はてなキーワード: 手作りとは
「うちのおかんが昨日郵便受けに入っていたものの名前がわからん言うとんねん」
「なんや近所の小学生のいたずらかな。一緒に考えてあげるから、どんな特徴か教えてくれよ」
「おかんが言うにはな。ガーゼとゴムでできていて、口と鼻を覆う形をしていているやつやって」
「マスクやないかい!その特徴は、完全にマスクやがな。すぐ分かったやん、こんなもん」
「けど分かれへんのよな、死んだときには是非これをお棺に入れて欲しいらしいねん」
「あー、ほなマスクと違うか・・棺桶に入れるのがマスクでええわけないもんね。あそこには天国に行っても使って欲しいものを入れるんよ。天国行ってまでマスクしてほしくないやろ。
マスク側もね、思い出の写真とかと一緒に副葬品に任命されたら荷が重いやんかあ?ほなマスクちゃうがな。もう少し詳しく教えてくれる?」
「うん、なんで2枚入っていたんかわからんらしい。うち4人家族なのに」
「マスクやないかい!政府は世帯ごとに2枚配るって言ってたよ。
ただ、あれはな、1億枚確保できたから世帯数5千で割り算して決めたんじゃないかって睨んでんのよ。俺の目は騙されへんよ。俺騙したらたいしたもんや。
必要な数じゃなくて配れる数が2枚や!俺はなんでもお見通しやで!マスクやそんなもん!」
「おれもマスク思たんけどな、おかんが言うには、製造者の表示がないんやて」
マスクはな、日本衛生材料工業連合会、略して日衛連の自主基準によって製造者、販売者の名称、住所および電話番号を表記することとなっとんねん。売ってるのはみんな書いてあるよ。マスクちゃう!もうちょっとなんか言ってなかったか?」
小学生は三角巾とセットで巾着袋に入れてランドセルにぶら下げてたんやから。あと体操服の巾着袋もランドセルにぶら下げてバランス悪くなってる子もいたよ。マスクや!」
「うん、マスク思てんけどな、おかんが言うには、色は白しかないらしいねん」
最近はみんな手作りでカラフルなのも作ってるよ。都知事なんか、日替わりでファッションショーみたいにしてるしな。白しかダメって言ってる学校の先生もいるらしいけど、今はマスクすることが大事やねん。
「おかんが言うには三千円で売ってるのもあるらしい。」
朝日新聞で売られてたって総理も言ったらしいけど、あれは、泉大津市マスクプロジェクトから生まれたマスクで、洗っても使える手作りマスクや。地域の繊維メーカー6社が提供している、まさに生産者の顔が見えるマスクやねん。
一時期高額転売されてもっと高い値段で売られてるのもあったけど、3月の閣議決定で、購入価格を超える価格でマスクを転売することは禁止されとるからね。
これでも不正な転売がされるなら俺は動くよ。マスクで決まりや!」
「分かれへんねん。」
「おかんがマスクちゃう言うてんならマスクちゃうやないか!先言えよ。どないなっとんねん!」
「うん。おとんが言うにはな、防護服代わりの雨がっぱちゃうか?て。」
「もう絶対違う」
大きめのアイマスクは、マスクとして使えるのではないだろうかと思い立つ。
しかし、アイマスクは本来、目を隠すものだから、中央部の幅が短くなっており、口を隠しても形状的に鼻が出てしまう。
縦向きに付けられれば、変態仮面のようにはなるが、鼻も隠れるから花丸だとひらめくが、そうすると、耳かけが首から後ろに回らない。
(そうだ。増田的にはアイマスクの代わりにパンティーを被るべきなのか、ということには終わってから気づいた。)
つまり、アイマスクを顔の前面に付けて、2つある耳かけを上下に回して後ろで結んでしまえば着用可能となるわけだが、耳かけは輪っかなので、下側から回すことができないのだ。
まずは、アイマスクを縦にした状態で2つの耳かけの中に頭を通してみる。しかし、耳かけなど、耳と目の距離分しかないわけだから、小さくて入るわけがない。
仕方ないので、耳かけの部分は片方だけ真ん中で切った(1回目の加工)。
切った側の耳かけを下側にして、2つに分かれた耳かけを首の左右に回す。それを頭の上から回してきた耳かけに結びつけることでようやく着用できた。
当然、息は吸いづらく、着用にも恥ずかしさはあるが、靴下でマスクを作る時代なのだから、マスクの一種であるアイマスクは当然許される存在だろう。
しかし、耳かけの長さが足りず、顔を動かす度に外れてしまうのには困った。これではマスクの用を成さない。
耳かけを延長するべく、切っていない方の耳かけに輪ゴムを結びつけることにした(2回目の加工)。
鬼の面を後ろで止めるのと同じやり方だ。あとはアゴに両面テープを付けるなどすれば、ズレ対策は完璧だろう。
このようにして、あの動画のように靴下を4回切らなくても、アイマスクから2回の加工でマスクを作ることができそうだった。笑いが欲しければ、お試しあれ。