何か一つだけ無人島に持っていけるとしたら?そんな問いがあるけれど、私は中3の時に牛乳の一択に決めた。なぜなら、無人島に何か一つ持ち込めたとしてすぐに死ぬ。なら、牛乳を飲んで死にたい。
そんな無類の牛乳好きがおすすめする牛乳レシピはマサラチャイだ。マサラはスパイス、チャイはお茶。おしゃれなカフェで出てくるチャイはマサラチャイだ。ちゃんとマサラチャイって書けよおしゃれなカフェオーナー。
マサラチャイに使うスパイスの基本は3つ。カルダモン、クローブ、シナモン。
カルダモンは爽やかな感じ、クローブは漢方薬みたいな感じ、シナモンはシナモン。
シナモンはカレーに使う種類とお菓子とかに使う種類の2つあって、一般的にマサラチャイに使うのはお菓子に使うほうだけど、私はどっちでもいいと思ってる。むしろカレーに使う方のシナモンの方が好みだ。
シナモンの種類はどっちでもいいけれど、スパイスはホール、挽いて粉になっていないものを使え。ホールっていうのは胡椒なら丸いやつ、粉は粉のやつ。ホールスパイスをいくつか揃えるといろんな形があって面白いぞ。
チャイはグツグツと煮るものだ。グツグツとやる時はホールスパイスを使え。それに粉のスパイスは茶こしを通り抜けて食感が悪くなる。
マサラチャイのスパイスは基本の3つ以外に生姜、黒胡椒も使うレシピがある。マサラコーヒーならさらにナツメグも使う。ナツメグはハンバーグに入れるスパイスだけど、豚ひき肉のハンバーグなら私はオールスパイスを試して欲しい。
オールスパイスっていうのはガラムマサラみたいな複数のスパイスを混ぜたものではなく、一つのスパイスなのにクローブ、ナツメグ、シナモンっぽい風味があるからそう呼ばれるスパイス。私はオールスパイスが好きでキーマカレーにはドバドバ使うけど、マサラチャイはあんまり合わない気がする。
マサラチャイはカレーの感覚とは違うスパイスのバランスで成り立っている。これが言いたかった。そしてこれが面白い。
基本の3つのスパイスの割合を変えるのが面白いんだって。すごくわかりやすく変わる。私の好みはクローブ強めだけど、クローブを知っている人ならわかると思うけど、クローブを効かせすぎると突然崩壊して漢方薬になる。漢方薬じゃなくおしゃれなマサラチャイに留まりつつ、自分の好みに近づける。楽しい。
カレーだと一回作ると1時間くらいはかかるけど、マサラチャイなんて10分あれば作れる(スパイスをグツグツ煎じたかったらもっとかかるけど)。そして消費するのも早い。1日2回だって十分作れる。
スパイスカレーブームでスパイス使ってみたいと思っていたサブカル女もクソ野郎もマサラチャイから始めるんだ。そして牛乳をすこれ。
使う金額が大きい富裕層と、高い金利で貸付ができる低所得者が増えた方がいい。
リボ払いをしないくらいの所得がある中間層がいてもおいしくない。
転売屋がメディアの役割もSNSで担えるような時代であり、棚から無くなったという写真を、自分達のグループが買い占めることで作り出すことができる。
談合をしなくとも、グループの誰かが打った玉がバズり始めたら、その波に乗っかって同じことをすればよい。