はてなキーワード: リセラーとは
最近だとファームウェアにトロイが潜んでいた以下のような事があったのは事実。
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1109726.html
もっと大手の、例えばXiaomiのスマホなんかでも以前はリセラーがお節介で日本語対応させるという名目で、ショップ独自のカスタムROM(その類のはOTAアップデートが潰されている)を入れて送ってくる、というような事があった。
それらの中にはキーロガーやスニファが混入されている(それがインセンティブになっている)事も2年ほど前なら多々あった。それも事実。RottenSysなどのように。だが近年では激減している。Xiaomiに至っては公式ROMが日本語をサポートするようになったので現行機種では主要なセラーで買えばマルウェアが混入したショップROMが入っていることはなく、公式ROMになっている。入手した端末がショップROMだったとしても、中華スマホを買う人間ならだいたいはそのまま使うことはなく、ブートローダーアンロックし、XDAフォーラムをあさって好きなカスタムROMを導入するなどが可能なパワーユーザーであるはずなので問題にならない。また、怪しい通信をしている事があればコミュニティ上(XiaomiならMIUIフォーラム等)で話題になるが、大手メーカーはそういう疑念にきちんと答えてきている。公式ROMでもユーザーの情報収集をする機能はたいてい備えているが、それらは許可を得てから収集されるし、ユーザー体験の為に必要な範囲の情報を収集し厳重に管理しているものだ。要するにApple・MS・Googleと同じだし、それらと同様に中国企業のことをよく知ろうとし、信用できると思うかという個人的な問題にすぎない。
2ちゃんねるの板が続々と転載禁止となっている。禁止の理由は「住民の意思」とされているが、これは建前だ。
転載禁止は住民の意思などではなく、2ちゃんねる運営の意思に他ならない。
住民の声など聞いたところで2ちゃんねるに何のメリットもない。
この記事における結論だけ先に記す。
「今後の2ちゃんねるまとめブログの運営は、ニコニコ動画関連サービスの『ブロマガ』内でのみ許可されるようになる」
論理的に考えて、結論はこれ以外有り得ない。
営利目的の企業により運営されている。企業はいつだって新たな収益源がほしい。
ユーザー数も右肩下がりの今、サイト内の広告収入だけで2ちゃんねるを支えるのは限界だ。
ならば、まとめブログが得ている収益を2ちゃんねる自身が得られるようにすれば良い。
ブロマガには「まとめサイト・大手メディアプラン」が存在する。
https://secure.ch.nicovideo.jp/application/mediaplan/
見ての通り、ブロマガをまとめブログの運営に使用することを推奨している。
ブロマガを使用したブログで得られた広告の収益は、Google AdSenseのリセラープログラムを
利用することでブロマガ運営である株式会社ニワンゴにも分配される。
2ちゃんねると株式会社ニワンゴ(ニコニコ動画)の関わりについては割愛するが、
これによりまとめブログが得ていた収益の一部を2ちゃんねるが得られるようになる。
恐らく今回の転載禁止騒動は、最終目標であるまとめブログのブロマガへの囲い込みに向けた第一歩だ。
だいぶ昔のことだ。当時大学生にだった私はいくつかのウェブサイトを運営していた。それは自分の趣味の日記等の類ではなく、アフィリエイトでお金を稼ぐためのウェブサイトだった。月に5,6万円は稼げたものの、私がやるような小規模のサイトを量産する手法では、10万円の壁を超えるのはとても難しかった。
そんなある日、自分の運営するブログの1つに物凄いアクセスがあった。どうやら大手のブログメディアに取り上げられたらしい。その日1日で10万PV以上のアクセスがあった。そのブログは、2chまとめブログだった。
アフィリエイト目的のサイトでは、ユーザーの反応はAmazonやA8ネットの成果でしかわからない。自分のサイトにどんな感想を持っているのか、まとめブログにたくさんのコメントが書き込まれたのが嬉しくて、まとめブログの記事更新数を増やした。その結果、アクセス数はみるみるうちに増えて、3ヶ月後に月間300万PVを超えた。Amazonから月に10万円近くが振り込まれるようになった時は、本当に嬉しかった。
300万PVを超えた月、クリック報酬型の広告も貼ってみることにした。アダルト系の記事は極力排除をしていたので、Googleアドセンスを導入。10万円ぐらい増えるといいなぁー、なんて思いながら一ヶ月。月の収入が込み込みで50万円を突破した。目ん玉が飛び出た。
この頃からは他のアフィサイトの更新は完全にストップし、まとめブログを更新し続けた。大学はきちんと通っていたけれど、極力友人の誘いは断り、ほとんどの時間を更新につぎ込んだ。休日は朝6時に起きて夜11時まで、 ほとんどの時間を更新やHTMLやCSSの更新、そして営業活動に充てた。
営業活動といっても、同じまとめブログを運営する人達へのメールやSkypeでの連絡だ。当時のまとめブログ界では、相互リンクやRSSによるアクセストレードは今よりもずっと重要な意味を持っていた。自分のサイトにリンクを貼ってもらえるように、大手サイトに媚びへつらった。古参アンテナサイトに寄付をして、自分のサイトを登録してもらった事もあった。
その後、アクセス数は打ち止めになったが、その年の年末頃には月間平均で収入は100万を越えるようになった。確定申告についてはそれまでは白色だったが、青色申告の申請をした。毎年ガッツリと税金を持っていかれる度に、無性に腹が立った事を覚えている。法人化は結局しなかった。
生活が豪華になったかというと、そんな事はなく、生来の貧乏性からほとんどを貯蓄や投資に回していた。就職活動も普通に行い、無事に内定。就職を機に、以前からオファーを出してくれていた企業に自分のサイトを売却した。詳しくは書くことができないが、結構な額だった。今でもサイトを売却し、普通に就職した事は間違いではなかったと思う。貯金もかなりの額になっていたので悔いはなかった。
それから最近の話。今の仕事はわりとホワイトなので、結構自分の時間が取れる。そこで半年ぐらい前、もう一度まとめブログを作ってみる事にした。が、そこはもう私の知っているまとめブログ界ではなかった。アクセスを手っ取り早く伸ばしたかったので、かつての友人達である古参サイトの運営者達にリンクを貼ってくれないかとあたってみた。しかし、彼らの殆どが私のように既にサイトを売却していた。更に、今は多くの大手まとめサイトが業者によって運営されている事も知った。しかもまとめサイトの数も、私の時代とは比べ物にならないほど増えている。日に数百PVのサイトも含めれば、まとめサイトは1万ぐらいはあるんじゃないだろうか。バイトや副管理人を雇っての記事更新は当たり前。1日に数十記事を更新するサイトはザラにある。クラウドソーシングでも、「2chまとめブログの記事更新」という案件があるぐらいだ。
http://anond.hatelabo.jp/20140205110713
増田に「月6万円稼ぐ男」として、投稿したこちらのまとめブログ管理人は、1年間更新を続けて月6万円だそうだ。この人は楽天とアドセンスが主な収入源のようだが、おそらく近いうちにアドセンスは剥がされるだろう。と、いうのもアドセンスの規約はここ数年でどんどん厳しくなっている。あまり詳しくは言えないが、性的なニュアンスの含まれる表現ですらアウトになる事も多い。この人のサイトではカップルを扱っているということで、完全にアウトな表現もいくつか見られた。最近はGoogleのインデックスから外されるまとめサイトが増えているが、ここもその危険がある。
アドセンス剥がし(アボセンス)を防ぐには、リセラーと契約することが一番良い。月数百万PVのあるサイトを運営していると、様々な企業から広告出稿のお願いが飛んでくる。Googleアドセンスのリセラーと契約すると、収益の3〜5割をリセラーに渡す代わりに、アドセンス違反の表現がないかを逐一チェックしてくれる。収益は減るが、いきなりアドセンスを剥がされるリスクを減らす事ができる。
ただ、その契約にこぎつけるためには、最低でも月に数百万PVが必要だ。今から新規にまとめを始めるのは非常に難しい。新規参入サイトがまとめるようなスレッドは、ほとんど大手がすぐにまとめてしまうため、アクセスはそちらに吸われてしまう。まとめサイトで全く稼ぐことができない、とは言わないが、おそらく1年間毎日数記事更新を続けたとしても、月に10万円の収入を得る事ができるのはほんの一握りだろう。上の「月6万円稼ぐ男」でも言われているが、自分の知識・興味のある分野に関するアフィリエイトサイトを作ったほうがよっぽど儲かる。やり方にもよるが月5万円なんてすぐに稼げる。情熱を向ける方向を間違えるな。