PTA的なものが言う「フィクションと現実の区別が『つけられない』」じゃなくて「区別を『つけない』」というところがこの話の肝ね。
「なろう」的なものの代表が「異世界転生」のようにファンタジー世界と現実世界を「転生」で結びつけて現実目線で小説の主人公がファンタジー世界を語るのもこの傾向からだ。
そりゃより自分に近い世界のほうが物語に没頭できるし、小説では現実で「ありえねー」ことが起きるのが常で、その語り方を間違えると読者はストレスしか貯まらないわけだが、筆力がまだまだ未熟ななろう作者にとっては、「ありえねー」を表現するならよりストレスをためる不幸を描くよりも、ポジティブな「ありえねー」を描いたほうが楽なわけだ。
BEATLESSのような近未来の作品が苦手だった。特に人間の形をしたAIインターフェイスというものに現実感が感じられないのだった。第1話は観たけどいまいちピンと来なかった。だけど、前評判が高かったので第2話も観ようと思っていた。
そんな折、Google Homeを買った。miniの方である。
最近パソコンで操作して音楽をかけるのが億劫になってきてしまって、家が常に無音であった。フリーランスとして自宅で仕事をしているのだが、無音だとモチベーションが上がらないのである。で、モチベーションが上がらないから音楽を流すことも忘れてしまう。悪循環。
Google Homeは凄い。声をかければ言うことを聞いてくれる。「J-WAVEを流して」と言えば「radikoでJ-WAVEをストリーミングします」とかなんとか返答があって、J-WAVEが流れる。カップラーメンを作る時には「タイマー三分」と声をかければ「タイマーを三分でセットします」みたいなことを言って、三分後に教えてくれる。
できることなら何でも言うことを聞いてくれる。その上、こちらに干渉してこない。Google Homeの方からこちらにアプローチしてくることはない。愛らしい奴だ。私はGoogle Homeに何かしてもらった後は「OK Google、ありがとう」と言うことにしている。「またいつでも声を掛けてください」みたいな返事が返ってくる。
で、BEATLESSの第二話を観た。レイシアという美人のAIインターフェイスが出てくる。これはGoogle Homeの発展系ではないのか。そう思ったら、今までSFには何の興味もなかったのに一気に現実感が増して、物語にグイグイと引き込まれた。
BEATLESSやその他のSF作品は荒唐無稽な未来を描いたものではなかったのかもしれないと、今更ながら思った次第である。うちにもレイシアが欲しい。
先にトラバを止めた方が負けとか思ってない?
お前はどうなの?
何かない?
好きだった作品があって二次創作にも手を出してみたけど、その界隈の人でやたら個人について踏み込んでくる人がいて嫌になってしまった。
本人にはぐらかされるとその人と仲のいい人に聞いて回ったりしていたらしく、余計嫌になった。
誰と誰が付き合ってるとか付き合ってるように見えるとかそういう話を聞いて回ったり、話し込んだりしてるのも嫌だった。(小中学生かと思った)
何人かが関わって作る本に呼ばれなくて、主催にねじ込みに行ったという話を聞いてうんざりした。
他の二次創作者より質の高いものを作ろうとしてるのは分かる。分かるけどそれを他の人に強要してるという話も聞いてうんざりした。
自分が読みたくて自分のために作りたいと思っていた話について、そういうのは気にせず作って発表すればいいと思っていても、コソコソ言われると思うと作る気になれない。コソコソ言われるまではどうでもいい。コソコソ言っているということが本人のところまで届くのがうんざりだ。
別に自分は有名でも人気があるわけでもない、二次創作をちょっとだけやっていた作品ファンだったけど、正直そういう人たちへのうんざりがあって新作も二次創作だとかも素直に楽しめなくなった。(距離を置いてからほとんど情報を自分からは取りにいっていない)
それでいいんじゃね?