2024-03-22

彼氏内々定を出した

 最近父親の性被害を訴えた大変勇気ある方がいらっしゃった

 ただ「お父さんからまんこを触られた経験が無い人たち」は思ったかもしれない

 どうしてまた男性を愛することができるの?と

 私はお父さんから色々されたことがあるが、今彼氏と付き合っているので、増田匿名性を利用して惚気つつ自分語りさせていただこう 若々しい惚気はみんな好きだから

 私は今の彼氏のことが結構好きだ

 でも結婚したくない 性的なことも全くしたくない キスはするけれど、それ以上のことをしたくない 自分が女であることを意識したくないし、彼との関係でお父さんのことを思い出したくない

 お父さんに1時間くらい怒鳴られた後に彼と話したくなる自分も嫌だ 「お父さんで埋められない心の穴を彼で満たそうとしている自分」を自覚し、自分のことが嫌になり、文字を途中まで打ち込んでLINEをするのを辞める

 私は私が自立していて個として確立した状態で彼と対峙していたい

 でも同時に、自分は家庭が荒れていない時は彼のことが大して好きじゃない 好きだけれど、人間として好ましいとか、非常に信頼している、といった感じで、やはりエッチはしたくないし好き好き大好きという感じでは無い

 だから自分の中で彼を「理解のある彼くん」にしてしまっているんだろうな、と思って、その辺りでいつも自己嫌悪をする

 時々自分が本当に彼が好きなのか不安になって寝ている彼にキスをしてみるんだけれど、やっぱり好きかどうかよくわからない 彼と性的接触をしたいとは思えないか

 でも、彼は私が何回もキスしたせいで目が覚めてしまっても私の頭を撫でるだけで、絶対こちらに危害を加えようとしない

 そういう彼のことはとても好いている すごく安心するから

 

 だから、私は彼を理解ある彼くん、そしてお父さんの代わりにしてしまっているんだと思う

 思えば昔からパンダコパンダが好きだった

 映画では、お父さんがいないミミちゃんの家に、ある日モフモフで優しくてお仕事をしていてパイプをくわえ笹を食べる、パンダのパパがやってくる

 パチンコに負けてイライラして理由をつけて殴ってきたり、嫌なことや変なことを言ったりしたりしてこない、優しいもふもふパンダのパパがいるミミちゃんが、とても羨ましかった

 お父さんに殴られた感覚や、お父さんが殴る時にいつもする“人を殴る時特有のキマっている目”や、お父さんに「お前なんて生まれてこなければよかった」と言われたことは、今でも思い出し苦しくなる日がある

 「ちっぱい」とか「お前女になったな」と言われた時の気持ち悪さや、お父さんに「きちんと洗えていないから」と尻を出させられたり、Y字バランスをさせられたりして股間風呂で洗われたことを、忘れることはまだ難しい

 私はずっと、本当のお父さんが欲しかった 私を殴らないで、性的なことをしてこないで愛情を注いでくれるそういう人にお父さんになって欲しかった

 お父さんも優しかった時期はあった 小2で児相電話をかけたから、少なくとも小学校入学前のお父さんは優しかった

 私が幼い頃の父、まだコンタクトをする前の父は私を殴ったり、嫌なことをしてこなかったから、恋愛においてはいつもメガネの人を好きになる

 私は極度のメガネフェチ

 「メガネの人だったら優しい頃のお父さんだから大丈夫だろう」と本能認識しているので、私はメガネをした男性でないと好きにならない

 単に癖もあるとは思うけれど、私のメガネフェチはだいぶ歪んでいる

 こういうことはお父さんと離れて10年くらいすれば、治療をしていけば忘れられるものなんだろうか?自分はまだ若いので、あまりからない

 今はこういうのを日常生活において出さないようにして、平気なフリをしているだけだ

 でも、父から同じ家にいるのに電話がかかってきたり、1時間くらい理由なく怒鳴られ続ける日は今も日常的にあって、そういう日は頭が殴られる感覚フラッシュバックする ガンガン頭が殴られてキツい言葉を言われた時の感覚20、30分続くのを布団でじっと耐える 彼氏LINEをするかどうか悩んで、しないように頑張る キツい時は「なでなでして」というような気色悪いメッセージを送る

 そういう日がある

 彼はそういうのをわかっている

 私がお父さんと色々あったことも彼は分かった上で「君にそういうことは求めていないから」と言ってくれる

 でも、「ぬいペニ」という言葉の逆で、私は彼をぬいぐるみにしてしまっているのかもしれない

 彼には普通健全な性欲があるのに、彼をぬいぐるみのような性欲が無い柔らかい存在にしてしまっているかもしれない それがとても申し訳ない

 それに、私は子宮病気が2つある

 子どもは苦労する、と産婦人科で言われた

 

 20ちょいで結婚子どもについて考えるのは気が早いし、別に彼以外に男でも女でもいくらでも相手はいるんだから他を探せばいい

 というか、私が相手を探すというよりは「私」がどう考えても地雷女すぎる

 エッチはお父さんを思い出してできません、子どもを作るのに苦労する体です、結婚も厳しいです、キスはできます、お父さんに性的なイタズラを何回もされたことがあります、家庭に強烈なトラウマがいくつかあります、でもあなたのことは好きです

 誰がこんなのを受け入れるっていうの?と、冷静になるといつも思う

 だから、彼のことが結構好きなのも、私に合わせて付き合わせているのも、いつも申し訳ない

 そもそも、私は彼のことは今まで付き合ってきた人の中では一番好きっていうだけで、不満はいっぱいある  服クソダサいし、軍歌しか聞かないクソミリオタだし、私たちの会話の内容は政治宗教歴史かでロマンチックのかけらもない

 彼の家も彼の家で色々あるので、彼の母親は彼の一人暮らしの家に突然訪問して手洗い場の下の収納から私のシャンプーを見つけて発狂し、彼の生活費仕送りを止めた

 ヒスな感じの教育ママでちょうどうちの対極に位置していらっしゃる 彼はそれなのにお母様の老後は三世帯をご所望である めっちゃ嫌だ

 そもそも彼と私は中高大が全部一緒だ 私の持つ卒アルほとんどに彼がいるし、彼が中学修学旅行先生に怒られたストレスお腹を痛めて救急車搬送されたのも知っている

 同棲までしてたのに、付き合ってることに違和感がまだありまくる

 だって鼻くそ垂れてた頃から知ってる相手だぞ?

 だから、一昨日、私を御社面接官、彼を学生見立てて、2人で面接ごっこをした。

私「弊社に入ろうとした動機は?」

彼「えー...」

私「あぁ、弊社に入る、ではなくいれる、の方が適切だね」

 というような茶番を1時間やった。

私「それで君は、弊社でどんな活躍ができるんだい?」

彼「はぁ...」

私「弊社のどんなことを知っていてどこに魅力を感じているの?」

彼「えー...甘いものは好きでしょ、あと、Vtuberも好きでしょ」

私「多少なりとも調べてきているようだね。実は私はジャニオタもしていてね」

彼「へー、それは知らなかった」

私「言ってないからね。他、私の何を知ってる?」

彼「いや、なにぶん初めての業界でして...」

 ここで彼がうまいことを言いやがったので私は笑ってしまった

私「じゃあ、ウチでの展望を聞こう。君は具体的にウチで何がしたい?」

彼「いやぁ...それが無いんですよね」

私「ハッ!これだから令和の若者は。主体性が無く流されおって。これが悟り世代か」

彼「はぁ...。すんません

私「あのね、今の時代人手不足が深刻だから君みたいなパッとしない学生も雇うけれど、もっと優秀な学生が沢山集まってる年だったら君みたいな将来への具体的なプランが無い学生雇わないからね。弊社でやりたいことが無いということはつまり転職をする可能性があるということだろ。ウチより待遇のいい会社があれば君はすぐ転職するんだろ」

 この辺りでお互い爆笑した

私「これ圧迫面接酷すぎたね。ごめん」

彼「これより酷い面接今後受けること無いよ」

私「で、どうなの。君はウチに入社する気あるの?ウチでやりたいことがなくてもウチのどこかに魅力を感じたんじゃないの?」

彼「まあ、ツーと言えばカーと返ってくる。ツーと言ってツーと返す人もいるし、会話がそもそも成り立たん人もいる中でこれは稀有から

私「結局それかい!」

 まあそんなこんなで、私は色々思いつつ、内々定を出してLINE電話を切ったのであった

 自分もっと強烈にツッコミを入れて欲しかったのだが彼はどうも私のボケに対してのリアクションイマイチでヌボーっとしている 私と付き合ってて何もしたいことが無いのもちょっと許せない あんたが私と付き合ってから何かしたいって言ったのエッチ旅行くらいだったぞ

 ま、エッチはできないし、旅行もまだ行けてないんだけど

 でも、「初めての業界」は結構面白かった

 色々考えるところはあるし真剣な悩みもあるんだけれど、自分と彼はまぁまぁお似合いだと自分でも思う

 一昨日の夕方の会話を今こうやって文字起こしできる時点で、彼のことをちょっと面白く思ってて興味があるということは明白だ 私が記憶力が人より良いかもしれないのもあるんだけれど

 だからまあ、あとちょっとは仲良くしてやろうかなと思っている

 私は色んなことがあったけれど、別に私は実父から性加害を受けた女ではない それは物事の一面に過ぎないのだ

 そういう私をわかった上で、どうやら彼は私のことを多少なりとも面白く思い、付き合いを続けたいらしい

 今の時代転職が主流ですから、どうなるかわからないんですけど、保守的な彼は日本型雇用を好むようなので辞めるつもりはまだ無いそうだ

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