はてなキーワード: 法則とは
もうちょっと細かく書いてみる。プロじゃないので正確性についてはごめん。用語もかなり適当。
人間が日常的に体験する範囲では、速度は加算される。例えば、地上を時速100kmで走っている電車の中で、ボールを時速100kmで進行方向に投げたら、地上の人からはボールの速度は時速100+100=200kmに見える。
ところが、光はそうはならない。電車の中でライトをつけると、地上から見ている人からは、電車の進行方向にもその逆の方向にも同じ速度で光が広がるように見える。(ということが実験で確かめられている。)
光よりちょっと遅い程度のもの、例えば素粒子なんかでも、やっぱり速度は単純に足し算できない。どうやら光速以上の速度を出すものは存在しないようだ。(ということも実験で確かめられている。)
一方で、すべての物理法則は、地上にいる人でも電車に乗っている人でも同じであってほしい。電車に乗ったら物理法則が変わった、のではいろいろと困るしな。
相対性理論の「相対性」ってのは、「どの人にとっても同じ物理法則が成り立つ」ってこと。ちなみに特殊相対性理論は「どの人」を慣性系に限るから特殊。
ついでに、相対性理論発見以前の知識では、電磁気の法則はどの人にとっても同じ、ではなかった。電車に乗ってる人には、何故か電磁気の法則は(当時知られている形では)成立しなかった。力学の法則は誰でも同じなのに電磁気はナンデ? てのが課題になってたのが20世紀初頭。
で、「(真空中の)光速一定」と「(慣性系での)物理法則相対性」が成り立つとしたら、実は時間と空間ってこういう性質を持ってるんじゃね? ってことを導出していってできたのが特殊相対性理論。
例えば、
とかいうのが特殊相対性理論のよく知られた部分だけど、逆に言うとそれを認めないと「光速不変」「物理法則相対性」が成り立たなくなる。
ついてに、こういう「変な」性質は速度が光速に近くなるほど強く現れるため、人間の日常生活の範囲では(飛行機でもせいぜい「時速」数百km、光速は「秒速」約30万km)普通は気づかない程度のレベル。
異世界に転生した人が充分な知識があれば現地にあるものでメートルを定義できるだろうか?
【前提】
・ 物理法則は我らの世界と等しい
・ この転生者は物理定数なども含めて物理の詳細な知識を持っている
・ この異世界は一見して地球に似ているが天体や生物の成り立ちは異なる経緯をたどっているので大きさの指標にならない
・ この異世界の文化水準は原始時代並みで、自然物、またはそれをひとりで加工できる程度の道具・設備のみしか使えない
・ 誤差 ±1cm 程度は許容可能とする
【ここでの転生の定義について追記】 (2019/03/20 17:06)
転生というのは知識だけを持って別の存在として生まれたことを意味し、肉体的には異世界の環境に適合した何かです。
本人の自覚としてはほぼ地球上の人間と同じような感覚器官を備えていますが、色、音、匂いといった感覚が地球の人間と同じとは限りません。
たとえばこの転生者にとって青に見えていても地球の人間の感覚で見ると赤であるかもしれません。
低い音に聞こえていても地球の人間にとっては高い音に聞こえるかもしれません。
ただし、目視で物体の形状を把握する能力は地球の人間とおおよそ同程度ですが距離感はあてにならないとします。
科学史上の発見で、「この科学者がいなかったら発見されていないであろう法則、事実、理論」みたいなものは存在するのかという話
たとえばニュートンの万有引力とか、ダーウィンの進化論とか、アインシュタインの相対性理論とか、個人的には、もし彼らが生まれてこなくても、後にだれかが同じ発見をしたんじゃないかと思うわけですよ。科学を表す言葉に「巨人の肩の上に立つ」ってのがあるけどまさにその通りで、ノーベル賞レベルの天才だってみんな膨大な先行研究の上に一つ積み重ねた個人に過ぎないから、他のだれかでも同じ発見はできたんじゃないかと思うんだけど
そういうのが通用しない異能みたいな科学者っているの?先行研究を何段も飛ばして天才的な閃きで重要な発見をした科学者っているんだろうか。その個人がいなければ間違いなく現代でも未発見だろうっていう法則とかってある?