はてなキーワード: 本郷猛とは
量産機が沢山出てくるリアルな戦争アニメと持て囃されてはいるけど、主人公ロボが主人公というキャラクターと半ば混じり合ったものである事を卒業することは結局できなかった。
諸星ダンが変身するウルトラマンや、本郷猛が変身する仮面ライダー1号のようなポジションを脱することが出来なきゃ結局はキャラクター物アニメでしかないわな。
Vガンダムになってようやく主人公機と主人公がニアリーイコールではなくなったけど、それも微妙なラインではあるよな。
V2アサルトバスターが真にV2アサルトバスターとする事ができるのはやっぱウッソ・エヴィンだしなあ。
キャラクター物でありながらリアルであろうとしたのが凄いってなら分かるんだが、どうもガンダムオタクの皆さんの褒め方はちょっと違うようで何ともモヤモヤしますなあ。
いやマジでガンダムなんぞと比べたらガルパンのがまだリアルよ?
事の発端は、昨年末から原因不明の下痢軟便が続き、街の消化器化にいったら「胃潰瘍ね〜」と言われたものの「いや胃は分かったんですけど、下痢軟便といったら腸では?」と思ったが、先生があんまコミニュケーション取ってくれないタイプで、じゃあいいや、ってんで自分で内視鏡検査を予約。
しかし分からんもので、思い切って予約を取ってほどなく、半年ほど続いたお腹の不調がボタンを押したかのように収まってしまい、腸なのに肩すかしですか、と思ったもの「まあ原因がはっきりしなかったのは確かなんで、一応見とくか」という事になった次第。
ストレス社会で日々う○こを漏らしている増田・はてなー諸君である。
「ひょっとしてなにかマズい事が我が腸に起きてるやも」と思うかもしれないので、そんなときに腸をチェックできる内視鏡検査とはどのような物であるか、自分の体験を書きたいと思う。
ここでは特筆すべき事はなく、お腹の調子とか、便に血が混ざってたとかそういう事をきかれたのち、検査日を予約して、診察終了となる。
検査日は2ヶ月後なのであった。
自分の場合、お腹の問題は去っており、さらに2ヶ月後であるが、決めちまったものは仕方ないんである。
この検査食であるが、キ○ーピー謹製のレトルト食品「ジャ○フ」である。
キ○ーピーってマヨネーズとドレッシングばっかり作ってる訳じゃないんすね。
時は流れて検査前日になり、この検査食で1日過ごさねばならないのであるが、これがおかゆみたいな、よく言えば優しい、有り体に言ってしまえば味も歯触りも薄い食事で、なんか食べてるとちょっとテンションが下がってくる。
こういう食事に「わー、宇宙食みたいだー」とワクワク感を発見できる人は素敵だと思います。
この検査食の目的は腸を綺麗にする事なので、3食(+間食つき)食べ終えたら、下剤を飲んで就寝となる。
変な味がするものは、後できっちり飲む事になる。
ここで、本来ならば下剤の効果により1次う○こが出ていることが望ましいのだが、お腹というのは意外という事をきいてくれないモノで、自分は結局1次はパスして病院に向かった。
診察から時は流れて、久々にくる病院も「あー、今日ここでカメラをケツに突っ込まれるんだなー」と思って見上げると、なにか狂気の化学実験場のように見えてくる。
さて、下剤をのんで1次う○こがでなかった場合はどうするのか。
子供のとき以来久々に見る白いロケット状の錠剤は、メンタルにボディーブローを食らわしてくる。
よくよく考えると、自分でこれを入れた事はないだが、トイレで中腰になりながら「おっおっ」とポジションを探りながら四苦八苦するのと、いい歳こいて看護師さんに「すんませんケツ突き出すんで突っ込んでもらっていいですか」と言うの、どちらが良いんだろうか、と迷った挙げ句、自分で入れる事にした。
ちょっと油断して浅く突っ込むとすぐに「ただいまー」と戻ってきそうになる。
しかも俺、自分のアナルに初めて指突っ込んだよ、何だこの感触とかいろいろ邪念が沸いてきてどうにも往生したが、どうにかベストポジションを得たようで、しばらくして、晴れて腸に待機していた使途が便器にファーストインパクトを起こすことに成功した。
これでカメラを突っ込めるのか。
それで済むならこんなに楽な事はない。
大腸内視鏡検査というのは、この後、半日がかりで腸のコンディションを整えてからではないと出来ないのである。
待合室のような所に通されて、そこで待っていたのは2lの整腸剤。
これを1時間ほどかけて飲んで、あとはひたすらトイレに行きまくって腸を空にするのであるが、この整腸剤が、海水を水で割って人工甘味料を混ぜたような変な味なのだ。
一口のんでも微妙なのに、これを飲みまくらないといけないとなると「早く終わってくれねーかな」という気分になってくる。
そうこうしてるうちに、いよいよ我が腸も便意を訴えてきて、トイレへのう○このピストン輸送が始まった。
はじめはまだ固形をたもっていたそれも、回数をこなすうち、どんどん水状になってくる。
普段、肛門から液状のものがでるのは不快で仕方ないものだが、5回も6回も繰り返しているうち、「え、肛門からはシャーって出るのが普通じゃないっすか?」という気持ちになるから不思議である。
それより参るのが、こんなに肛門を酷使すると、尻が痛くてたまんない。
これについては「初回から紙をつかって拭く戦術」が失敗であったと気づき、ウォシュレットをつかおうとしたのだが、時既に遅く、破損した門への水流は、強烈なアラームをわが痛覚に送りつけてきたのであった。
諸君に助言するなら、初回からウォシュレットを最大活用すべきだ。このテクノロジーの使いどころはここである。
さて、腸がきれいになったかどうかは「目視」で、何を誰が目視するのかというと、「トイレの結果を看護師さんが目視する」のである。
この微妙な羞恥プレイも来るものがあるが、自分にとって朗報であったのは、始めは事務的で怖い感じの看護師さんに「どうですか僕のう○こ」とやっていて「まだですね、整腸剤追加です」とバッサリ切られていたのであるが、あまりに繰り返していたので、人当たりのよい看護師さんに交代になり、「うーん、もう一回いきましょうか☆」という声で幾分心が軽くなった事である。
屈辱の概念が塗り替えられる1日にあって、優しい言葉と笑顔は重要だと感じたのだった。
さて検査準備も後半に差し掛かり、いよいよ検査着に着替えると、パンツのケツに穴があいている。
こんなセクシーなパンツを履く事になるとは人生というのは分からないものだ。
ここまでくると、あきらめの境地に達してくるものの、肝心の内視鏡は鎮静剤を射たれるので、ほぼ眠ったような状態で受けるに違いなく、「はじまりゃあっという間」というのが一つの心の救いはである。
点滴だ。
こんなにう○こしてると脱水症状を起こすので、点滴で水分補給をするのだ。
これで便意がきたら最悪だ。
このガラガラを引きずって、腕からのびるチューブに気を使いながら、検査着からケツを放り出すことになる。
あまり良くない事ではあるのだろうが、なんとか便意を我慢したのであった。
本郷猛が仮面ライダーに改造されるような部屋に緊張が走るが、それも一瞬だ、鎮静剤で安らかに眠れば目が覚めた頃には改造は終わってる、違った、検査は終わっているのだ。
点滴の管を利用して鎮静剤が身体に流入してきても、一向に眠くならないのだ。
助手のメガネ君は「はい、脚をくの字に曲げて右向いてくださーい。もうちょっと『くっ』とまげてくださーい」と指示してくる。
そう、鎮静剤は意識が無くならない程度の用量で射たれるのだ。
こうなっちまうと、ケツへの意識はビンビンに残っているのであり、別のところがビンビンになりゃしないかと変な心配が頭をもたげてくるのであるが、幸いなのかなんなのか、肛門性感に目覚めるには自分はまだ青かったらしく、「うーん、女の子ってこんな感じなのかなー、変な感触だけど別に気持ちよくはねーなー。そういや結構演技するって言うよなー」などと言う事を考えたりしたのだった。
あと、なぜか目をつぶっちまった訳だが、世の女の子が事に及んで目をつぶりがちである事とは別の状態であるように思う。
検査の為にお腹のなかにガスを入れられたときに「おっおっ」といってしまったのも、エロマンガで美少女が忘我の境地に達している時の嬌声とは違うものに違いない。
ややあって先生の「特になにもないですねー」という気の抜けたような声が聞こえる。
よかった、半年前のう○こ異常は胃潰瘍、せいぜいが神経性の過敏性腸症候群でファイナルアンサーだ。
ここで眠れれば楽だろうが、そんな量の鎮静剤は射たれてないので、「そうすか、良かったです」とこれまた気の抜けたような返事を返してベットを降りたのだった。
検査をする時期には半ば意義が怪しくなっていたが、心配の種の一つが否定されたのは心が軽くなったのであった。
増田諸君、はてなーたちよ、君がもしもし思い立って、大腸内視鏡検査を受けようとおもったなら、この記が参考になれば幸いである。