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はてなキーワード: 怪談師とは

2023-09-05

anond:20230905204414

怪談師動画見るけど、あれみんな作り話じゃん?

怪談師もそれみんなわかってるじゃん?

なんかバカバカしくなって来ないのかな?

そうならない人たちしか残ってないのか

 実のところ、数年前から実話怪談が盛り上がってきている。

 実話怪談とは、四谷怪談のような古典怪談ではなく現代怪談だ。というとトイレの花子さんのような都市伝説を思い浮かべる人もいるだろう。しかし、そのような出所不明の噂話とも違う。

 まず大前提として「実際に不可解な体験をした人というのは、この世の中にいるんだ」というところから始まる。そして、それら体験から聞き取ったものを語ったり、あるいは執筆という形で記録されたものが実話怪談である

 と、基本的説明としてはこれで十分ではあるのだが、多くの人が疑問に思うことだろう「それが実際にあった話だとする根拠は?」と。

 ここははっきりと申し上げておくが「そんなものはない!」である

 ないんスよ。というのも怪談超自然的なもの、未知のものを扱う分野だからだ。最新の科学技術物理知識を以てして証明できてしまったなら、その時点で、もはやそれは「怪談だったもの」となってしまうからだ。

 うん、わかった。

 もう少し突っ込んで説明しようか。

 つまり、実話怪談とは「実際にあった話だとする根拠はないが、とにかく、本当に不可解な体験をしたと主張する人がいて、その人の実在根拠とした話」のことだ。

 そんな根拠の拠り所となる体験者は、実際に語られるさいには、諸般の事情により匿名として扱われることが多い。

 …はい、お察しのとおりだ。実のところ、受け手側に実話である判断する材料はほぼない。

 ここまで読まれた皆様におかれましては「せめて、なにか実話を担保するものはないのか?」とお思いかと存じます

 まあ、その、あるにはあるんですよ。お気に召すかはわかりませんが。

 というわけで、以下が令和最新版だ。

 実話怪談とは「実際にあった話だとする根拠はないが、とにかく、本当に不可解な体験をしたと主張する人がいて、その人の実在根拠とした話…としたいけど、事情により身元は明かせない以上、聞き取ってきた私という実在を仮の根拠とした話」のことである

 あきれちゃった人には申し訳ないが、こういった回りくどい手順を踏むことで、かろうじて実話と呼べるものになっているのが実情だ。ゆえに実話怪談はその性質上、二重の信用が必要となる。

 つまり怪談話者(著者)は、取材において体験者が事実を話していると信用し、受け手話者(著者)が嘘を言っていないと信用したときに、初めて実話怪談を楽しむことができるのだ。

 もはや新手のカルトのように聞こえるかもしれないが、事実そうなのだとはいえ実話怪談愛好家がなんでもかんでも受け入れているかというと、そんなわけではない。聞いていて、あるいは読んでいて「なんかこの話うさん臭いなぁ」と思うことは多々ある。

 なぜなら、それぞれが自分なりの実話怪談観を持っており、常にそれをもとにこの話者(著者)を信用するかどうかを推し測っているからだ。また、これは怪談取材時でも吟味される事柄である。(興味があるなら『忌み地 怪談社奇聞録』あたりを読もう)

 こういった部分も含めてこのジャンルの楽しみ方となっている。

 個人的に言えば、実話怪談とは少額の霊感商法だと思っている。騙されたとしても、実害は、文庫本なら数百円ていど、新書なら千円か二千円ていど、映像ならタダから数千円ていど。イベントもそれくらいのものだろう。

 これは受け手側としての心持ちについて論じているが、同時に話者(著者)側にある程度の倫理観を求めるということでもある。

 実話怪談センシティブだ。

 実在する人物を扱うこともそうだし、死を扱うという点においてもそうだ。タブーをかき分けた先に真の恐怖はある。根本的に不謹慎ジャンルなのだ

 だからこそ信用される優れた話者(著者)となるためには、細心の注意を払いつつもギリギリを攻めるという綱渡りを行わなければならない。

 ともかく、信用を重視する点からわかる通り、実話怪談というジャンルは意外なほど属人的性質を孕んでいる。そしてこの属人性こそが、昨今の実話怪談ブームの一因であるように思う。

 分かりやすく言うと、怪談師と呼ばれる人々が出てきたことによって盛り上がったのだ。

 実話怪談の始祖を『新耳袋』とするなら、最初媒体書籍であり文字媒体だった。(ちなみに稲川淳二御大の語る怪談を、実話怪談の枠に当てはめるのは無理があるので割愛

 まだ怪談師という言葉はなかったが、初期のころから属人的気質垣間見れた。とはいえ、この時代の実話怪談エピソード至上主義であった。

 あと、そもそも著者がほとんどいなかった。

 私は00年代の初期からの愛好者だが、この時代怪談にとって冬の時代だった。それでも『新耳袋』や『「超」怖い話』がシリーズとして刊行を続けてきたことが、今日の盛り上がりの土壌となっている。

怪談師」という言葉が出だしたのは10年代の中頃だろうか。怪談師とは怪談話者のことだ。彼らの活動範囲は音声のみならず、映像イベントなど大きく広がっていった。

 そのため必然的話者存在が前に出ることとなったが、属人性の強い実話怪談と非常に相性がよかった。

 昨今の怪談人気は、すなわち怪談師の人気と言って差し支えない。

 しか怪談師の数は年々増えていっている。

 そんなわけで、実話怪談は空前の大ブームとなった。

 さて、それに加えて、去年あたりから呪物が盛り上がりを見せている。

 いわゆる呪物ブームだ。

 事情を知らない人からするとマンガ呪術廻戦』人気に乗っかったものだと思われるかもしれないが、それは半分くらいは正しい。マンガの影響はでかい

 とはいえ呪物コレクターと呼ばれる存在が昨日今日誕生したわけではない。もっと言えば、呪物と呼ばれるものは大昔からあり、怪談好きに限らず、多くの人から認知されていたはずだ。

 では、なぜこのタイミングブームとなったのだろうか。

 そもそも実話怪談においては、エピソード重要視された。実話の「話」とはお話エピソード)のことだから当然と言える。ゆえにエピソードの乏しいものは主流から外れていく。

 心霊写真心霊スポット探索といったものがそうだ。

 怪談ジャンキーには「ここの木陰に恨めしそうな女の顔があります」だけではお話として弱く感じるのだ。

「出ると有名な廃墟を探索しました。すごく雰囲気があって怖かった」だけでは怪談欲は満たされないのだ。

 呪物もその性質エピソードに乏しい。「これが丑の刻参りで有名なご神木に刺さっていた藁人形です」だけでは情報不足も甚だしく、消化不良を起こしてしまう。

 とはいえ、これらは実話怪談という評価基準において物足りないというだけで、それぞれに違った魅力があり、愛好する者が一定数いる。

 また、怪談師という存在が実話怪談を発表するメディアを広げたことにより、別媒体として点在していたそれらが、集約されつつある。その中でもビジュアルに優れた呪物は、具体的なイメージに乏しい実話怪談を補佐する存在とも言える。

 だが、それは本質ではない。

 呪物ブームの最大の理由は、呪物コレクターの所有する呪物のエピソード性の高さだ。いつの間にか呪物はお話を手にいれ、怪談のものとなっていたのである

 むろんこれにはカラクリがある。そして、それこそが先般の木札に関連した炎上事件の原因ともなっていると考えられる。

 具体的な手口は単純で大したことではない。呪物の定義を限りなく押し広げた、それだけ。

 一般的な「呪い」や「呪物」といったものイメージは「恨みを持った人間が、儀式などの間接的な方法怨念を晴らそうとする行為呪い」であり「その儀式使用される道具=呪物」ではなかろうか。すなわち丑の刻参りを行うことが「呪い」であり、そこで使用された藁人形が「呪物」であると。

 しかし呪物コレクターはそれだけでは満足できなかった。

出自不明ながら所有すると厄にあうもの

・呪われるわけではないが曰くのあるもの

心霊現象に関わる物品

・念のこもったもの

祈り宗教的儀式に使われる道具や開運グッズ

 これらをまとめて呪物として扱ったのだ。

 呪物という語にそれらを無理やりに詰め込んだ結果、呪物のミーム化といった現象がこの界隈で起こった。これによりエピソード性は強いが呪物と呼びがたい物すらもその範疇に納めることに成功する。

 どこまで意図的に行われていたかは分からないが、そういった呪物コレクター戦略が奏功し、折よくマンガの人気と合わさったことで、呪物ブームが巻き起こったのではなかろうか。

 あくま個人的考察ではあるが、あながち的外れでもないかと思う。

 というのも、今回の炎上には特徴的な温度差が見てとれる点からも、それらを裏付けているように感じたからだ。

 今回の件はジャニーズ性加害問題と似ている。すなわち、内部においては問題意識がほとんどなく、外部の人間が指摘することで初めて問題化したという点だ。

 そもそも木札のエピソード2022年の時点ですでに紹介されており、それこそ祝祭の呪物展というイベントでは2年連続で展示されていた。しかし木札について問題視する声は(自分観測範囲内では)なかった。

 私自身はイベントに足を運んではいないが、動画にてその存在を知った一人である。だが、やはりその時はまったく問題意識はなかった。

 事が明るみになったさいも、初めは事情の分かっていない人が騒いでいるだけだろうくらいに思っていた。しかし実際に内容を確認するにつれ、そういった次元出来事でないことに気付き、心地よい夢から叩き起こされたような気分となった。

 この件に関しては、はやせ氏に非があることは間違いない。

 問題複数あるが、やはり東日本大震災被災者と関連のある物品を「呪物」というくくりに入れてしまたことに尽きる。呪物コレクターとしての戦略裏目に出た形だ。

 だが、本当に非があるのははやせ氏だけだろうか。

 これは出自不明説明された木札の出所が判明し、そのエピソード自体に疑問が持たれた今だからこそ言える話などではなく、最初の発表時からあった問題だ。

 しか自分も含め誰も指摘できなかった。受け手側も麻痺していた部分があったのだ。間違っても「はやせさんがあんなに謝ってるんだから、許してあげてください」なんて言える立場にない、どころか一緒にごめんなさいしなくてはいけない立場にあると言える。

 …とはいえ、頭では理解できるものの、心の奥底では引っ掛かりを感じている。

 それは結局のところ、不謹慎さも含めて楽しむというスタイルが染みついているせいだろう。

 自分高潔人間などではない。心の奥底にドロドロとした薄汚いものを秘めた、しょうもない人間しかない。

 だからこそアングラものに惹かれる。怪談に惹かれるのだ。

 冒頭に戻るが、今、実話怪談が盛り上がってきている。

 文字媒体くらいしか発表の場がなかった時代は終わり、怪談師の活躍により発表の場は増えていった。賞レースも盛んとなり、多くの怪談師と無数のファンを生み出した。

 怪談を取り巻く環境は激変したが、怪談本質は変わらずにい続けられるのだろうか。

2023-07-29

安心して見れるホラードラマだけ

本当にあった怖い話に、霊感商法詐欺やってる霊能力者が出ていると怒ってる弁護士さんのツイートが流れてきた。

ホラー番組に出てる霊能力者の多くが手を染めてるらしい。

ホラー番組は好きだが、そんな人を出して詐欺に加担するのはどうかと思う。

ホラースポット探検も、近場の人はとても迷惑だろうし、男集団女の子誘い出して襲うとか起こってそうだ。

怪談師ファン女の子に、家にある呪われアイテムや家そのもの事故物件だとかで女の子誘い出して襲うとか普通にやってそうな顔をしている。多分何件か起こってるそんな顔してる。

安心して見れるのホラードラマだけだし、ホラー番組霊能者コーナーは無くしてほしい。

2023-06-01

怪談師結婚しづらいのか

ナナフシギさんと夜馬裕さんのコラボ動画で夜馬裕さんが「怪談取材するための費用とその他で5600万円かかってる。この経費は回収できない」とおっしゃってて

夜馬裕さんは離婚歴があるらしいけども、そんなに怪談仕事お金をかけていたらこから結婚は難しいのかな?と思った

夜馬裕さんの怪談はとてもとても面白いんだけどこれだけお金をかけた結果なんだよなあ

でも、夜馬裕さんは会社員もやってるし、人気怪談師だし、本もたくさん出されてるし、これから過去の経費が黒字化していくのかなと思う

松原タニシさんは事故物件に住んでるから女性パートナーを見つけるのが難しそう

だって怪談は好きでも事故物件同棲をしたいという女性はなかなかいないのでは?

田中俊行さんも呪物を購入するためにかなりの経費がかかるから結婚は難しそう

呪物コレクターのはやせさんは既婚者で呪物購入にかなりお金をかけているけども、テレビの裏方もしているし、怪談イベントでもかなり儲けているから奥さまを養っていける

結局お金がたくさんあれば、妻子を養っていけるけど

事故物件に住んでいたり、呪物をたくさんコレクションしていたりすると難しいのかもしれない

怪談師一本で食べていこうとすると、そうとう人気がでない限り結婚はなかなか厳しいのかも

仕事怪談師だけだと怪談収集の経費で赤字なっちゃいそう

自分自身霊感があったなら怪談収集しなくても実体験が語れるけども

郷内心瞳先生本業の「拝み屋の仕事は儲からない」っていうけど、怪談本はとっても売れていると思う

中山市朗先生も本を出版することで大きな利益を出している

怪談師は本で利益を出すという方法もある

怪談師は怪談の賞レースに参加したり、YouTubeちゃんねるを立ち上げたり、怪談ライブ仕事をしたり、本をだしたりと色んな稼ぎかたがあるが、

取材や呪物購入の経費もかかるし

怪談師の収入だけで食べていくにはこれからの若手には厳しすぎる

手強い先人たちがたくさんいるし

怪談師が結婚しようと思ったら本業収入を得ながら副業怪談師もやっていくというのが一番いいのだろう

2023-05-19

怪談オタクしかからないこと

初耳怪談城谷歩さんと松原タニシさんの絡みがよかった

城谷歩さんがあんなに人懐っこいキャラクターとは知らなかった

怪談好きだったら自然と色んな怪談師について知っていくと思う

この怪談師とこの怪談師は仲良しとかわかってくる

2023-03-18

オカルト好きな人間にとっては嬉しい時代

平成元年まれ子供とき図書館怪談児童書を読んで、TSUTAYA稲川淳二怪談ビデオを借りて見ていた人間なんだが

子供ときもっともっと怖い話摂取したい!!と欲求不満になったが

アラサーになるとYouTubeオカルト怪談都市伝説系のチャンネルが見れるし

怪談師がたくさん増えて稲川淳二以外の怪談もたくさん聞けるようになった

あとは怪談ライブとか怪談イベントに一緒に行って、「こわかったねー」ってニコニコできる友達がほしい

一緒にホラー映画を観に行って感想をいいあったり

こんな時代を生きれて幸せ

2022-09-21

怪談師怪談作家どちらが有利か

怪談作家は人から怪談収集してそれを本にしている作家

自分で考えたフィクション物語を本にしている作家がいる

フィクションだと実話系の怪談とちがい、綺麗なオチや筋が通ったストーリー必要になる。だからフィクション怪談を読んでいると「なんて綺麗な話なんだ!」と思う。

実話系怪談は怖い体験をした人の話をそのままアウトプットすればいい

そして、おそらく視聴者や読者が「むちゃくちゃ怖い!面白い!」と思えるようなクオリティ怪談はごく一部

怪談師として人気がでればたくさんのファン怪談提供してくれるんだろうが

人気がない人はガンガン取材に行かないといけないし経費もかかる。

その点、フィクション作家自分の頭の中に浮かんだことを文字漫画に起こせばいい

物語グロテスクにしようとすればいくらでもできる(しかし、派手な展開にすればフィクションっぽさがでる)

怪談師は怪談師で話術や取材をする人から詳細な情報を引き出すコミュニケーション能力必要になる。

こうして考えると実話怪談作家が書くフィクション怪談全然ジャンル

受けとる側が実話怪談が好きかホラー小説が好きか好みによって評価がわかれるんだろうな

実話怪談好きな人ホラー小説を読むと「どうせ作り話だし!」と冷めてしまうかもしれない

怪談師とフィクションホラー作家はどちらが有利かなんて結局決められないんだろうな。別々のジャンルからラーメン屋で食べるラーメンカップヌードルどちらが好きですか?と聞いているようなもの

お笑い芸人作家怪談を丸々パクって話すなんて事件があったそうだけれども、せっかく怪談を話す機会を得たんだから取材すればよかったのに

2020-08-29

芸人による怪談イベント

今日怪談イベントに行った

そしたら会えるの楽しみにしてた霊感芸人さんが出てなかった

事前に通達あったけど、そのお知らせ見てなくて出ないこと知らなかった

でも、その霊感芸人さんは霊のリアルな姿について語るから霊をおぞましいもの、怖いものとして扱う怪談から煙たがられてる

怪談方向性の違いによるトラブルで出場取り止めたのかな?

2020-07-15

anond:20200714184017

インターネット怪談好きだったけど今はもう文字情報を追うよりYouTube怪談師の話を聞いてる

怪談イベントも毎年あるし日本怪談文化事態は廃れてないから楽しめるよ

 
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