はてなキーワード: 日経平均とは
今までインデックス投信のみをやってきて、個別株に手を出しては失敗を繰り返していた。一喜一憂が面倒なのでやらないと決めていた。ところが先日高校の同級生と連絡を取った際に元手いくらを来年までにいくらにできるかみたいな話になり、無くなってもいい額を元に個別株を再度やってみようかという気になった。
個別株の購入はほぼ素人同然だ。焦る必要も無いので信用口座開設を申請しながら本を一冊読んでみた。割安株の購入を勧めていたため、証券アプリでスクリーニングをして10社くらいに一旦絞り、四季報やホームページでIRを見たりして数日過ごした。その後、ここかなと思うところの株を購入。日経平均は今日も高値を付けているがこちらが上がるのはまだ時間はかかるだろう。
購入後だがホームページの採用ページを見てみた。よくある新卒と年齢の近い採用担当のインタビューページなのだが弊社より魅力的に見えた。バイアスがかかっているのかもしれない。一月前には知らなかった会社である。はじけるような笑顔の採用担当が頼もしく思えた。自分は株価が上がるのを期待しているだけで、がんばれなどとおこがましくて言えないが妙に一蓮托生な気分になってきた。
ビジネスモデルも良く業績もそれなりに良さそうだがまだ株価は低い。いくつか他の株も買おうと思うが、このフレッシュな気持ちをどこかに書き留めておきたく、ここに書いてみた。
日経225は採用する225銘柄の株価×株価換算係数の合計を除数で割って計算される。
つまり、この換算係数と同じ比率になるように225銘柄を買っておけば、あとはほっといても日経平均に連動する。
もちろん、時々に組み入れ銘柄の変更や係数の修正があるが、前もって変更のある日はわかっているので変更のある日に売却・購入することで指数と連動するようにする。
簡単に例を出す。
という3銘柄が日経平均だと仮定する。除数はわかりやすく1とする。
この場合、インデックスファンドはA10000株、B4000株、C2000株と購入しておく。この場合のインデックスファンドの資産は160万円。
株価が
A 50円
B 200円
C 100円
に変動した場合、日経平均は(50+80+20)/1で150円になる。
インデックスファンドの資産は50円×1万株+200円×4000株+100円×2000株で50万+80万+20万、合計150万円と連動していることがわかると思う。
といっても投資信託なんてお金が出たり入ったり毎日するんで、そんな毎日調節できるのか?と思うかもしれない。それはその通り。225銘柄を比率正しくきちんと買おうと思うと、今だと10億強ほどかかる。たまたま10億ぴったり出たり入ったりすればいいが、そういうわけにはいかない。
そういう場合どうするかというと、先物でヘッジする。どこのインデックスファンドもある程度は先物のヘッジがあり、それを売買することで一時的な資産の変動はカバーしている。先物は指数の1000倍単位で調整ができるんで、(ミニなら100倍だが、ミニを使ってるインデックスファンドはおそらくない)3600万円単位で調整ができる。大きなインデックスファンドからすればこれぐらいで調整できれば十分。
ちなみにオルカンはMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスに連動するよう同じように組成されてる。当然先物もちょっと入ってる。
インデックスはどれもこんなカンジで簡単に連動してくれるんで難しくない。だからコストも安いわけ。
というわけであなたの言う
日経平均は、日本の有力株式市場(昔は東証一部って言ってた、今はプライムだっけ)のさらに有力株200ちょっとを選んで平均を取っている指標で、これの連続性を保つために平均には補正がかかる。極端に言えば、日経平均が選んでる200ちょっとの株を全部買って平均を取っても発表されている日経平均とは同じ数値にならない。
それなのに、インデックスファンドは「日経平均と同じ値動きで動くファンドですよ」って言って売ってる。どうやってそれ実現するの?
ファンド作ってる側は、目標の運用成績を出すためにそれ以外のものを入れざるを得なくなる。
この「それ以外のもの」に、かつてのリーマンショックの時に話題になったサブプライムローンみたいな「わけわからないもの」が混じってない、って保証、誰かしてるの?
十数年前に投資信託を知って旧NISAの制度が始まる前からコツコツと買い集めていた投資信託の含み益がついに1000万円を超えた。
旧NISAのロールオーバーもできなくなったので、これからは毎年、保有している銘柄を売って新NISAに満額移動させていこうと思っている。
始めた当初は株式投資もよくわからず、ドルコスト平均法や長期保有という言葉は知っていたけど基準価額が上下するたびに狼狽えていた。
多少の損はしたと思う。なんとなく買ったコモディティ銘柄は途中で終了したし、ひふみも大きく上下するのに嫌気がさして早めに売った。
投資を続けていて不思議に思うのは、日本は世間の景況感と株価指数は全く連動していないということだ。
SNS やニュースから聞こえてくるのは「景気が悪い」「給料が少ない、上がらない」「老後資金の2千万が用意できない」という話ばかりなのに
株価はどんどん上昇していて米株は最高値を更新し続け、日経平均はついに3万円も超えた。2024年はバブル期最高値を更新するかもしれないらしい。
コロナ前にどこかの証券会社の専門家が「今後は日経平均3万円の時代」とか言っていたのを聞いて鼻で笑ってたけどほんとうにそうなってしまった。
この含み益をすぐに使えるわけではないけど「老後資金の2千万」なんて長期投資すれば余裕で用意できるし、むしろお釣りが来るぐらいの安心感を持てた。
この心理的な余裕は日々の消費を後押ししてくれる。
新NISAが話題になっていて個人的にはすごく嬉しい。新NISAのおかげで日本人の消費が増えるんじゃないかなと思っている。(効果が出るのは数年先だろうけど)
これから新NISAで資産運用を始めようと思っている人、迷っている人、いろんな人がいると思うけど、少額でいいからぜひ始めてみてください。