「受験シーズン」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 受験シーズンとは

2024-03-11

中高生ならともかく、小学校低学年くらいの勉強特に国語算数)で躓くってのはどうしてなんだろう

受験シーズンから努力には適した環境必要」みたいな話題をよく見るけど、四則演算やら文字の読み書きやらって努力問題なのか?

計算が早いとか、字が綺麗とかは、それこそ「習い事に通わせてもらえる環境か」「教材が買ってもらえる環境か」も影響してくると思うけど、「常識的範囲の読み書き計算」程度のことの何に環境の影響があるのかいまいち想像がつかない

2024-02-26

民青勧誘を受けた受験生をみてモヤモヤ

大学の行財政関係科目の教員をやっているのですが、民青受験シーズンに合わせて受験生大学近くで勧誘しててモヤモヤしています

というのも、

自分が見たときは通行できなくはなく、通行はスムーズだったもののの、道路占有して椅子と机、看板のぼりを広げて活動していて、ただ単に立って勧誘をしている予備校関係者や不動産屋に比べて明らかに邪魔

大学学費について該当の人にシールを貼ってもらって意見を聞くボードをもっていたのですが、日本とは大学位置けが異なる国(フランス)の話をして『そこだけ切り取っても、、、』と純粋自分の専門の観点から思った

制服姿の受験生が(まんまと?)勧誘されて、入会届的なものを書いているところで、大学に受かってからサークル活動ゼミがあったり、授業で色々なことを学ぶ機会があったりするのに、そういう機会に出会う前に特定政党指導を受ける団体に入ってしまうことが残念

ということをそれぞれ感じたからです。

民青指導団体の主張についてはさておき、こういう形で受験生勧誘してメンバーにしていくのはちょっと頂けないなあと思ってしまいました。

色々と選択肢がある中でアピールをして民青に興味のある方から選んでもらえる組織なのであれば、健全だと思うのですが、まだ合格かわからない学生デフォルメした主張をしつつ道を占有して勧誘しているのはどうなのかなあと思ったり。

とは言え、別に高校生勧誘するのは高校生活で色々な選択肢を見てきた高校生アピールして選ばれたということでもあるのだから問題ないとと思うし、受験生は大抵成人しているのだから、成人しているのであれば勧誘に乗るのは自己責任でもあるし。

モヤモヤしました笑

2024-01-10

anond:20240110005021

公立10しかからん進学校なんてあるのか?

都内とかレベル高めの地域

地方自称進学校偏差値60前後だったけど、地元の国公立大に1割、隣接する各県の国公立あわせて1割、その他都内関西の国公立1割、上位私立3割、その他地方公立2割、その他1割って感じ

近所のカラオケ屋は入学前に薬物取引で潰れて遊ぶところなし

マック学校から徒歩30分かかるし校則で立ち寄り禁止バイト禁止カラオケゲーセン立ち入り禁止

三年受験シーズン流行ってたのは遊戯王サッカーバドミントン

物隠したり殴ったりはないけど陰口はある

自称進学校から修学旅行は無いから陰気同士あるんで教室の隅でボカロの話とかしてた

わりと平和だったよ

2023-12-08

NHK受験シーズン痴漢防止に協力しましょう!」←なんで???

男性自殺の防止に協力しましょう!とか

男性労災の防止に協力しましょう!とかないやん。

なんで女の痴漢被害だけ協力しないとならんの?

そもそも知らん女が痴漢されようがどうでも良くない?

痴漢冤罪なんてどうでもいいと言ってた女性団体の人は咎められてすらねえじゃん。

じゃあ痴漢なんてどうでもいいよね。

自分でどうにかすれば良くない?

2023-02-25

スゴイいいこと思い付いたんだけど

受験シーズンもう終わりかけで来シーズンには絶対便利だと思うんだけど、

テストの解答の答えのマークシートってシャープペンシルで塗るの何往復も先を走らせて塗りつぶすの大変だから

そもそもとして

あのマークシートの解答欄と同じ幅の芯のシャープペンシルを開発して売ったら

受験生に爆売れするんじゃない?

きっとあれ塗るのに時間がかかるから

一塗りで塗れるシャープペンシルがあれば解答が捗るし考える時間にもさけるでしょ?

シャーペンって0.5ミリしかないって盲点なので、

まあ使い道はマークシート解答用に特化してしまうけど

それようで太い芯のシャープペンシルって売って出したらもの凄く売れると思う。

試験シーズン間違いなし!

2023-02-04

受験生痴漢するやつって変態の風上にも置けないと思う

ちゃん自分の力を出し切った上で、理想通りの自分になれずに絶望する。

絶望というよりも失望

その顛末こそが最高だろうがよ。

その状態自暴自棄になっている受験生を食い物にするとかなら、まだ変態として理解できるんだよな。

チャチな理不尽人生台無しにするだけじゃ、破壊芸術としても未熟というか、何も分かってないと思うんだよね。

喩えるなら、全く熟してもないな果実を盗んでいくような無能泥棒でしょ。

せめて収穫出来るタイミングで盗みに来いよ。

まりにくいかどうかじゃなくて、捕まるリスクを犯してでも得るべきものがあるかを大事しろって。

変態ってさ、高レベルからこの世界存在が許されてるんだよね。

レベル変態は単なる失敗作だから死ぬべきでしょ。

本当受験生狙うなって思う。

同じような「痴漢になんて構ってられないような時期」を狙うにしても、憧れの学校に入ってウキウキ気分で真新しい制服に袖を通して入学式に向かうそ電車で精液をぶっかけるとかがあるじゃん

こっちだったら相手人生に最悪の汚点を残すっていう高度な芸術性が産まれるんだけどね。

そういうのってさ、痴漢メンタル乱されたせいで本来合格するべき娘が消えれば消えるほど、落差を稼げなくなると思うんだよね。

たどり着くべくしてたどり着いたゴールなのに、そこで最悪のスタートを切るってのがやっぱ大事なわけよ。

もしもその娘が既に受験時に痴漢された上で合格したとしてもさ、それだと身構えることが出来るから落としきれないしね。

はーほんま、熟すタイミング理解できないまま果実を盗んでいくバカ泥棒は消えてほしいね

変態ってのは、芸術を愛するべき人種だよ。

それが出来ない変態は、何の価値もない異常者。

庭でウンチ煮込んでいるような知的障害者しかない。

殺処分でいいよ。

受験シーズンの痴漢は。

2023-02-02

anond:20230202172142

えー、きっと「どんな結果になっても暖かく迎えるから胸を張って帰ってこい」という気持ちで『帰途かと』が受験生の甘い心をポキっとカットするんだというつもりでーえー受験シーズンにも甘いもん買って欲しいってだけの商売戦略です…はい…本当は毎日でも買って欲しいです…はい

2022-09-23

anond:20220923115211

制服とかリクスーって、若い女記号というより「このあと遅れちゃいけないアポイントメントがある」って記号にはなってるよね。

痴漢捕まえたら半日ぐらい拘束されるってのわかってるから泣き寝入りするだろうと思われてる。受験シーズン狙って痴漢が湧くのと同じで。

2022-08-02

anond:20220802233127

受験シーズンでもないのに何なのかな

夏期講習前に絶望してる浪人生っぽい

2022-07-30

anond:20220730155810

30代後半から女は生き方多様性が顕著になって40代で徹底的になる

すまん これどういう意味

解釈間違ってるかもしれないけどオレの感覚全然違うんだけど

30代後半って子供産んでるなら受験シーズンとかあって忙しい時期だし

未婚で働いてるならタイムリミットが迫ってるから婚活を頑張るか頑張らないかみたいな話になってくる時期

とにかくこの時期に生き方方向性を固めないと40代崩壊不可避だろ

40代多様性が顕著になってどーすんねん フラついてないで一本スジ通せよ

2022-03-05

先生に出さなかった年賀状の思い出

今は個人情報問題があって難しいと思うが、私が子供の頃は、担任先生から必ず年賀状が来ていた。

よく考えたら、年賀状代はおそらく私費なんだろうし、40人分近く印刷するのだって、それなりに手間がかかる。

そんなふうに、プライベート費用と手間まで費して、教員というのは本当に大変な職業だと思う。

その点ではむしろ教員が生徒に向けて年賀状を出す習慣というのは、無くなった方が平和なのかもしれない。

さて、年賀状は来たら基本的に返信するものである。私も担任先生に返信していた。

そして、担任から外れた次の年からは、感謝なのか慣習からなのか、年賀状自分から出すようになった。

すると、いつ辞めるかが問題になる。私の場合大学生になってようやく辞めた。

逆に言うと、大学生になるまで、担任だった先生への年賀状を延々と出し続けていたのだ。

初めてもらった年賀状幼稚園先生からだった。なので、一番長先生だと10年以上やりとりを続けていたことになる。

そんなに長くやりとりが続いて、微笑ましいことだって

いや、その事実は私にとって結構トラウマだ。

なぜなら、担任先生年賀状を送るのは、おそらく「学級通信」の延長みたいなもので、

担任としてのコミュニケーションを円滑にするためであろう。そうであるならば、担任と生徒の関係が終わったあとは、

こんなに長く年賀状をやりとりするなんて望んでいなかったんじゃないかと思うのだ。

端的に言うと、迷惑だったんじゃないかと思うのだ。

年賀状しか接点の無い単なる一生徒から10年以上も年賀状を送り続けられて、果たしてしかったのだろうか。

なにしろ、送った相手教員なのだ

「○○高校に行きました」と報告されても、多数居る教え子の一例でしかないのだ。

そんな多数の中の一情報に「嬉しい」と感じられるものなんだろうか。私が教員なら無理だと思う。

それに、この件で何が一番たちが悪いかというと、私自身の対応の仕方だ。

大学生になるまで担任だった人に年賀状を出し続けるというのは、そもそも私の本意ではなかったのだ。

他人年賀状をやり取りできる嬉しさで、10年以上も会っていない人に年賀状を出し続けたわけではなかった。

しろ、怒られるのが怖くて年賀状を出し続けていた。

具体的には、「担任だった先生年賀状を出さないなんて礼儀を失している」と親に怒られるんじゃないかと思っていた。

担任先生を想ってではなく、親に怒られるのが怖いという一心で、出したくもない年賀状を出していたのだ。

先生年賀状を作るのは手間だったろうが、当時子供だった私には、年賀状作りなんて冬休み憂鬱になるほど面倒な作業だった。

30代を終えようとしている私が子供の頃は、PCなんて普及していなかった。

そのため、自分干支イラストをクーピーで書き、「高校では○○部に入り、云々」みたいな近況を知らせる文面を考え、

ペン書きなので、書き損じにならないよう(つまり無駄になったと親に怒られないよう)、必死に気を使って書き付ける。

そんな、夏休み工作みたいなことを大学生になるまで毎年繰り返していた。

ということは、高校生のときももちろんそうしていた。

高校3年生の受験シーズンでも、受験時のナーバスな時期だからこそ、親に怒られるなんて絶対に嫌だと思って、

干支の絵をお絵描きしていた。そしてそれを、例えば幼稚園とき先生に送っていたのだ。

こうして、改めて今になってよく考えると、本当に頭のおかしいことをしてたんじゃないかと思う。

高校生になっただろう相手男性)が、小学生みたいな干支イラストで毎年年賀状を送りつけてくる。

それも、10年近く会ってない相手から

きっと、なんでこんな稚拙な絵を延々と送り続けてくるのか、新年早々の疑問になっていただろう。

しろ、恐怖を与えてしまっていたかもしれない。

などと客観的に考え出すと、我ながら恥ずかしいことをしてきたと、枕に顔を押し付け叫びたくなるほど後悔する。

受験勉強をセーブしてまで、やりたくも無いお絵描き10枚近く、きっと存在しなかった親の怒りを恐怖するために書き続けていた。

そう、この恥ずかしい行動の原動力は「親への恐怖」だったのだ。ここがいまだに、自分ことながら意味がわからない。

どうして、そこまで親に恐怖していたのだろう。別にそこまで仲が悪いわけでも無かったのに。

12月になると、特に希望もしていないのに、親から毎年無地の年賀状10枚渡されて、

それを無駄にすると怒られると思ったから?それにしたって、「もう高校生だから」と断ればよかったのだ。

本当に、私は頭のおかしなことをしてたと思う。「親への恐怖」という妄想で、かつて担任だった人々に迷惑をかけた。

自分ことながら、一種心理ホラーにさえ思える。

まあそれでも、大学生ときには、担任だった先生への年賀状を辞めることができた。

大学生になったので、塾のバイトを始めて給料が手に入り、年賀状くらい自分で買えるようになる。

当然、親から年賀状をもらう必要も無い。「年賀状自分で買うから」と、ようやく断ることができたのだ。

そして、自費で年賀状を買う段になって気づいた。気づいたことは2つある。

まずは、それなりの額を出せば、イラストが付いた年賀状が買えるのだということだ。

それまで、イラスト挨拶が書かれた年賀状は、大人業者に頼んで大量注文しないと手に入らないものだと思っていた。

それが、大学生協に並んでいたのだ。これは、本当に救われた!という気分になった。

そんなの、コンビニスーパーにも並んでるから大学生にならなくとも気づくだろ、と思われるかもしれない。

しかし、私は大学生になるまで、ろくにコンビニに入ったことが無かったのだ。

その理由は、私の家ではお小遣い制度が無かった(金銭必要とき必要なだけもらえる)というのが大きい。

学級帰りにコンビニに立ち寄ってパンでも買って帰ってくる、みたいなことをするお小遣いが手元に無かったのだ。

スーパーにしたって、中学生以降は親と行動するのが恥ずかしくなるわけで、ろくに立ち入ることが無かった。

まあ、そもそも田舎に住んでいたので、自宅から歩く距離にはコンビニスーパーも無かったわけだが。

話が横道に逸れたが、とにかく、金を出せば年賀状稚拙イラストを載せなくてもよいと知ったわけだ。

そして、もう一つ気づいたことは、そもそも論になるが、担任への年賀状意味はあるのかということだ。

それは大学生になって、担任というシステムから解放されたのが大きい。

(いや正確には、学年全体での担当教授は居た気がする。しかし、有名無実というか空気みたいな存在だった。)

大学では、自分知識は多くの教員バラバラと与えてくるものであり、担任という唯一の存在依存する必要が無い。

(まあ、ここについても、研究室に配属されるようになると、考えはまた変わってくるわけだが。)

そう考えると、それまでの「担任」という人々に、こんな10年も経ってまで感謝を示し続ける必要があるのか疑問になってきたのだ。

そういうわけで結局、大学一年生のとき年賀状は完全に取り止めた。

ちなみに、当時は実家暮らしだったため、自分年賀状を出していないというのは、親にも当然バレるはずだった。

正月以降に、毎年来るはずの担任先生たちから年賀状が全く来ない、という形でバレるはずであり、戦々恐々としながら新しい年を迎えた。

しかし、親には怒られなかった。

今考えれば、親に怒られるなんて全て私の妄想だったので、当然の結果だったわけだが、当時は心の底からホッとした。

まあ、そこからようやく「親への恐怖」が自分妄想であることに気づくようになり、

前述のとおり、これまで稚拙年賀状を出してきたことをトラウマに感じるようになってしまうわけだが。

というわけで、担任だった先生への年賀状の話でした。

結局、自分妄想他人を振り回してしまったわけで、その点は今でも申し訳なく思っている。

そして何より、自分自身稚拙イラストを書いたり本当に苦痛だった。

そんなお互いに苦痛な習慣を、自身勘違いで長年続けてしまったのは本当に黒歴史だ。

リアル相手にはとても言えないけど、黒歴史な思い出は文章にしてちゃん客観視しないと、

いつまでも「思い出しアー」になって苦しむことになる(実際、毎年年末に思い出して苦しんでいる)ので、一通り書き出した。

あとはこうして、匿名掲示板に記して供養としたい。

ちなみに、年賀状トラウマになったので、大学生以来誰にも出していません…

となれば、お話し的にはキレイな展開なんだと思うが、高校ときの友人との年賀状は、数枚ながらもまだ続いている。

大学生の頃は、年賀状なんか一生出すもんか!とも思っていたのだが、卒業すると就職で散り散りとなり、お互いの近況を知りたくなった。

現在であれば、それはLINEか何かで実現できるのだろうが、15年以上前の話なので、そこはやはり年賀状でのやり取りとなった。

携帯メールはあったんだけど、何かこう、正月だとかのきっかけがないと、お互いやりとりしないよね。

って、やっぱり私も古い人間なのかも。

まあとにかく、子供の頃は色々やってしまったけれど、年賀状を誰かに出す習慣はまだ潰えていない。

今はさすがに年賀状コンビニで買ってきたものを使っているけれど、その印刷された文面の端っこに、

ペン書きながらも簡単イラストを書いてしまうのは、そういう過去があったからなんです。

最後まで読んでくれて、ありがとう!)

2022-02-13

医学部目指して三浪

受験シーズンになると思い出す。

医学部目指して三浪した従兄弟が、結局、日東駒専入学した。それも理工学部か何か。

ちょっとレベル低すぎて引いた。

2022-01-31

十二夜空の青を微分せよ街の明りは無視してもよい ある和歌分析

問十二、夜空の青を微分せよ。街の明りは無視してもよい 川北 天華

概要構造構成分析結論を述べる。

概要
詠人

川北天華。当時は進学をめざす高校生。進学は最終目標ではなく過程ひとつだろう。

歌全体が試験問題体裁をとる。

単語と語法は平易。しかしそれらはすべてべつの何かを表象する。示唆により言外を表象するテクニック掛詞とよばれるが、この歌は全句が掛詞構成されさらに全体として言外のなにかを表象する。このため通常の和歌範疇を超え、たぶんに神話的な雰囲気を持つにいたる。

分析

配置


物理地学問題文をなす歌を助詞などを除去し単語をならべその内容を検討

内容は上記のとおりテスト光景に二分され、交互にならんだふたつの要素がリズム形成している。


リズムベクトル

テスト光景、ふたつの要素は卑近受験をひかえた高校生という状況をあてはめると、この世代特有神話的要素がうかぶ



テスト光景という対極を交互につなぐ構成は内外両極を往還するリズムを生んでいる。対句法ではくくりきれない振り子のようなリズムである。その振り子は往還をくりかえしながら全体をある方向へとすすめてゆく。机上の1枚の切片にしるされた問12という即物的文言は夜空を数式で描けと命じそのときは下界を無視せよと結ぶ。一枚の切片がもとめる問いは振り子のようなリズムのなかで一瞬にして無限宇宙へと拡大し発散する。読者はこの内外両面、両極往還のリズム、そして机上のちっぽけな紙片から数式をとおして一気に宇宙にひろがる強力なベクトルによってここちよく翻弄され、さまざまな記憶作用を楽しむことになる。じっさいのところこのリズムベクトルは、おとなとこども、他発と自発受動能動服従と自立ーつまり境界面を生きる高校生生活リズムベクトルのもので、それらが作者、あるい読者のこころのゆらぎそのもの表徴する。


単語分析

問十二

夜空

微分

明り

無視

良い


各々の単語および叙述は高校生にとって卑近ではあるが軽くはない。試験問題、ふと見上げる夜空、その奥にひろがる宇宙。それらは作者の人生の主要な一部、あるいはすべてかもしれない。ひとつひとつ単語が表層の意味から遊離して現状と行く手の不安、悩み、探求、願望、希望、決意といった、思春期から青年期にかけての心象を表象する。この歌は、読者ひとりひとりに当時の記憶を想起させる力を持つ。

述部の分析

展開は三部で序破急をとる。

序・問十二

テスト問題からはじまる文章表現そもそも斬新なのだが、それを体言止めとして何かを宣言している。この宣言は直裁に読者にとどき、読者はこの歌とともに問いに挑むことになる。

十二は天文暦法と関連がある。詠人だけにわかる何かの符丁かもしれない。だがそんな読み解き以前に十二月受験シーズンであり、夜空がもっとも冴えわたる季節でもある。受験生たち、あるいはかつての、そしてこれから受験生となる読者たちは、冴え渡る夜空にひろがる大宇宙を仰ぎ何を思うだろう。


破・夜空の青を微分せよ

専門術語の唐突な投入は文脈を破砕し衝撃を生む。

この衝撃はじゅうぶんに非凡な序を一気に振り切り読者を天空打ち上げる。

微分される夜空の青とは何か。

それは学問対象として規定される夜空であり、それゆえ純粋に観察と探求の対象であり、その分野への進学を目指す詠み人にとって、それは宇宙であり未来であり、そして自分でもあるだろう。それだけではない。その解をもとめる読者じしんの姿でもある。


急・街の明りは無視してもよい

街のあかりとは成功し定着したものたちの放つ光、そうしたしがらみとははなれた位置にいる受験生にとって、街のあかりは外部か雑音にあたるかもしれないし、いつか自分が再参入する場所かもしれない。


結論

この歌はテスト問題文そのものであり、解答は記されない。作者はこの問いに答えることも思考過程を示すこともせず、それらすべてを読者に投企している。そのため読者は作者の投げかけた問いの答えを探すことになる。読者は自問し夢み思惟想像記憶を想起する。歌を鑑賞することで作者の心象に分け入る作業がいつのまにか自問となり、ときには自分過去、あるいは未来、そして今この瞬間を投影する。

上記のような構成は、ありていに言えば時分の歌、青春限定叙情歌といっていい。さしあたり言語機能の極限をさぐる現代短歌のなかではこうしたテーマははやらない。ではそれだけを根拠にこの歌の価値限定できるのか。

そうかもしれないが、それで終わりにしてほしくない。なぜなら、こうした心のゆらめきを大切に記憶し想起し記述する行為自己世界のはざまからまれ認識の、つまり哲学科学原初のすがたであり、その姿勢現代短歌流行からはずれていようといまいといっこうにかまわないから。

結句を復唱したい。

俗世、しがらみ、現実などを表象する「街の明かり」を無視してもよいと歌い上げる。かそけき深き空の青さが真実ならばその対極にある現実など捨象してかまわないとも歌い上げる。

時分の歌かもしれないが、そこに込められたまっすぐに真実を見ようとする迷わない力をわたしたちは大切に保持してゆきたい。なぜならそれはたぶん、うしなってはいけないものから

2022-01-17

受験生応援するのやめませんか?

普段はやれ学歴社会学歴差別だなんだと言ってる割に、

受験シーズンになると「受験生頑張れ!!」 は?

てことは若者学歴社会頑張れw!て言ってるのと同じだよな。

そんで大手ふって応援してる企業新卒採用は「大卒からだよな。

なんやそれ。「将来私たち社畜にするために頑張ってお受験してね」ってことか?

ふざけんな。

追記

新卒採用のところが分かりにくかったが、例えば落ちた受験生に対して

「うち(企業)で働いてお金サポートするからまた頑張って大学受けようね!」

みたいなのが本当の応援じゃね?ってこと。あくまで例えばな。

頑張った結果の成果物だけかっさらって何が応援だよ。

2022-01-15

anond:20220114133403

この受験シーズンに、文学部進学への風評被害を起こすのはやめてくれ。

当方、同じく宮廷文学部卒(しかも1留)だったけれど、フツーに就活し、大手金融機関から内定をもらったよ。

フツーに宮廷・私学上位校の選考プロセス(「リク面」とか)に乗っかって就活できた。

2010年代の話だけど、現在就活戦線でも変わらないんじゃないかな。

大手金融機関」がすごいとかすごくないとかただのソルジャーだろとかそういう面倒くさいことを言いたいのではなく、

テレビ局とか広告代理店とか5ch就職偏差値ランキング的なやつで上位企業入社した文学部卒は、周囲にも数多くいた。

から、後進のためにも文学部卒だと就活がヤバくなる」みたいなデマを流すのは控えてほしい。

事実として、親の世代が言う「一流企業」に文学部卒でも行く人は多いのだから

文学部に行くと人生終わる」とか「文学修士卒だとお先真っ暗」というお決まり議論ネットで触れる度に思うのは、

「鶏が先か卵が先か」という因果関係に大きな混乱があるということ。

そもそも文学部に入る『卵』、つまり文学部に進学する人々には偏りがある。

文学部に入ったか就活に苦労するんじゃなくて、そもそも就活に苦労しそうな人が文学部を選ぶ傾向がある。

なんとな~くネクラというか、社会不適合者予備軍っぽい人が文学部には一定数いる(決してマジョリティではないが)。

おそらく、フツーの受験生というものは、将来の仕事がなんとなく不安で、経済なり法学なりを選択するもんなんだろう。

にもかかわらず、文学歴史思想美術など、あんまり金儲けにつながらないのが明白な文学部を選ぶ時点で、

文学部生は世間一般思考テンポとズレてる。

その「ズレ」は、新卒一括採用型のいまの就活で致命傷になりかねない。

就活対策本片手に浅薄な「自己分析」をひねり出し、就活戦線が本格化する前にインターン面接ではマニュアル的な話法でハキハキと語る必要があるいまの就活では。

実際、私の周囲のなんとな~くネクラ文学部生でも、

介護系とか、なんかよくわからない事務員とか、まあそういう進路になった人々は確かにいた。

「何様だよ」ってこと大胆に雑く言うけど、彼ら彼女らは文学部卒でなくとも似たような進路を辿ったんじゃないかなと思う。

もちろん、文学部という環境が、学生から就活を経てビジネスパーソンに成長するのにベストではない点には同意する。

旧帝なら特にひどいと思うけど、そもそも教員学部生に興味がない。どうせ2、3年でいなくなるし。

から学部生の就活はおろか、下手すれば学部生の教育さえあまり興味がない。

学部の教務が言い訳じみた就活セミナーみたいなのをやるけど、あまり効果はなさそうだったと記憶している。

結局あなたの言うように自分で動くしかないんだよね。

かに大学教育機関だけでなく研究機関でもあるし、「そもそも大学就活予備校ではない」という議論もある。

それにしたって、今の文学部教育に大きなミスマッチがあるのは事実だと思う。

学生社会ニーズマッチしていないんじゃないかというね。

この問題はどっかの偉い人がはやくなんとかしてくれるといいんだろうけど。

まあ、あなた日記をダシに思いつくことを自由に書かせてもらった。

あなたの批難の矛先は「文学部教育」そのものではなく、「文学部を不注意に選んだ自分自身」だということは理解しているつもり。

それでも、この受験シーズン文学部進学への風評被害が及ぶのは避けたほうがいいと思って、長文レスさせて頂いた次第です。

言うほど就職も悪くないので。

きっと、あなたにとって理想的な「勉強」は、たとえば法学部で特許権についてゴリゴリ勉強して大企業知財部に行くとかそういう種類のものだったのだろう。

でも、進路選択ミスマッチをそこまで悲観することはないよ。

知財の例を流用すると、今からでも法学部に3年次編入したり、法律大学院へ死ぬ気で「勉強」して入るとか、そういう道をたどれば知財部への就職可能だろう。

全然別のところなら、公務員試験とか、中高の教員になるという選択肢もあるし。

なんせ若いあなたにとっては、過去ミスマッチを嘆くよりも、自分が本当にやりたことを見つめ直して、そのために何をすべきかを考える方が、有意義だよ。

それは誰も教えてくれないんだから

2022-01-14

たとえば企業社会貢献と称して痴〇モノのAV割引キャンペーン受験シーズンに合わせて実施したら炎上ちゃうのかな

2021-11-25

第4章 四等娯楽

前回https://anond.hatelabo.jp/20211124223202

インターネットはしばしば酒やタバコやその他の薬物に喩えられる。

無限時間を吸い込み、人間の脳を麻痺させ、人生破壊し、それでいて人生に役をなしていると錯覚させる。

ニコニコ動画が産まれた少しあとに「作業用BGMなど存在しない」という言葉が産まれたが、まさにインターネット作業関係はコレだ。

飲酒運転をするもの飲酒による客観性喪失により自分がいつもより上手に運転できていると錯覚するのと、インターネットをやりながら作業をすると捗る気がするのは同じだ。

結論から言おう、インターネットに絡み取られれば人生は全く捗らなくなる。

そこで財を成すものや、仕事につながるものもいるのだろう。

だがそれは酒屋の店主になるような道だ。

そしてそんな道に進める酒飲みはほとんどおらず、大部分はインターネット仕事に繋げられることなくただそこで人生無駄にして管を巻くのだ。

高校2年生、受験シーズンが始まった頃のある日のスケジュールである

6時半起床

7時 出勤

17時 帰宅

    親が帰ってくるまでの間に昨日インターネットから落としておいたオカズオナニー

    眠くなったので昼寝

21時 親が帰ってきたので夕飯

22時 風呂

    ゲーム

    ネット巡回

    親の気配を感じたら勉強してるフリ

25時 親が寝たのでオナニー

    寝る

勉強時間?どこに消えた?

もちろんオナニーと昼寝の間に消えている。

その間にネットゲームもしなきゃいけないのでとても忙しくて勉強などしていられない。

そうだ悪いのはネットじゃない。

ネット無料エロコンテンツが見れることだ。

テレホーダイを親が払っていればあとは無料エロが見放題なのだ

他人嘲笑下品な笑いや、私が目指していたけどなれなかった「一人で完結したゲームクリエイター」が作ったフリーゲームだって遊びまくれる。

楽しいことが沢山あって勉強なんてしていられない。

もちろん、大学は落ちた。

その次の年、なんとか滑り止めに受かった。

まだプログラマーという生き方に未練が合った私はそういったことが学べる学部に行くことにした。

ちなみにプログラミング部をやめてからプログラミングに費やした時間は0である

なぜ、プログラマーという生き方に未練が合ったのか。

映画のカチャカチャターンを自分もやりたかったのか。

無理だと思い知ったのではなかったのか。

後悔はつきない。

2021-11-11

10年生きてみた

10年前、既にはてな出会っていた。

当時は自殺願望のあるJKだった。

どうやって知ったか覚えていないが、インターネット徘徊するのが好きだったので、もしかたらこ匿名ダイアリーきっかけに知ったのかもしれない。

過去の遍歴が興味深いと言ってくださる友人がいたので、久しぶりに投稿してみる。先に言っておくがオチはない。

当時の私は親のDVモラハラに苦しめられ、学校はいじめられて孤立

今ならTikTokDVいじめ証拠を上げたら味方になってくれる人が沢山いただろうが、当時はTwitter画像動画を載せる公式機能がない時代だった。

からこの匿名ダイアリーで拙いSOSを発信していた。

今も昔も、相も変わらず悲劇のヒロインだ。

ガチャは中の下だと思う。

小さい頃から家ではひっくり返った家具が散乱し、壁やドアには穴が空いていた。この惨状掃除をすると怒られるため、割れガラスの上を歩いていた。

夜明けまで怒鳴り声が聞こえ、家は度々揺れた。何かが壊れる音は日常茶飯事だったが、そのおかげで電話の着信音や車のクラクションで頭が真っ白になるようになった。

しか経済的な余裕だけはあったから中の下。

DV被害者専業主婦の母には、離婚してほしいことや転校したいことを懇願したが、「この家に生まれたからには人生を諦めなさい」と言われ、私は事あるごとに諦めるのが習慣となった。

進路も親の意向が厳しく、父はコミュニケーションも適切にとれない人間だったから、自分希望する大学の出願書はビリビリに破られた。

質問サイトに経緯を綴って相談したら「学費を払ってもらえるなら我慢して言うことを聞くべき」と言われた。

過保護に育てられた世間知らずな自分家出をしてお金を稼ぐ勇気もなく、結果的にはその通りの道を歩んだ。

高校はいじめっ子に盗撮されてネット悪口付きで晒されるなどの被害を受けたため、受験シーズンでも授業は図書館カウンセラー室、校長室でサボっていた。

お昼はもちろん便所飯。(便所飯存在否定するコメントを目にすると胸が痛くなる)

私が知る限り、いじめっ子は特に処分はなかった。

学校先生強制的診療所連行されたことがある。その時お医者さんに「一時的な悲しみですね」と言われた。

これが私の最初の診断だった。自分病気ではなく、これは一般的な苦しみなんだと解釈して絶望した。

それでも、できることは全部したつもりだ。

命の電話相談学校先生相談心療内科精神科に通院。医者が合わなければ他を探し、いろんな薬を試し、カウンセラーも何名かとお話した。

結局のところどれも解決には至らなかった。

それどころか、大学時代には死ぬと思われたのか、とあるカウンセラーには警察通報されて逮捕されたことがある。それ以来、カウンセラーは一切信用しなくなった。

皆が寝ているであろう深夜に警察に部屋を侵入され、「動くな」と拳銃を所持した警官に言われた。「寮の鍵や財布を持っていって良いですか」と聞いたら「ダメだ、お前はもうここには帰らない」と言われた。

パトカーの光が暗闇で飛び交う中、カウンセラーと寮長が遠くからこちらを見ていた。意味が分からなかった。

人生初の手錠をかけられ、パトカー病院連行された。

牢屋のような個室で凍えながら数時間放置され、検査が終わったら「特に問題ありませんね」と夜明けに病院から追い出された。

面白いことにどう帰宅たか全く覚えていないのだが、気がついたら寮の前にいた。おそらく警察が車で送ってくれたたのだろう。ドアをノックしたら寮長が気づいてくれて鍵は再発行してもらった。

気持ちが整理できないままその足で朝一の講義へと向かった。

のちに高額な受診費を請求された。

DVいじめ経験があると、友達の作り方が尚更分からず、大学時代は声を発する機会がほとんどなかった。この地獄が終われば親の呪縛から解放されると思った。

親の夢を一通り叶えた時に私は束縛から少し解放された。だがしかし、親の敷いたレールから外れようとした時に精神的な暴力を受けていた人間は、解放されたとて自発的な意欲や判断能力が蘇ることはもうないのだ。

もう遅かったのだ。

当然の如く就活は失敗し、実家ニートをしていた。それでも自分のペースで努力はした。

重い腰を上げて心療内科に通い、ひきこもり集会に参加し、会話の練習をした。

死ぬ前にもう一度だけ頑張ってみようと思い、ハロワ就職支援を受けた。中小企業になんとか採用してもらえることになった。

しかしそこもモラハラパラダイスだった。

中途入社社員が一ヶ月で退職することが珍しくなく、3年で社員がほぼ全員入れ替わるような会社だった。同僚が突然音信不通のまま出勤しなくなったり、新卒鬱病休職したのちに退職した。

転職にも挑戦してなんとか成功したのだが、入社して半年部署上司が全員退職した。

会社システムボロボロなことに気づき、どうにか変えられないかと偉い人に提案を試みたものの、最終的には「お前は前の上司洗脳されている。俺には弁護士がいる。過去社員を訴えようと思ったことがある。口コミサイトにたとえ事実だけ書いても被害は発生するから損害賠償請求する。」と脅された。(本人は誹謗中傷脅迫自覚は一切ないようだった。)

仕事に向いていないことに気づいたので定職についている時に婚活にも勤しんだ。

大学院卒で大企業勤務、趣味も同じという人と奇跡的に出会ったが、交際後に相手が少しモラハラ気質であることが発覚した。

身だしなみに興味がない相手鼻毛眉毛を整える提案(よければ私がやる)、美容院の選定、洋服のコーデを一緒に選び、「興味がなければ私が払う!」と言ってみたものの彼は嫌がった。その否定の仕方はどれも心無いものだった。

他にもエピソードは沢山あるが、頑なに別れの相談に応じなかったところでブロックした。

ここで、最低限の清潔感もない男性は外見や内面アップデートする努力拒否する可能性が高い種族だと学んだ。(一緒くたにするのは良くないが、個人的にはもうこりごり)

その後、またニートに戻ったのが今。

運や環境が悪かったのもあるし、会社や人を見極めるのが下手な自分も悪かった。努力の方向が間違っていると指摘する人もいるだろう。

10年前もある種無敵な人だった。死にたかったし、誰かを巻き添えにしたって構わなかった。友人がなんとかできた今でさえ薄らそう思う。

でもどうすれば救いがあったのか?

今でも疑問に思う。

当時、子供なら誰か助けてくれると思っていたが、実際には学校カウンセラーも命の電話もできることに限界があった。

若い女性は男性より支援を受けやすい聞くが、あまり性差はなかったように思う。(特権に気づいていないだけかもしれないが)

お前がブサイクなだけだからでは?と思うかもしれないが、ファッションメイク流行を追うのは好きだし、軽い美容整形にも投資しているので、表向きはむしろ幸せそうな人間に見えていると思う。

なら風俗キャバクラで頑張ればいいじゃんと言われるが、TikTokキャバ嬢、メンエス嬢、風俗嬢の日常を見る限り、彼女らはとてつもない努力精神力で今の地位を得ている。

どれもリスクが高い仕事だし、メンタルが弱く話術がない自分には不向きだ。

こんなパッと見普通女性の苦労話をもっと可視化して発信すれば、幸せそうな女性に対する偏見が少し収まるのかなとも思うが、嘘松認定されたらそれで終わるので難しいところである

希死念慮を抱えていた人間が「いつか絶対に報われる」と言われ続けて10年生きてみた人の感想

時間が経ったからか、トラウマは笑いながら話せるくらいには乗り越えたし、鬱状態自分を静観?できるようになり、ゲームをする元気も出るようにはなった。親も歳をとり、物をひっくり返したり家が揺れることも減った。また、親の夢を叶えたことに免じて、ニート状態も許してもらっている。

挑戦することから逃げなかったという意味では、小さな前進継続的にできていた人生だったと思う。

しかしながら、お金を稼ぐための力や社会の厳しさに耐えられるメンタルがないと分かった今、正直当時自殺しても良かったんじゃないかとも思う。

今後何しようかというと、死ぬ前に同人エロゲでも作ろうかなーと思ってる。

絵も描けるし動画も作れるしゲーム開発経験もあるから。今は3Dモデリング勉強中。

開発断念したとしても面白い経験になるかなって。

それとも自分境遇ブログコミックエッセイのように発信しようかなとか。

でもただの悲劇のヒロインエピソードだし、オチもないし、批判個人特定が怖いしなーと公表することに悩み中。

でもなんでもやってみることが大事だよね。

それかまた就活婚活をして、ダメだったら死のうかなって。

死ぬ時期を延ばすことが私の生き方みたい。

10年以上はてなにいる皆さんはどのように暮らしが変わりましたか

人生に悩んでいる後輩がこれを読んでいるとしたら、参考にならなくてごめんね。

先輩は何か知恵があったら教えてね!

変態紳士のススメ

中学生の頃、同じ図書委員女の子に恋をした。初恋だった。

好きで好きでしょうがなかったけど、パリパリンの童貞だった自分には彼女アプローチを仕掛けていく術など無く、「彼女に触れたい」という思いはいしか彼女が触れたものに触れたい」という気持ちに転化して、必然的変態行為に走ることになった。

しか変態行為彼女に発覚してしまってはすべてが終わってしまう。表面ではあくま紳士的にふるまいつつ、悟られぬように事を行わなければならない。言ってみれば変態紳士だ。

 

手はじめに、蔵書整理の時に彼女が使った軍手を持って帰って匂いかいだ。ホコリ匂いがした。

それからおもむろに股間にはめてオ○ニーをしたが、終わったあとはものすごい罪悪感におそわれて、彼女をそういう卑猥対象にするのはやめようと思った。ホコリまみれの軍手をはめたせいで股間に雑菌が入って大変なことになったが、天罰だと思って耐えた。

 

彼女が使っている髪留めと全く同じものを買い求め、こっそりとすり替え匂いかいだ。ゴム匂いがした。

もっと強く嗅げば彼女匂いがするかもと鼻の穴にねじ込んだら、奥まで入りすぎて勉強机の上に嘔吐した。親から勉強のしすぎでストレスがたまったかと疑われて検査入院させられたり、いない間に机の掃除をされて秘蔵のエロ本が軒並み廃棄されたが、天罰だと思って耐えた。

 

ある夏の日、彼女水泳バッグが準備室に置いてあった。準備室には自分ひとり。逡巡の後バッグを開けて顔を突っ込んで、思いっき匂いを吸い込んで元に戻した。塩素匂いがした。次の日の水泳の授業の時にそのことを思い出して勃起してしまい「勃起ング」という不名誉かつ月並みあだ名をつけられたが、天罰だと思って耐えた。

 

放課後の貸出カウンター彼女私物の本を持ち込んで読んでいることが多かった。図書館にはこんなに蔵書があるのに、それ以外にも読む本があるとは!との畏敬の念と、集中して本を読むその横顔を眺めるのに夢中でついぞ声を掛けることなどなかったのだけど、勇気を出して何を読んでいるのか聞いてみた。尾崎翠の「第七官界彷徨」だった。もう何回も読んでいるから興味があるなら貸すよ、という申し出に一も二もなくうなづいて借りて帰った。

自室で正座して本を広げると、わずかに花のような香りがした。劣情を催すよりも、どうしてお互い図書委員本が好きなのは分かっているのにこういう普通交流が思いつかなかったのかと、自分の浅はかさに慟哭した。

一週間かけて何度も読み直し、いかに素晴らしい本であったかを控えめかつ熱意をこめて感想を述べると彼女は微笑んで「気に入ってもらえて良かった。今度は君のお気に入りの本を貸してね」と言った。

 

しか自分吉川英治山岡荘八などの時代小説しか読まないうえに、自分で本を買う金を惜しんで図書委員になっているくらいだったから蔵書というものもなく、あれこれ悩んでいるうちに受験シーズンとなり貸出業務のローテーションから外されて、彼女に本を貸す機会にはついに恵まれなかった。

 

--

 

彼女女子高に進学し、それから全くの音信不通となった。クラスも違えば共通の知り合いもなかったので、彼女がどこで何をしているのか知らないままに僕は大学を出て地元に戻って就職した。

働き始めて1年たってようやく気持ちに余裕が出てきたので、久しぶりに本でも読もうと市の図書館へと足を運んだ。何冊か物色して貸出カウンターに行くと、そこには彼女が、当時の面影を残したまま、いや、それよりもだいぶ/かなり/相当きれいになった彼女がいた。

「「こんなところで何やってんの?」」

ふたり同時に言って、ふたり同時に笑った。

貸出の手続きを終えて「それじゃあ」と言って図書館を出た後、しばらく外のベンチに座って頭の中を整理して、もう一度貸出カウンターに向かった。

「どうしたの?」

という顔をした彼女自分名刺を手渡して、

「裏にケータイアドレス書いてるから時間があるときにでもメールちょうだい」

と言って返事もまたずに家に帰った。本当は、

「借りるのを忘れた本があるんだ。君という一冊の本を。あの時読みたくて、読めなかった本。貸出期限は無期限で頼むよ」

と言うつもりだったが、言うのをやめて本当によかった。言っていたら多分、天罰だと思っても耐えきれなかっただろう。

 

幸いなことに彼女からはその日の夜すぐにメールがあって、何度かのやりとりの後には映画に行ったり美術館に行ったりして、なんやかんやあって今年の秋、彼女結婚することになった。

 

--

 

中学高校大学と、華やかで彩られた学生生活とは無縁の人生を過ごしてきたけれど、人間地道に真面目に生きていればいいことが起こるんだなあと、しみじみ思っている。なので、現在のところ暗い学生生活を送っている人も、自暴自棄にならないでいい感じに頑張るといいと思う。

 

それと、件の変態行為については彼女は全く気がついていなかったようだ(勃起ングという不名誉あだ名は伝わっていたけれど)。そのおかげで今の生活があるのだと思うと、変態行為を行うのは男として仕方のないことだけれでも、あくま紳士的に、相手になるべく迷惑のかけない形で行うのが良いよ、と伝えたくてこの文章を書いた。今では思う存分、彼女の脱いだ靴下下着匂いを嗅いでいます

 

心のなかでは変態であっても、表面上は紳士であるべきだ。少年よ変態紳士であれ!

2021-09-01

anond:20210901072649

誰が?

俺だとしたらそれは俺じゃなくていま絶賛大学生の奴らじゃないか

ちょっとまれタイミングが悪かったねーと思うよね

でもそれは日本社会新卒一括採用という時差出勤ならぬ時差ウェイウェイが許されない社会からだよ

修学旅行いけない中高生とか 後々補填できるものがあればいいんだろうけど受験シーズンと被ったらもう終わりだね

2021-07-27

体育大嫌いだったなあ

教師がその競技必要動作を見本として数回見せる

e.g. レイアップシュートの見本を見せる

そのまま皆の前でテストをやらされて、みんなできるのに自分だけできなくて惨めな思いをする

e.g. 1つのゴールに数人の生徒で集まって各々練習する

試合をやらされ、自分と同じチームの人に申し訳ない気持ちで参加する。私と同じチームになってしまった子に「うわあ…」みたいな反応をされる

e.g. バスケ試合をする

ここまで受けてきた惨めな気持ちと恥ずかしさと諸々で体育をどんどん嫌いになっていく

(おまけ)

発育が早く高身長だったので初対面で「バスケ/バレーやったら?」と言われまくるも実力を見られがっかりされる

同様に例えば自転車練習をするにあたり「こんな大きい子がまだ自転車なんて練習してる…」なんて思われてそうな気がしてくる(被害妄想ではあるかもしれない)(逆に誰にも見られない場所で反復練習できる勉強は好きだ)

図体はでかいのにまるでゴミみたいな運動神経なのが恥ずかしい

そりゃあ練習しろよって言われたらそれまでなんだけど、とにかく皆が当たり前にできることが自分はできないこと、それが周りの皆に知られてしまうこと、さらに私なんかと同じチームになった子に不利益を与えてしまうことが辛かった

あと上記の話とは全然違うけど持病で水泳に参加できなかったとき、体育の時間代替で持久走をやるのに加えて課題として運動に関する資料ピッチ走法がどうとかストライド走法がどうとか)を原稿用紙30枚くらいにまるまる書き写す課題が出されて教師のあまり脳筋ぶりに引いたこともある(ちょうど受験シーズンだったから本当に時間無駄で辛かった)

とにかく体育に対する恨みは尽きないが、とりあえずスポーツ観戦は好きなので五輪は楽しみます

2021-04-24

ラーメンバリキャリで」

そう言うと大将バリキャリラーメンを運んできた。麺の中にとてつもないキャリアを積んだフェミニストじみた女が漂っている。

女は暫くスープの中で泳いだあと息絶え、男の口に運ばれた。高慢バリキャリに負けないためにいつも男はここでラーメンを食す。

向こうのテーブルでも声が聞こえる。

イケメン一つ」

年頃のJKだろうか。制服姿、それも一人で来るのははばかられるはずなのに、やってきたイケメンを貪るように食らっている。

胴と首が歯型で切り離されたイケメンが器の中でひとしきり暴れたあと息絶えた。彼女イケメンを食いまくりたいらしい。

店長替え玉を、と俺は注文した。

息子にそっくり少年小皿に乗って運ばれ、ピチピチしている。これは良い替え玉だと思った。受験シーズンしか食べることができない。

食べたいものを食べられる、良い時代になったものだ。

2021-01-23

風俗に落ちた女友達

念のため、年齢はぼかす。創作なので俺も彼女もどこにもいないです。

俺には中学生の頃に女友達がいた。その子は低い声がコンプレックスらしくあまり人前で喋る方ではなくて、アスペルガー障害を持っていた(これは後に発覚)ので、よく周りが笑っている時に笑いどころが分からないと一人で真顔でポツンと座ってるような子だった。ストレスで上唇を噛む癖があり、パッチりとした目をした可愛い子だったが上唇がいつもボロボロだった。それでも2,3人の女の子グループにいつもいて、ぎこちなく笑いを浮かべて過ごしてはいた。

の子も俺もよく休みがちだった。俺は情報量が多い学校生活を送っていると脳と体が疲弊しきるので、周りと比較することを覚えた小4あたりから社会生活を諦めていた。布団に入って教育テレビを見ながら疲弊不安で泣いてることが多かった。

彼女と同じクラスになったのは中1の頃で、席替えの時に隣の席になった。とある授業で前日休んだ人間が前日のプリント職員室に二人で受け取りに来いといわれたので二人で一緒に行ったのが彼女と接点を持ったきっかけだった。今まであんまり接点がなかったが無言のまま行くの気まずいので「マンガ読む?」と彼女に聞いた。彼女は「うん、鈴木先生とか」と即答した。

当時でアクションで連載開始したばっかりぐらいの時期だったので、同級生アクションを読んでる人間がいるとは思わなくて驚いた。父が買ってる漫画雑誌や父の本棚の本を読んでいるらしい。俺と全く同じだった。

それをきっかけに仲良くなった。ジャンプを読まず、アニメも観ず、流行がわからない俺には漫画の話をする相手彼女しかいなかった。話を合わせる必要がある同性の同級生よりも、彼女漫画の話をしてる方が楽しかった。彼女から安野モヨコ」を教えてもらい、俺は彼女に「吉田秋生」を教えた。こっそり漫画を貸し借りした。「吉祥天女すごい面白かった」と彼女は言っていた。俺は「BANANAFISHは?」と彼女に聞いたら「IQ200もある人間が男娼なんかになるわけないし悪い意味で都合がいい展開多くてBANANAFISHは好きじゃなかった」とハッキリ言った。俺はそれを聞いてハッとして「それもそうだね」と笑った。彼女は笑うわけでも怒るわけでもなく、ただ無表情だった。最初は嫌わてるのかと思ったが、こういう子なんだと理解できた。

中3になって受験シーズンに入ると周りも受験モードになってくる。彼女とは別のクラスになったが、メールで時々やりとりをしていた。俺は特に行きたい高校がなかったので通信制高校へ行くつもりでいた。欠席日数も100日を超えていたし、何よりまともに高校生活を送れるとは思わなかった。通信制高校なら週1の通学で卒業できるので、俺でもなんとかやれると思えたのだ。「教師になりたい」と言っていた彼女大学進学も視野にいれて進学校に行きたいらしい。俺も彼女も成績は上位20番台に入れたので、「学校休んでまで勉強しているガリ勉」だとかよく陰口を叩かれていた。特に進学に成績が関係のない俺は受験シーズンになっても変わる事なく学校を休んだりしていた。周りが受験モードになると俺は成績が50番台まで落ち、塾に通いだした彼女は上位10位をキープするようになった。同級生志望校を聞かれたとき通信制高校名を口にすると驚かれた。なんでそんな所に行くんだ。と。三者面談の時に担任から第一志望を通信制高校にするやつなんて初めて見た。考え直せ。」親からも「せめて普通の子みたいに普通高校行ったら?」と言われた。周りから理解はされなかったが、学校休みがちな彼女だけは「頭の中がオーバーフローしそうな時は横になってるのが一番落ち着くんだよね、それ以外どうすればいいかからない」と言っていた。あの時俺の気質理解してくれてたのは彼女だけだったと思う。面倒くさかったので、家から一番近い学校受験した。前期受験の時に同じ中学から受験した子は成績が「160人中120位」ぐらいの子だった。「え!?なんでお前もここ!?」みたいな反応をされたのを覚えてる。周りにも騒がれた。

俺は第一志望の通信制高校に通うを事は叶わず、家から一番近い偏差値40ぐらいの高校に通うことになった。彼女は後期試験第一志望の高校に受かった。思春期の周りが恋愛モードになるが、俺たちは卒業まで学校で会話することもなく、淡々メールを交わすだけだった。ある日彼女に「好きな人いないの?」と聞かれた。俺は「枕と敷布団とかけ布団の3股してるよ」と答えると「私もだ笑」と帰ってきた。「塾の先生がすごい恰好良くてね、携帯ペアストラップつけてるんだけど、あれは彼女いるんだろうな。私も彼氏欲しいな」と言ってきた。今思うと、彼女学校で仲良かった異性は俺ぐらいだったし、あれは彼女なりのモーションだったのかもしれない。彼女にとって俺は恋愛対象じゃないと思っていたので「高校行ったらできるんじゃないかな、応援してる」と返した。そんな感じで卒業して俺たちは疎遠になった。俺はこのままうだつの上がらない生活をし続けて、高校進学で高みを目指せる彼女は、もっともっと高い所に行くんだろうな。と少し寂しくなった。

俺は高校では相変わらず休みガチだったが、中退はさすがにまずいと思って卒業できる程度に通った。授業も中学の復習からまったりして、授業も教科書をなぞるだけだったので、体が辛くても無心でノートを取って、休み時間はずっと寝ていた。幸いクラスメイトも良い子が多くて、人間関係で悩むこともなかった。一度学期末の成績優秀者で学期末に壇上に呼ばれたのがトラウマになり、勉強は授業を受けるだけで一切手を付けなくなった。

高3の頃に俺は進学か就職かの岐路に立たされた。進学する金も家になければ熱意もなくて、自動就職になった。よく教師や親からは「お前みたいなやつ社会じゃやっていけない」と言われていたので、そんな大人たちがいう「楽な仕事」の代表の「市役所」に就職することにして、公務員試験対策過去問を解いてたら高卒枠で滑り込めた。うちの高校から市職員を輩出するのは初だと、また騒ぎになって、来年インタビューに行くからなと担任から言われたのがすごい嫌だった。

就職が決まってから、俺は中学の頃の彼女を思い出した。中学卒業してから高校どう?」と一度連絡したら、「楽しくやってるけど、周りが勉強出来すぎてヤバイ」と不安をこぼしていた。少し心配だったが、勉強に忙しそうだったし、彼女に連絡を入れて勉強邪魔をするのも嫌だったし、もしもガス抜きしたくなったら俺に連絡くるだろう。と思っていた。それ以降連絡は来てない。まだ教師を目指してるんだろうか。大学はどこに行くんだろうか。あれだけ不登校気味だった俺は市職員になるよ。税金ご飯食べるよ。笑っちゃうよね。鈴木先生わっちゃったね。この間ね、安野モヨコエッセイ読んだよ。いろんな話をしたかった。「久しぶり、元気?」一通だけ送った。ひょっとしたらアドレスが変わっていてメールは届かないかもしれない。無事届いた。がその日は返事が来なかった。

翌日の夜中に一通メールが来た。彼女からだ。「久しぶりー、そっちも元気?私はまあまあかな。私入ってからすぐ高校辞めちゃった。〇〇駅(県内で一番大きな駅)の西口売春してたら補導されて、親にすごい怒られて家にも居られなくなっちゃってさ、今は回春エステ転々として寝泊りしてるよー。増田大学行くの?頭良かったもんねえ」

ビックリした。

から晋三が出るかと思った。

中学の俺たちは似た者同士だと思った。しかし俺は彼女けが高みへ飛んだと思っていたのだ。俺がだらだらと低空飛行の高校生活を送ってる間に、彼女高校を辞めるぐらいまで追い詰められていた。働きたくなかった俺は公務員になり、教師になりたかった彼女風俗嬢になっていた。一体どこでどう間違えたんだ?あれだけ高校受験を励めるお前が、頑張れるお前が、なんで落ちたんだ?落ちるんだったら俺の方だろ?

俺は彼女ご飯を食べに行く約束をとりつけた。会って話がしたかった。幸い昼間は時間の融通が利くそうで、予定調整してから合うまでに時間はかからなかった。

久々に会った彼女は顔の印象がだいぶ変わっていた。黒い髪は相変わらずだったが、パッチりとした目の下には人工的な涙袋が入ってた。垢ぬけた感じはあった。体は細いがなぜか指がパンパンに膨れ上がっていて、表情があまりかわらないのは昔のままだった。ボロボロだった上唇が細くきれいになっていた。

「久しぶりだね、大人っぽくなったな」と声をかけると「そっちも中学の時よりすごいかっこよくなっててビックリした」と言ってきた。彼女はこんな事言えたのか。なんか変わったなと思った。

ファミレス軽食をしながら俺たちはお互いの話をした。彼女からは3年間の空白を埋めるようにいろんな話を聞いた。

彼女高校に進学してから授業についていくためにずっと勉強をしていた事。授業についていくために塾にも通った事。それでもとうとうキャパティシが限界を迎えた事。家で数学勉強をしてる時に発狂してしまった事。不安違和感を感じた両親が精神科に連れていき診察した結果、適応障害うつ病だと判断された事。両親と医者と本人との3者でのカウンセリングを重ねたり、いろんな検査を受けた結果幼少期からアスペルガー障害があることもわかった事。その高校を辞めた翌年は別の学校に再受験した事。受かったが周りが自分より1つ年下の環境と、前の学校県内上位の進学校だった事もありすぐに噂が広がり居づらくなった事。ブロンでODをした事。次第に金パブにも手をだすようになった事。金パブブースト学校に通い続けることができたが、そこでも最終的には居づらくなり精神限界を迎えて学校を辞めてしまった事。応援してくれた両親も激怒し愛想つかした事。フリーターとしてコンビニバイトなどをするも空気が読めず、どこへ行ってもうまくいかなかった事。バイト転々としていた当時高2の彼女自分人の力でも食べていけるようになった手段が「売春」だった事。売春を続けていたら補導されたので、寝泊りができる回春エステで働くことにした事。過食嘔吐ストレス解消の手段になった事。整形して顔をいじったこと。今の収入じゃ満足できなくなってきた事。回春エステチップをもらいながら本番をしていたところ病気をもらって運営にも本番行為がバレた事。今度デリヘル転向する事。一切本が読めなくなったこと。文章が頭に入らなくなったこと。休みの日は過食しながらyoutubeジャルジャル漫才を見てゲロ吐いてる事。誰かにずっと監視されてること。いつも誰かに悪口を言われてる気がしてるということ。昔の彼女面影を探すように俺は彼女に色んな話をきいた。中学の3年分よりも彼女と話した。

しかし俺は彼女に「普通生活に戻る気はないのか」とはどうしても聞けなかったのだ。学生生活を満足に送る事が出来なかった俺だからこそわかる。その質問残酷すぎた。普通に働けたのであれば、とっくに働いているのだ。彼女の話をきいて、彼女彼女世界でなんとか足掻こうとしてるのが俺には痛い程わかった。 

中学の頃にさ、〇〇(女友達)はIQ200もあれば男娼になるはずない。ってBANANAFISH批判してたの覚えてる?」

「あー、懐かしい。言ってたね。吉祥天女今でも好きだよ。文庫版買っちゃったの実家にある。」

「買ったんだ、言ってくれればあげたのに。俺はさ、〇〇が風俗嬢になるはずない。ってこの間のメールみて思ったんだよね。」

「だから?」

「でもそれって、〇〇のしんどさとか辛さとか経験を、俺がわかってないだけだったんだな。ってお前の話聞いて思ったよ。アッシュが男娼になるまでのバックグラウンドもっと掘り下げられていれば、〇〇もBANANAFISH楽しめたのかなー」

増田は変わらないね。私の土俵で私の漫画の話をしてくれるよね。中学の頃私と一緒にいた女友達覚えてる?あの子たち時々連絡くれてたんだけど、高校中退した時に『何があっても友達から』って言ってくれたのに、私が売春初めてから連絡してこなくなったよ。私が売春してんのも回春してんのも同級生の間でもう噂になってんでしょ?この間中学の時の××からヤらせてくれってメールきたよ。ただ話したいから会おうって言ってきたのは増田だけ。増田からメール来た時、仕事中もずっと増田の事思い出してた。うれしかったよ」

「そんなに嬉しかった?だったら、薬指切り落して俺に送り付けてくれてもよかったんじゃない?(安野モヨコ漫画ネタ)」

馬鹿じゃないの」3年越しにあってから初め聞いた彼女の笑った声と、笑った顔だった。

俺には彼女を救い上げてやることはできないし、彼女生活を支えてやることもできない。彼女を守ることもできないし、俺たちにはお互いを支えあうような力は残ってなかった。日々の生活でいっぱいいっぱいなのは、お互いが一番よく理解していた。公務員内定が決まった俺に目の色を変える同級生がいたが、一番寄りかかりたいだろう彼女は俺に依存しようとは一切しなかった。性風俗咎めず、性風俗従事している彼女をただ受け入れて話を聞く。俺にできるのはそれだけだった。

俺たちはその日たくさん話して、仕事へ向かう彼女を見送った。何故かもう会えない気がしたので、「体に気を付けて」といったら「そっちもね」と、中学の頃と変わらない無表情で返ってきた。

俺の予感はあたり、彼女と会うのはそれが最後になった。

それから数年経ったある日、彼女から「私と会った事ある人だよね?ずっとスマホ監視されてて。確認たかったの。ヤバい人にずっと付きまとわれてて、ネット本名も晒されて、ずっと監視されてるから疑心暗鬼なっちゃって」とよくわからないメールが飛びこんできた。「久しぶり、増田だよ、中学の頃から同級生だったろ。大丈夫か?」とメールを返したが送信エラーになった。

心配した俺は、ひょっとしたら彼女実家で療養しているのかと思って、中学同級生から彼女実家の住所を聞き家まで行った。表札には彼女苗字はなく別の苗字が書いてあった。念のためインターホンを押したら現住民対応してくれた。どうやら今の住民中古物件としてこの家を買ったみたいで、前回の住民とは一切コンタクトは取っていないとの事。文章でのやりとりが得意で、口語でのやりとりが苦手だった俺たちは、携帯電話番号を交換していなかった。俺は彼女と連絡をとる手段を失った。

それから今に至るまで、彼女とは連絡をとれていない。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん