保証 ○補償
まずはサドルをしっかり上げよう。ペダル一番下でかかとで踏んで膝がまっすぐ、というのがおすすめ(ふだんは指の付け根で踏むのよ。知ってるだろうけど)。 https://blog.cb-asahi.co.jp/how...
価格の推移を確認するのは常識。 普通はセール前に値上げするんだから。