はてなキーワード: 円安とは
MMT支持!あるいはMMT反対!というのは両方あまり見なくなっただろう。
単に自国通貨建て国債では財政破綻しない。外貨借金では財政破綻する。これが当たり前になっただけのこと。
ましてやロシアベラルーシの強引な自国通貨建て国債化のニュースが有って、自国通貨建て国債ではデフォルトしないが外貨借金でデフォルトするというのは強力に裏付けられた。勝手に自国通貨建て国債に切り替える時点でデフォルトなんだが。
時々自国通貨建て国債でも財政破綻するんだっていうやつがいるが、単発で根拠なし。
その上で、ロシアの経済制裁の必要性からのインフレが見えてるからな。単純にMMTで財政出動というやつにも、緊縮財政が必要だというやつにも両方やりにくいはず。
前者は財政出動すると外貨借金が増える局面になった。緊縮財政はなぜ緊縮財政が必要だという根拠が崩れたまま。緊縮財政したところで石油の値段は下がらんよ。
その一方で円安になった!金融緩和中止だ、金利を上げろというやつがうるさくなってると感じる。
円高にするのであれば、輸出を増やし輸入を減らすのが第一のはずなのに。解は海外需要が高まってる財サービスの供給増加を狙っての財政出動+金融は緩和気味でサポートだとは思ってるがな。
MMTは事実関係ないでしょ。産油国が通貨高になって、非産油国の通貨が下がってる。
なんとか海外に売るものを作って輸出を増やして、作れるものは自国で作って輸入を減らしてしか解ないよ。
あえて言うなら、財政破綻は自国通貨では起きないって前提で、海外に売れるもの、輸入が多いエネルギー関係の財政出動がメインだな。かつ、金融はエネルギー関係の設備研究投資を増やすために緩和気味で。
で、MMTをけなして解がなにかあるの?
海外インフレは金融緩和中止や金利上げじゃ収まらんし、金融緩和中止や金利上げ程度ではこの円安トレンドには抗えない。それどころが、物価高だが、合致する供給を作れなければ収入所得が上がらないスタグフレーションになる。
なのに、金融緩和中止と金利を上げろと叫ぶばかりで日本の敵かと思ってるな。
アベノミクスの金融緩和が正しくて、新自由主義の緊縮財政思考と消費税増税こそが諸悪の根源なのに、アベノミクスが原因だーと叫ぶみたいな。
MMTから巻き起こされた、通貨とはなんぞや?デフォルトとはなんぞや?政府の財政均衡は必要なのか?の議論。
ウクライナでの占領地におけるルーブルバラマキや、ロシアベラルーシによる外貨債権の自国通貨建て債権への切り替えと、完全にMMTの理論を前提として、ではどう対処するかの奇策が飛び出てくる。
結果的にはロシアへの経済制裁によるインフレで日本もインフレになりつつある。最も高まる需要に合致した供給を自分たちが設備研究投資をして作るという次のフェースに移りつつある。
だからデフレを脱したこともあり全般的な財政出動をMMTをもとに述べるのにはちょっと首を傾げる。
しかし、デフレ対策が不要になったがフェーズが変わったことの指摘より、財政破綻の懸念による緊縮財政の要求や、金融緩和中止の声がうるさくなってきたので、そちらへの反論を中心にしているが。
特に円安への対策の円高化を金融収縮や金利上げで実現しようというのは正気か?としか思えない。インフレは自分たちが合致する供給を作れば好景気になるが、自分たちが供給を作れなければスタグフレーションに叩き込む。
海外インフレ起因で合致する供給を作らないとならないのに、設備研究投資を殺す金利上げは確実にスタグフレーションに叩き込む。
何より円高に導くのは海外に売れるものを売ることと、輸入を減らすことが必要だ。
エネルギー資源周りの確保がいま急務なので、設備研究投資と、ロシア制裁が早期に終了してエネルギー価格が低下するリスクに対処するための買取保証、設備研究投資補助、応用研究投資などの財政出動は必要だからな。
MMTは一つの議論のもととなり、ロシアウクライナ戦争によりある意味当たり前のものになりつつあるが、フェーズは変わりつつある。
海外のインフレは止まらんから緩和中止程度の円高でも物価高は収まらんし、スタグフレーションに叩き込みますな。
そもそも金利は設備研究投資を介して需要を調整するためのもの。なので、金利を上げても設備研究投資が起きていないから無意味。それどころか、物価高になってる品物を増産するための設備研究投資を削るという上でスタグフレーションに叩き込む。
財政で物価高の品物を自分たちで作れるように設備研究投資補助や応用研究投資をして、金融は援用ということで低金利緩和に誘導するべきですな。その上で物価高のものを自分たちで作ればこそ外貨が得られ、円高に誘導される。
政府の財政破綻だーと言ってるやつが消えた代わりに、海外インフレ+円安局面で金利揚げや緩和中止を叫ぶやつが増えてきてる印象を受ける。お前ら日本を潰したいのか?