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2021-12-14

ボイスロイド動画制作環境はなんとかならないだろうか

ボイスロイド動画制作環境は昔から良くなっていない。

一般的に言われる動画編集ソフトでは機能が足りないことが多く、Aviutlに色んなプラグインでやりくりする必要が出てくるが、バグを踏んだり、手間が膨大だったりする。


一般的動画編集ソフトでは、mv4と音楽カット、シーン切り替えのエフェクトくらいで済む。

ボイスロイド動画場合、合成音声の調整、字幕アニメーション効果口パク、目パチといったのが入る。

今どきは『DaVinci Resolve』、『Premiere Pro』、『Final Cut Pro』じゃないの?と言われるだろうが、機能が足りていない。

ボイスロイドを使っている層は、アニメゲームを見ている層と被っているので、それに倣ったことがやりたいことだが、それようの機能が足りてない。

AdobeからAnimateがあり、旧FLASHなのでできそうなのが、微妙に違うのだ。

海外アニメ日本アニメの差といえばいいだろうか。


ボイスロイド販売している、AHSから『Recotte Studio』というソフトが昨年発売された。

ボイスロイドとの機能連携が一つの売りになっているが、その機能も今ひとつ使い勝手の良いものではないし、何より他の機能が足りていない。

AHS社としては3Dモデルを動かしたいように見えるが、そちらの機能も足りておらず、細かい調整ができるものでもない。

2020-09-28

一点機能突破PCソフトウェアについて

はてなでは無名だが、AHSというPCソフトウェア販売している会社がある。

そこから先日Recotte Studioというゲーム実況動画作成ソフトが出た。通常価格で¥12,800+税という値段だ。

元々ボイスロイドという人工音声ソフトAHSは出していて、Recotte Studioの売りはその連携にある。

作っているのはクレジットを見るとソフトイーサで、IPA未踏伊藤さんも参加されているようだ。


ここで注意してもらいたいのが、『実況動画作成』であり『動画編集ソフトではない。

ボイスロイドゲーム実況は既に多く作られているし、その多くはフリーAviUtlという動画編集ソフトで作られている。

ボイスロイド自体Pepper君と同じ声のパッケージが発売されてから10年経っていて、AviUtlプラグインを有志が作っている。

AviUtlは使った人はわかると思うが古いソフト機能追加されているので、ごちゃごちゃしている。

その中でRecotte Studio初心者向けということで発売された。


問題はここからだが、Recotte Studio機能が少ない分やりたいことができない。

初心者は先人の真似から入るわけだが、機能が少ないので出来ない。

もちろんソフト機能紹介で説明されているようにテロップは入れられるのだが、ボイスロイドとの音声連携テロップがやりたいことなので、躓くポイントが多い。

1つ、2つテロップを入れるだけならいいが、大量にテロップを入れるとなると修正が入るが、2つのソフト連携させる都合かUIが悪い。


文字に起こすとわかりにくいのだが、一応説明しておく。

わかりにくければUIが悪いという結論のみ把握しておいてもらえばいい。


ゲーム実況なので、ゲーム画面を録画したのを流しつつ、テロップを入れたい場所テキスト入力していく。

ここで躓きポイント①だが、改行が必要な長文になると改行をどうしたらいいのかがわからない。

そんなの単に改行すればいいじゃないかと言われるだろうが、改行はできず確定になる。

改行する場合プレビュー画面のテロップが実際に入った枠を編集することになる。


テロップだけなら、まぁいいか程度だが、ボイスロイドとの連携時にスペースが入る。

ボイスロイドを使ったことがない人向けに説明すると、ボイスロイドテキスト入力して音声を出力するソフトだ。

テキストにスペースが入っていると、そこが文章の切れ目と認識して、音声が途切れるのだ。(躓きポイント②)

プログラマーの方なら、スペースが入るくらい置換すればいいだろうというだろうが、そういう人ばかりではない。


売りのボイスロイドとの連携だが、『全てのテロップクリップボードコピー』するというのがRecotte Studio側の機能だ。

ユーザーは、別のソフトであるボイスロイドテキスト画面にペーストし、音声を編集して音声ファイルWavで書き出すと同時に、1つずつの音声ファイルを作ったテキストを吐き出す。

言い方を変えると、連番の.wavと.txtファイルが出力される。


Recotte Studioは、フォルダ監視していて、ファイル更新されたのを検出して音声ファイルを読み込む。

Recotte Studio側にテロップテキスト情報を持っているので、.txtの内容と一致すれば、.txtと同じファイル名の.wavを読み込む。

.txtと.wav拡張子が違うだけで、ファイル名が一緒となっていることで一対になっていることを示している。


ここで、躓きポイント③だが、ボイスロイドで音声調整をしている際、誤字を見つけたときは、

a)ボイスロイド側のテキスト修正すればいいのか

b)Recotte Studio側に戻ってテキスト修正すればいいのか

どちらだろうか。

先ほどRecotte Studio側は.txtの内容と一致した同じファイル名の.wavを読み込むと言ったが、

誤字を修正してしまうと.txtの内容が一致しなくなる。


誤字なので結局Recotte Studioに戻ってテロップ修正することになるのだが、『全てのテロップクリップボードコピー』されるので、

誤字の部分だけ更新すればいいや、とはならない。

ここで躓きポイント④だが、テロップ修正していない箇所の音声は、前と同じなのかという疑問が出てくる。

プログラマーの方ならテキストならdiff取って処理すればいいじゃんと思うだろうが、

ボイスロイドというソフトテキスト入力枠はコピーペーストで上書き修正されている。

一応、登録しておいた文章完全に一致していれば、同じ音声を出力する(はず)だが、本当か?と思うだろう。


なぜ『全てのテロップクリップボードコピー』される仕様になっているのかはわからないが、

想像するに、新規テロップが追加された時の対応あたりだろう。


次の躓きポイント⑤だが、『.txtの内容と一致した同じファイル名の.wav』を読み込むのであれば、

テキストでは同じ文面だが、読み方(アクセントなり、音の高さなり)を変えたい場合はどうなるのか。

ボイスロイド動画を作る際、複数のボイスロイドで会話させることがある。

キャラA「こんにちは」、キャラB「こんにちは」と喋らせたいとしよう。

この場合、どちらが読み込まれるのか、わからない。

ユーザー側の対応策として、キャラAとキャラBの吐き出すフォルダ別にすればいいとなるが、気づけないユーザーもいるだろう。


では、同じキャラ場合はどうなるか。

先ほどの例では、挨拶だったのでいいが、「ごめん」といったセリフ動画中に2度出てくる可能性はないだろうか?

そして喋らせ方が違ったらどうだろうか。(最初はふざけた感じで、次は真剣な感じなど)


次の躓きポイント⑥だが、動画を作っている途中だと適切な音声だと思っていても、ある程度完成して見直してみると、

音声と音声の間が足りてなかったと思うことがある。

その時は、ボイロ側で話す速度や間を修正することになるのだが、テロップ位置が変わらないため、

テロップが2重に表示される期間が出てくることになる。

最初から隙間を開けておくといった対策ユーザー側ではできるが、これも最初は気づけないし、

テロップテロップの間で毎回一瞬消えるのも気になって嫌う人もいるだろう。


まだ躓きポイントはあるのだが、要はUIが悪い。

2つのソフト間での連携するような仕様にせざるを得なかったというのもあるのだろうが、初心者向けと言いつつ、触ると躓きポイントが多い。

じゃあ修正すればいいじゃんと、今時のプログラマーの方は思うだろうが、Recotte Studioガイドブックが同時発売されている。

そのためUIの変更はすぐにはできないのだと思う。


PCソフトなんて今時だれが買うんだっていう時代なので、開発リソースが少ないのが、機能の少なさから透けて見えるのも辛いところだ。


AHSという会社だが、先の未踏出身伊藤さんが作られたキャラミんを配布したり、

Kanru Huaが作られたSynthesizer Vを販売したり、

市場が小さいが個人で作ったのをビジネスにつなげようとしている会社応援したいので購入しているのだが、

開発リソースが小さく機能が一点突破だったり、買い切りなのでサポート説明不足だったりする。

今時のビジネスモデルじゃないと一言で言ってしまえば、そうかもしれないが、

GoogleAmazonのような大手が作ってくれるわけではないソフトは、消えていくしかないのか。

2017-07-31

VOICEROIDを使用した動画広告収入等について

ツイッターAHS問い合わせ(https://twitter.com/asagasumi_0/status/891354516154535936

金銭などの利益を直接的に想定したご利用方法は商用利用

・VOICEROIDの音声をそのまま含む商品CDダウンロード販売)はNG

→VOICEROIDがメインコンテンツでなくてもダメ環境CDナレーションモブキャラの音声などでもダメ

商品宣伝使用してもダメ

→例えばずんだ餅販売する会社が「ずんだ餅おいしいですよ」というセリフをVOICEROIDに読ませて公開するのも商用利用。

・対価のない個人レビュー大丈夫

ウェブサイトでの、ご自身還元されるタイプ広告サービスを設置するのもこれ(商用利用)にあたりますhttps://twitter.com/asagasumi_0/status/892004548436410368

・直接金銭が関わらなくても事業として仕様するならNG

企業留守電会社説明会での使用

非営利であり業務関係ない趣味私的作品ならオッケー

・ボイロ音声が含まれ同人ゲームを作ってイベント頒布する際にディスク代+作成者交通費現実的価格ならオッケー

→ただしAHS申請必要https://www.ah-soft.com/licensee/

2015-07-07

「なぜボーカロイドは衰退したのか」から読み取れる「歌い手危機感

先日、歌い手の「鋼兵」がアップロードした「【ゆっくり雑談】「なぜボーカロイドは衰退したのか」を解説する」という動画話題になっている。

とうとう今日になってニコニコニュースに載ったほどだ(マッチポンプかな?)。

なお、始めに言っておくが、このエントリはその動画の主張が偏りすぎていることを批判するものである

なぜ「ボーカロイドは衰退した」と歌い手が言い出すのか。

と書くと、「鋼兵はボカロPとしても活躍しているではないか」とツッコミが入るだろう。

しかし、私は確信を持って言える。あの動画歌い手としての立場で書いているだけに過ぎないと。

その根拠は、「今になって衰退論を言い出したこと」である

なぜ「今」言い出したのか

VOCALOID衰退論なるものは以前から存在していた。

ボカロ衰退論バックナンバー http://ceripher.tumblr.com/post/123365252187

時代を遡れば「メルト」登場時から衰退論は存在していたのである

そして、一時期ボカロPとしても精力的に活動していた氏が、なぜ今になって突然衰退論を口にし始めたのか?

それには、歌い手の現状が深く関係している。

ボーカロイド業界は相変わらず進み続けている

先日AHSから猫村いろはV4」が発売されたことを覚えているボカロクラスタの人々も多いだろう。

VOCALOID3の時点で既に「数が飽和しているのではないか」と言われていたボカロ音源だが、V4の登場以降、着々と音源は増えている。

VOCALOID進化は未だに続いているのである

ボカロPは相変わらず元気です

ではボカロPたちはどうだろうか…?

今では人のために曲を書くプロになった人もいる。

バンドマンとして活躍してる人もいる。

かと思えば、新人ボカロPも次々と誕生しているし、

その中にもボカロ歌手見立てて曲を書く人もいれば、

音の素材と見立てて曲を書く人もいるし、

相変わらず何でもありの世界が続いているのだ。

歌い手が歌う曲が変わってきた

さて、「歌ってみた」はどうだろうか。

最近になって、歌ってみたカテゴリで賑わっている動画の傾向が変わってきていないだろうか?

歌ってみた」のボカロ離れが始まっている? http://ascii.jp/elem/000/000/877/877539/

2014年時点で、この記事の通り、「歌ってみた」で歌われる楽曲の中のボカロ曲割合が減ってきている。

現在ニコニコ総合ランキングランクインしている歌ってみたの中にも、アニソンを元にしたものがちらほらあるだろう。

そして、その動画で歌っているのは、「昔ボカロ曲を歌ってた歌い手である

歌いたい曲が無い?ご冗談

さて彼らがボカロ曲から離れた理由は何故か?

氏は動画の中で

「歌いたいと思えるボカロ曲がなくなった」

というような理由を述べているが、それは真実であろうか?

私はこの主張を全面的に信用する事はできない。

「歌いたいボカロ曲

ボカロ曲の平均的なクオリティは確実に上がっている。

以前なら凄い再生数を叩き出せたであろうクオリティ楽曲でも、現在では埋まってしまっている。

それらの楽曲を歌いたいと思う歌い手存在しない、というのだろうか?

実際、ほとんどの歌い手は歌いたがらないだろう。

彼らは人気曲を歌うのだ。人気ではない曲は歌う気が起きない。

なぜ人気曲しか歌わないのか?

それはお金と人気がほしいからである

ボカロ曲を歌って金を稼ぐ時代

殆どの人は知っていることだが、ニコニコ動画動画をアップしていると、

クリエイター奨励プログラム」というシステムの元、お金をもらうことができる。

いくら分のポイントになるかは時期などによっても変わるが、だいたい再生数の40%弱ほどの金額だと思ってもらえばいい。

そう、人気ボカロ曲誕生する時。それは歌い手の稼ぎ時なのだ

なぜアニソンではダメなのか?

もちろん、クリエイター奨励プログラムJASRAC楽曲歌ってみたなどでも適用される。

からアニソン歌ってみたでも金は稼げる。

まり本来、このまま歌ってみた寄生先をボカロからアニソンへ変えてうまい汁を吸い続けていればいいはずなのだ

が。

氏は気づいた。アニソン歌ってみただけじゃヤバいボカロ曲時代と比べてかなりヤバい

1:アニソンリリース間隔は長い

アニソンはだいたい1タイトルの1クールOPEDの2曲+α。それが例えば30タイトルあったとしよう。そうすると60曲。

しか殆どの人が見ないアニメやハズレ曲があるとなると、やはりごく一部の人アニメの曲を歌うしかない。

そうなると1クールで5,6曲。

ボカロではどうだろうか?ヘタすると殿堂入り確実視されているようなPが一週間に2人ぐらい新曲を出したりする。

1ヶ月で10曲以上は選択肢があっただろう。どちらの方がチャンスがあるだろうか?

2:アニソンは相手が強い

アニソンを歌うのは誰か。プロ歌手である。(最近プロ化した歌い手が歌うものも増えたが)

それを相手にして歌うのは、これまでボカロと比べられるだけだった世界とは比べ物にならないほど険しい道だろう。

ヘタに大御所プロの曲を歌って信者が「原曲超えた!」なんて言ったら大戦争になりかねないし、

それこそプロ化した歌い手担当しているアニソンを「歌ってみた」なんてしたら信者代理戦争である

3:アニソンCDしづらいし、ライブにも使いづらい

アニソンだけではないが、JASRAC管理楽曲CDにするとき制作枚数の申請もしなきゃいけないし使用料の納付も必要となる。

まり同人CDとして売る時にもめんどくさくなる。商業CDであっても今度は会社がめんどくさくなる。

ライブでも同じことになる。

4:アニソンは「自分の曲」という錯覚を感じることもできない

ボカロ曲を歌っていたころは、「○○(曲名)は歌い手の~~さんのが一番」とか言われて、舞い上がったこともあったろう。

しかアニソンはそうも行かない。誰がどう見てもカラオケだ。

…そう、このままアニソンを歌うようになっていくと、最終的に自己顕示欲お金も満たせない。

ただでさえ、二次創作の先端を独占できなくなっていたというのに…!!

二次創作最先端が「~してみた」が独占できなくなった

元来、ボカロ曲二次創作は「歌ってみた」「踊ってみた」「演奏してみた」などの「~してみた」が最先端(つまり一番外側)であった。

ということは、一番一般人に近い位置にいるコンテンツであった。

これはつまりフリーライダーとしてノーリスクハイリターンな位置に居たことを意味する。

しかし、その関係に変化が生じ始める。

ボカロ曲を元にした小説化・漫画化・アニメ化」のムーブメントである

これにより、ボカロ曲二次創作による恩恵を作者自身や、関係企業が受け取ることができるようになっていく。

無論、そのテーマソングなどに歌い手が呼ばれることもあるが、それは歌い手をメインとした企画ではない。

企業に「使われた」結果の報酬を受け取るだけのことである

あのタイミング動画で言いたかったことは何なのか

さてここで冒頭の動画に戻ってみよう。

件の動画で氏が主張していたことは

・歌いたい曲が無くなったから衰退した

プロジェクトとかメディアミックスとかでボカロを前に押し出さなくなったから衰退した

歌い手と組むと人気出やすいよ!

……ん??

これはつまりボカロの現状を批判しているようで

歌い手が歌いやすいようにボカロ曲仮歌)をどんどん出す事が正義」と世論誘導しようとしているだけではないか。

一時期のうるさい外野が去って、人それぞれがやりたいようにやれるようになった現在の落ち着いたVOCALOIDというジャンルに、

それじゃあ自分たちおまんま食えないから誘導するための動画を作っただけではないか?

……あとは歌い手としてもボカロPとしても大成功を収めたHoneyWorksへの嫉妬とも見られるところがちょくちょく見られたけどそこらへんはしーらないっと!

 
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