「ボカロ曲」を含む日記 RSS

はてなキーワード: ボカロ曲とは

2024-04-21

🐲ボカロ曲の100万再生遅いランキングを紹介しま

🐲 StargazeR(5726日)

https://sp.nicovideo.jp/watch/sm3718300


🐲 しねばいいのに(5543日)

https://sp.nicovideo.jp/watch/sm5858956


🐲 マリオネットシンドローム(5169日)

https://sp.nicovideo.jp/watch/sm9241207

🐲クローバー♣︎クラブ(5097日)

https://sp.nicovideo.jp/watch/sm1937053

🐲元々1位だったkzのやつ(5327日)

🐲ファインダーかな?

https://sp.nicovideo.jp/watch/sm1952223

🐲それってファインダーだよね

🐲ファインダーだいすき




🐉ミリオン達成日数がまた更新されたその時は

発表したい

発表したい(ただし遅い場合に限る)

2024-04-17

ボカロPからメジャーデビューってルート、完全になくなったな

以前はボカロ曲がバズったら同時にPにも注目が集まってカリスマ化していくって流れがあった

ここ数年はボカロ曲作ってバズってもネットミームとして消費されるだけで作ってる人を個体認識されなくなってる

というか、曲とすら思われていないと思う

面白い一発芸くらいに思われている

Pの扱いもせいぜいミーム製造機でアーティストだと思われてない

Pの内面とか音楽歴とか誰も興味持ってない

ほんと夢のない時代になったよな

これからクリエイターって食えないし尊敬されないし一瞬で消費されるだけっていう最悪の扱い受けることになるぞ

雨穴が最後プロクリエイターってことになるだろうな

2024-04-15

anond:20240415040512

Gawr Gura(がうる ぐら)

ホロライブのEN(英語圏所属VTuber

ホロライブプロデュース方針としてアイドル的なカワイイ売り方をしており、喋りやネタで盛り上げたにじさんじより魅力が伝わりやすかった?のか、JPメンバーにも英語圏ファンが多数いました。

それで満を持してデビューしたのがENメンバーです。あっという間に登録者数300万人超えてびっくりした記憶がある。(なお現在400万人超え)

燃え尽き症候群というのか、どうも意欲が著しく減退してしまったようで最近配信が少なくなってしまったのが残念です。

ぐらちゃんは設定的にはアトランティス末裔であり、サメのしっぽが生えてます通称サメちゃん

Nanashi Mumei / 七詩ムメイ(ななしむめい)

ホロEN二期生。フクロウモチーフ

ロメン(ホロライブメンバー)はたまにカラオケ配信をしたりするのですが、ENメンバー例外ではなく、たまに歌配信します。

ただし英語圏には日本JASRACのような超大手著作権管理団体が無いらしく、窓口が散在している故にYouTubeライブをするのにも許可を取るのが大変だそうで(下手すると事務所とか作曲者直ってレベルらしい)、故にムメイをはじめとしたEN組の歌配信アーカイブがなく、リアルタイムしか聞けません。(ライブ問題なくて、動画に残す為の権利めんどいらしい)

その中でもムメイの生歌はかなり上手い方で、英語オンリーですが一聴の価値ありです。(あとおすすめしたいほど上手いのはサメちゃん

Takanashi Kiara / 小鳥遊キアラ(たかなしきあら)

ホロEN一期生。不死鳥モチーフ

母国語ドイツ語ですが英語日本語イタリア語普通に話せる才女。言語習得が得意?らしく、他のホロメンによるともっと話せるらしい。

anond:20240415040512

花鋏キョウ(はなばさみきょう)

VTuber事務所にじさんじとホロライブの圧倒的な二強で、他はすべて相当な差で後塵を拝していると思われます

その中では歌に絞ることで比較的上位にいた?と思われるRe:ACT所属のV。

現在ではぶいすぽっ!とかのが勢いあると思う)

歌手志望の子を騙して連れてきたんじゃないか?」(ド失礼)と思ってしまうくらいいい曲歌います

凛々咲(りりしゃ)

事務所所属していない個人VTuber

作詞作曲が出来て歌えるということで、シンガーソングライターに近いと思われます

地道に数年頑張ってて、たまーに見てる。

最近…でもないけどホロライブの「Blue Journey」という音楽プロジェクトに「あの日の僕らへ」という楽曲提供した(作詞作曲)。

ちくわちくわ

引退済みの個人V。

曲紹介みたいなスレ引退後に曲だけ知った。

人知れずいい曲が埋もれてる個人V多いんだろうなぁ…

2024-04-14

まり聞いてこなかったボカロ曲をなんとなく聞いてみた

ニコ動全盛期の有名な曲とかも、今はストリーミングサービス簡単に聞けるから手軽だね

聞かず嫌いだったけどいい曲も多いなと思う

聞いてたらボカロ好きな友達カラオケでよく歌ってた曲とかも流れてきた

10年越しに原曲を初めて聞いた

友達が歌ってる声思い出したけど彼はもう故人で会えないし

寂しくて涙出てきたからやっぱりあんまり聞けないな

2024-04-10

ボカロ厨であれよ

この前、10ぐらい年が離れた男とカラオケに行ったんだよ。で、この年頃だったらこれだなって

1曲目にヴァンパイア歌ったらぽかーっんとしてて

「あ、もしかしてあんま新しい曲は知らないタイプかな?」と思ってあったかいと歌ったらやっぱり変な顔してて「マニアックすぎたか?」と思ってセツナトリップ歌ったらスマホ眺めてて

もうムキになって2007年から最新の曲までボカロ曲を歌いまくってみたけど全く盛り上がらなかった。じゃあ何の曲が好きなんだ?と思ったら

キー下げて椎名林檎の曲を歌うんで

そっち系統かーい!」とツッコミつつ

幽霊東京とか帝国少女とかを歌ったがダメ

もう、これで終わりにしようと刹那の渦を歌ったらやっとー反応してくれて

須田さんの曲!!」っていや、そっちかい

結局、相手を決めつけて同じジャンルの歌ばかりはいけないんだなと反省しました

でも祝ってやるとかどうでもいい!とか強風オールバックとかネタ曲はちょっとだけ笑ってた

2024-03-27

ボカロ曲とかでよくある2024verみたいなアレンジ原曲より良かったためしひとつとてないんだけど

誰得なんあれ

2024-03-11

FitBoxing初音ミクがすごい期待外れ

FitBoxing2も飽きてきたしボカロ曲でできるならいいなと思って買ったのに、なにあのミクササイズって音ゲーかよ、体動かす前提のセットしてねえだろめちゃくちゃなんだけど

普通エクササイズボカロ曲使ってくれりゃそれでよかったんだよ

こんなことなパッケージで買えば良かった、まじで損した

2024-02-21

緩募おすすめスマホリズムゲー

故あってデレステを辞めることになったので次にやるリズムゲーを探してます

なおVほどではないがボカロ曲も苦手なのでプロセカ以外でお願いします。

2024-02-18

いまさらボカロにハマってしまったの

2018年頃まではボカロ聞きまくっていたけど

しばらく離れていて最近になってまたハマるようになった

きっかけは「グッバイ宣言流行ってるからって

聴いてみたから。んほぉ〜²この中高生がハマりそうな歌詞たまんね〜って感じで色んな曲を聴くようになった

UTAUの曲も聴くようになった(おちゃめ機能とか耳のあるロボットの唄とか)

そうなるとカラオケでもボカロ曲ばっかり歌うようになっちゃって逆に最近j-pop知らない…

ちなみにピノキオピーの神っぽいなは1週間前に初めてフル聴きました

といいつつEDMも好きだったりする

2024-02-12

25になってオタクと微オタの温度差がワニの口になってきた

これは愚痴結婚式をあげる際に同じ友達グループから呼んだり呼ばなかったりしてもいいものなのか、迷ったうえでの話。

つい最近中学時代の友人6名で田舎に集まって2月恒例のプチ同窓会を開いた。この6人は中学当時からお絵かき2次元コンテンツが好きなオタクちゃんの集まりだった。

ただ、オタ気質とはいえさすがに25にもなると人生の大きなイベント予兆が出てきて、結婚に向けて同棲をしている子、スピード昇進で3年目にして会社主任を任されている子、上京して転職成功した子など、それぞれの道を互いに応援し合う関係性になっていた。

ただ、昔と変わらず漫画アニメを見て関係萌え語りや考察ツイートする日々を送る子もいた。

今までは、だからそれが何?本人が楽しいならよくて、他人がとやかく気にすること自体失礼、と思っていたが、今回の再会で痛感したのは、もうそろそろとにかく話が合わないという現実だった。

仕事クレーマーもガミガミ上司エピソードも全部お焚き上げしよ!w 燃やすぞー!など言って集まったものの、蓋を開けたらその子の好きなVTuber漫画、見たい動画、ハマってるボカロ曲etc…のオンパレードで、結局他の子仕事を頑張った話も、友達がそろそろ結婚する人がどんなお相手なのかも聞けずじまいになってしまった。

の子は確かに中学時代から自分がしたい話をするタイプで、一人だけその「ジャンル」がわからない子がいたらやんわり帰ってほしそうにしたり、興味がなかったら人が話していても寝たり他のことをしたりする方ではあったから、そういう人なのもよく分かったうえでこれまで付き合っていた。今回も一人がとあるアイドルが好きなのを知っているはずなのに、そのアイドルの良さがわからない好きじゃないと堂々と言っていたし。(念の為申しぞえておくと、良いところがたくさんあるし、悪いやつじゃない。)

ただ、オタクらしいオタクと、好きなゲームアニメはあるが他のことが人生第一に来るタイプ(微オタ)は、学生時代はみんな結局似たような生活をしていたか話題の差がそこまで出なかっただけで、中学卒業から10年経つと流石に持たないものだなと気付かされてしまった寂しさがある。まあむしろ、あの頃は一緒にアニメ推しカプの話で盛り上がってたはずが、ありがちな仕事結婚で変わってしまったのはこちら側ではあるので、話が合わないと思うのも向こうからしたら筋違いかもしれないけど。

でも、この配信者の関係性が〜と言われて知りもしない素人素人料理下手動画見せられたり、テンション高いアニメ声のめちゃくちゃアップテンポな曲聞かされたり、ちょっともう…キツかった、これが例えばミュージカル俳優とかならプロ研鑽の賜物だから見る値打ちあるのかもって思えたけど………………

オタク趣味とその子自分の話しがちなのを混同してるのは自覚してる。でも、それはそれ、これはこれで分けがたい何かがあるようにも感じる。

共通の友だちが多いからこの話をするにできないけど、ここまで相性が微妙で、ちょっと言動的にん?と思うところがある子、結婚式呼ばなくてもいいかなぁ…。まとまって付き合いある友達からの子も呼ばないと後々に響くかな。みんなドレス着物で綺麗ななか、推しカプの考察とかされそうで怖いんだけど。

2024-01-06

オタク文化臭が漂うぼんやりした何か」に対して世の中本当に寛容になったよな

子供の頃夕方テレ東を見ていたら、ぷよぷよの「灼熱のファイヤーダンス」のCMが流れたんだけどその瞬間、俺の姉が

「何これ気持ちわるい!!!!!」

と叫んで慌ててチャンネルを変えた。

姉はオタク系の知識がなかった。

それなのにオタク文化的なぼんやりした何かを嗅ぎ分けることができた。

からこその「何これ気持ちわるい!!!!!」である

これは超能力でもなんでもなく、当時の日本人なら老いも若きも有していた不思議アンテナだ。

デ・ジ・キャラットの絵はそれが何の何であるか全くわからない人から「これはオタク的な気持ちわるい何かだ!」と確信され、一発で嫌悪されていたし、

シスタープリンセスの「青年一人に対して若い幼い女がたくさん。皆目がデカい」も常軌を逸した何かとして受け止められやはり嫌悪されていた。

エヴァサクラ大戦ですらかなりピリついた感じで受け止められてた記憶がある。



今そういうのほんと無くなったと思う。

ももクロの曲とかボカロ曲とか当然に受け入れられてるけど、あれテイストはモロに当時のアニソンエロゲーソングやん。

当時「何これ気持ちわるい!!!!」でオタク知識ない人から生理的に一発レッド食らってたようなのと同じ曲調やん。

でも今はそれがむしろ主流なのな。


本当に変わったと思う。

2024-01-02

最近聴いたボカロ曲感想

潜水艦トロイメライ/トー

カラオケで何度か歌ったけどマジで無理

高音が好きすぎる

しかリズムが本当に意味不明

嫌がらせみたいな曲



ムーンウォークフィーバー/日向電工

イントロ最高すぎん?

首振りたくなる



IMAWANOKIWA/いよわ

高い、高すぎる

40代以上なら多分みんな嫌うような曲

「間違えなくあな↑たは」のとこが1番すき

気分は別に落ち込まないなぁ


弱虫モンブラン/DECO*27

ネットミームとは無関係に好き

アルバムリミックスも大好き

ヴィラン/てにをは

もう全部いい

100点中150点ぐらいの曲


メルト/ryo

無理

好きすぎる

2023-12-21

オリジナルボカロ曲

1曲2曲3曲4曲

ここまで来たら究極です

2023-12-03

13年前の無名ボカロ曲をずっと聞いている

まだ子供の頃に見つけて落ち込んだ時とかに何回も聞いている。みんなもこういう曲だとか作品を持ってるのかな

2023-11-14

ボーカロイド音楽論」(ぱてゼミ)は何故あまり批判されないのか

追記そもそも「何故もっと批判されるべきなのか」については、【最後に】の後に追記した(2023/11/15)。

【背景】

 東京大学東京芸術大学では、鮎川ぱて氏(以後、ぱて講師)による「ボーカロイド音楽論」という講義が開講されている。東京大学の方の講義はぱて講師による著書『東京大学ボーカロイド音楽論」講義』においてその過去の内容が公開されている。このダイアリーの筆者(以後、「筆者」)は「ボーカロイド音楽論」の元受講生であり、書籍を購入し一読した。同講義Twitter(現X)での実況が推奨されておりTwitter上で一つの活発な動きを毎年見せているが、「ぱてゼミ 批判」「ボーカロイド音楽論 批判」などと検索しても同講義に対する明確な批判ツイートはヒットしない(Twitter検索システムが悪いという可能性は保留する)。書籍についても、これに批判的な書評Amazonレビューやブックメーターにわずかに存在するのみである講義内容全体のレビューはそれらに譲るとして、本ダイアリーは、この「批判の少なさ」の原因について仮説を立てることを目的とする。

 本ダイアリーは直接の筆者の特定を避けるため匿名形式をとっている。内容について「そんなの当たり前じゃん」「その仮説は的外れだ」と思う読者もいるかもしれないが、このように書き残さなければ何も始まらないということでご容赦願いたい。また、筆者は全ての年度や東京芸術大学講義を聴講したわけではないこと、このダイアリーの内容は主に『東京大学ボーカロイド音楽論」講義』の初版第一刷(以下、書籍)に基づいていることを断っておく。

【本論】

まず結論として、 「ボーカロイド音楽論」に対する批判の少なさの原因として、筆者は次の4点を提唱する。

1. 媒体:現地で行う音声形式講義では記録に基づく批判が困難であるという点。

2. 受け手資質講義対象となる学生や読者のほとんどはその議題についての非専門家であり、しか批判に割くだけのリソースを持っていないという点。

3. 内容:この講義の内容が批判を先んじて封じてしまうように作られている点。

4. コミュニティ:この講義ボーカロイド音楽が好きな東大生のうち一部を迎え入れるコミュニティ形成する役割を同時に担っており、コミュニティ批判との相性が悪いという点。

以下、これらの点を順に見ていく。

1. 媒体

 書籍が発売される前、「ボーカロイド音楽論」(以下、この講義)は大学の構内の教室で開講されているのみであった(初回の何回かこそニコニコ動画配信されたが)。そこではぱて講師の口頭でのみ内容が話され、レジュメは一枚も配られることなく、板書も最低限であった。言われたこと全てを紙に書きとるのはほとんど誰にもできないだろう。従って口頭の講義に基づく批判は、言った言わないの水掛け論になってしまやすい。現に筆者がこのようなダイアリーを書くことができるのも書籍が発売され、何を書いてあり何を書いていないかを把握し見直すことが可能になったかである

2. 受け手資質

 この講義は主として東京大学教養学部学生に対して開講されたものである。その多くはこの講義で取り扱った多くの思想概念の(多くとも)全てについて専門家であるというわけではない。またぱて講師自身もそれら全ての専門家でないことは講義中に明言している(85ページ脚注5など)。従ってぱて講師によるそれらの援用が妥当でない可能性は常にあるが、そのような観点から検討をすることは学生にとって難しいだろう(勿論専門家のみがそれらを扱うべきだという立場をとることは避けなければならないが)。さらに言えば、進振りのための勉強で忙しい学生にはわざわざこの講義批判するためだけに捧げる時間も体力も残っていないということ(そしてこの講義のもの大学が門を閉める時間まで延長していることもそれらのリソースを奪う一端となっていること)を指摘しなければならない。これは書籍の読者の多くについても同じである

3. 内容

 ここでは書籍でぱて講師が用いた概念の内容が批判を先んじて封じる性質を持つことと、ぱて講師が「論じるべき内容を論じなかった」ことが批判すべき点を覆い隠す機能を持っていることを指摘する。

 まず、ぱて講師はテマティスム(テーマ批評)に則ってボカロ曲評論するとしている。ぱて講師の言うテマティスムとは、以下に抜粋する通りである

「テマティスムは、作家メッセージをその意図の通りに読み取るということではありません。そうではなくて、むしろ作家作品の細部から作家自身も気づいていなかったかもしれないテーマ抽出し、作品価値を読み替えていく。それがテーマ批評という手法です。」(40ページ14行目-41ページ1行目)

さらに、この講義の鍵となる概念の一つとして「アンチ・セクシュアル」をぱて講師提唱している。以下に書籍抜粋を示す。

「本講義の当面のキーワードは『アンチ・セクシュアル』です。性や愛をめぐる通念を自明のものとせずに扱う感性が、ボカロシーンには多く見られ、そして支持されました。なにに比してかというと、いわゆるふつうのJポップに比してです。Jポップのチャートを見れば瞭然でしょう。ラブソングばかりです。」(42ページ8-12行目)

「『アンチ』といっても、それは必ずしも単純な否定のことだけを指しません。性愛を疑ってみたり、気持ち悪いもののように言ってみたり、ときにそれは、米津玄師において見られたように、アンビヴァレントな愛憎を差し向けるというかたちをとることもあるでしょう。」(43ページ2-4行目)

 つまるところ、「テマティスムを用いれば、性や愛をめぐる通念を自明とせずに扱う感性(単なる否定に限らない)をボーカロイド音楽から読み取ることができ、そのような音楽がシーンの人気を博した。一方で「いわゆるふつうのJポップ」からはそのような読み取り方のできない曲が人気を博している。」という主張をぱて講師はしているということになる。この主張に当たって用いた「テマティスム」と「アンチ・セクシュアル」の二つの概念は、この主張に対する批判として想定される「作者はそこまで考えていないと思う」型の主張や「この曲は性や愛めぐる通念を否定しているとまでは言い切れない」型の主張を先んじて封じる機能を持つ。このため、読者がすぐに思いつく形での批判ができず、ぱて講師の主張に対する批判が少ないことに寄与していると考えられる。

 もう一つ批判封じに寄与しているのは、「論じるべきところを論じていない」ということである。「いわゆるふつうのJポップ」についての記述に注目すると、ここでぱて講師が行わなければならないのは、

①「いわゆるふつうのJポップ」を「『アンチ・セクシュアル』な感性を持たないJポップ」以外の形で定義すること

個別楽曲評論を通じて「いわゆるふつうのJポップ」に該当する曲に「アンチ・セクシュアル」な感性が備わっていないことを論じること

③それが「Jポップのチャート」に非常に多く見られることを指摘すること

であるしか書籍の中で「いわゆるふつうのJポップ」についての言及があるのはここのみで、上記3つ全てを行っていない(ぱて講師言葉を借りれば、「瞭然」という「感覚思考俎上に載せ」ていない)。それもそのはず、「テマティスム」と「アンチ・セクシュアルな感性」を用いた読解だけではこのようなことは到底不可能からである。「テマティスム」は確かに「作者の意図」に縛られない自由評論の基礎であるが、それは同時に評論者次第でどうとでも言えてしまうことを意味する。同じ曲が違う評論家によって「アンチ・セクシュアル」であったりそうでなかったりする。もし「そうは言ってもこじつけってものがあるでしょ」と思うのであればそれは「良い評論」の基準として「テマティスム」以外の何かを想定していることになる。さらに言えば、「アンチ・セクシュアル」という概念の幅も広い。同じ言葉賞賛にも皮肉にもなる世界で、「性や愛をめぐる通念を自明のものとせずに扱」っているかどうかを「テマティスム」のみで確定させるのは不可能だ。つまるところ、ぱて講師が「いわゆるふつうのJポップ」を論じないことは「テマティスム」の持つ脆弱性、あるいは、「何でも言えてしまうが故に何も言うことができない」性を(本人の意図とは無関係に)覆い隠し、批判を予防することに寄与していると言える。

4. コミュニティ

現地での講義に付随する活動として、コンピレーションアルバム作成ちょっとした食事会など、ボーカロイド文化が好きな東大生のためのコミュニティ積極的提供する姿勢をぱて講師は見せている。それ自体マイノリティたる若者鼓舞するという目的からすれば妥当であるが、評論の面ではこれが裏目に出ている。余程肝が据わっていない限り人間は、自分を匿ってくれるコミュニティの発起人の言うことに盾突いたその先を恐れる。発起人自身が何とも思っていなくても、同じコミュニティの仲間から邪険に扱われるかもしれない。仲間が何とも思っていなくても、内なる自分が責め立てる...。こうなれば講義批判するのは難しい(批判したとて有耶無耶に言いくるめられるだけだ、という疑念もあろうが)。「肝を据わらせろ」という主張はマッチョイズムなのでしないが、しかコミュニティ形成するとはそういうことなである

最後に】

 「ボーカロイド音楽論」の講義書籍化されたことは、この講義自身にとって、そしてボカロシーンにとっての大きな一歩であると筆者は考える。内容の巧拙政治的立場はともかく、書籍化されたことによってこの講義は「亡くなったボカロPを悼み、内輪でボカロ曲をべた褒めする会」になってしま未来を脱して、元受講者やボカロ関係者を含む全ての人の衆目に晒され、批判され、検討され、洗練され、時に新たな論を生み出していくことができるようになった。後は実際にそうしていくだけである。筆者よりもっと優れた批判をできる人は多くいるはずなので、後は彼らに託してこのダイアリーの締めとする。

追記:何故もっと批判されるべきなのか】

 強い言葉で言えば、

「『ボーカロイド音楽論』などと大層な看板を出しながら、その実著名な学者の業績を形だけ借り"正しい"思想を添えた類推だらけの持論を『教養』と称し、[『教養』]と[『教養』を並べ立てた個別楽曲評論]を弱い脈絡の下で繋げただけの、部分を詳細に語っただけで全体を語った気になっている、評論と呼ぶべきなのかもわからないものが、まともに批判されずに学生の間や世の中に広まることが許せないから」

である(「まともに批判されずに学生の間や世の中に広まる」という心配杞憂であってほしいが)。

 筆者がこの講義書籍の内容が批判されるべきであると考えている理由は3つあり、これらを以下に簡潔に説明することで追記とする(注あり)。

1. タイトル詐欺:「ボーカロイド音楽論」を名乗りながら、その大部分は個別作品の読解に費やされている上、それらを踏まえて「ボーカロイド音楽とはなにか」をまとめて論じている内容が存在しないこと。

2. 「思考俎上」に載せる「感覚」の選び方の恣意性:本論で述べたように、思考必要なぱて講師感覚があるにも拘わらずそれを思考した形跡が存在しない箇所が見られること。

3. 「思考」の粗雑さ:「感覚」を正当化する目的しか思考」が用いられていないこと。「思考」に用いた「教養」の内容もそれぞれの分野を専攻した読者から見れば的外れものになっていること(注1)。「類推」や「テーマ批評」などのいくらでもこじつけることが可能手法を用いているのに、何故その手法を用いるべきなのか、その手法限界はどこにあるのか、といった説明がされていないこと。

注1:少なくとも一つの例として、筆者が専攻していた生物学に関連した部分を挙げる。リチャード・ドーキンス書籍利己的な遺伝子』に言及した後、「しかしこれらのような個体利他行動も、種や遺伝子主語にすると、自らを温存するための利他行動にすぎない。」(54ページ8-9行目)と段落を結び、その後「性はこのように、種の都合のための機能主義的なプログラムであるという言い方もできるわけです。」(54ページ18-19行目)と主張している。結論から言えば、この言い方はできない。生物学を学んだことがある人物なら絶対にこのような主張はしない。進化の結果としてある個体Aが(同種とは限らない)他個体Bに利他行動をする形質を獲得する条件はあくまで「それが後に個体A自身生存繁殖に有利となる可能性が十分高い」あるいは「個体Aと個体Bで利他行動に関連する遺伝子を共有している」であり、そこに「種」の概念は一切関係しないかである。(遺伝子自然選択対象となり得るのに対して)「種」という概念は観察者が生物を分類する際の線引きのツールであって、自然選択対象として観察可能ものではない以上、「性は種の都合のためのプログラムである」ということを(観察によって)事実として得ることもできない。つまり「種」を全体と見立て個体」を部分と見立てるような類推は成立しない。百歩譲って「利他行動に関連する(種を問わず)同じ遺伝子を持つ全ての個体」を全体とみなす形で類推を成立させるとしても、それは「類推を成立させるためだけに拵えた全体」であることを指摘しておく。

2023-11-04

anond:20231104194327

>くりたしげたかeR)🌰ニコニコ代表の人

@sigekun

僕は無色透名祭の運営ではないので完全に私見ですが、無色透名祭は「ボカロ曲の伸びる伸びないは運の要素が大きい」ということも証明していると思っています

午前11:45 · 2023年11月4日 

https://twitter.com/sigekun/status/1720633355522445648 

だって

2023-11-03

オリジナルボカロ曲:愚直事故

イケるだろってイったってわけでもなく

スマホ見ながら走ってたってわけでもなく

ただなんとなく生きてヒマ人の思いつきでハンドル切ったら事故りました

歪んで、曲がって、右傾化した結果ですわな

なんで私は、こう、巡航できないの?思いは揺れて波状運転

2023-09-29

Vtuber歌ってみた

上手い人もいるもんだって思ったら

原曲より再生数も好評価も高くて

強いなって思った

ボカロ曲って特にそうなりがちよね

2023-08-03

anond:20230803125832

おじさんばかりの増田最近ボカロ曲ネタをしても気づいてもらえんぞ

2023-08-01

YOASOBIのアイドル、店で流れてるのを聞いたけど、やっぱりK-POPラップ歌唱メロディボカロ曲だよな

K-POPの美点って洋楽ナイズされて洗練された結果、少ない音数を効果的に使う印象があるけど、アイドルの音はJ-POPボカロ曲の過剰な詰め込みを踏襲してるから密度が高過ぎて個人的にはマイナス

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