「「YES」」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 「YES」とは

2013-05-21

変態視点で説明すると…

アルバイトの私が社員の男にセクハラされた

http://anond.hatelabo.jp/20130521042421

これを、件の変態社員視点から解説してみましょう。

(1)ステージⅠ(告白編)

先月、複数の同僚たちと休憩中の軽い雑談から

社員の男に軽くセクハラまがいの言葉を吐かれる。

これは、変態視点で言えば「マーキング行為です。つまり「○○ちゃんに対してセクハラできる僕」を周囲に対しアピールすることによって、自分ターゲットとの特別な関係を宣言。もちろん、ここまで来るには変態からは、長い長い積み重ねがあることは言うまでもないです。何度かすれ違った、とか、この女は言っても大丈夫そう、と思わせる言動を見かけた、とか。

そのときは笑って(目は冷たく)スルー

はい。最悪の対応例きましたー。メモって置きましょう。変態視点では、これ「肯定」に他なりませーん。「僕ちんが、ちょっと勇気を出して踏み出してみたら『拒否されなかった』」と変態解釈してまーす。変態にとって、黙示のNOは「Yes」、明示のNOは羞恥「Yes」、抵抗されても「嫌よ嫌よも好きのうち」の「Yes」、なんです。周囲もたしなめなかったようで、これも、変態視点では「もう周囲も認めてる」と考えていておかしくありません。今後は、彼に忠告めいたことをする人間は、ことごとく「人の恋路を邪魔するお節介野郎」であり「馬に蹴られて死ねばいい人間」認定されることとなります

では、どうすれば良かったのか? 正しい対応は、周囲を巻き込み大騒ぎ、です。『うわっ!何この人、キモッ!ねえ、いま何言ったのこの人!聞いた?聞いた?マジ受けるwwww何様wwwwおええええええwwwwww信じらんねー!ゲラゲラゲラ!!』ここまでやって初めて、「あれ?僕ちんの勘違いだったかも…」と思うのが変態です。とにかく周囲を巻き込む。1対1は絶対に避ける。これは変態への対応の基本です。増田は初手で相手をまともな人間白眼視されたら凹む程度の普通人)扱いするというミスを犯しました。

(2)ステージⅡ(甘い会話編)

さて、マーキングとその周囲への誇示が済んだ♂は、何をするか。そう、いよいよ意中の♀への直接行動です。

そして昨日の休憩時間。男と二人だけになってしまった。

「おとなしい顔して夜になったらズコバコやってんでしょw」(意訳)

します。その♂は「やらせろよ」と言ってるんです。しかも本人は「性的経験豊富」さを気取ってカッコをつけてるつもり。あと、♀の性的魅力を誉めているつもり、でもあります。「イヤらしいお前の本性をオレは知ってるんだぜ」ってことです(嘔吐

そして、それに対する増田対応が、またお手本にしたいくらいの最悪対応

「そういうのセクハラっていうんですよ。訴えられたら確実に負けますね」

相手の発言を「自分への性的アプローチ」と認めた上で、無視するでもなく普通に応答してる。つまり変態の耳にこれは「アンタ私とセックスしたいの?」という風に聞こえています。もう変態♂は有頂天ですよ?

「証拠も証人もいないのに裁判なんか無理でしょw」

(意訳)「僕たちを邪魔するものなんてないさー、オレは何も怖くないさー、カッコイイオレさー」

分かっていましたか? 分かっていなかったでしょうね。

そして、実際セクハラを訴えも何もしない増田変態はいよいよ自分アプローチ成功しつつあると確信したことでしょう。

この場合の正解対応とはどのようなものだったでしょうか?

「うわああああああああっっっっっっ!!!!」と大声を上げて泣き叫びながらその部屋を飛び出して周囲の誰彼に今言われたことを泣いて訴え回る。大声で泣き叫び、男が近づいたら恐怖感をあらわにしてぎゃあぎゃあ泣きわめく。上司が「今日はもう帰っていい」と言い出すまで、とにかく大声で何を言われたかを周囲に訴えまくるです。そこまでして、初めて変態は「あれ、今日の僕ちんのアプローチは、ちょっと失敗だったかな?」と思います。言っておきますが、もう、あくまで「今日の」です。すでに、この関係は周囲公認と思っている変態ですから、少々のことではめげません。


(3)ステージ

♀が自分を受け入れるような発言をしたと思った♂は、次にどのような行動に出ると思いますか?そう、「子作り環境の準備」です。♂は、♀が集団の中にいるとき性的に不活性だと考えているので、♀を周囲から切り離して落ち着いて子作りができる環境をせっせと作ろうとします。♂というのは、まあそういうものです。そういう文脈で、次の流れを見てみてください。

そして今日仕事中、男はやってきた。

「この仕事を今夜中でやってほしいんだけど」

半端ない量。手が空いてそうな人間を捜そうとするも、

「皆忙しいから、誰にも頼めないよ」

と、男はうすら笑っていた。

さて、賢明なそこのあなた。男の「うすら笑い」が何を意味するか、もう分かりましたね? 男は性交の期待に胸トキめかせているのです。泣こうがわめこうが邪魔の入らない状況での二人きり。時は深夜。お疲れミッドナイト。朝までオールナイト変態的にはムード満点の状況で、深夜、一人夜勤中の増田の側には差し入れ栄養ドリンクをもって「さりげなく」ほほえむ(ニヤつく)変態の姿……もうヤルことは一つしかありません。

それに対して増田は、

こうなったら何時までかかってもいい、一人でやってやる。

……

……

……

あちゃー……

……



バカ?

もし、これ口に出して言ってたら最悪です。だって、これは変態と二人きりで一夜を過ごす宣言ですよ?変態にとっては愛の告白も同然ですよ? 仮に態度だけとしても、変態はもはや増田との確かな絆を心にしっかりと感じたことでしょう(一方的に)。二人きりで一夜を過ごそうと提案したらこばまなかった。やっぱり!変態は思っていますよ? もう、この次に二人きりになるチャンスがあったら、増田に対しては何をしても大丈夫、くらいには思っています。人気のない会議室とか、暗い夜道とか、独り暮らし増田の自宅(待ち伏せ)とか。

正しい対応は……、もう言うまでもないですか?

この続き、今日は以下のようになりました。

そう思っていると別の社員が作業に追われる私に気づき

手隙の人を集めて規定の時間で終わらせることができた。

増田は何も分かっていないようですが、マークされていたのは増田ではなく変態社員です。増田が困っていたからみんなが助けた、ではなく、変態が目を付けたおにゃのこを無茶な仕事振って残そうとしている、社内レイプやばい会社潰れる!……というので、皆必死になっていただけなのです。あなたは、変態との付き合いが短いので警戒心が少ない、職場では数少ない人間の一人で、だから変態ロックオンされており、そしておそらくみんなそのことには気づいています

気づいていながら、変態も、その状況も放置しているのかって? だって変態に恨まれるなんて、誰だって嫌じゃないですか。アルバイトは代わりがいるけど、社員はそうそういなくならないし自分も自由には動けないのだから犯罪がおこるまでは、まあできるだけ大事にならない程度にだけさりげなく介入しつつ、あとは放置しとこうか、てなものでしょう。自分に火の粉がふりかからないうちは、積極的に関わることは避けるというのが、大方の社員スタンスなのではないかと思います。そして、それをいいことにして、変態はぬくぬくと、ときどき事情を知らないアルバイトを生け贄にしながら、リーマンライフを楽しんでいるというわけです。


増田さん、本当に大丈夫ですか?

(4)まとめ

以上見てきたように、変態の行動は、霊長類に属する中型動物の♂として見れば、実にストレートノーマルです。相手は言葉の通じない、盛りのついた猿、と理解し、適切な行動を取るよう心がけるのがよいと思います。くれぐれも油断なさらぬよう。

2012-12-02

http://anond.hatelabo.jp/20121201071104

変な方向に話がこじれていたので追記。

http://d.hatena.ne.jp/kanose/20121201/hatesa

http://d.hatena.ne.jp/apesnotmonkeys/20121201/p1

何かもう色々残念すぎる。最初からストレートに「私について言及しましたね?」って聞きゃそれで終わった話なのに、変な空中戦を仕掛けたあげく一方的に墜落しちゃったのをどうにか取り繕うとしている態度ばっかり強調されて見えてとても悲しい。

加野瀬さん相手にお話しするときに限ったことではないのだけど「不特定多数に対する言及」に対して「自分が批難されている」と感じたのなら、いきなり初手から「それって私のことですか?」って聞いちゃった方が色々と誤解が生まれなくていいと思うんですよね。その結果が「No」ならそこで終わるだけの話ですし「Yes」だったらそこでようやく殴り合いを始めればいいだけですし。勘違いして顔赤くする方がよっぽど恥ずかしいというか。

あるいは「(はてなサヨクという)ネタマジレスした結果」って事なら「そんなネタはつまらないし頭悪い」って単純にばっさり切ればいいだけなのに、そのネタのものを「ちゃんとガチ発言としてやってくれ」って切り返しで行くのはコミュ障過ぎる。または「自分に都合のいいことは前後の文脈を持ち出すけど、都合の悪いことは部分的に切り取って文句付けるよ!」って態度でしかなくて、やっぱりコミュ障しか言いようがない。

そして、アレがそんな人が書いてるブログなんだって思うと、やっぱネット上の主義主張を単純に鵜呑みにするのはやっぱり危険なんだなぁ、とか再認識したという次第。

ってゆーかそもそも『「そもそもお前をはてサ認識してない」と言ってくれるなら、こちらにとっては一件落着ですが』→『この記事で書いた判定基準に入っているとは思っていませんよ』って対話のあとに、わざわざそれを引っ張ってきて『嗤えばいい……んだよね?』とか『とりあえず、「Apemanさんはそもそも入っていない」というのがほんとだったら、これとかこれの釈明がまるで意味をなさなくなる、ってことについて釈明してみせてほしいなぁ』などとネチネチ繰り返して一件落着にしてないのが特に残念すぎる。

まさに「他人の文章を曲解して読むことばかりするのは本当に残念に思います」って話。

2010-08-08

http://anond.hatelabo.jp/20100808204040

俺も厨ってほどではないつもり

っていうか厨の定義が良くわからんよな

処女と言うことが何らかの価値意味を持ちうるか?」に「Yes」という感じ

2010-07-23

ゼロリセット・ワンゴール」 ー自分再起動する26の方法

「ハーァ、なんだか最近、力が入ってこない...。」

どんなに人生経験を積んで成長したとしても、私たちは大失敗をしたり、飽きてしまったり、急にすべてが無意味に思えてしまうことがあります。

そんな時、あなたはどうしていますか?

私は、「ここであきらめるのは、もったいない!」と歯を食いしばってがんばるのですが、クタクタに打ちひしがれて、結果的に逃げるように撤退してしまった経験が多々あります。

まるで、ハエが外を目指して見えないガラスの窓に何度もぶつかり、命を使い切ってしまう、そんな状態です。

このように人生について行き止まりのように感じる時、どうすれば良いのでしょうか?

そんな時は、こう考えてみましょう。

神様が「一旦気持ちをゼロリフレッシュしてから再スタートしたほうがいいよ」というサインがあなたに送っているのです。

ゼロリセット・ワンゴールを新たな気持ちで切りましょう。

今日は、また走りだすための上手なリセット方法をいくつかお伝えいたします。

1.潔く変化を受け入れよう

「気持ちのやり直し」を自分自身に迫られる。

それはどんな状態なのでしょうか。

あなたはもう、昔のあなたじゃない、ということです。

もう、あなたは同じものや人に惹かれてはいないし、あの時立てたゴールだって今や魅力のないものに変わってしまっているのです。

それは仕方のないことです。人は毎日、成長し変化するからです。

一貫性がないだとか、熱しやすく冷めやすいだとか、自分を責めてはいけません。

昔の気持ちを忘れて(捨てて)、今の気持ちを感じなおしてみましょう。、

はじめは難しいかもしれません。昔ほど、モチベーションが湧いてこない!と焦ることだってあるかもしれません。

潔く変化を受け入れよう。

そうすれば、元の場所に新しい自分がカチッとはまる素早さに驚くことでしょう。

2.思いきって、新しい人の輪に入る

私たちは、無意識のうちに見知らぬ人を避けていることがあります。

それがまさに、あなたを退屈や失望、失敗に陥れているのです。

会う人 会う人を少し見たり話したりしただけで「こういう人だろう」と予想してはいけません。あなた自身が奥深いように、他の人だって数分みただけでどんな人かわかるわけがないのです。

変な気負いや遠慮は思いきって捨て、いつもの自分を出して、流れに委ねてみましょう。

新しく出会う人を、フレッシュな気持ちで受け入れて続けていけば、人生は本当に変化していくはずです。

3.しょうがないけど、負けを受け入れる

仕方がないのです。負けを受け入れましょう。

そして、進みつづけるのです。何かを失ったかも知れないし、大切な人ともう二度と会えなくなったかもしれません。

それを受け入れましょう。その現実、そのデータは紛れなく正しいのです。

はい、だからそこで 自分との戦いはそこで終わりです。

思考の空回りはしっかりストップさせましょう。

その空回りをつづけている内は、同じ場所をグルグルまわっているネズミと同じです。時間無駄、体力の無駄お金無駄です。

戦いが終われば、新しい勝利を手にするチャンスがやってくるのです。

腹をきめて、受け入れましょう。

4.まとまってなくても、誰かに話す。

友達じゃなくても構いません、あなたの話を聞いてくれる人ならば。

自分の今の気持ちを、言葉に変えて 外に出してみるのが目的です。

話しているうちに気分が良くなるかも知れないし、リアルタイムで整理しているうちに出てきた矛盾から新しいアイデアが生まれるかも知れません。

5.思いきって、リスクをとってしまう

自分がオロオロしてしまうような、新しいチャレンジをしてみましょう。

何かを踏み出すのが怖いなら、バンジージャンプをしてみたり、恥ずかしくてできないことがあるならば、人前でのスピーチを買って出るのもひとつの手です。

人は、「安全な場所から出たくない!」という思いがあります。だからといって、安全な場所からでなければいつまでも、その中で過ごさなくてはいけなくなってしまいます。

安全な場所を広げるには、安全な場所から思いきって出てみるのが効果的なのです。自分の怖がっていること以上の場所にいってしまえば、その場所はもう安全地帯になるのです。

6.それまでの事を、ワーッと書き出してみる

小説にしようだとか、あわよくば出版しようだなんて、思わないでください。ただ、飾らずに思いついたままを、あなたの言葉で書き綴っていくのです。そして、「どうして今ここに自分がいるのか」を描いてみましょう。

はしょらなくても大丈夫です。急ぐ必要もありません。

あなたは、ひとつひとつ言葉を書いていくごとに、今の現実認識していくことでしょう。

何が起きているかがわかれば、問題はほぼ解決したも同然です。

あとはスマートな解法を見つけるのみです。

7.勝ち負けはコインの裏表であると知る

勝つ時もあれば、負ける時もある。ずっと勝ち続けることはできない。

反対に、負ける時もあれば、勝つときもある。

勝ち負けをコインの裏表なのです。次はわからない。

だから、勝ち負けに過剰に反応しつづけている内は、幸せにはなれないのです。

勝ち負けの牢獄を出よう。

積み上げてきたものを、楽しんで、次に進めばいいのです。

8.今ここを生きる

今、生きているこの一瞬を受け入れよう。

なぜなら、その瞬間はもう、二度と訪れないから。

過去にはいけない。

もう過ぎ去ってしまった。

もう過去存在しない。

過去」というのは人間のこしらえた一つの考え方。「未来」も同じ。

今にしか生きれない。

だから、それを受け入れよう。

人は、今をがんばることしか、できない。

9.身の回りも心の中も、大掃除する

その過去につながっているものを、全部 捨ててしまおう。

洋服も、モノも、写真も、ガジェットも。

それが目に付くたびに、あなたは憂鬱な気分を思い出す。

それを思い出すたびに、あなたはグッタリとやる気を失ってしまう。

「捨てる」という行為は、自分自身でない物事を認識する作業です。

つまり、「自分は誰か」という認識の強化につながる大事な作業なのです。

不要なものを捨てれば捨てるほど、あなたは軽くなったり明るくなったりする気分を感じることでしょう。

自分自身でない部分を捨てれば、努力はヒィヒィ言うものではなく、もっと自然に熱中するようなものに変化していくはずです。

10.道具をまっさらに一新する

たとえば、コンピューターを再インストールして、真っさらにしてみましょ。iPhone復元して、買った時と同じ状態に戻してみましょう。同じ真っ白の手帳を買い換えてみましょう。

いらないもの・必要なかったものは、そのまま忘れ去られるはずです。

(きっと、いらないものがほとんどのはずです。)

反対に、必要なものは必要にかられて、より適切であなたに調和した形で、再構築されるでしょう。一新する前後で、違ったものになったのだとしたら、あなたはそれが必要だったということです。

そんな思い切ったリセットが必要だったということです。

より身軽になって、スピードもあがるはずです。

自分背中を押してみましょう。

11.再設計する

自分の交友関係や、目的社会との関わり、キャラクター

そういったもののベストを、再設計してみましょう。

古い自分は、もう時代遅れではありませんか?

そういう部分は廃止してしまいましょう。

12.「小さな」新しいパターンを取りいれる

大きな変化を起こすというのは、小さないくつかのパターンを変えるということです。

理想自分が取りうる「小さなパターン」を洗い出してみましょう。

それをどんどん部分的に、取りれていくのです。

やがて古いパターンを断ち切られ、新しい自分をつくる着実な一歩が刻まれていくでしょう。変化とはその積み重ねでしか無いのです。

13.昔の友人に連絡してみる

10年以上 連絡をとっていない友達を探しましょう。そして、連絡をとってみるのです。話を聞いて、その友達がどのように人生を歩んできたか理解しましょう。

あなたとその友人は、途中まで同じ道を歩んでいました。

しかし、あるタイミングやきっかけで別々になっていったのです。

そういった共通点もあり異なる生活を送っている友人の話は、新しい視点をあたえてくれるかもしれません。

14.引っ越す

違う場所へ引っ越してみましょう。自分を取り巻く環境というのは、記憶そのものなのです。環境を変えることで、古い記憶は薄れていくことでしょう。

違う街へ、場合によっては違う国へ引越してみましょう。

それが難しいなら、毎日訪れている場所をかえる、道をかえる、それでも効果があるはずです。

はじめは不慣れなことや大変なこともありますが、変化を促してくれることでしょう。

15.熱中しているゲームを変える

私たちはいつもゲームプレイしています。

キャリアアップ」というゲーム「家族」というゲーム、「収入アップ」というゲーム。「恋愛」というゲーム

あなたは今、どんなゲームに熱中していますか?

あなたのゲーム得点は何で、100点満点中 何点を稼いでいますか?

よくよく考えたら無意味ゲーム、退屈なゲーム自分が死んでいるように感じるゲームは、考えなおしてみましょう。そのゲームであなたが稼ごうとしているスコア意味がありますか?本当は、どのスコアが欲しいですか?

人生というゲーム機ソフトを入れ替えてみましょう。

16.よく笑う・笑いを見つける・笑いを作る

厳しい現実や、退屈な毎日を目の当たりにしているときでも、あなたは毎日の生活の中に「笑い」を取りいれるようにしていますか?

「あんなつまらないことで笑うなんて」と他人をさげすむのはやめましょう。笑っている人はエライのです。

日々の生活に、笑いを見つけるようにする。笑いを作るようにする。

そして、声に出して顔や体全体で笑うようにする。

これだけでも、毎日に大きな違いがでてきます。

責任感、ストレス真剣さ。

それを持つのも大事ですが、行き過ぎると逆効果になることがあります。もしかすると、今の状態も 真面目すぎた逆効果かもしれません。

心から笑えば、心は解き放たれるし、笑いを通して 凝り固まっていた考え方が溶け出すことだってあります。

きっと、周りの人もこわばったあなたより、笑顔のあなたに手を差し伸べるに違いありません。

よく笑うように心がけましょう。

17.他の誰かに、教えてみる

誰にでも才能があります。特別な能力や、面白い考え方、モノの見え方があるのです。それを、友人や家族に教えてあげましょう。

必ずしもそれが、ずば抜けたレベルである必要はありません。

他人に教えるという行為は、自分に教えることに直結しますし、知識の整理や強化、体系化に大きな役割を果たすのです。

そんな時間を共有する中で、あなたは反応や発見を得ることができます。

一人の人間が考えることには気がつけない限界があるものです。

相互作用こそ、インスピレーションを生み出すカギなのです。

18.「Yes」を言いに行く

新しいことへの抵抗をしている限り、新しい変化は訪れることがありません。

本質的な変化というのは、Yesをいう余裕によって 創りだされていきます。Yesと言いたいのに、Yesが口から出てこない。Yesを言いに行きたいのに、足が動かない。

それはきっと、能力以上のことをやる恐ろしさがあるからだと思います。

世の中には、何の保証もないことが溢れています。保証のないところからスタートして物事を成し遂げる事が求められているし、保証があると思っていても、刻一刻と変化する状況の中で、その保証無意味になってしまうことだってあるのです。

やりたいのならYesと言って、今 この瞬間にベストを尽くすしかないのです。

19.キッパリと「No」を言う

注力すると決めたもの以外は、キッパリとNoを言いましょう。

不必要なものにYesを言えば、あなたの中に、また「自分ではない部分」が作られていきます。それが足枷となり、あなたのフットワークを奪い、気持ちを暗くし、時間を浪費させるのです。

また、そういった無責任ベストでない状態で、物事を受け入れても頼んだ相手はガッカリ失望するだけでしょう。

責任の質を向上させましょう。けして量を増やしてはいけません。

上手なNo、合理的なNo、思いやりのあるNoをいえるようになりましょう。

20.「バカ」になってみる

失敗の恐怖。これこそが、私たちが新しいチャレンジを阻害する大敵です。笑われたらどうしよう、他人の目が気になる、そんなことが頭の中をグルグル回り始めてしまうのです。

しかし、あなたの過去経験を思い返してみてください。

振り返ると、「無知だからこそできた」バカなチャレンジと成功はありませんでしたか?それも今の自分を形作っている大事なチャレンジが。

当たり前の話ですが、はじめる前に全ての道すじや結果を知ることは、できません。

普段、私たちはバカにならないことに意識を集中していますが、もし 新鮮な気持ちで再スタートを切るのならば、「バカ」になってみるのも大事なことなのです。

21.自分インタビューしてみる

あなたは、みんながその人気の秘密を知りたがるスターだったとしましょう。この世界を光で照らす、英雄なのです。

そんな自分インタビューをしてみましょう。

栄光をふりかえって、心を開いて 本当のことを正直に、話してみるのです。そして、それを読み返してみましょう。きっと、発見があるはずです。

22.レンズの焦点を調節する

人生を正しく見るためのレンズが曇っていると、大切なことを見過ごしがちです。それは、何を撮ったらいいのか、はたまたどこに焦点をあてたらいいのかがわからないカメラに似ています。

少し焦点をひいてみたり、近づけてみたりして、何を見るべきかしっかりと調整しましょう。

23.一日を「反応 < 行動」にする。

私たちの日々の生活は、何かへの「反応」がほとんどです。

仕事に反応したり、上司やお客さんに反応したり、自分の役割に反応したり、家族に反応したり、広告に反応したり。

何か起きたことに反応をつづけている限り、人生への意識の感度はどんどん鈍っていき、フレッシュな気持ちで再スタートをきることはとてもむずかしくなってしまいます。

反応がメインになると、何かに追われるだけの しんどくて退屈な毎日に飲み込まれてしまうからです。

自分価値基準で判断をして、先んじて行動しましょう。

けして恐怖や拒絶にまけることなく。

一日の時間が、反応 < 行動に変わったら、新しい道が開けるに違いありません。

24.意味のない問題を解きつづけるのをやめる

本当に、本当に、大事で意味があることに集中しましょう。

誰かに言われたことや、対抗心、意地の張り合い、そういうものに囚われるのは無意味です。

目の前に はまりやすい問題が転がっていると、私たちはそれを解きたくなってしまいますが、それが「本当に、本当に、大事で意味があるのか?」しっかりと再考しましょう。

近道があります。スマートかつ戦略的に対応しましょう。

25.「できること」よりも「やること(意志)」を言い聞かせる

私たちはつねに自分自身に、言葉を言い聞かせています。

それが私たちを形作り、ひいては現在人生を構成していくのです。

「できること」を言い聞かせ続けていても、変化はありません。

それよりも、自分のやりたい事、そしてやること(意志)を自分自身に言い聞かせましょう。

変化とは、自己との対話です。

生産的な対話が、素晴らしい結果を生み出すのです。

26.完璧主義をやめて、肩の荷を下ろして取りくむ

完璧主義は、最も大きな心のワナです。

不完全を避けて、ものごとをやり切ることができなかったり、世に発表できなかったとしたら、それは不完全以下の「無意味」です。

ゼロです。

不完全さは、ジグソーパズルピースのようなもの。

すなわち、あなたはジグソーパズルピースのようなもの。

世界は全体として、助け合って成り立っています。

不完全さを表に出すことで、あなたを補完してくれる何かが集まってくることを信頼しましょう。

2010-07-20

正しいって何なのかな

自分が正しいと思っていることって、本当に正しいのかな。

みんなが正しいって思ってるだけで、本当は間違ってるんじゃないのかな。

そりゃあね、正しいと思う人がたくさんいれば、間違ってると思う人を抑え込むことだってできるもんね。

マジョリティの大勝利!


例えば、ここに5人いて、戦争はいいことか悪いことかをみんなで決めてくださいって言われたとする。

そのとき、4人が「いいこと」って答えたとしたら、

多分「悪いこと」って思った人は、変な目で見られるんじゃないかな。

その4人を納得させられる意見が言えない限り、5人の中では戦争はいいことって決められるんじゃないかな。

これはどこか違う場所での考え方で、

自分が住んでいる日本という国では、「戦争=悪いこと」って認識が強いよね。

でも別の場所では、それが正しいとは限らないんじゃないかなって。


例えば、雨の日に出現する殻に籠ったぬるぬるの、あの生物

あれ、日本ではカタツムリって呼ばれて、単なる虫だよね。

外国文化なんて知らなかったら、食べようとも思わないよ。

寧ろ食べている人に冷たい視線を送るかもしれない。

でも、ヨーロッパのとある国では、それをエスカルゴと呼んで、食すじゃん。

向こうからしたら「えっ、なんでこんなおいしいもん食べないの?」状態かもしれない。

食べたことないから何とも言えないけれど。

海藻類はその逆だよね。日本人は海藻好きだもん。海苔とか。


だからさ、本当に正しいことって何なのかなって考えちゃう。

除菌って本当にいいことなの?

人殺しって本当に悪いことなの?

日本ではどちらとも「YES」ということになってるよ、今は。

もちろんそれは、「YES」考える人がいっぱいいるからだろうけどね。

そうなると、「NO」と考える人って生きにくくなってくる。

あいつら頭おかしいんじゃないのって。本当は正しいかもしれないのに。


そして「正しい」「間違ってる」を決めることができないのも辛い。

人間は一生、それを考えていかなければならないよね。

答えなんて無い一方的な主張を、世代が変わっても繰り返すだけ。

なんかそれって、某アニメネズミと猫みたいな関係みたい。


ちょっと話ずれるけど、

マイノリティって小さなこの国で反対!反対!って言うくらいなら、

自分の主張に合った場所を見つけるような行動力も必要だと思うんだ。

その方が合理的じゃない。新しい国でも作ってさ。

意見が通る人だけで固まってれば、幸せでしょ。


…なんか言いたいことがうまくまとまらなかったな。

以上、友達と「きのこの山 VS たけのこの里」論争が巻き起こったので書いてみました。

2010-06-10

http://anond.hatelabo.jp/20100610130845

子供の情操教育には滅茶苦茶悪いけどな。本来お金を払わなきゃならない物を、ズルしてタダで手に入れる事を親が自ら肯定してるわけだから。

個人的には若者蔑称としての「ゆとり」の次は「マジコン世代」とかになると思ってる。違法行為であっても露見する可能性が低ければ実行に躊躇しない世代。ネット上で声のでかい今現在の20~30代がマジコン蔑視の空気を維持できるのもそのうち限界が来るんじゃないかな。

ちなみに、バンダイナムコ欧州ニンテンドーDS市場マジコンのせいで崩壊したと言ってるらしい。

http://www.mcvuk.com/features/697/INTERVIEW-Namco-Bandai

Has the bubble burst for the Wii and DS?

It’s a tough market. DS is the most successful platform ever, but all my kidsfriends at school have a DS with an R4. They have 100 games for no money. So yes, the market has collapsed for the DS and Wii.

我が子らの同級生はみなDSとR4(マジコン)を持っている。

彼らは一銭も払う事なく100本のゲームを手に入れている。

だから、(WiiDSバブルが弾けたかという問いの答えは)「Yes」だ。DSWii市場は崩壊した。

まあ、この期に及んでマジコン擁護してる連中って、基本的にゲーム業界の存亡とかとあんまり関心が無い連中なんだけどね。

2010-03-14

http://anond.hatelabo.jp/20100313232240

それは、要訳したら元増田はどう転んでも「一番好きな人」じゃないよ、って意思表示

それを十分理解して、受け入れた上で「YES」「NO」を答えるから、ちゃんと受け取ってね、と。

(勿論、本当にキープ(都合良く延々保留)可能性もあるが)

「NO」なら、結ばれない相手でも、やっぱりあちらが一番で、元増田じゃダメ

「YES」なら、あなたは少なくとも現時点では確実に二番目以下の好きな人だけど、それでもいいや、(いいの?)って事。

自分が二番目以下でも”なんとかモノにしたい”なら、「一番好きじゃなくても付き合って」って言えばいい。

相手に好きな人がいようが、別にいいって表明すればいいよ。

あとは、そういう付き合い方ができる相手かは元増田が一番知ってると思う。

自分が二番目以下でも”なんとかモノにしたい”って思える相手ならOKなんじゃないのか?

要は下手に出て「YES」を引き出せばいいだけだ。がんばれ!

2010-02-21

カーリングについて自分が知っているいくつかのこと(続きあり

土曜の午後という多くの人が見ている時間帯に、地上波中継で「わかりやすいゲーム」で

勝てた事の意味というのはとても大きかったと、日本チームの勝利に心から酔いしれた。

ただ、Twitterなんかを見ていると、素人自分でもいくつか答えられそうな話題があったので、ちょっとそれらをまとめてみようと思う。

(技術戦術については、それっぽく話す事もできるが自分には無理)

ラウンドロビン後半戦に向けて、観戦者にとって何かの足しになってくれれば幸い。

(2/23 多くの皆様にお読みいただきありがとうございます。お礼を兼ねて続きを書きましたので、よろしければご覧ください。)

解説の小林さんの絶叫について

ずいぶん話題になったあれだが、別に意味もなくかっこつけて「Yeeeeees!」と叫んでいたわけではない。

ハウスサークル)の中央に、その後ろにある石を弾いて散らす事なしに自分の石を持ってくるには、

投擲時の力(ウエイトという)を弱めにして、スイープ(ブラシワーク)で距離を調節しなければならない。

「Yes」というのは、石の進路を掃いて距離を伸ばすためのかけ声で、弱めのウエイトであそこまで

石を伸ばすには、通常2人で行うスイープを3人にして、さらにいつもよりもハードに行う必要があった。

中国女子チームは、必要とあれば4人全員でスイープする。これは見どころのひとつ。)


であればこその、「激しくスイープしろ」という意味の指示を、自分スキップになったつもりで

行っていたのであって「近年のテレビ的な過剰なキャラクターづくり」「我を失った絶叫」というわけではない。

各局のテレビ報道今日スポーツ新聞なんかを読んでも、その辺に触れた記述はなかったのが残念だった。


ちなみに、ショット後の選手のかけ声は、

「Yes」「Yeah」「Yap」が「スイープしろ」(ストーンをまっすぐ、遠くまで)

Clean」が「ごみほこりをはく程度の軽いスイープ」(髪の毛一本でストーンはあらぬ動きをする。)

「Whoa」が「スイープするな」(ストーンのウェイトが強い、あるいはもっと石を曲げたいとき)

「Hurry」が「全力スイープ」

となる。だいたいどの国も英語のコールをするけど、これから日本が試合をするロシアロシア語のコールをする。

「Hurry」は小林源文漫画の読者ならおなじみの「Давай」(ダヴァイ)になる。

解説の小林さんの「中立」について

これも別に装っているのではなくて、カーリングというのはそうしなければならないと要求するもの。


世界カーリング連盟のホームページにある「THE RULES OF CURLING(PDF)」の冒頭には

「The Spirit of Curling」というのがある。ルールブックの冒頭にあるくらいで、ルールの上位概念というか、

法律に対する憲法のような存在だと理解すればいいだろう。これを引用する。

Curling is a game of skill and of tradition.

A shot well executed is a delight to see and it is also a fine thing

to observe the time-honoured traditions of curling being applied in the true spirit of the game.

Curlers play to win, but never to humble their opponents.

A true curler never attempts to distract opponents, nor toprevent them from playing their best,

and would prefer to lose rather than to win unfairly.

Curlers never knowingly break a rule of the game, nor disrespect any of its traditions.

Should they become aware that this has been done inadvertently, they will be the first to divulge the breach.

While the main object of the game of curling is to determine the relative skill of the players,

the spirit of curling demands good sportsmanship, kindly feeling and honourable conduct.

This spirit should influence both the interpretation and the application of the rules of the game

and also the conduct of all participants on and off the ice.

日本カーリング協会の公式訳や、Wikipedia日本語版の訳などもあるが、こういうのを置いておくとid:dankogaiが嬉々として訳しそうな気もする。


ともあれ、ここで述べられているのは「カーリング伝統」であり、これは「守るべきもの」として謳われている。

その中に「A shot well executed is a delight to see」とあり、「Curlers never to humble their opponents」とあり、

そして「This spirit should influence the conduct of all participants on and off the ice.」とまとめられて

いるからには、「マイナースポーツとしてのカーリング」を解説する上で、そこから外れた態度を取る事はありえない。


あれは小林さん個人の信条スタイルというのを超えて、「あのスタイルでなければカーリングの解説にはならない」、

「あの解説スタイルそのものがカーリングメタ的な解説である」ということを示しているわけだ。


個人的に、ゴルフとよく似たこの「プレイヤー自らが審判である」という意識は興味深い。

同じスコットランド発祥のスポーツスコットランド人の気性と関係するのだろうか。

男子の競技はやってないの?/男女差ないんじゃね?

長野五輪日本男子チームが多少注目されたのを覚えている人がいるかもしれないが、男子はもちろんやってる。ただ、日本代表が出てないので放送してない。

#ちなみに長野の時のスキップ敦賀信人さんは今でも現役のカーラーで、日本カーリング協会強化指定チーム「Iceman」のスキップ

#当時は少年面影が残る20歳でしたが、今では立派な漁師の貫禄が身につきました。


ただ、NHKはインターネット中継で男子準決勝(26日)と決勝(28日)を生中継してくれるので、興味があればぜひ。

男子と女子の差は、ストーン投擲時のウエイトの強さと、スイープの強さにはっきりと表れる。

つまり、膠着した場面をハードヒットで打開できる可能性が高いので、より積極的かつ攻撃的なゲームが見られる。


参考までに、YouTubeからいくつか動画を。

トリノ五輪男子決勝でカナダマークニコルスが見せたショット。石を二つ動かして目的ストーンテイクアウトし、

 かつその他の石を動かさない、これは単に力を乗せるだけではダメで、コントロールが必要になる。

 このウエイトを乗せかつコントロールすることが女子では難しい。

 バンクーバー五輪日本イギリス戦の8エンド、イギリスサードのジャッキーロッカートの1投目を小林さんが

 「男子並みのショット」と評した理由は、ここにある。

 09年男子カナダ選手権で、カナダ男子最高のスキップ、グレン・ハワードが見せた一投。

 やや長いので、時間のある人向け。上の動画のグレン・ハワードのチームと、チームハワードと並び立つカナダ屈指の強豪、

 ケヴィンマーティンのチームの対戦。バンクーバー五輪には、チームマーティンがチームハワードを破って出場している。

なんで日本チームはサッカーのように選手を選抜した代表ではないのか?

けっこうこの疑問は多いんだけど、いくつかの観点から答える事はできる。

まず、昔の全日本女子バレーチームのように、日紡貝塚日立の強さが抜けているような状態なら、

単独チームをそのまま代表にしたほうがチームの熟成の意味では優れている。

ただ、個人的にはこれは皮肉だなと思うのだけれど、チーム青森はもちろん単独チームではあるのだけれど、

ある意味では「選抜代表チーム」であって単独チームの強みを活かした熟成があるのかというと、個人的にはちょっと、

と見える部分がある。


カーリングにおける熟成というのは、それこそ10年単位のものなのであって、2002年ソルトレーク日本代表だった

シムソンズ」も、彼女たちが中学生のときに結成された10年来のチームだった。

トリノ五輪時のチーム青森が、どん底に落ちそうになりながらも復調したのは、シムソンズ以来の長い信頼が、

小野寺歩林弓枝の間にあったからというのが大きい。

また、長年にわたって「シムソンズ」「チーム青森」の最大のライバルだった「チーム長野」(Pictic)にしても、

これも最終的には10年以上の長きにわたってひとつのチームを組み続けたというのが大きい。

そこへいくと、今のチーム青森は、最大でも目黒萌絵本橋麻里の5年であって、後のメンバートリノ五輪後の加入。

そんなにチームとしては熟成されていない。

もちろん、他の国内チームとは比べものにならない手厚い支援体制の下、長期の合宿も組んで補ってはいるけれど。


チーム青森の「選抜チーム」としての特徴は、あまり年の離れていない複数のスキップ経験者がひとつのチームに

なっているというところにある。これがなかなかチームとしての意思決定に大変なところがある。

とりわけ、トリノ後の最初の一年は、ほとんどキャリアに差がなく、嗜好する戦術がそれぞれ全然違う目黒、本橋、

山浦麻葉の3人の息が合うのにかなり苦労した。

スキップ目黒ショットのときには、副スキップの本橋がショットの目安となる位置を指示するのだけれど、

それが二人で相談したときと全然違う場所に指示をするものだから、慌てて目黒がもう一度コートを逆戻りして

再確認して無駄時間を浪費したりとか、そんなことを世界選手権の試合の中でやったりしていた。


その辺はだいぶ改善されてはいるのだけれど、今でも目黒と本橋の息があってるかといえば、必ずしもそうじゃないような。

本橋の投擲の時に、スイーパーに対する指示が目黒と本橋で正反対のことがしょっちゅう試合中にある。

これは、実況を見ているときに注意してみると面白いと思う。

スイーパーも困るだろうと思うが、当然ながら目黒に従うわけで、そしてだいたい目黒があってる。


ちょっと話はずれたのだけれど、かように高レベル選手になればなるほど、チームとして熟成させるのは難しい。

スコットランドイギリス国内3協会では最強の協会なので五輪ではイギリスとして出てくる)は世界選手権では

選抜チームを組むのだけど、大会中に息が合わなくて選手が帰国して残りの試合を3人で戦った事もあった。

ルール上は認められている)

だから、同年代の選手で組むときは10年以上の長い信頼関係を結ぶか、若くて優秀な選手を入れるときは

圧倒的なカリスマを持ったベテランと組む、というのが強豪チームの常。

チーム青森はこのどちらでもない、「常設チームながら選抜チームっぽい」ところが面白いのだけれど、

つまりサッカーのような代表チームを組まないのはこのため。

なんで日本チームは欧米選手に比べて若い?/なんでチーム青森なのに北海道長野選手

実はこの疑問に対する答は共通で、要するに「エリート選手として競技を続ける環境日本にない」ということに尽きる。


またひとつ動画を。

2005年から今年までの6年間で、女子カナダ選手権を4回優勝、1回準優勝し、世界選手権で金1、銀1と、

現在カナダ最高のカーラージェニファー・ジョーンズのチームが初めてカナダ選手権を取ったときの、その最後のショット

wikipedia英語版の彼女の項目では「The Shot」(カーリング史上最高のショット、くらいの意味だろう)と書かれている。

#恐ろしいのは、このチームが五輪代表選考会で敗退してしまうカナダの層の厚さなんだが。


さて、この見目麗しいスーパーカーラーJJの職業弁護士だ、と聞くとなんだその漫画に出てきそうな嘘っぽいキャラクターは、

と思うんだけど、だいたい強豪国の女子選手は、収入のある自営業であることが多い。

地域社会におけるスポーツクラブ単位での活動ということも合わせて、そういう時間自己管理できる職業だからこそ、

カーリングにおいて技量を磨けるということはあるのだろうけど。


ひるがえってわが国のことは今更説明するまでもないけれど、アマチュアスポーツエリート育成は学校部活動実業団スポーツ

頼ってきた中で、マイナースポーツカーリングを支援する企業などこれまであるわけもなく、就職したり結婚したりすれば必然的に

女子選手は第一線を退かざるを得なかった。

ソルトレーク五輪のあとで、シムソンズが20代半ばのカーリング選手としてはまだまだ青二才の年代で解散を余儀なくされたのもそのためだった。


ちょうどその頃、多分に偶然ではあったのだろうと思うけど、2007年世界選手権をやるということになった青森市が、

どうせやるなら地元から、ということで、シムソンズの中で現役続行を希望した小野寺と林を引っ張ってきた。

カーリング競技を行う事を前提として職を得る、と言う事自体が当時としてはとても珍しい事だったのだけれど、

それにしても「青森市嘱託職員」という立場の二人の月給は、およそ月給と呼べる額ではなかったらしい。


そんな環境でさえ、まだ恵まれていたといえるのは、ライバルチーム長野(Pictic)を見ればわかる。

こちらは、「就職結婚もあきらめて」アルバイトで生計と強化費を捻出して、五輪出場権をかけてチーム青森

長年にわたって戦い続けてきたわけだ。

とくにトリノ五輪の後は、職という安定した身分でも強化体制の違いでも青森に圧倒的な差をつけられながら、

それでも互してきたこと自体が奇跡的ではあるのだけれど、最後には息切れしてしまった。

(結局チーム長野は、中心となる3人に加えた、4人目のメンバーを固定できなかった。これが大きかった。)


ともあれ、今のチーム青森は、「エリート選手としてカーリング競技を行うこと」を前提として職を得られた、

自分の知る限りにおいて日本女子では初めてのチームではないかと思う。

(もちろん、実業団単位で組まれた女子の強豪チームもあったけれど、「仕事のウェイトの大きさ」が圧倒的だった)

天才少女が、カーラーとして全盛期を迎える30代半ばから後半まで、ひとつのチームを組み続けたまま、エリートとして

競技を続けられる状態自体がこれまでなかったということ、それが日本チームが欧米のチームに比べて圧倒的に若い原因である。

今、技術戦術面で、素人ながらに見ていても海外のチームと比べて足りないように見える面があるとするなら、

それは競技生活と練習にかけてきた時間の差でもあるのかもしれない。

そして、だからこそこういう環境のある青森に、北海道から選手が来る。


もっとも、だからといって、北海道選手を取られてばかりで手をこまねいているとか、青森県が他県から

引っこ抜いてくるばかりかというと、そうではない。

北海道では、一年間通して使える専用カーリング場が2012年に、初めて札幌市にできる。

北海道で、大人の女性が職を得ながらカーリングを続けようと思えばやっぱり札幌が一番有利だし、

その札幌に専用のカーリング場ができるのは、これは北海道カーリングの悲願でもある。

青森県は、本橋が在学していた明の星短大を有する明の星学園が、青森明の星高校にカーリング部を作っているし、

まだまだ歩みはゆっくりだけど、ジュニアからの強化を図っている。

やっぱり、いずれは青森県カーリング場で育った選手チーム青森に入れたいんだろうね。


(追記)

ちなみに、チーム青森の現メンバーの勤務先は次の通り。


目黒と山浦の二人が青森県下で有数の企業に入り、近江谷が高卒で非常勤ながら市役所勤務というのは、

官民一体の就職支援といえると思う。

30近くなって青森に加入した石崎に、これも契約社員ながら職が斡旋されたというのも、近年の就職事情を考えれば

やはり支援の賜物だと思う。

チーム青森メイクきれいなのは、木浪学園の指導と支援によるもの。のはず。

本橋のNTTLSとの契約は今年の6月まで。彼女実質的プロカーラーと言っていい立場。契約は延長されるのだろうか。

ファンができること

トリノの後もそうだったんだけれど、カーリングがあれだけ露出していたのに、それが普及・強化につながらないのは、

ひとえに「プレイできる環境がない」からに尽きる。

トリノの後で「カーリングを体験してみたい」という問い合わせが施設に殺到して予約半年待ちなんていうニュース

あったけど、日本カーリングができる施設はあんまりない。

少なくとも、通年で使える専用のカーリング場というのはまだない(上記の札幌の施設は、その意味でも大きい)。

岡山福岡で、共用ながら通年カーリングができるというのは意外のようにも思う。


全国のカーリングができる施設等一覧


なんでまあ、「実際にプレイする」のは一番だし、なにより楽しいのだけれど、いかんせんまず場所がないし、

上手くなるのに練習が必要なのに練習もろくにできない、となると、なかなか草の根の強化は難しい。

となると、まずはお金なのかなあ、手っ取り早いのは。

チーム青森単位でも、日本協会単位でも、いろいろ募金をつのってはいるので、調べてみてください。

見てみたい

五輪以外でも世界レベルの試合を見てみたい、という人もいるだろうね。

日本国内でそれを満たすほぼ唯一の手段は、CurlTVかな。

海外遠征中のチーム青森の試合なんかも、有料だけどストリーミング配信で見たりする事ができる。

3月にカナダで開かれる世界選手権も、ここで見られる。

#と言いたいところなんだが、日本テレビ局放映権を買うためにリージョンブロックがかけられる。

日本戦でさえ全部放送しないんだから、解放しろと思うんだけど。


生で見たいとなると、3月6日から10日まで北海道北見市常呂で今年の日本選手権が男女共催で開催される。

簡単に行ける場所ではないけれど、北海道オホーツク観光を兼ねて行ってみてはどうだろう。

チーム青森の帰国後国内初戦だしね。

他のチームを知りたい

本当の意味日本女子のカーリングの強化、ということになると、チーム青森に互す実力と体制を持った

チームが複数出て、国内で日本リーグを毎年行えるくらいのことができればいいんだろうけど、それは

ここ数年レベルでは望み薄。これまで青森と覇を競ったチーム長野も、代表決定戦の敗戦以降は

活動しておらず、少なくとも日本代表を狙うような活動は当面休みっぽい。

だけれども、女子に関してはジュニア世代でチーム青森を追うだろう優秀なチームが複数あるので、それを紹介したい。

(カッコ内は全国大会に出てくるときのチーム名)


WINS(チーム常呂高校)

2009年度の日本カーリング協会強化指定チーム(B代表相当)で、2009年日本選手権準優勝。

バンクーバー五輪代表決定戦にも進出し、BS-TBSでも取り上げられた目下一番の注目株。

スキップの吉村紗也香さんがかわいいと、そっちでもちょっと話題になったりする。

今年の3月で常呂高校を卒業した後は、4月から全員が札幌国際大学に進学してカーリングを続行。

北海道を拠点としてチーム青森に並ぶ強豪チームを作ろうという北海道の期待も背負う。

ロビンズ(JJ常呂

同じ常呂の同じ高校3年生でも、全国に名前を売ったのはこちらのチームが早かった。

2006年中学2年の時に日本選手権に出場すると、予選リーグではチーム青森に続く2位。

決勝トーナメントではチーム長野に完敗して3位に終わったけれど、小さい身体で大人と互角以上に

渡り合い、テレビカメラの前でも物怖じせずに話す肝っ玉とか、個人的には期待していた。

高校に入ってからはWINSに抜かれた感じもあったけれど、それでも常呂町のリーグでは

海千山千のおじさんカーラーの中で上位に来るように、実力はある。

今日まで開催されていた北海道選手権でも優勝したし、地元開催の日本選手権WINSとどちらが上位に来るか楽しみ。

AIM(御代田ジュニア

長野県御代田を本拠地にするこれも高校3年生のチーム。

昨年12月日本ジュニア選手権では上記WINSを破って優勝し、今年2月の高校選手権でも優勝。

毎年軽井沢で開かれるアジア唯一の国際競技大会軽井沢国際」には今年ジュニアながら

日本代表として出場して4位。

こちらも高校卒業後は全員が城西大学に進学して競技を継続

中部電力

AIMと並ぶ長野女子カーリングの期待のジュニアチーム。

日本ジュニアではAIM、WINSに続く3位だったが、日本選手権へはAIMを抑えて中部ブロック代表として出場。

もし日本選手権を観戦に行くのだったら、WINS Permalink | 記事への反応(9) | 22:17

2009-11-30

http://anond.hatelabo.jp/20091130131801

その技術を放棄して自縄自縛に陥ってるのが昨今のアメリカ

例えば「今自分幸せか?」と問われて「NO」と答えようものなら、「では幸せになるために具体的にどんな努力をしているか?」を答えなければならない風潮が蔓延している。もし「特に何もしていない」とか「努力はしているが成果は出ていない」などと答えたりしたら速攻でダメ人間烙印を押されてしまう。だから最初の問いは「YES」と答えざるを得ない。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん