珠理奈がいるだろ?
とあるベンチャー企業の面接に行ったら「大丈夫です、この会社は【有名コンサル会社】出身の私達が起業したんです」って言われてウヘったし、
例えばオンライン英会話の話になって「俺もやってたけど、英語だけできるやつに教えを乞うているというのが無理」とか平気でね、ジョーク的に言っちゃうわけよ。ビックリするよね。目ぱちくりさせちゃったよ俺。そんな差別心と選民思想をいきなりあけっぴろげにされても困るじゃん。でも他のコンサルもそれ聞いて大いに盛り上がってんの。男も女も。
ネトウヨ、ネトサヨがコミュニティの中でどんどん過激になっていくように、コンサルも過激になって行くんだろうなという感じはした。
「ん゛!!!!!!!」のツイートに関して書いてあった増田と大体内容は同じなんだけど、
どうにも推しを好きである事で自己のアイデンティティを確立させたいだけにしか見えない。(特に二次元オタクに関しては殊更)
「〇〇と✕✕の関係性が尊い」だの「△△イベのストーリーで感動して泣いた」だの、どのアカウントを見ても月並み以下の表現しかしていない。
育成ゲームとかやっている人ならば分かると思うが、多くのゲームでは、ストーリー中のキャラクターはほぼ立ち絵のままだ。さらに漫画や小説と違って作れるストーリー数に制限があるため話がトントン拍子で進む。
だからこそ正直、お勧めされてストーリーだけは読んだが、キャラクターが立ち絵のままなため関係性が見えにくく、ストーリーも短い上セリフしかないので変に説明口調で、よく分からず読んだ気がしない。
普段は漫画を好んで読んでいるのだが、漫画では二人の話している表情や体の距離、視線などから関係性が分かるようになっている。そして本編でそこに変化が訪れると確かに「ここの関係性はこの二人にしかないものだな」と思う事もある。
力量不足で立ち絵だけ・会話文だけからは関係性が読み取れなかったのかもしれない。だがストーリーを読んでいる、関係性を楽しんでいるというよりは、台本をそのまま読まされている感覚がした。
いいな、と思う性格のキャラクターはいても尊い!と思える程掘り下げられていない。掘り下げているのであろうストーリーも読んだがそこも薄い。まあそりゃあ練りに練った設定を10話程度(しかもセリフか心情だけ)に詰め込めるわけがない。
よくこんな薄いストーリーとキャラ設定で「尊い」だの「感動する」など言えるな、というのが一番の感想だった。
そして一番驚くのは、twitterのbio欄に好きなジャンルと推しがずらりと並べられている事だ。
そんなに推しというものはポンポン増やせるものなのだろうか。というより、触れた作品全てに推しがいると言われると、「逆に推しを作るために作品に触れてるでは?」と思ってしまう。
先に述べたように、私は漫画を好んで読んでいるが、それらを読む理由のほとんどがストーリーの面白さを気に入っているからだ。
たまに絵が可愛い、好ましい性格のキャラクターがいる、キャラクター同士の恋路が気になる、という理由で読んでいるものもある。
だが、好きなキャラクター、いわゆる推しがいるから読んでいるという作品は一つしかない。
ただでさえソシャゲなんて真っ当に働きながらイベントを走ろうとすれば時間とお金が必要になるのに、そんなに推しがたくさん出来るのか?
やはりいろいろなジャンルに推しというものを作る事で自己の居場所とアイデンティティを確保しているだけなのではないか。
皆が好きと言っているものにはとりあえず触れてみて推しを作ってストーリーについて語っとけ、的な雰囲気を感じてしまったのは私の気のせいなのだろうか。
まあ、いつサービスが終了するかも分からないものによく大量の時間とお金を掛けられるなという感心はした。
※ここでいう女性向け育成ゲームオタクの代表例は姉の事であり、ストーリーも姉のスマートフォンで読ませてもらった。オタク達のアカウントは姉のオタク用アカウントを知っているのでそこから見ただけであり、それが全てとは限らない。