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2024-04-11

ゆらゆら帝国に代わる。何かを今から見つけられるのか。

ゆらゆら帝国ベーシスト亀川千代さんの訃報がXで突然目に入った。

学生時代にとても好きなバンドで、何度もライブに行っていたものの、今は積極的情報を追いかけていたわけではない。

でも突然、そしてだからこそ唐突に、あのライブが2度と見られないのだと言うことを、なんとなく頭で理解する。

いや、正確には解散が発表された時点から、あのライブがもう見れないことは分かっていた気がする。

それでもあのメンバーが2度と集まることはもう何がどうひっくり返ったとしてもない、という絶対的事実が目の前に突きつけられた感じ。

たぶん、自分人生ゆらゆら帝国以上に好きなバンドができることはないんだろうなという思い。

そう、この喪失感亀川さんとは関係なくて、自分が単に歳を重ねて何かを失った気になっているだけなんだろうと思う。

それでも、今、ミーのカーを聴きながらゆらゆら帝国のことを考えていて、その思いが何かのかたちで届くといいな、と傲慢に思っている。

なんとなくそのことを、何かに残しておきたくなった。ありがとう

何か、また好きな音楽を見つけたい。たぶんその方が本当の意味での感謝であり、弔いになる気がするから

2024-04-10

亀川千代さんへ

ゆらゆら帝国ライブを全国に見に行っていた。

「おっかけ」というとアイドルのようで違和感があるが,まあやっていたことはおっかけというのが一番早い。

当たり前だがアイドル的に好きだったわけではないので入り待ち出待ち差し入れなどは一切したことがない。

何故わざわざほぼ全公演行っていたかというと,亀川千代ベースが聴きたかたからだ。

ゆらゆら帝国については「昆虫ロック」のイメージしかなかったのだが,ある日たまたまタワレコで「ゆらゆら帝国のしびれ」の「ハラペコのガキの歌」を試聴して衝撃を受けた。

ライブに行ってみよう,と思った。

ライブで「恋がしたい」を聴いて,もっと正確に言うと「恋がしたい」の亀川千代ベースを聴いて,世界が変わった。

今までベースにそれほど心惹かれることはなかったが,亀川千代ベースはまるで歌っているみたいなベースだった。

こんなに豊かな音色ベースがあるのか,と思った。

最初関東の公演を全部行くくらいで済んでいたが,何回も行くうちに毎回ベースラインアレンジが違うので,もっと聴きたいという欲が収まらなくなった。

CDとほぼ変わらないときもあるのだが,亀川千代テンションによって時々驚くような神アレンジを聴かせてくれることがある。

もともとただ彼のベースを聴いているだけで幸せなのに,時に神のような音を聴かせてくれるので,それを聞き逃してはならないといつしか全国の公演に行くようになっていた。

とはいえ飛行機が苦手だったりお金に限りもあるので全て行けたわけではない。

でも,ある時期の彼らのライブはほぼ全て行っていたと思う。

基本的最前列亀川千代の前が定位置だった。

顔ファンだったわけではないが,ベースを弾くたたずまいがとても絵になる人だった。

直に鳴る音を聴いたり指遣いを見たりもしたかった。

モッシュとかダイヴとかしたいわけではないので最前でひたすら柵にしがみついて亀川千代凝視していた女は私だ。


それから何年も経った。

私は就職したり結婚したりそれに伴って転居したり出産したりしてそんな生活はできなくなってしまった。

そのうちにゆゆら帝国が解散した。

亀川千代ベースが好きだったので,石原さんとやっていたSTARSもよく見に行ってはいたが,ゆらゆら帝国解散したことで私の中で一区切りがついた。

正直言うとここ数年ゆらゆら帝国CDを家で聴いたりすることもなかったし,

坂本慎太郎ソロ別にいかけていなかった。

ゆらゆら帝国を思い出したりもしなくなった。

音楽自体そもそもロックを聴かなくなり新しい音楽も探さなくなり今はクラシック音楽ばかり聴く生活をしている。

しかし,昨日の深夜訃報を目にして自分でも驚くほど泣いてしまった。

私の中に亀川千代への思いは大切にしまわれていて,私の一部としてちゃんと残っていた,そのことに驚いた。

発光体のソロラメパンよりも,亀川千代ベースを堪能するなら私は「星になれた」を挙げたい。

本当に久しぶりに聴いたのだが今でも全部歌えることに驚いた。

どうかこのライブ版「星になれた」のベースラインを追って聴いてほしい。

https://youtu.be/GpIMc_7-BgM?si=z_AktwCgF7EhIiWQ

本当に豊かな音色ベースである

ラストベースソロ,本当に素晴らしい。まるで歌っているみたいなベースだ。

今も聴きながら泣いている。

ライブで「星になれた」をやってくれた日は本当にうれしかったな。

千代さん,星になったのかな。

「もう触れはしないような,だけど今も側で羽を磨いているような」星に。

安らかにお眠りください。

ありがとう

2020-09-18

頼むからゆらゆら帝国を聞いてくれ

この日記を読んでいる人へ。

頼むからゆらゆら帝国を聞いてくれ。

から聞けばいいかからない?

そうだな、とりあえず最初に聞くなら『発光体』(https://www.youtube.com/watch?v=IOa-nZiIeiw)『ズックにロック』(https://www.youtube.com/watch?v=GXqZ5EXE9ho)『ゆらゆら帝国で考え中』(https://www.youtube.com/watch?v=M9CM44MohAs)らへんがおすすめ

どの曲もそんなに長くない。ストリーミングでも聞ける。

さ、早く。

聞いた?

ほんとに聞いた?

「なんだ、増田民提案になんて乗らねえぞ」って人にも一度は聞いてほしい。

場合によっては人生損するかもしれない。

というわけで、以降の記事は「ゆら帝を一度でも聞いてくれた人」に向けて書く。

あんまりハマらなかった人、回れ右

こういう曲が苦手な人、申し訳ないです。回れ右

というか、日本人の大部分が上ふたつに当てはまると思う。

私の周りの友達もみんなそうだった。

ただ、心をぐっと掴まれて、早送りボタンを押せなかった人もいるはずだ。

誰かの心にズドンと響く音楽っていうのは、諸刃の剣みたいなものだと思う。

ある人にとっての神曲が、他の人に全く響かないなんてこと、日常茶飯事だし。

もしこれを読んでいる人の中にゆら帝のファンがいたら、こんなに嬉しいことはない。割合的に厳しいと思うけど。

新参がイキってすみません。でもね、このバンドもっともっと広まってほしい。

正確にいうと、ゆら帝を聞く星のもとに生まれた人たちが、ゆら帝を知らずに死んでいくという事態を防ぎたい。

もうね、頭の中では今たいへんなことがおこっています

手と足と胴体がそれぞれバラバラに動き出しそうで、それを押さえつけてジッとしているだけでやっとの状態です!

再結成とか、メジャーシーンでの再評価とか、どうでもいいんだ。

届くべき人に彼らの曲が届いてほしいだけ。これは完全に自分エゴ。生温かい目で見守ってください。

私がゆら帝存在を知ったのは2020年夏。彼らが解散して10年が経っていた。

きっかけはとあるコント番組だった。

私だけでなく、同世代ゆら帝を知った人の大部分がそうだと思う。

外出できない夏休みオンデマンドサイトを見漁っているうちに、奇天烈OPが耳から離れなくなっていた。

コロナ自粛がなければ、ゆら帝には出会えなかったかもしれないということだ。人生というのは分からないものである

ゆら帝は他のどのバンドとも違う。

私は結構ロックが好きで、メジャーからインディーズまで広く浅く聞いてきただけに、ゆら帝の曲を聞いたときは、衝撃を隠せなかった。

分類的にはサイケデリック・ロックだのオルタナティヴ・ロックだの言われているけれど、このバンドは「ゆら帝」というくくりでいいと思うくらい特殊である

ゆら帝の魅力。

まずメロディがいい。前期の渇ききった感じも、後期のしっとりと美しい感じも、最高だ。

個々の技量も素晴らしい。特にベースが好きだ。亀川千代氏のベースラインには中毒性がある。

そして歌詞がいい。非の打ち所がない。

「もう一度頭絞ってにじみ出てきた緑の液体がぼくの全てさ バカだろ?」

「雨が降る日は何もしない 髪がベタベタするから 風が吹く日も何もしない どこか消えたくなるから

どういう人生を送っていたら、こんなにクール歌詞を書けるんだろうか。

昨今の音楽メロディ重視というかなんというか、文字数合わせが目的の物足りない歌詞が目立つ(もちろん例外存在する。サカナクション山口一郎氏は歌詞真摯に向き合っていると思う。私は高校生ときからサカナクションの大ファンだ。魚民諸氏はゆら帝にも興味を示すのではないかと思う)。

ライブもいい。クッサイMCも余計な演出もなく、淡々音楽だけを届けてくれる。

生で見たことのある人は本当に羨ましい。

とまあ凡庸言葉で色々述べてきたが、はっきりいってゆら帝の魅力はこんなもんじゃない。

言葉では言い表せない。

この圧倒的な衝撃は、当事者しかからないと思う。

私の好きなバンドにも、ゆら帝の影響が見られる。

サカナクションライブ理想形はゆら帝らしい。なるほど、と腑に落ちた。

サカナクションライブは、それ自体芸術作品と言っても差し支えないほど完成度が高い。演奏レベルCD音源レベルだ。彼らは安っぽい感動でも変な共感でもなく、「音楽」という体験私たち提供してくれる。

ゲスの極み乙女。川谷絵音氏も、『タコ物語』(https://www.youtube.com/watch?v=qbkxCVNsFsY)に影響を受けたとか。この曲はMV含めてとても狂気的だ。ぜひ聞いてほしい。

ゆら帝という存在は、ロック界の『AKIRA』のようなものなのかもしれない。

ゆら帝音楽はいだってフレッシュだ。

凡庸感性しか持ち合わせていない私でも、心を揺さぶられるのだから、大したものだ。

きっと、人間の奥底にある普遍的な何かに響く音楽なのだと思う。

私が心配するのとしないのとにかかわらず、ゆら帝100年後もその色を保っているはずだ。

色を保てるバンドなんて、昨今それほど多くない。

まりにも多くの音楽が、産生されては飽きられ、時代とともに消えていく。

その意味において、ゆら帝は安定感が半端ないのだ。

彼らが再結成しようものなら、私は大きな失望を抱くだろう。最終回再放送は無い。ゆら帝はすでに完成してしまった。完成とはまた、終わりを意味するのだ。

もちろん、生で見てみたかったという気持ちはある。こればかりは生まれ時代を恨むしか無い。

ゆら帝完璧ロックを生み出したことと、私たちが生きている間に彼らの音楽へたどり着けるかということは、全くの別問題だ。

私自身、番組のことを思い出さなければ、絶対にゆら帝を聞こうとは思わなかっただろう。運良く名前を目にしたとしても、有象無象バンド判断し、スルーしてしまうと思う。

だらだら書きすぎたせいで主旨がぶれたような気がするので、もう一度。

頼むからゆらゆら帝国を聞いてくれ!!!

昆虫ロック』(https://www.youtube.com/watch?v=MX2W1kNiOcc)も『夜行性の生き物3匹』(https://www.youtube.com/watch?v=n_dk8ChdCA8)も『空洞です』(https://www.youtube.com/watch?v=mKUhq7SYouA)も『グレープフルーツちょうだい』(https://www.youtube.com/watch?v=SaP6Ui93iUM)も最高だぞ!!!

私は彼らに救われた。才能も取り柄もない私が、ちょっとでも頑張ってみようと思えたのは、ゆら帝のおかげだ。

無味乾燥だった人生が、彼らのおかげで色づいた。

から暴力を振るわれたり、好きな人が死んだり、正直散々な人生だ。

でも、音楽ひとつ人生は変わる。

これを知らずに死ぬなんてもったいねえよ。マジで

もしこの記事奇跡的にバズって、世の中にゆら帝ファンが増えてくれたら、頭ひねって書いた時間無駄じゃなかったんだなって思える。

拡散コメントよろしく頼む!

追記】指摘を受けて、YouTubeリンクを貼りました。貼り方が悪かったらスミマセン!

2016-02-20

自分音楽遍歴を振り返ってみる

年と性別は察してください。思い出しながら、自分の音楽遍歴を書く。

中学時代 19(ジューク)

姉が19のファンクラブにいた影響で、19を聴き始める。真面目に音楽を聴き始めたのはたぶんこれが最初だ。あとは、姉が定期的にヒット曲のCDをツタヤで借りていたので、それをちょいちょい聞いてみるなどしていたが、ヘビロテしていたのは19だった。朝早起きして「音楽」をリピートしながら勉強するのが楽しかった。

中学生の自分にとって326の歌詞はやたらと心地よく、将来は作詞家になりたいなどと本気で思ってしまっていた。

高校時代 ゆず/ミスチル/椎名林檎/ゴイステ

ひょんなことからブルースハープを始めることとなり、その関係でゆずを聴き始める。ゆずブルースハープパートハーフベンドができれば大体の曲はコピー出来るので、ゆずのCDと一緒に楽譜も買い漁った。なお、ギターはFコードをうまく押さえることが出来ず断念している。ブルースハープをやっていくうちにハイロウズ山崎まさよしもちょいちょい聴いていたが、ヒロトは化物だと思った。個人的にはボディは木より樹脂のほうが好き。

また、やはり姉がミスチルベストツタヤから借りていたので、その影響で自分もミスチルを聴き始める。ファーストから最新までのフルアルバムミニアルバムを全部借りて聴いていた。桜井和寿天才だと思った。

椎名林檎は、中学時代から姉がCDを持っていたので、その影響で聴き始めた。当時好きだった女の子林檎が好きだったので、相乗効果でやたらと聴きまくった記憶がある。虐待グリコゲンとか発育ステータスとかツアーメンバーバンド名をつけてるんだぜ!って自慢気に高説を垂れていたので、今思えばとても恥ずかしい。あと、「一期一会」を聴いて、スピッツちょっと聴いていた。「花鳥風月」と「フェイクファー」でお腹いっぱいになった。

ゴイステは、当時やっぱり童貞ソー・ヤングが流行っていたので、「さくらの唄」をヘビロテした。捨て曲がまったくない!と思った。峯田最強だぜ!って思った。

ちなみに、ゆず/ミスチル/林檎(事変)/ゴイステヘビロテは、大学の2年くらいまで続く。

どうでもいいが、受験シーズンはなぜか大塚愛にドハマリしてファーストのPretty Voiceヘビロテしていた。

大学1年 ミスチル/東京事変/バンプ/大塚愛/PE'Z

先にも書いたが、当時はやたら大塚愛が流行っていたからか、可愛かったからか分からないけど夏ぐらいまで大塚愛ヘビロテしていた時期があった。ただ、夏が過ぎたら飽きた。

大学に入ってからは、CDだけではなくライブDVDにまで手を広げるようになっていた。当時は桜井和寿Bank Bandライブなどをやっていて、ライブDVDを傷だらけになるほど見た記憶がある。東京事変ライブDVDも見まくった。透明人間を見て、ヒイズミすげーってなってた。そこからPE'Zを聴くようになった。

バンプは、先輩が聴いていたからだと思う。ヒット曲シバ飛ばしているのに厨二くさい歌詞と曲が、遅れてやってきた中二病患者の自分にとっていい感じでマッチしていたと思う。ただ、ユグドラシルより後あたりから、なんか曲がポップになってやる気がなくなっていった。

大学2年 ピロウズ/音速ライン/銀杏BOYZ その他ロキノン系

ちょっと前に遡るが、ピロウズ15周年だかでコンピレーションアルバムを出したときミスチルも曲を提供していて、久々に聴いてみたらStrange Cameleonいいなあ、おっ、ベスト出てんだ、んじゃそれ借りて聴いてみようってなったのが最初だったと思う。ベストなんで良い曲ばっかりなのは当たり前だよね。いろいろなアルバムを借りては聴いてを繰り返した。個人的には巴里の女性マリーが好き。

音速ラインは、ナツメが良かったのでちょいちょい聴いてた。ジャケット盗作じゃねーのって噂にはなっていたけど、そんなのはどうでもよく、逢いたいを聴きながら手塚治虫のMWを読んでいた。

銀杏は、そもそも忘れていた、っていうのはある。銀杏アルバムが出てから何年か経ってたけど、峯田が新バンド!?んじゃ聴いてみよう、ってなってた。冬の寒空に東京ヘビロテしながらタバコを吸っていたのは本当に良い思い出だった。

あとは、スキマスイッチ/レミオロメン/7188/エルレ/テナー/ART/ブランキー/アジカン/ミドリカワ/時雨など、数えたらきりないけど、なんかそこらへんの所謂ロキノン系をいろいろ聴いて回ってた。十把一絡げにロキノン系で括るのは良くないかもしれないけど、なよいロックインディーズから上がってきたのはだいたいロキノン系いいんじゃないかなって今でも思っている。

この頃からだんだんマイナーバンドばかり聴くようになったため、メジャーどころはあんまり聴かなくなっていった。

大学3年 ミドリ/向井秀徳/ゆらゆら帝国/灰野敬二/Casiopea など

「とりあえずガッツリ邦楽を聴いてから洋楽に行こう!」というなんだか良くわからない縛りを設けて音楽を聴いていた。

きっかけは忘れたけど、どこかの動画ミドリ発見して、後藤まりこYABEEEEEEってなったのが春先での出来事だったと思う。アドレナリンがヒルルク状態のままわりとすぐにライブハウスに赴き後藤まりこを生で見た。パンツが見えるとか見えないとかはわりとどうでもよかった。山本直樹画のTシャツをわりと愛用していたけど、大学卒業と同時に処分してしまった。もったいない。このあたりから、「ライブに行く」というのをちょいちょいやるようになる。

向井については、ちょうど向井秀徳が大好きな烈海王そっくりな奴がいたので、その影響でちょいちょい向井秀徳バンドのCDを聴いて回った。その関係でイースタンとかブッチャーズとかをヘビロテして回った。当時の心境を振り返ると、「アジカンイースタン向井パクリじゃねーか!」というひっじょーに恥ずかしい理論を脳内で展開しており、脳内で展開するだけならまだしもmixiで毎日のように「◯◯はすごい、☓☓はクソ」といった日記を書いていた。すんごい恥ずかしい(ちなみに今はもう退会済み)。今思えば、イースタンブッチャーズナンバガも、夏の日の午後とか7月とか透明少女とかすっごいヘビロテしたし人にも勧めたい曲はちょいちょいあるのだけど、アルバムを通しで聴くとすっごいダレる。

どう贔屓目に見てもクッソ痛々しい中二病患者のクソ理論をmixiで展開しつつmixiで情報を拾うという蛇が蛇を食うような生活をしていたある日、ゆらゆら帝国を知ることとなる。経緯は忘れたけど、mixiで「このバンドおすすめ」みたいなコミュがあってそこから知ったと思う。はねるのトびらゆら帝の曲が使われていたのは、ゆら帝をちゃんと聴き始めてから知った。メタルとかフュージョンみたいにバカテクではないけど上手い演奏、なんだか良くわからない歌詞と歌、耳をつんさくギター、そして一グラムも人気になろうと思ってないルックスビジュアル、どれもがやばくて、深夜、学校帰りに「なましびれなまめまい」の星になれたをアホみたいにリピートした。数年に1回くらいのペースで亀川ベースがすっごい変態的になるイメージだった。

もうここまで来ると流れがお分かりかと思うが、亀川千代灰野敬二にそっくり、という流れから灰野敬二もちょいちょい聴き始める。「わたしだけ?」の捧げるが個人的にはスーパーフェイバリットなのだが、試しに友人に聴かせてみたら大不評であったため、このあたりから自分の音楽の趣味を人に言わなくなる。

そしてCasiopeaだが、亀田誠治って本当に上手いよね。って思っていたのだけれど、2chのスレを漁っていたら、もっと上手い人がいるんだ!?ってなって、どうやらこのテのスレで頂点に君臨するのは櫻井哲夫で、彼はCasiopeaベーシストらしい、という流れでCasiopeaを聴き始めたのだった。だが、最初に見た動画ライブ中満面の笑みでチョッパーを連発しつつ客席に乱入する変なおじさんだった。このあたりから、所謂「フュージョン」というジャンルに手を染め始め、Jaco Pastorius出会うこととなる。

並行してなんかロキノン系もちょいちょい聴いてたけど、もういいや書くのめんどくさい。ベボベの例の動画からヤマジュンを知ってヤマジュンパーフェクトを買ってしまったのが大学生時代最大級黒歴史ではないかと思う。

当時ジョジョを読んで、なぜか四部だけのスタンド名の元ネタバンドアルバムを聴きまくった時期もあった。

あと、相対性理論自主制作盤を買ったけど、見た目がすごくしょぼいCD-Rで、数年後売ろうとしたら「売り物なのか自分で作ったのかこちらでは判別出来ないから買い取れない」と言われたのは良い思い出だ。

大学4年から卒業まで ゆらゆら帝国/灰野敬二/CAN/Jaco Pastorius

Jaco Pastoriusについては多くは語らない。件の烈海王がやたらプッシュしていたので、聴き始めた。彼については、Weather Reportに加入するときも超上から目線で「君の音楽すごく良かったYO」「俺は世界最高のベーシストなんだZE」と言って門前払いされたのは最高にロックだと思う。その関係で、Sex PistolsとかJoy Divisionとか早世アーティストバンドをやたらヘビロテしていた。

ゆらゆら帝国灰野敬二は引き続き聴いていたが、ゆらゆら帝国はどうも昔のバンドごった煮らしいぞという情報をキャッチしたので、このあたりからクラウトロック/プログレ/USパンクやらに傾倒していった。MagmaとかAmon Düülとかいろいろ聴いて、CANはすごくいいぞ、ってなって、当時海外で生活していたけども、ずっとCANの「Tago Mago」と「Ege Bamyasi」を聴きまくっていた。ダモ鈴木を愛でまくっていたし、けいおんのMMDでCANのPaperhouseとか出来ねーかなとか思ったものである。Thiefをヘビロテしながら就活して回った。

大学卒業から1年くらい ヒカシュー/古代祐三/ファルコム

当時はやたらとけいおんが流行っていた。けいおんメンバーはだいたい実在するミュージシャン名前をもじったものであることは周知の事実だが、HTTのモデルであるP-MODELは知らなかったので、その絡みでP-MODELヒカシューPlasticsが競演している動画を見て、ヒカシュー、というか巻上公一YABEEEEEEってなって、オーガス02などを見て、アニメにハマり始めた。あと、テクノ御三家ってことで、YMOもちょいちょい聴き始めたのがこの頃だったと思う。

なぜ古代祐三にハマり始めたのかは詳しくは覚えていないけど、確か世界樹サントラ動画を見たのが最初だと思う。そこからイースソーサリアンスキームなどといろいろ聴いて回った。並行してファルコムゲーム音楽にもハマっていったのを覚えている。

それ以降 ファルコムからのメタル インギーとガルネリ

バレスタイン城の埼玉最終兵器アレンジイントロStratovariusのHunting High And Lowにそっくりとか、偉大なる試練がYngwie MalmsteenのFar Beyond The Sunのモロパクリであるなどといった理由から、ちょいちょいメタル聴くようになる。

特に事故前のインギーのJet to Jetは本当に圧倒的で、音の弾幕がすごくて、なんだろうこの人、なんでこんなにいろいろ弾けるんだろう、すごいなあって思った。そんなある日のこと、たまたまハンターアニメを見ていたらEDが思いっきメタルで、バンド名もGalneryusで「あっ…」てなったりした。バイオリン名前バンド名って絶対メタルだよね。

そんなに数は多くないし、XとかIRON MAIDENとか超メジャーなところは意図的に避けてたけど、所謂ネオクラとかメロスピとかにカテゴライズされるバンドをちょいちょい聴くようになった。特にガルネリはANGEL OF SALVATIONあたりから入っていって、Silent Revelationを聴いたら「あれっ、ハンターの人じゃない」ってなって、YAMA-B超SUGEEEEEEってなってちょいちょいコミケでYAMA-BのCDを買うようになった。ジョジョ四部の主題歌はYAMA-Bやってくれないかなって今でも思う。

最近 グラハム・ボネット

Jet to Jetの動画を漁っていたら、横山やすしみたいなおっさんが歌を歌ってるぞ!となり、Alcatrazzにハマった。比較的クリアハイトーンボイスに慣れていた自分にとってグラハム・ボネットのだみ声は最初はハマらなかったけど、聴くうちに良いと思えるようになった。

やっぱり多くは語らないけど、「メタルといえば革ジャン」みたいな風潮にあって横山やすしみたいなリーゼント+スーツ+グラサンで自分を貫き通したところが最高にロックで、聴けば聴くほどハマる声と合わせて、最近フェイバリットになっている。

なお、横山やすし松本人志のやすしくんしか知らない。

まとめ

振り返ってみると、なんかいろいろな音楽を聴いているなあって自分でも思った。ただ、mixiでクソ理論を展開しまくっていた黒歴史と相まって、自分の音楽の趣味をあまり人に語らなくなったし、ライブにもいかなくなったけど、かなり前から動画で気に入ったらアルバムレンタルせずにお店かiTunesなどで買うというサイクルは徹底しているため、数多のミュージシャンに対して幾ばくか活動の足しにはなっていると思う。

これからどんな音楽が自分を待っているのか楽しみでしょうがないのです。

 
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